中学地理「日本の位置と時差」緯度・経度・標準時をわかりやすく解説
中学地理で学習する「日本の位置と時差」について、日本が世界のどこにあるのか、緯度・経度でどう表すのか、そして世界の国々との時差がなぜ生まれるのかをわかりやすく解説するよ。
この単元では、日本の場所を「アジアの東のほう」となんとなく覚えるだけでなく、北緯・東経・大陸や海洋との位置関係・標準時・時差を使って説明できるようになることが大切なんだ。
日本の位置は、どう説明すればいい?
日本の位置を説明するとき、「アジアにある国」と言うだけだと、少し広すぎるよね。
たとえば待ち合わせで、「駅の近く」とだけ言われても、どこに行けばいいか迷ってしまう。でも、「駅の東口」「駅の北側のバス停」と言われると、ぐっと分かりやすくなる。
日本の位置も同じで、緯度・経度や、大陸・海洋・周りの国との関係を使うと、より正確に説明できるんだ。
緯度と経度で見た日本の位置

日本列島は、南北にも東西にも長くのびている国だよ。
中学地理では、日本の位置をおよそ北緯20度から50度近く、東経120度から155度近くの範囲として、大まかに押さえることが多いよ。
もう少し端に近い数字で見ると、日本はおよそ北緯20度から46度、東経123度から154度付近に広がっている。教科書や資料によって、少し丸めた数字で示されることがあるんだ。
| 見方 | 日本のおよその位置 |
|---|---|
| 緯度 | 北緯20度から50度近く |
| 経度 | 東経120度から155度近く |
ここで大事なのは、細かい数字だけを丸暗記することではなく、日本は北半球にあるので北緯、本初子午線より東側にあるので東経で表すということだよ。
つまり、日本は北緯・東経にある島国なんだね。
日本はユーラシア大陸の東、太平洋の西にある

日本の位置は、大陸や海洋との関係でも説明できるよ。
日本は、世界最大の大陸であるユーラシア大陸の東に位置している。そして、日本の東側には太平洋が広がっているんだ。
だから、日本は「ユーラシア大陸の東にある国」「太平洋の西側にある島国」と説明できるよ。
この言い方はテストでもよく出る。日本だけをポツンと見るのではなく、まわりに何があるかをセットで見ると、位置関係がつかみやすくなるんだ。
日本の周りにある国
日本の近くには、ロシア、中国、韓国、北朝鮮などの国があるよ。
ただし、日本は島国なので、これらの国と陸続きで接しているわけではない。日本の周りには海が広がっていて、周辺の国々とは海をはさんで向かい合っているんだ。
| 日本の周りの国 | 位置関係の目安 |
|---|---|
| ロシア | 日本の北側・北西側 |
| 中国 | 日本の西側 |
| 韓国 | 日本の西側・北西側 |
| 北朝鮮 | 日本の北西側 |
「となりの国」といっても、日本の場合は、海をはさんだとなりなんだね。ここは、日本の位置の特徴としておさえておこう。
同じ緯度・同じ経度の地域を見てみよう

日本の位置を理解するときは、同じ緯度や同じ経度にある地域を見てみるのも役に立つよ。
たとえば、東京とほぼ同じ緯度には、アメリカ合衆国のラスベガスや、イランのテヘランなどがある。地図で横にたどっていくと、「こんな遠い場所と同じくらいの緯度なんだ」と分かるんだ。
また、日本と近い経度の地域としては、オーストラリアの一部などがある。地図で縦にたどると、経度の感覚がつかみやすいよ。
緯度は「赤道から北や南にどれくらい離れているか」、経度は「本初子午線から東や西にどれくらい離れているか」を表すもの。日本の位置を数字で説明するための、地球上の住所のようなものなんだ。
日本と世界の時差

