『交通事故の危険予測と回避』解説!現在危険・潜在危険の意味まとめ
中学2年生の保健体育で学習する「交通事故の危険予測と回避」について、わかりやすく解説するよ。
前の単元では、交通事故には人的要因・環境要因・車両要因が関係していることを学習したね。
今回は、その発生要因をふまえて、交通事故を防ぐために「どんな危険がありそうか」を前もって考え、危険を避ける行動をとることを学習していくよ。
交通事故を防ぐには、ただ「気をつける」だけではなく、危険を予測する力と、安全に回避する力が大切なんだ。
この記事で分かること
- 危険予測とは何か
- 回避とは何か
- 現在危険と潜在危険の違い
- 交通事故を防ぐための安全な行動
- 交通規制や交通環境の整備の役割
目次
1. 危険予測と回避とは何か
危険予測とは、交通事故につながりそうな危険を前もって考えることだよ。
たとえば、自転車で交差点に近づいたときに、「建物のかげから車が出てくるかもしれない」「歩行者が急に横断するかもしれない」と考えることが危険予測なんだ。
そして、回避とは、予測した危険を避けるために行動することだよ。
スピードを落とす、いったん止まる、左右を確認する、危険な場所に近づかない、などが回避の行動にあたるんだ。

たろう
くまごろう交通事故は、危険に気づくのが遅れたり、「大丈夫だろう」と判断したりしたときに起こりやすくなるよ。
だから、事故が起きる前に危険を見つけ、早めに安全な行動を選ぶことが大切なんだ。
2. 現在危険と潜在危険
交通事故につながる危険には、大きく分けて現在危険と潜在危険があるよ。
現在危険とは、今、直接見えている危険のことだよ。
たとえば、目の前を走っている車、道路にある段差、赤信号で止まっていない自転車などがあてはまるね。
潜在危険とは、今は見えていないけれど、状況が変わることで現れるかもしれない危険のことだよ。
たとえば、停車中の車のかげから人が出てくるかもしれない、曲がり角の向こうから自転車が来るかもしれない、というような危険だね。

たろう
くまごろう| 種類 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| 現在危険 | 今、直接見えている危険 | 前を走る車、ぬれた道路、赤信号、道路の段差など |
| 潜在危険 | 今は見えていないが、現れる可能性がある危険 | 車のかげから出てくる歩行者、曲がり角の向こうの自転車、急に開く車のドアなど |
テストでは、「今見えている危険か」「これから起こるかもしれない危険か」を区別する問題が出やすいよ。
3. 人的要因から危険を予測する
交通事故の危険を予測するときは、まず人的要因に注目してみよう。
人的要因とは、人の行動や判断、心身の状態に関係する要因だったね。
交通事故では、次のような人的要因が危険につながることがあるよ。
- 飛び出し
- 信号無視
- 一時不停止
- 前方不注意
- 安全確認の不足
- 急いでいる、あせっている
- 疲れていて集中できない
たとえば、道路の向こう側に友達がいて、急いで横断しようとしている人がいたら、「左右をよく見ずに飛び出すかもしれない」と予測できるね。
たろう
くまごろう人的要因による危険は、自分の行動にも関係するよ。
「自分が急いでいないか」「前をよく見ているか」「安全確認をしているか」と、自分自身の行動もふり返ることが大切なんだ。
4. 環境要因・車両要因から危険を予測する
危険予測では、人的要因だけでなく、環境要因や車両要因にも注目するよ。

環境要因とは、道路や交通安全施設、天気などに関係する要因だね。
たとえば、次のようなものがあるよ。
- 見通しの悪い交差点
- 歩道と車道が分かれていない道路
- 道路の凹凸
- 雨や雪でぬれた道路
- 夜間の暗さ
- 信号機や標識が見えにくい場所
車両要因とは、自転車や自動車の特性や状態に関係する要因だよ。
たとえば、自転車のブレーキがききにくい、ライトがつかない、自動車には死角や内輪差がある、などがあてはまるね。
たろう
くまごろうたとえば、夜にライトがつかない自転車で、見通しの悪い道を走る場面を考えてみよう。
これは、夜で見えにくいという環境要因と、ライトがつかないという車両要因が重なっているよね。さらに、急いでスピードを出していたら、人的要因も加わって危険が大きくなるんだ。
5. 危険を回避するための行動
危険を予測したら、次に大切なのは回避だよ。
回避とは、事故につながりそうな危険を避けるために、安全な行動をとることなんだ。

たとえば、次のような行動が危険の回避につながるよ。
- 見通しの悪い場所では、いったん止まる
- 交差点では左右を確認する
- 雨の日や暗い道ではスピードを落とす
- 危険な場所には近づきすぎない
- 自動車の死角に入りこまない
- 自転車に乗る前にブレーキやライトを点検する
- 交通ルールを守る
たろう
くまごろう回避のポイントは、早めに行動することだよ。
危険が目の前に来てからあわてるのではなく、「危なそうだな」と思った時点でスピードを落としたり、止まったりすることが事故の予防につながるんだ。
6. 交通規制と交通環境の整備
交通事故を防ぐためには、一人一人が安全に行動することだけでなく、社会全体で交通環境を整えることも大切だよ。
交通規制とは、道路を安全に使うために、車や人の通行のしかたを決めたり制限したりすることだよ。
たとえば、信号機、標識、一時停止、横断歩道、速度制限などが交通規制に関係しているんだ。

