中2保健『飲酒の害と健康』をわかりやすく解説!アルコールの影響と発育・発達期の危険

中学2年生の保健体育で学習する「飲酒の害と健康」について、わかりやすく解説するよ。

酒の主成分は、アルコールだよ。アルコールは、脳や神経、肝臓、胃や腸など、体のいろいろな部分に影響を与えるんだ。

この単元では、飲酒によって体や心にどのような影響が出るのか、飲酒を続けるとどのような危険があるのか、そして発育・発達期の飲酒がなぜ特に問題なのかを学習していこう。

この記事で分かること

  • アルコールとは何か
  • 飲酒による急性的な影響
  • 血中アルコール濃度と酔いの関係
  • 常習的な飲酒による体への影響
  • アルコール依存症とは何か
  • 発育・発達期の飲酒が危険な理由
  • 20歳未満の飲酒が法律で禁止されている理由

1. 飲酒とは

飲酒とは、酒を飲むことだよ。酒には、アルコールという成分が含まれているんだ。

酒の主成分であるアルコールは、正式にはエチルアルコールともいうよ。

アルコールは、飲むと胃や小腸から吸収され、血液の中に入って全身をめぐるよ。そして、主に肝臓で分解されるんだ。

しかし、肝臓がアルコールを分解する能力には個人差があり、限界もあるよ。短時間に大量の酒を飲むと、アルコールの分解が追いつかず、体に大きな影響が出ることがあるんだ。

たろう
アルコールって、飲んだあと全身に回るんだね。

くまごろう
そうだよ。胃や小腸から吸収されて血液に入り、全身をめぐるから、脳や肝臓などいろいろなところに影響するんだ。

2. アルコールは体の中でどうなるのか

飲酒後、アルコールが胃や小腸から吸収され、血液に入って全身をめぐり、主に肝臓で分解される流れを示した図解

アルコールは、飲むと胃や小腸から吸収されるよ。

吸収されたアルコールは血液中に入り、血液の流れにのって脳や神経、肝臓、胃、心臓など、全身へ運ばれるんだ。

アルコールの多くは、主に肝臓で分解されるよ。ただし、肝臓が分解できる量には限りがあるんだ。

そのため、短い時間に大量の酒を飲むと、血液中のアルコールの濃度が急に高くなり、急性アルコール中毒を起こして呼吸ができなくなったり、死亡に至ったりすることもあるよ。

アルコールが体をめぐる流れ

  1. 酒を飲む。
  2. アルコールが胃や小腸から吸収される。
  3. 血液中に入り、全身をめぐる。
  4. 主に肝臓で分解される。
  5. 分解が追いつかないと、体に強い影響が出ることがある。

3. 飲酒の急性的な影響

飲酒によって判断力、思考力、自制力、運動機能が低下し、酔いが進むと急性アルコール中毒の危険があることを示した図解

飲酒によって、すぐに心身に現れる影響を、急性的な影響というよ。

アルコールは、脳の働きを低下させるため、判断力、思考力、自制力、運動機能などに影響を与えるよ。

たとえば、飲酒によって、気が大きくなったり、注意力が低下したり、歩き方がふらついたり、眠くなったり、吐き気が出たりすることがあるんだ。

飲酒量が多くなり、血液中のアルコール濃度が高くなるほど、酔いの状態は重くなるよ。ひどい場合には、意識がなくなったり、呼吸が弱くなったりすることもあるんだ。

短時間に大量の酒を飲むと、急性アルコール中毒を起こす危険があるよ。これは命に関わることもある、とても危険な状態なんだ。

たろう
飲酒って、気分だけの問題じゃなくて、脳や体の働きに影響するんだね。

くまごろう
その通り。判断力や運動機能が低下するから、事故やけがにもつながりやすくなるんだ。

4. 血中アルコール濃度と酔い

血中アルコール濃度が高くなるほど、判断力の低下、ふらつき、吐き気、意識障害、呼吸の低下など酔いの状態が重くなることを示した図解

血中アルコール濃度とは、血液の中にどれくらいアルコールが含まれているかを表すものだよ。

血中アルコール濃度が上がると、酔いの状態が強くなるよ。

濃度が低い段階では、顔が赤くなったり、気分が高揚したりすることがあるよ。さらに濃度が高くなると、注意力や判断力が低下し、歩き方がふらついたり、吐き気が出たりすることがあるんだ。

