小数のたし算とひき算のやり方をわかりやすく解説(小数のしくみ)
小学校3年生の算数で学習する「小数のたし算とひき算」について、小数のたし算とひき算はどうやって計算するのか、考え方と求め方をわかりやすく解説するよ。
小数のたし算とひき算の練習問題にもチャレンジしよう。
目次
「小数のたし算」のかんがえ方ともとめ方
小数のたし算って、整数のたし算とほとんど同じだからすごくかんたんなんだ。
さっそく次の問題を見てみよう。
0.6Lの水と0.3Lの水をたします。あわせると何Lですか?
図にするとこんな感じだね。
0.6+0.3を計算したらいいね。
0.6Lとは、0.1Lが6こ分
0.3Lとは、0.1Lが3こ分だから、
合わせると0.1Lが6+3=9こ分になって、
0.6+0.3=0.9だとわかるね。
もう1問見てみよう。
0.6Lの水と0.5Lの水をたします。あわせると何Lですか?
図にするとこんな感じだね。
0.6+0.5を計算したらいいね。
0.6Lとは、0.1Lが6こ分
0.5Lとは、0.1Lが5こ分だから、
合わせると0.1Lが6+5=11こ分になるよね。
0.1が10こで「1」になるから
0.6+0.5=1.1だとわかるよ。
小数のたし算のポイント
0.6+0.3=0.9
0.6+0.5=1.1だったよね。
0.1をもとにすると、
6+3=9
6+5=11というように、
整数のたし算とおなじように考えて、後から小数点をつけるようなイメージだよ。
なれるために、もう少し練習してみよう。
「小数のたし算」の練習問題
(1)0.4+0.2
0.1をもとにすると
4+2=6だから、0.4+0.2=0.6だよ。
(2)0.3+0.5
0.1をもとにすると
3+5=8だから、0.3+0.5=0.8だよ。
(3)0.4+0.6
0.1をもとにすると
4+6=10だから、0.4+0.6=1.0だよ。
1.0って「1」と同じだから、0.4+0.6=1と表すよ。
(4)0.9+0.6
0.1をもとにすると
9+6=15だから、0.9+0.6=1.5だよ。
(5)2+0.6
この問題はすこし気をつけなくちゃいけないよ。
2+0.6=0.8としないようにしよう。
「2」と「6」は位がちがうからたし算できないよね。
0.1をもとにして考えると
2って、0.1が20こ分
0.6は、0.1が6こ分
合わせると0.1が20+6=26こ分になるから、
2+0.6=2.6になるよ。
「小数のひき算」のかんがえ方ともとめ方
小数のひき算も、整数のひき算とほとんど同じだからすごくかんたんなんだ。
さっそく次の問題を見てみよう。
0.6Lの水があります。そのうち0.3Lを飲みました。のこりは何Lですか?
図にするとこんな感じだね。
0.6-0.3を計算したらいいね。
0.6Lとは、0.1Lが6こ分
0.3Lとは、0.1Lが3こ分だから、
ひくと0.1Lが6-3=3こ分になって、
0.6-0.3=0.3だとわかるね。
もう1問見てみよう。
1.4Lの水があります。そのうち0.5Lを飲みました。のこりは何Lですか?
図にするとこんな感じだね。
1.4-0.5を計算したらいいね。
1.4Lとは、0.1Lが14こ分
0.5Lとは、0.1Lが5こ分だから、
ひくと0.1Lが14-5=9こ分になるから、
1.4+0.5=0.9だとわかるよ。
小数のひき算のポイント
0.6-0.3=0.3
1.4-0.5=0.9だったよね。
0.1をもとにすると、
6-3=3
14-5=9と考えて、後から小数点をつけるようなイメージだよ。
なれるために、もう少し練習してみよう。
「小数のひき算」の練習問題
(1)0.4-0.1
0.1をもとにすると
4-1=3だから、0.4-0.1=0.3だよ。
(2)0.8-0.3
0.1をもとにすると
8-3=5だから、0.8-0.3=0.5だよ。
(3)1.4-0.1
0.1をもとにすると
14-1=13だから、1.4-0.1=1.3だよ。
(4)1.1-0.5
0.1をもとにすると
11-5=6だから、1.1-0.5=0.6だよ。
(5)2-0.1
この問題はすこし気をつけなくちゃいけないよ。
2-0.1=0.1としないようにしよう。
「2」と「1」は位がちがうからひき算できないよね。
0.1をもとにして考えると
2って、0.1が20こ分
0.1は、0.1が1こ分
ひくと0.1が20-1=19こ分になるから、
2-0.1=1.9になるよ。
(6)2.5-2
この問題もすこし気をつけなくちゃいけないよ。
2.5-2=2.3としないようにしよう。
「5」と「2」は位がちがうからひき算できないよね。
0.1をもとにして考えると
2.5って、0.1が25こ分
2って、 0.1が20こ分
ひくと0.1が25-20=5こ分になるから、
2.5-2=0.5になるよ。
「小数のたし算・ひき算」のまとめ
- 「0.6+0.3」や「0.6+0.5」のような小数のたし算は、0.1をもとにして、「6+3」や「6+5」の整数のたし算とおなじように考えて、後から小数点をつけるとよい。
- 「0.6-0.3」や「1.4-0.5」のような小数のひき算は、0.1をもとにして、「6-3」や「14-5」の整数のひき算と同じように考えて、後から小数点をつけるとよい。
- 小数のたし算やひき算では、位が同じものどうしを計算する。
(ちがう位どうしをたしたり、ひいたりしてはいけない)
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。