小数第一位とは?小数の大小をわかりやすく解説(小数のしくみ)
小学校3年生の算数で学習する「小数のしくみ」について、小数第一位とは?小数とはどんな数なのかをわかりやすく解説。
小数のしくみや数直線を使って、小数の大小を考える方法をくわしく説明しているよ。
目次
小数のしくみ
「小数」とは、0.6、0.8、1.8、2.2、14.5、423.5・・・のような数のことだったよね。
小数は、どんな数なんだろう?
小数のしくみをくわしく見てみよう。
たとえば、「423.5」という数は次のパーツでできているよね。
423.5のしくみ
- 100が4こ(400)
- 10が2こ(20)
- 1が3こ(3)
- 0.1が5こ(0.5)
それぞれのパーツの位をかくにんしてみよう。
400は、百の位だね。
20は、十の位。
3は、一の位。
では、「0.5」は何の位かな?
小数点よりも右の数は、「小数第一位」とか「小数第二位」という呼び方をするんだ。
「0.5」は、小数点よりひとつ右の位なので、「小数第一位(しょうすうだいいちい)」だよ。
さらに、小数点よりも右にいくごとに、「小数第一位」「小数第二位」「少数第三位」・・・と呼ぶよ。
たとえば、「423.567」という数だったら、「小数第二位」は6、「小数第三位」は7になるね。
小数のしくみの練習問題
253.2は、100、10、1、0.1をそれぞれ何こ合わせた数ですか。
「253.2」は
百の位が「2」、十の位が「5」、一の位が「3」、小数第一位が「2」だから、
100が2こ、10が5こ、1が3こ、0.1が2こ合わさった数だよ。
690.1は、100、10、1、0.1をそれぞれ何こ合わせた数ですか。
「690.1」は
百の位が「6」、十の位が「9」、一の位が「0」、小数第一位が「1」だから、
100が6こ、10が9こ、0.1が1こ合わさった数だよ。一の位は「0」だから、1は ないね。
小数の大きさのくらべかた
「3」と「5」だったら、「5」の方が大きいよね。
では、「0.3」と「0.5」だったら、どっちが大きいのかな?
小数と小数をくらべて、どちらが大きいかを考えてみよう。
小数の大きさをくらべる方法①
それぞれの小数が、「0.1」がいくつ分か?でくらべてみよう。
0.3は、0.1が3こ分だね。
0.5は、0.1が5こ分だから、0.5の方が大きいとわかるね。
2つの小数の大小を、不等号であらわしてみよう。
不等号は大きい数のほうに開くから、0.3<0.5と表せばよいね。
(もちろん、0.5>0.3でもOKだよ)
小数の大きさをくらべる方法➁
それぞれの小数を、数直線であらわして くらべてみよう。
数直線に0.3と0.5を表してみるよ。
数直線は、右にいくほど数が大きくなるよね。
0.5の方が右にあるということは、0.3よりも数が大きいってことだよね。
だから、0.3<0.5となるよ。
小数をくらべるには、整数のときと同じように「数のしくみ」に注目したり、「数直線で考えたり」すればいいんだね。
小数の大きさをくらべる練習問題
7.1と6.8はどちらが大きいか不等号で表しましょう。
それぞれの小数が「0.1」なんこ分かで くらべてみるよ。
7.1は、0.1が71こ分
6.8は、0.1が68こ分だから、7.1の方が大きいね。
数直線でもくらべてみよう。
数直線に7.1と6.8を表してみるよ。
7.1の方が右にあるということは、6.8よりも数が大きいということだよね。
答え:7.1>6.8(6.8<7.1)
2と0.5はどちらが大きいか不等号で表しましょう。
それぞれの小数が「0.1」なんこ分かで くらべてみるよ。
2は、0.1が20こ分
0.5は、0.1が5こ分だから、2の方が大きいね。
数直線でもくらべてみよう。
数直線に2と0.5を表してみるよ。
2の方が右にあるということは、0.5よりも数が大きいということだよね。
答え:2>0.5(0.5<2)
小数のしくみのまとめ
- 小数点の右の位を「小数第一位」という。
例:423.5の「小数第一位」は「5」。 - 小数の大小をくらべるには、数のしくみ(例:0.1が何こ集まっているか)に注目したり、数直線で考えたりすればよい。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。