また、交通環境の整備とは、道路や歩道などを整えて、誰もが安全に通行しやすくすることだよ。
- 歩道と車道を分ける
- 自転車道や自転車レーンを整備する
- 横断歩道や信号機を設置する
- 車が速度を出しにくい道路にする
- 点字ブロックを設置する
- バリアフリーに配慮する
たろう
くまごろう特に、子ども、高齢者、障がいのある人なども安心して通行できるように、バリアフリーに配慮した交通環境の整備が進められているよ。
7. 身近な場面で危険を予測してみよう
ここでは、身近な交通場面をもとに、どんな危険を予測し、どう回避すればよいか考えてみよう。
例1:友達を追って道路を横断しようとしている
友達が向こう側にいて、急いで道路を渡ろうとしている場面だよ。
| 予測できる危険 | 車や自転車をよく確認せずに飛び出してしまう危険 |
|---|---|
| 回避の方法 | いったん止まり、左右を確認してから横断する |
例2:下り坂で信号機のない交差点に進む
自転車で下り坂を走っていると、スピードが出やすくなるよね。信号機のない交差点では、車や歩行者に気づくのが遅れることがあるんだ。
| 予測できる危険 | スピードが出て止まりにくくなり、交差点で車や人とぶつかる危険 |
|---|---|
| 回避の方法 | 交差点の前でスピードを落とし、左右を確認する |
例3:自転車通行可の歩道で歩行者を追い越す
自転車が通ってよい歩道でも、歩行者が近くにいるときは注意が必要だよ。
歩行者が急に進路を変えることもあるから、無理に追い越すと危険なんだ。
| 予測できる危険 | 歩行者が急に横へ動き、自転車と接触する危険 |
|---|---|
| 回避の方法 | スピードを落とし、十分な距離をとって通行する |
たろう
くまごろう8. 交通事故の危険予測と回避のまとめ
交通事故を防ぐためには、交通事故につながりそうな危険を前もって見つける危険予測と、危険を避けるために安全な行動をとる回避が大切だよ。
見えている現在危険だけでなく、今は見えていないけれど現れるかもしれない潜在危険にも気づけるようになると、より安全に行動できるんだ。
たろう
くまごろう重要語句のまとめ
| 重要語句 | 意味 | 具体例・ポイント |
|---|---|---|
| 危険予測 | 交通事故につながりそうな危険を前もって考えること | 交差点で車や歩行者が出てくるかもしれないと考える |
| 回避 | 予測した危険を避けるために安全な行動をとること | 止まる、確認する、スピードを落とす、近づかないなど |
| 現在危険 | 今、直接見えている危険 | 前を走る車、赤信号、道路の段差、ぬれた道路など |
| 潜在危険 | 今は見えていないが、現れる可能性がある危険 | 車のかげから出てくる歩行者、曲がり角の向こうの自転車など |
| 人的要因 | 人の行動や判断、心身の状態に関係する要因 | 飛び出し、前方不注意、安全確認不足、あせりなど |
| 環境要因 | 道路や交通安全施設、気象条件などに関係する要因 | 見通しの悪い交差点、雨、夜間の暗さ、道路の凹凸など |
| 車両要因 | 自転車や自動車の特性や状態に関係する要因 | ブレーキ不良、ライトの故障、死角、内輪差など |
| 交通規制 | 道路を安全に使うために、通行のしかたを決めたり制限したりすること | 信号機、標識、一時停止、速度制限、横断歩道など |
| 交通環境の整備 | 誰もが安全に通行しやすいように道路や施設を整えること | 歩道、自転車道、横断歩道、点字ブロック、バリアフリーなど |
| バリアフリー | 高齢者や障がいのある人なども利用しやすいように障害を減らすこと | 点字ブロック、段差を少なくする、歩きやすい道にするなど |
テスト対策ポイント
- 危険予測とは、交通事故につながりそうな危険を前もって考えること。
- 回避とは、予測した危険を避けるために安全な行動をとること。
- 現在危険は、今、直接見えている危険。
- 潜在危険は、今は見えていないが、現れる可能性がある危険。
- 危険予測では、人的要因・環境要因・車両要因を合わせて考えることが大切。
- 危険を回避するには、止まる、確認する、スピードを落とす、近づかないなどの行動を選ぶ。
- 交通規制や交通環境の整備は、交通事故を防ぐために役立っている。
- 具体的な場面を読んで、「予測できる危険」と「回避の方法」を説明できるようにしておこう。
ここまで学習できたら、ぜひ「交通事故の危険予測と回避」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!
『交通事故の危険予測と回避』テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学保健体育】「交通事故の危険予測と回避」重要語句ドリル
【中学保健体育】「危険予測と回避」内容理解ドリル
【中学保健体育】「現在危険と潜在危険」内容理解ドリル
【中学保健体育】「交通環境の整備」内容理解ドリル
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

