中学生向け「歴史人物新聞」の作り方!評価されやすい人物の選び方・構成・まとめ方
中学生の夏休みの宿題や、社会の調べ学習で取り組むことがある「歴史人物新聞」の作り方を、分かりやすく解説するよ。
「歴史人物新聞って、人物のプロフィールを書けばいいの?」「どんな人物を選べば評価されやすいの?」「中学生らしい考察を書くにはどうすればいいの?」という人は、この記事を読みながら、一つずつ整理していこう。
中学生の歴史人物新聞では、人物の一生をまとめるだけでなく、その人物が生きた時代、その人物がしたこと、社会への影響、自分なりの評価まで書くことが大切なんだ。
この記事で分かること
- 歴史人物新聞とは何か
- 中学生向けの人物の選び方
- 歴史人物について調べる内容
- 評価されやすい歴史人物新聞の構成
- 新聞らしい見出しの作り方
- 歴史人物新聞のレイアウト例
- 考察・評価の書き方
中学生向け「歴史人物新聞」作成のポイント
- 人物のプロフィールだけで終わらせない
- その人物が生きた時代背景を調べる
- その人物が何をしたのかを具体的に書く
- その人物が社会や後の時代に与えた影響を考える
- 最後に自分の考察や評価を書く
目次
歴史人物新聞とは?
歴史人物新聞とは、歴史上の人物について調べたことを、新聞の形にまとめたものだよ。
ただし、中学生の歴史人物新聞では、人物の名前、生まれた年、したことを並べるだけでは少し物足りないんだ。
大切なのは、その人物がどんな時代に生き、どんな問題に向き合い、何をして、社会をどう変えたのかを考えてまとめることだよ。
たとえば、織田信長をテーマにするなら、「戦国時代の武将」「天下統一をめざした人物」と書くだけでなく、鉄砲の活用、楽市・楽座、宗教勢力との関係などを通して、信長が戦国時代の社会をどう変えようとしたのかまで考えると、中学生らしい新聞になるよ。
たろう
くまごろう中学生向け歴史人物新聞の特徴
小学生向けの歴史人物新聞では、「どんな人物か」「何をした人か」を分かりやすくまとめることが中心になりやすいよね。
でも、中学生向けでは、それに加えて、時代背景・原因・対立・結果・影響・評価まで考えることが大切になるよ。
| 視点 | 小学生向けに多い内容 | 中学生向けで意識したい内容 |
|---|---|---|
| 基本情報 | 名前・時代・したこと | 名前・時代・立場・関係する出来事 |
| 人物紹介 | 何をした人か | どんな問題に向き合った人か |
| 時代背景 | 軽くふれることが多い | その人物が活躍した時代の状況を説明する |
| 影響 | すごいところを書く | 社会や後の時代に与えた影響を書く |
| 考察 | 感想中心 | 自分なりの評価や考えを書く |
つまり、中学生の歴史人物新聞では、人物を通して時代を見ることが大事なんだ。
人物はどう選ぶ?
歴史人物新聞では、最初にどの人物をテーマにするかを決めよう。
人物を選ぶときは、有名かどうかだけでなく、時代の変化や社会への影響を説明しやすいかを考えるとよいよ。
たとえば、織田信長、徳川家康、坂本龍馬、伊藤博文、渋沢栄一などは、その人物の行動が時代の変化と結びついているので、新聞にまとめやすいんだ。
人物を選ぶときのポイント
- 教科書に出てくる人物を選ぶ
- 時代の変化と関係が深い人物を選ぶ
- 関係する出来事や政策を調べやすい人物を選ぶ
- 賛成・反対など、評価を考えやすい人物を選ぶ
- 自分が「なぜこの人は重要なのか」と考えられる人物を選ぶ
たろう
くまごろう歴史人物新聞におすすめの人物
ここでは、中学生の歴史人物新聞にしやすい人物を紹介するよ。人物を選ぶときは、「何をした人か」だけでなく、「その人が時代にどんな影響を与えたか」を考えよう。
| 人物 | 新聞タイトル例 | 深めるポイント |
|---|---|---|
| 聖徳太子 | 古代日本の国づくりを進めた聖徳太子 | 冠位十二階、憲法十七条、遣隋使を関連づける |
| 藤原道長 | 藤原氏はどうやって政治の中心になったのか | 摂関政治、天皇との関係、貴族社会 |
| 平清盛 | 武士で初めて政治の中心に立った平清盛 | 平氏政権、日宋貿易、武士の成長 |
