『自然災害による危険』解説!一次災害・二次災害の違いと具体例まとめ

中学2年生の保健体育で学習する「自然災害による危険」について、わかりやすく解説するよ。

日本では、地震、台風、大雨、強風、大雪、火山噴火など、さまざまな自然災害が起こることがあるよ。自然災害は、発生したその瞬間だけでなく、その後にもいろいろな危険を引き起こすんだ。

この単元では、自然災害によってどのような危険が生じるのかを、一次災害二次災害に分けて学習していくよ。

この記事で分かること

  • 自然災害とは何か
  • 自然災害の発生時や発生直後に起こる危険
  • 一次災害と二次災害の違い
  • 発生後に続いて生じる危険
  • 自然災害による危険を予測し、命を守る考え方

1. 自然災害とは何か

自然災害とは、地震、台風、大雨、強風、落雷、大雪、火山噴火などの自然現象によって、人の命や体、生活、建物、道路などに被害が出ることだよ。

地震、台風・大雨、大雪、火山噴火などの自然災害と、それぞれで起こりやすい危険をまとめた図解

たとえば、地震で家が倒れる、台風で物が飛ばされる、大雨で川があふれる、火山噴火で火山灰が降る、というようなことが自然災害による被害なんだ。

たろう
自然災害って、地震だけじゃなくて、台風や大雨、火山噴火もふくまれるんだね。
くまごろう
そうだよ。日本ではいろいろな自然災害が起こる可能性があるから、それぞれの危険を知っておくことが大切なんだ。

自然災害のこわいところは、いつもどおりの生活が急に変わってしまうことなんだ。
学校にいるとき、家にいるとき、外を歩いているときなど、どこで起こるか分からないから、どんな危険があるのかを前もって考えておく必要があるよ。

2. 発生時や発生直後の危険

自然災害が発生したときや発生直後には、すぐに命や体に関わる危険が起こることがあるよ。

たとえば、地震が起きたときには、家屋の倒壊、家具の転倒、物の落下や移動などによって、けがをしたり命を落としたりする危険があるんだ。

台風や大雨、強風のときには、川の増水、洪水、土砂くずれ、飛ばされた物に当たる危険などがあるよ。火山噴火では、噴石や火山灰、火砕流などによる危険も考えられるんだ。

また、海の近くで大きな地震が起きた場合には、地震に伴って津波が発生することがあるよ。強い揺れや長い揺れを感じたときは、すぐに高い場所へ避難することが大切なんだ。

たろう
災害が起きた瞬間って、いろいろなものが倒れたり、落ちたり、飛んだりするんだね。
くまごろう
そうなんだ。だから、自然災害が起きたときは、まず身の安全を守ることが何より大切だよ。

地震のときに机の下に入る、窓ガラスから離れる、台風や大雨のときに川や用水路に近づかないなど、災害の種類に合わせて危険を避ける行動が必要なんだ。

3. 一次災害とは何か

自然災害によって、発生時や発生直後に直接起こる被害を一次災害というよ。

たとえば、地震そのものの揺れによって建物が倒れる、台風の強風で物が飛ぶ、大雨で川があふれる、火山噴火で噴石が飛ぶ、というような被害が一次災害にあたるんだ。

たろう
一次災害は、災害が起きたときに直接起こる被害ってこと?
くまごろう
その通り。地震の揺れ、台風の強風、大雨による洪水など、自然現象が直接の原因になる被害と考えると分かりやすいよ。
自然災害一次災害の例
地震建物の倒壊、家具の転倒、物の落下、地割れなど
台風・大雨・強風洪水、浸水、強風で物が飛ぶ、高潮など
大雪雪による建物の損傷、転倒、交通障害など
火山噴火噴石、火山灰、火砕流、溶岩流など