日本が朝のとき、世界のどこかでは夜になっている。これは、地球が自転しているからだよ。
地球は24時間で1回転する。角度でいうと、360度を24時間で回ることになるね。
360度 ÷ 24時間 = 15度
つまり、経度が15度ちがうと、およそ1時間の時差が生まれるんだ。
| 地球の動き | 時差の基本 |
|---|---|
| 24時間で360度回転 | 経度15度でおよそ1時間の時差 |
ただし、実際の時刻は国や地域が決める標準時にもとづいているので、世界中の時差が必ず経度15度ぴったりで区切られているわけではないよ。
中学地理では、まず「地球の自転によって時差が生まれる」「経度15度でおよそ1時間」という基本をしっかりおさえよう。
標準時と標準時子午線

国や地域で使う時刻の基準を標準時というよ。
そして、標準時を決めるもとになる経線を標準時子午線というんだ。
日本の標準時子午線は、東経135度の経線だよ。この経線は、兵庫県明石市などを通っている。
日本では、この東経135度を基準にして、全国で同じ標準時を使っているんだ。
なぜ日本の標準時子午線は東経135度なの?
東経135度は、日本の国土のほぼ中央に近く、さらに15で割り切れるきりのよい経度だよ。
時差は「15度でおよそ1時間」と考えるので、東経135度は、世界の時刻の基準になる経度0度から見ると、135 ÷ 15 = 9時間分東にあることになる。
そのため、日本の標準時は、世界の基準となる時刻よりも9時間早いんだ。
たとえばロンドン付近が午前0時のころ、日本では午前9時ごろになる、というイメージだね。
なぜ日本では全国で同じ時刻を使うの?
日本は東西に長い国だけれど、アメリカやロシアほど広くはない。そのため、日本全体で同じ標準時を使っても、生活の上で大きな不便が出にくいんだ。
もし日本の中で地域ごとに時刻がバラバラだったら、電車の時刻表、テレビ放送、学校の始業時間などがとても分かりにくくなってしまうよね。
一方、アメリカやロシアのように東西にとても広い国では、国の中で複数の標準時を使うことがあるよ。
日本では、東経135度を基準にして、全国で同じ時刻を使っている。これは、日本の広さや生活のしやすさに合わせたしくみなんだ。
時差の計算の基本
時差を考えるときは、まず2つの地域の経度の差を調べる。そして、その差を15度で割ると、およその時差が分かるよ。
たとえば、日本の標準時子午線は東経135度。イギリスのロンドンは、経度0度付近にある。
135度 ÷ 15度 = 9時間
つまり、日本とロンドンの時差はおよそ9時間になるんだ。
ただし、実際には国や地域ごとの標準時、サマータイムなどの影響で、時期によって時差が変わることもある。だから、テストではまず、時差は経度差と標準時の決め方によって生まれると理解しておこう。
テストでよく出るポイント
「日本の位置と時差」では、次の内容がテストでよく問われるよ。
- 日本は北緯・東経にある島国である。
- 日本の位置は、およそ北緯20度から50度近く、東経120度から155度近くの範囲として押さえる。
- 日本はユーラシア大陸の東に位置する。
- 日本の東側には太平洋が広がる。
- 日本の周りには、ロシア、中国、韓国、北朝鮮などの国がある。
- 日本は周りを海に囲まれた島国で、周辺の国とは海をはさんで向かい合っている。
- 地球は24時間で360度回転するため、経度15度でおよそ1時間の時差が生まれる。
- 国や地域で使う時刻の基準を標準時という。
- 日本の標準時子午線は東経135度である。
- 日本の標準時子午線は、兵庫県明石市などを通る。
- 日本では、全国で同じ標準時を使っている。
「日本の位置と時差」のまとめ
日本は、北半球にあるので北緯、本初子午線より東側にあるので東経で表される。中学地理では、およそ北緯20度から50度近く、東経120度から155度近くの範囲として押さえておこう。
また、日本はユーラシア大陸の東、太平洋の西側に位置する島国で、ロシア、中国、韓国、北朝鮮などの国と海をはさんで向かい合っている。
時差は、地球が自転していることによって生まれる。地球は24時間で360度回転するので、経度15度でおよそ1時間の時差が生まれるよ。
日本の標準時子午線は東経135度で、兵庫県明石市などを通っている。日本ではこの経線を基準に、全国で同じ標準時を使っているんだ。
ここまで学習できたら、「日本の位置と時差」のテスト問題とドリルに挑戦して理解を深めよう!!
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