もっと高くなると、意識がなくなったり、呼吸が弱くなったり、死亡に至ることもあるよ。

つまり、飲酒による影響は、飲んだ人の体質や飲んだ量、飲む速さなどによって変わるけれど、血中アルコール濃度が高くなるほど危険が大きくなると考えられるんだ。

5. 飲酒運転が危険な理由

飲酒によって、判断力、注意力、運動機能が低下するよ。

そのため、酒を飲んだ状態で自動車や自転車などを運転すると、事故を起こす危険が高くなるんだ。

飲酒運転は、法律で厳しく禁止されているよ。飲酒運転は、自分だけでなく、周りの人の命や安全を危険にさらす行為なんだ。

教科書にも、飲酒運転による事故の記事が紹介されているよ。これは、飲酒によって判断力や運動機能が低下し、重大な事故につながることを示しているんだ。

「少しだけなら大丈夫」と考えるのではなく、飲酒したら運転しない、運転する人には飲ませないことが大切だよ。

たろう
飲酒運転が危険なのは、判断力や運動機能が下がるからなんだね。

くまごろう
そうだよ。自分では大丈夫と思っていても、反応が遅れたり、正しい判断ができなくなったりするんだ。

6. 常習的な飲酒による影響

常習的な飲酒が脳、肝臓、胃や腸、心臓・血管、神経、生活に影響することを整理した図解

飲酒の習慣が続くと、脳や肝臓をはじめとして、全身の器官に悪影響が及ぶことがあるよ。

とくにアルコールは、主に肝臓で分解されるため、長い期間たくさん飲み続けると、肝臓に大きな負担がかかることがあるんだ。

また、飲酒の習慣が続くと、飲む量がだんだん増え、日常生活に支障をきたすこともあるよ。

さらに、飲酒をやめられなくなるアルコール依存症になることもあるんだ。

常習的な飲酒は、肝臓だけでなく、脳、神経、心臓、胃や腸など、全身に影響することを理解しておこう。

常習的な飲酒による影響の例

  • 脳の萎縮
  • 学習能力や集中力の低下
  • 肝臓への負担
  • 胃や腸への影響
  • 心臓や血管への影響
  • アルコール依存症

7. アルコール依存症とは

アルコール依存症とは、酒を飲みたい気持ちを自分でコントロールしにくくなり、飲酒をやめられなくなる病気のことだよ。

飲酒を続けるうちに、同じ量では酔いにくくなり、飲む量が増えていくことがあるよ。そして、飲まないと落ち着かない、体調が悪くなるなど、日常生活に支障が出ることもあるんだ。