一次災害は、突然起こることが多いよ。だからこそ、「どんな災害では、どんな危険が起こりやすいか」を知っておくことが大切なんだ。

なお、津波のように、地震に伴って起こる危険は、教材や考え方によって整理のしかたに少し差があることもあるよ。この記事では、地震に伴って発生し、発生後にも大きな被害をもたらす危険として、二次災害の考え方の中でも注意して扱うよ。

4. 発生後に続いて生じる危険

自然災害による危険は、災害が起きた瞬間だけで終わるとは限らないよ。
大きな災害が発生した後にも、続いて別の危険が起こることがあるんだ。

たとえば、地震の後に火災が起こる、土砂くずれが起こる、液状化によって地面が不安定になる、電気や水道などのライフラインが止まる、ということがあるよ。

また、台風や大雨の後には、雨がやんでも川の水位がしばらく高いままだったり、地盤がゆるんで土砂くずれが起こりやすくなったりすることもあるんだ。

たろう
災害が止まったように見えても、そのあとにまた危険が出てくることがあるんだね。
くまごろう
そうだよ。揺れがおさまった後、雨がやんだ後でも、安全とは限らないんだ。情報を確認して、危険な場所には近づかないことが大切だよ。

災害の後は、「もう大丈夫」と思い込まないことが大切だよ。テレビ、ラジオ、防災無線、自治体の情報などを確認して、避難が必要な場合は安全な場所に移動しよう。

5. 二次災害とは何か

自然災害が発生した後に、それに関連して続いて起こる災害を二次災害というよ。

二次災害の代表的な例には、地震の後の火災、土砂くずれ、液状化、ライフラインの停止による生活への影響などがあるよ。

また、地震に伴って津波が発生することもあるよ。津波は、地震の直後から大きな危険になることがあるため、海の近くでは特に注意が必要なんだ。

一次災害と二次災害の意味と具体例の違いを比較して示した図解
たろう
一次災害は最初の被害で、二次災害はその後に続いて起こる被害ってことだね。
くまごろう
その理解でいいよ。テストでは、一次災害と二次災害の違いを、具体例とセットで覚えておくと安心だよ。
区分意味具体例
一次災害自然災害の発生時や発生直後に直接起こる被害地震の揺れによる建物の倒壊、台風の強風による被害、大雨による洪水など
二次災害自然災害の後に、それに関連して続いて起こる災害地震後の火災、土砂くずれ、液状化、ライフラインの停止など
地震に伴う危険地震の後に発生し、大きな被害につながる危険津波など。海の近くでは早めの避難が必要

二次災害は、最初の災害が起きたあとに、時間をおいて発生することもあるよ。
だから、災害後も情報を集め、安全な行動を続けることが大切なんだ。

6. ライフラインの停止による危険

大きな自然災害が起こると、ライフラインが止まることがあるよ。

ライフラインとは、私たちの生活を支えている電気、ガス、水道、通信などのことだよ。広い意味では、交通などの生活に必要な仕組みも関係しているんだ。

たとえば、電気が止まると明かりや冷暖房、スマートフォンの充電が使えなくなることがあるよ。水道が止まると飲み水やトイレに困るし、ガスが止まると調理ができなくなることもあるんだ。

電気、ガス、水道、通信などのライフラインが止まると生活にどんな困りごとが起こるかを示した図解
たろう
ライフラインが止まると、けがをしていなくても生活がすごく大変になるんだね。
くまごろう
そうなんだ。だから、災害に備えて水や食料、ライト、電池、携帯トイレなどを準備しておくことも大切だよ。

ライフラインの停止による危険は、災害の直後だけでなく、数日間続くこともあるよ。
家族で避難場所や連絡方法、備蓄品について話し合っておくことが、命や生活を守ることにつながるんだ。