| 源頼朝 | 武士の政治を始めた源頼朝 | 鎌倉幕府、御恩と奉公、守護・地頭 |
| 北条政子 | 鎌倉幕府を支えた北条政子 | 承久の乱、武士への呼びかけ、幕府の安定 |
| 足利義満 | 室町幕府の力を広げた足利義満 | 南北朝の統一、日明貿易、北山文化 |
| 織田信長 | 戦国の世を変えた信長の政策 | 鉄砲、楽市・楽座、宗教勢力との関係 |
| 豊臣秀吉 | 秀吉はどうやって全国統一を進めたのか | 検地、刀狩、兵農分離、朝鮮出兵 |
| 徳川家康 | 長く続く江戸幕府を作った徳川家康 | 関ヶ原の戦い、江戸幕府、大名支配 |
| 徳川吉宗 | 幕府を立て直そうとした徳川吉宗 | 享保の改革、財政、米価、目安箱 |
| 田沼意次 | 商業を重視した田沼意次の政治 | 株仲間、商業政策、批判された理由 |
| 松平定信 | きびしい改革を進めた松平定信 | 寛政の改革、倹約、田沼政治との違い |
| 坂本龍馬 | 幕末の日本を動かした坂本龍馬 | 薩長同盟、大政奉還、新しい国づくり |
| 西郷隆盛 | 明治維新を進めた西郷隆盛 | 倒幕、明治政府、西南戦争 |
| 大久保利通 | 近代国家づくりを進めた大久保利通 | 明治政府、殖産興業、強い国づくり |
| 伊藤博文 | 大日本帝国憲法をつくった伊藤博文 | 憲法制定、内閣制度、近代政治 |
| 板垣退助 | 自由民権運動を進めた板垣退助 | 国会開設、政治参加、民権運動 |
| 福沢諭吉 | 学問の大切さを伝えた福沢諭吉 | 明治の教育、文明開化、学問のすすめ |
| 渋沢栄一 | 近代日本の経済を支えた渋沢栄一 | 会社、銀行、道徳と経済 |
| 津田梅子 | 女子教育を広げた津田梅子 | 留学、女子教育、明治の社会 |
ここにある人物以外でも、自分の地域に関係する人物や、授業で気になった人物を選んでもよいよ。その場合も、時代背景と影響まで考えることを忘れないようにしよう。
何を調べればいい?
人物が決まったら、次は何を調べるかを整理しよう。中学生向けの歴史人物新聞では、プロフィールだけではなく、その人物が活躍した時代や社会への影響まで調べるとよいよ。
調べるとよいこと
- 人物名と読み方
- 生まれた年・亡くなった年
- どんな時代に生きた人物か
- どんな立場や身分だったか
- 何をした人物か
- 関係する出来事や政策は何か
- その人物が社会に与えた影響は何か
- その人物への評価が分かれる点はあるか
- 今の社会とつながる点はあるか
たとえば、伊藤博文をテーマにするなら、大日本帝国憲法や内閣制度と結びつけて調べるとよいよ。人物の一生だけでなく、日本の近代政治がどのように整えられたのかを考えることができるんだ。
また、田沼意次をテーマにするなら、商業を重視した政治のよい面と、わいろへの批判などの問題点を比べることができるよ。このように、評価が分かれる人物は、考察を書きやすいんだ。
評価されやすい構成の作り方
歴史人物新聞は、思いついた順に書くと、内容がばらばらになりやすいよ。中学生向けなら、次の流れで構成を作ると、読みやすく、内容も深くなるんだ。
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| ① 新聞名・見出し | 人物の特徴や歴史上の意味が伝わるタイトルにする |
| ② リード文 | その人物がどんな人物かを短く紹介する |
| ③ 時代背景 | その人物が活躍した時代の社会や政治の状況を書く |
| ④ 人物の行動・政策 | その人物が何をしたのかを具体的に書く |
| ⑤ 結果・影響 | その行動によって社会や後の時代がどう変わったかを書く |
| ⑥ 人物への評価 | よい面や課題、評価が分かれる点を考える |
| ⑦ 考察・感想 | 自分の考えや学んだことを書く |
この流れでまとめると、ただの人物紹介ではなく、人物を通して歴史の流れを考えた新聞になるよ。
くまごろう新聞らしい見出しの作り方
見出しは、歴史人物新聞の顔になる部分だよ。人物名だけでなく、その人物の特徴や、歴史上の意味が伝わるようにするとよいんだ。
たとえば「織田信長について」よりも、「戦国の世を変えた信長の政策とは」のほうが、新聞らしく、内容も伝わりやすいよ。
| 人物 | 見出しの例 |
