「工夫した表や棒グラフ」をわかりやすく解説(表のくふう)

小学校3年生の算数で学習する「表のくふう」について、表やグラフを工夫するとはどういうことか、表やグラフを工夫するとどんなふうにべんりなのか、表やグラフの工夫のやり方などをわかりやすく解説するよ。

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「工夫した表や棒グラフ」をわかりやすく解説(表のくふう)

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目次

「工夫した表や棒グラフ」とは

数を整理するのに、「表」や「ぼうグラフ」で表すことを学習してきたね。
ここでは、くふうした「表」や、くふうした「ぼうグラフ」について紹介するよ。

「くふう」だなんて聞くと、「むずかしい表やぼうグラフなのかな?」と思ってしまうかもしれないけれど、すごくかんたんな内ようだからあんしんしてね。

かんたんにせつめいすると、「表やぼうグラフを、もっと見やすくしよう」とか、「表やぼうグラフがつたえたいことが、もっとわかりやすくなるようにしよう」というのが、「くふうした表やぼうグラフ」なんだ。

では、じっさいに表をくふうしてみよう。

3年生の1月、2月、3月の休んだ人の人数を次のように表にまとめました。

1~3月の欠席者の表

上の表は、3年生の1~3組の休んだ人の数をまとめているのだけれど、「1月」「2月」「3月」それぞれがひとつずつの表になっているね。

たろうたろう

今のままだと、「どのクラスが休みの人が多いのか」がわかりづらいね。

このように、表がわかれていると、「全体で考えると、どういうことなのか?」が ぱっとわかりづらいことがあるんだ。
そこで、表をくふうして、見やすくするんだよ。

表のくふう「表をまとめる」

3つにわかれていた表を、次のように1つにまとめてみよう。

1~3月の欠席者の表を1つにまとめた

1つの表にまとめると、次のようなことがわかるよ。

全体の中で、どの数が多いのか・少ないのか

それぞれのクラスの、1~3月で休んだ人の合計を見ると、1組の休んだ人は26人、2組の休んだ人も26人で、3組よりも多いことがわかるね。

1~3月の欠席者の表を1つにまとめた

全ぶのクラスで考えると、2月の休んだ人は36人で、1月、3月よりかなり多いことがわかるね。
もしかして、インフルエンザとかあったのかもしれないね。

1~3月の欠席者の表を1つにまとめた

全体の数の合計がわかる

1月~3月で見ると、全ぶのクラスの合計で、72人が休んだことがわかるね。

1~3月の欠席者の表を1つにまとめた

表のくふう「表をまとめる」

  • それぞれわかれている表を1つにまとめると、全体のようすや、全体の中でどの数が多いのか・少ないのかがわかりやすくなる。

くふうした表からぼうグラフをかく

表を1つにまとめることで、全体のようすがわかりやすくなったね。
でも、まとめた表をぼうグラフにすると、さらに全体のようすを ひと目でわかりやすくすることができるよ。

さっきの、1~3月に3つの組の休んだ人をまとめた表から、ぼうグラフを書くと次のようになるよ。

1~3月の欠席者を1つにまとめたグラフ

ぼうグラフにすると、「1~3月それぞれで、どのクラスが休んでいる人が多いか」や、「1~3月のなかでどの月に休んでいる人が多いか」などが、ひと目で見てぱっとわかりやすくなっているよね。

もし、表を1つにまとめていなかったら、3つのグラフにわかれてしまうね。

表を1つにまとめていなかったら・・・

表を1つにまとめていなかったら
表を1つにまとめていなかったら
表を1つにまとめていなかったら

せっかくひと目でわかりやすいグラフも、それぞれバラバラになってしまっていると、全体のようすはわかりづらいね。

せっかく数を整理してわかりやすくする表やグラフだから、「全体がどうなっているのか」や、「それぞれを比べるとどうなっているのか」がわかりやすくなるように、くふうしてまとめることは たいせつだね。

「工夫した表や棒グラフ」まとめ

  • 表を1つにまとめると、全体のようすがわかりやすくなる。
  • 表を1つにまとめておくと、ぼうグラフを書いたときに全体のようすが見やすくなる。

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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