2けたの数に1けたの数をかける計算(2けた×1けたのかけ算)

小学校3年生の算数で学習する「2けたの数に1けたの数をかける計算(2けた×1けたのかけ算)」について、2けたの数のかけ算の考え方やもとめ方をわかりやすく解説するよ。

2けたの数に1けたの数をかける計算 (2けた×1けたのかけ算)のPDFをダウンロード

2けたの数に1けたの数をかける計算 (2けた×1けたのかけ算)

2けたの数に1けたの数をかける計算 (2けた×1けたのかけ算)のPDF(8枚)がダウンロードできます。

PDFを印刷して手書きで勉強したい方は以下のボタンからお進み下さい。

目次

2けたの数に1けたの数をかける計算

前回は、10×3のような、「何十のかけ算」を勉強したよね。
でもふだん生活していると、「20」や「30」のようなキリのよい数字ばかりではなく、「13」だったり、「31」のような数字も使われているよね。

そこで今回は、13×3のような、2けた×1けたのかけ算のもとめ方を考えてみよう。

2けたの数に1けたの数をかける計算①

1こ13円のアメを3こ買いました。代金はいくらですか。

代金をもとめるには、「13×3」を計算したらいいね。
この式をどうやって計算したらいいかを考えてみよう。

2けたの数に1けたの数をかける計算考え方(図で考える)➀

「13×3」というのは、13のかたまりが3つあるということだけれど、
13を「10」と「3」にわけて考えると、つぎのようになるよ。

2けたの数に1けたの数をかける計算の考え方

10のかたまりが3つ、
3のかたまりが3つあると考えることができるね。

〇がいくつあるか数えてみよう。
10のかたまりが3つだから、10×3=30
3のかたまりが3つだから、3×3=9

ぜんぶ合わせると39だね。
つまり、「13×3=39」ともとめることができるね。

答え:39円

2けたの数に1けたの数をかける計算考え方(図で考える)②

1こ13円のアメを買ったときの代金を図にあらわしてみると、つぎのようになるね。

2けたの数に1けたの数をかける計算の考え方

「10円」が3セットだから、10×3=30円
「3円」が3セットだから、3×3=9円

あわせて30+9=39円ともとめることができるね。

2けたの数に1けたの数をかける計算考え方(図を使わずに考える)

今度は、図を使わずにもとめるやり方に ちょうせんしてみよう。

「13×3」の「13」を「10」と「3」にわけてみよう。

わけた「10」と「3」それぞれに、かける数の「3」をかけて、もとめた数をまた あわせればいいね。

2けたの数に1けたの数をかける計算の考え方

10×3=30
3×3=9

あわせると、39になるね。
なので、「13×3=39」ともとめることができるよ。

たろうたろう

3つの考え方は、ぜんぶ13を10と3にわけて、それぞれ「10×3」と「3×3」と計算しているんだね。

くまごろうくまごろう

13×3のような、2けた×1けたのかけ算は、
位ごとにわけて計算したらよさそうだね。

もう1問考えてみよう。

2けたの数に1けたの数をかける計算②

1こ23円のアメを3こ買いました。代金はいくらですか。

代金をもとめるには、「23×3」を計算したらいいね。

2けたの数に1けたの数をかける計算考え方(図で考える)➀

「23×3」のかけられる数の23を「20」と「3」にわけて考えると、つぎのようになるよ。

2けたの数に1けたの数をかける計算の考え方

20のかたまりが3つ、
3のかたまりが3つあると考えることができるね。

〇の数をかぞえてみよう。
20のかたまりが3つだから、20×3=60
3のかたまりが3つだから、3×3=9

ぜんぶ合わせると69になるね。
つまり、「23×3=69」ともとめることできるね。

答え:69円

2けたの数に1けたの数をかける計算考え方(図で考える)②

1こ23円のアメを買ったときの代金を図にあらわしてみると、つぎのようになるね。

2けたの数に1けたの数をかける計算の考え方

「20円」が3セットだから、20×3=60円
「3円」が3セットだから、3×3=9円

あわせて60+9=69円ともとめることができるね。

2けたの数に1けたの数をかける計算考え方(図を使わずに考える)

今度は、図を使わずにもとめるやり方に ちょうせんしてみよう。

「23×3」の「23」を「20」と「3」にわけてみよう。

わけた「20」と「3」それぞれに、かける数の「3」をかけて、もとめた数をまた あわせればいいね。

2けたの数に1けたの数をかける計算の考え方

20×3=60
3×3=9

あわせると、69になるね。
なので、「23×3=69」ともとめることができるよ。

やっぱり、23×3のような、2けた×1けたのかけ算は、位ごとにわけて計算したらよいね。

「2けたの数に1けたの数をかける計算」まとめ

「13×3」や「23×3」のような「2けた×1けたの計算」でも、2年生で勉強した九九がわかっていればかんたんだね。

ただ2けたの数を位ごとにわけて、それぞれかけ算すればいいんだね。

「2けたの数に1けたの数をかける計算」まとめ

・2けたの数を位ごとにわけて、それぞれかけ算した答えをあわせればよい。

例:13×3

13を10と3にわけて、それぞれに3をかける。

2けたの数に1けたの数をかける計算の考え方

例:23×3

23を20と3にわけて、それぞれに3をかける。

2けたの数に1けたの数をかける計算の考え方

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

感想や意見を聞かせてね