「ごんぎつね」テスト練習問題と過去問題まとめ③

小学4年国語「ごんぎつね」のテストでよく出る問題をまとめているよ。

クリックすると、答えがでてくるので練習にピッタリです!

「ごんぎつね」テストれんしゅう問題①はコチラ

「ごんぎつね」テストれんしゅう問題②はコチラ

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「ごんぎつね」定期テスト対策練習問題③

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「ごんぎつね」テストれんしゅう問題③

次の「ごんぎつね」の文章を読んで問題にこたえましょう。

ごんぎつね

月のいいばんでした。ごんは、ぶらぶら遊びに出かけました。中山様のお城の下を通って、少し行くと、細い道の向こうから、(ア)だれか来るようです。話し声が聞こえます。チンチロリン、チンチロリンと、松虫が鳴いています。
ごんは、道のかたがわにかくれて、じっとしていました。話し声は、だんだん近くなりました。それは、兵十と、加助というお百姓でした。
「そうそう、なあ、加助。」
と、兵十が言いました。
「ああん。」
「おれあ、このごろ、(イ)とても不思議なことがあるんだ。
「何が。」
「おっかあが死んでからは、だれだか知らんが、おれにくりや松たけなんかを、毎日毎日くれるんだよ。」
「ふうん。だれが。」
「(ウ)それが分からんのだよ。おれの知らんうちに置いていくんだ。」
(エ)ごんは、二人の後をつけていきました。
「ほんとかい。」
「ほんとだとも。うそと思うなら、あした見に来いよ。そのくりを見せてやるよ。」
「へえ、変なこともあるもんだなあ。」
それなり、二人はだまって歩いていきました。
加助が、ひょいと後ろを見ました。ごんはびくっとして、小さくなって立ち止まりました。加助は、ごんには気がつかないで、そのままさっさと歩きました。吉兵衛というお百姓のうちまで来ると、二人はそこへ入っていきました。ポンポンポンポンと木魚の音がしています。まどのしょうじに明かりが差していて、大きなぼうず頭がうつって、動いていました。ごんは、「お念仏があるんだな。」と思いながら、井戸のそばにしゃがんでいました。しばらくすると、また三人ほど人が連れ立って、吉兵衛のうちへ入っていきました。
おきょうを読む声が聞こえてきました。

問1

線(ア)「だれか来るようです。話し声が聞こえます」とありますが、「だれか」とは誰ですか。文章の中から抜きだして6文字で答えましょう。

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答え:兵十と、加助

問2

線(イ)「とても不思議なことがあるんだ」とありますが、その内容を文書の中の言葉を使って「〜こと」とつながるように答えましょう。

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答え:(例)だれだか知らないが、兵十にくりや松たけなんかを毎日くれる(こと)
【解説】ほかにも、「だれかが兵十にくりや松たけなんかを毎日くれる(こと)」など、「だれかが」「兵十に」「くりや松たけなんかを毎日くれる」というキーワードが入っているように答えられるかがポイント。「おれに」は、「兵十に」となおすように気をつけよう。

問3

線(ウ)「それが分からんのだよ」とありますが、兵十はなぜ分からないのですか。もっとも正しいものを次の中から選びましょう。

ア:兵十の知らない顔だったから。
イ:兵十の知らない場所に置いて行くから
ウ:兵十が見ていないときに置いて行くから
エ:兵十には置いていく理由がわからないから

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答え:ウ
【解説】「知らんうち」というのは、「知らない間に」という意味。なので、兵十が見ていないとき(知らない間に)置いて行かれるから、分からないと言っている。

問4

線(エ)「ごんは、二人の後をつけていきました」とありますが、このときの「ごん」の気持ちとしてもっとも正しいものを次の中から選びましょう。

ア:だれがくりや松たけを置いていっているのか知りたかった
イ:二人になにかいたずらをするチャンスだと思った
ウ:自分がくりや松たけを置いていると伝えようと思った
エ:くりや松たけが置かれていることを、兵十がどう思っているか気になった