7. 自然災害による危険を予測することの大切さ

自然災害による危険を防ぐためには、災害が起きてからあわてるのではなく、前もって危険を予測しておくことが大切だよ。

たとえば、自分の住んでいる地域で、地震、津波、洪水、土砂災害、火山噴火などの危険があるかを確認しておくと、いざというときに行動しやすくなるよ。

そのために役立つのが、ハザードマップだよ。
ハザードマップとは、自然災害による被害が予想される場所や、避難場所などを示した地図のことなんだ。

ハザードマップで危険な場所を確認し、避難場所や備蓄などの備えを考える図解
たろう
自分の家の近くで、どんな災害が起こりやすいかを知っておくことが大切なんだね。
くまごろう
その通り。自分の地域の危険を知っておくと、避難のタイミングや避難場所を考えやすくなるよ。

自然災害は、完全になくすことはできないよ。
でも、どんな危険があるかを知り、備え、早めに行動することで、被害を小さくすることはできるんだ。

災害発生直後からその後まで、時間の流れにそって危険が変化することを示した図解

8. 自然災害による危険のまとめ

自然災害による危険は、発生時や発生直後に起こるものだけではなく、その後に続いて起こるものもあるよ。

災害の発生時や発生直後に直接起こる被害を一次災害、災害の後に関連して続いて起こる災害を二次災害というんだ。

たろう
自然災害は、起きた瞬間だけじゃなくて、その後の危険まで考えることが大事なんだね。
くまごろう
そうだよ。一次災害と二次災害の両方を知っておくことで、安全な行動を選びやすくなるんだ。

テストで特に出やすい4つの柱

ポイント押さえる内容
一次災害自然災害の発生時や発生直後に直接起こる被害
二次災害災害後に関連して続いて起こる災害
ライフライン電気・ガス・水道・通信など、生活を支えるもの
ハザードマップ地域の災害の危険や避難場所を確認するための地図

重要語句のまとめ

重要語句意味具体例・ポイント
自然災害地震、台風、大雨、火山噴火などの自然現象によって被害が出ること建物の倒壊、洪水、土砂くずれ、噴石、火山灰など
一次災害自然災害の発生時や発生直後に直接起こる被害地震の揺れによる建物の倒壊、台風の強風、大雨による洪水など
二次災害自然災害の後に、それに関連して続いて起こる災害地震後の火災、土砂くずれ、液状化、ライフラインの停止など
津波地震などによって海の水が大きく動き、陸地に押し寄せる波海の近くで強い揺れを感じたら、高い場所へ避難する
土砂災害大雨や地震などで、山やがけの土砂がくずれたり流れ出たりする災害土砂くずれ、地すべり、土石流など
液状化地震の揺れなどで地盤が液体のようになり、建物や道路に被害が出る現象地面が沈む、建物が傾く、道路が壊れるなど
ライフライン生活を支える電気、ガス、水道、通信など停止すると、飲み水、明かり、調理、連絡などに困る
ハザードマップ自然災害による被害が予想される場所や避難場所などを示した地図地域の災害の危険や避難場所を確認するために使う

テスト対策ポイント

  • 自然災害には、地震、台風、大雨、強風、大雪、火山噴火などがある。
  • 一次災害は、自然災害の発生時や発生直後に直接起こる被害。
  • 二次災害は、自然災害の後に、それに関連して続いて起こる災害。
  • 地震では、建物の倒壊、家具の転倒、物の落下、地割れなどに注意する。
  • 地震に伴う危険として、津波、火災、液状化などにも注意する。
  • 台風や大雨では、洪水、土砂災害、強風による飛来物などに注意する。
  • ライフラインとは、電気、ガス、水道、通信など生活を支えるもの。
  • 災害後も「もう大丈夫」と思い込まず、情報を確認して安全な行動を続ける。
  • ハザードマップなどを使って、自分の地域の危険や避難場所を確認しておく。

ここまで学習できたら、ぜひ「自然災害による危険」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!

『自然災害による危険』テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学保健体育】「自然災害による危険」重要語句ドリル
【中学保健体育】「一次災害と二次災害」内容理解ドリル
【中学保健体育】「地震による危険」内容理解ドリル
【中学保健体育】「災害後の危険と備え」内容理解ドリル

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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