|---|---|
| 聖徳太子 | 古代日本の国づくりを進めた聖徳太子 |
| 源頼朝 | 武士の政治を始めた源頼朝のねらい |
| 織田信長 | 戦国の世を変えた信長の政策とは |
| 豊臣秀吉 | 全国統一を進めた秀吉の政治と課題 |
| 徳川家康 | 長く続く江戸幕府を作った家康のしくみ |
| 田沼意次 | 商業を重視した政治はなぜ批判されたのか |
| 坂本龍馬 | 幕末の日本を動かした坂本龍馬の考え |
| 伊藤博文 | 近代政治のしくみを整えた伊藤博文 |
| 板垣退助 | 人々の政治参加を求めた板垣退助 |
| 渋沢栄一 | 近代日本の経済を支えた渋沢栄一 |
見出しでは、その人物が何を変えたのか、どんな考えをもっていたのか、なぜ重要なのかが伝わるようにするとよいよ。
歴史人物新聞のレイアウト例
歴史人物新聞では、人物紹介、時代背景、年表、考察を分けて配置すると、読みやすくなるよ。
このように、新聞の中に時代背景や結果・影響、考察・評価の欄を作ると、中学生らしい歴史人物新聞になるよ。
人物の顔や関係する場所のイラスト、年表、人物相関図などを入れると、見た目にも分かりやすい新聞になるんだ。
人物紹介の本文の書き方
本文を書くときは、人物の情報をばらばらに並べるのではなく、歴史の流れにそって書くと読みやすくなるよ。
おすすめは、次の順番で書くことだよ。
- まず、その人物がどんな時代に生きたかを書く
- 次に、その時代にどんな問題があったかを書く
- その人物が何をしたかを具体的に書く
- その結果、社会がどう変わったかを書く
- 最後に、その人物の歴史上の意味を書く
たとえば、徳川家康についてなら、戦国時代の争いが続いていたこと、関ヶ原の戦いに勝利したこと、江戸幕府を開いたこと、長く続く政治のしくみを整えたことを、流れにそって書くと分かりやすいよ。
本文の例
徳川家康は、戦国時代から江戸時代の初めにかけて活躍した武将である。関ヶ原の戦いに勝利したあと、1603年に征夷大将軍となり、江戸幕府を開いた。家康が作った幕府のしくみは、その後の江戸時代を長く続ける土台になった。戦いの多かった時代から、比較的安定した時代へ移るうえで、家康の政治は大きな意味をもっていたと考えられる。
このように、「人物の行動」と「時代の変化」をつなげて書くと、中学生らしい文章になるよ。
考察・評価の書き方
中学生の歴史人物新聞では、考察や評価も大切だよ。考察とは、調べたことをもとに、自分はどう考えるかを書くことなんだ。
ただ「すごいと思った」だけで終わらせず、なぜそう思うのか、どんな点に注目したのかまで書くとよいよ。
考察を書くときの視点
- その人物は、なぜ歴史上重要なのか
- その人物の行動には、よい面と課題の両方があるか
- その人物がいなかったら、歴史はどう変わったか
- その人物の考えは、今の社会とつながるか
- 自分はその人物をどう評価するか
たとえば、田沼意次についてなら、「商業を重視した政策は新しい考え方だった一方で、わいろへの批判も強まった」というように、よい面と課題の両方を考えることができるよ。
また、板垣退助についてなら、「人々が政治に参加することを求めた動きは、現在の民主政治にもつながる」といった考察ができるね。
たろう
くまごろうそのまま使える歴史人物新聞メモ
歴史人物新聞を書く前に、まずは下のメモを埋めてみよう。先に整理しておくと、新聞の構成を考えやすくなるよ。
歴史人物新聞メモ
調べる人物:
新聞名:
大きな見出し:
生きた時代:
その時代の背景:
人物の立場・身分:
何をした人物か:
関係する出来事・政策:
結果・影響:
評価が分かれる点:
自分の考察・評価:
入れたい資料(年表・人物相関図・地図・イラストなど):
参考にした教科書・本・サイト:
歴史人物新聞は、人物のプロフィールを紹介するだけでなく、その人物を通して時代の変化を考えることが大切だよ。
人物が生きた時代背景、その人物の行動、社会への影響、自分なりの評価を整理すれば、中学生らしい読みごたえのある歴史人物新聞になるはずだよ。
運営者情報
yumineko
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