アルコール依存症になると、自分の意思だけでは飲酒をやめることが難しくなることがあるよ。そのため、家族や周囲の人、医療機関などの支援が必要になる場合があるんだ。

飲酒の問題は、本人の意志の弱さだけで片づけられるものではなく、健康上の問題として理解することが大切だよ。

たろう
アルコール依存症って、ただお酒が好きということとは違うんだね。

くまごろう
そうだよ。飲みたい気持ちを自分でコントロールしにくくなり、健康や生活に大きな影響が出る病気なんだ。

8. 発育・発達期での影響

発育・発達期の飲酒が脳や体に影響し、学習能力・集中力・記憶力の低下やアルコール依存症の危険につながること、20歳未満の飲酒は禁止されていることを示した図解

発育・発達期に飲酒すると、体や心に大きな影響が出やすいよ。

発育・発達期の脳や体は、まだ成長の途中にあるよ。そのため、アルコールの影響を受けやすいんだ。

たとえば、脳の萎縮によって、学習能力や集中力、記憶力が低下したり、性ホルモンの分泌に影響したりすることがあるとされているよ。

また、未成年の時期から飲酒を始めると、短い期間でアルコール依存症になる危険性が高くなるといわれているよ。

発育・発達期は、心も体も成長している大切な時期だよ。だからこそ、飲酒をしないことが自分の健康を守ることにつながるんだ。

9. 20歳未満の飲酒が禁止されている理由

日本では、20歳未満の飲酒は法律で禁止されているよ。

これは、発育・発達期の体がアルコールの影響を受けやすく、健康への害が大きくなりやすいからなんだ。

また、若い時期から飲酒を始めると、アルコール依存症になる危険性が高くなることも理由のひとつだよ。

「少しだけなら大丈夫」「体が元気だから影響はない」と考えるのは危険だよ。発育・発達期の体は、見た目には元気でも、脳や内臓がアルコールの影響を受けやすいんだ。

20歳未満の飲酒をしないことは、法律を守るだけでなく、将来の健康を守るためにも重要なんだ。

10. 飲酒の害と健康のまとめ

飲酒とは、酒を飲むことだよ。酒の主成分は、アルコール、つまりエチルアルコールなんだ。

アルコールは、胃や小腸から吸収され、血液中に入って全身をめぐるよ。そして、主に肝臓で分解されるよ。

飲酒によって、判断力、思考力、自制力、運動機能などが低下することがあるよ。血中アルコール濃度が高くなるほど、酔いの状態は重くなり、意識を失ったり、呼吸が弱くなったり、死亡に至ったりすることもあるんだ。

飲酒運転は、判断力や運動機能が低下するため、重大な事故につながる危険があり、法律で厳しく禁止されているよ。

常習的な飲酒が続くと、脳や肝臓をはじめ、全身の器官に悪影響が及ぶことがあるよ。また、飲酒をやめられなくなるアルコール依存症になることもあるんだ。

発育・発達期に飲酒すると、脳や体がアルコールの影響を受けやすく、学習能力や集中力、記憶力が低下したり、依存症になりやすくなったりすることがあるよ。

日本では、20歳未満の飲酒は法律で禁止されているよ。発育・発達期の体と心を守るためにも、飲酒の害を正しく理解することが大切なんだ。

テストで特に大切な4つの柱

押さえる内容
アルコール酒の主成分。胃や小腸から吸収され、血液中に入って全身をめぐる
急性的な影響判断力、思考力、自制力、運動機能の低下、急性アルコール中毒など
常習的な飲酒脳や肝臓など全身の器官への悪影響、アルコール依存症
発育・発達期の影響脳や体が影響を受けやすく、依存症になりやすい。20歳未満の飲酒は禁止

重要語句のまとめ

重要語句意味ポイント
飲酒酒を飲むことアルコールが体に影響する
アルコール酒の主成分エチルアルコールともいう
血中アルコール濃度血液中に含まれるアルコールの濃度高くなるほど酔いの状態が重くなる
急性アルコール中毒短時間に大量の飲酒をしたときなどに起こる危険な状態呼吸が弱くなったり、死亡に至ったりすることがある
飲酒運転酒を飲んだ状態で運転すること判断力や運動機能が低下するため危険
常習的な飲酒飲酒の習慣が続くこと脳や肝臓など全身に影響する
アルコール依存症酒を飲みたい気持ちをコントロールしにくくなり、飲酒をやめられなくなる病気日常生活に支障をきたすことがある
20歳未満の飲酒法律で禁止されている発育・発達期の体を守るためにも重要

テスト対策ポイント

  • 酒の主成分は、アルコール、つまりエチルアルコールである。
  • アルコールは、胃や小腸から吸収され、血液中に入り、全身をめぐる。
  • アルコールは、主に肝臓で分解される。
  • 飲酒によって、判断力、思考力、自制力、運動機能が低下することがある。
  • 短時間に大量の飲酒をすると、急性アルコール中毒を起こす危険がある。
  • 飲酒運転は、判断力や運動機能が低下するため危険であり、法律で禁止されている。
  • 常習的な飲酒は、脳や肝臓など全身の器官に悪影響を与えることがある。
  • アルコール依存症は、飲酒をやめられなくなる病気である。
  • 発育・発達期の飲酒は、脳や体への影響が大きくなりやすい。
  • 20歳未満の飲酒は法律で禁止されている。

ここまで学習できたら、ぜひ「飲酒の害と健康」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!

『飲酒の害と健康』テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学保健体育】「飲酒の害と健康」重要語句ドリル
【中学保健体育】「飲酒の急性的な影響」内容理解ドリル
【中学保健体育】「常習的な飲酒とアルコール依存症」内容理解ドリル
【中学保健体育】「発育・発達期の飲酒の影響」内容理解ドリル

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

感想や意見を聞かせてね

目次