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答え:エ
【解説】兵十がくりや松たけが置かれていることについて話をしているので、兵十はそれをどう思っているのかが気になって、話の続きを聞こうと思ってついていったと考えることができる。

問5

「ごん」は、なぜお念仏があると思ったのですか。正しいものを次の中から「すべて」選びましょう。

ア:木魚の音がしていたから
イ:大きなぼうず頭がうつっていたから
ウ:兵十と加助の他にも三人ほど入っていったから
エ:おきょうを読む声が聞こえたから

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答え:アとイ
【解説】ウとエも、文章の中に書かれていることと合っているが、ウとエは「ごん」が「お念仏がある」と思ったあとに起きたできごとだということに注意しよう。

ごんは、お念仏がすむまで、(カ)井戸のそばにしゃがんでいました。兵十と加助は、またいっしょに帰っていきます。ごんは、(キ)二人の話を聞こうと思って、ついていきました。兵十のかげぼうしをふみふみ行きました。
お城の前まで来たとき、加助が言いだしました。
「さっきの話は、きっと、そりゃあ、神様のしわざだぞ。」
「えっ。」
と、兵十はびっくりして、加助の顔を見ました。
「おれはあれからずっと考えていたが、どうも、そりゃ、人間じゃない、神様だ。神様が、おまえがたった一人になったのをあわれに思わっしゃって、いろんな物をめぐんでくださるんだよ。」
「そうかなあ。」
「そうだとも。だから、毎日、神様にお礼を言うがいいよ。」
「うん。」
ごんは、「へえ、(ク)こいつはつまらないな。」と思いました。
「おれがくりや松たけを持っていってやるのに、そのおれにはお礼を言わないで、神様にお礼を言うんじゃあ、おれは引き合わないなあ。」

問1

線(カ)「井戸のそばにしゃがんでいました」とありますが、「ごん」はなぜ井戸のそばにしゃがんでいたのですか。もっとも正しいものを次の中から選びましょう。

ア:兵十と加助が出てくるのを待つため
イ:帰り道がわからなかったため
ウ:かくれておきょうを聞くため
エ:これからどうしようか考えていたため

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答え:ア

問2

線(キ)「二人の話を聞こうと思って」とありますが、二人のどんな話を聞こうと思ったのですか。もっとも正しいものを次の中から選びましょう。

ア:お念仏のようすについての話
イ:吉兵衛についての話
ウ:兵十におこった不思議なことについての話
エ:「ごん」についての話

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答え:ウ

問3

「ごん」が、兵十と加助の話のないようを全部聞きたいと思っていることがわかる一文を、文章の中から抜きだして答えましょう。

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答え:兵十のかげぼうしをふみふみ行きました。
【解説】兵十のかげぼうし(影)をふめるということは、兵十とのきょりがそれほど遠くないと言うことがわかる。見つかってしまう危険よりも、できるだけ近づいて話のないようを聞くことに「ごん」が夢中なようすがわかる。

問4

線(ク)「こいつはつまらないな」とありますが、「こいつ」にあてはまることとして正しいものを次の中から選びましょう。

ア:加助が、くりや松たけを置いているのは神様だと思ったこと
イ:兵十も加助も、くりや松たけを置いたのが誰か当てられなかったこと
ウ:くりや松たけを置いてあげているのに、兵十がお礼を言うだけということ。
エ:兵十が神様にお礼を言うこと

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答え:エ

問5

「引き合わない」の意味として正しいものを選びましょう。

ア:意味がない
イ:わりにあわない
ウ:つじつまがあわない
エ:引きさがれない

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答え:イ
【解説】「引き合わない」とは、仕事のわりに、儲からないなどという意味。引っ張りあえば、つり合うけれど、「引き合わない」=引っ張り合わないということだから、「つり合わない・わりにあわない」というイメージで考えよう。

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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