中学地理「世界のさまざまな国々」国名・国旗・国境・面積・人口をわかりやすく解説
中学地理で学習する「世界のさまざまな国々」について、世界にはどのような国があるのか、国名の由来、国旗の意味、国境の決まり方、面積や人口の違いなどをわかりやすく解説するよ。
世界には、たくさんの国がある。国名も、国旗も、国境の形も、面積や人口も、国によって本当にさまざまなんだ。
でも、ただ「国名を覚えよう」とすると、世界はただの暗記になってしまうよね。大事なのは、その国がどんな場所にあり、どんな歴史や特徴をもっているのかを、国名・国旗・国境・面積・人口などから読み取ることなんだ。

世界には多くの国がある
世界には、190あまりの国がある。
日本のようにまわりを海に囲まれた国もあれば、広い大陸の中にある国、まわりをほかの国に囲まれている国もある。国の大きさも、人の多さも、くらし方も、国によってずいぶん違うんだ。
国の数は、どの国や機関が数えるか、どの時点で見るかによって少し変わることがあるよ。だから定期テストでは、細かい数字をぴったり覚えるよりも、まずは世界には190あまりの国があるとおさえておこう。
たろう国名には由来がある
国名は、ただの名前ではないよ。その国の自然、そこに住む人々、歴史、昔の呼び名などが関係していることがあるんだ。
たとえば、日本という国名は、「日の本」、つまり太陽がのぼる方にある国という意味からついたと考えられているよ。
もし、クラスの友だちにあだ名がつくとしたら、その子の特徴や思い出がもとになることがあるよね。国名も、それに少し似ている。名前の中に、その国らしさや歴史が残っていることがあるんだ。
| 国名の由来の例 | 内容 |
|---|---|
| 土地の特徴 | 山、川、島、方角などの自然や位置に関係する名前 |
| 民族や人々 | その地域に住む民族名や人々の呼び名に由来する名前 |
| 歴史 | 昔の王国名、古い地名、歴史的な呼び名に由来する名前 |
国名の由来を知ると、「この国はどんな場所なのかな」「どんな歴史があるのかな」と考えるきっかけになるよ。
国旗は国のしるし
国を表す大切なしるしの一つに、国旗がある。
国旗は、ただ目立つようにデザインされているだけではないよ。色や模様、星、月、十字、太陽などには、その国の自然、歴史、宗教、文化、人々の願いなどがこめられていることがあるんだ。
たとえば、三日月と星が使われている国旗は、イスラム教と関係がある国で見られることがある。また、オーストラリアやニュージーランドなど、南半球にある国の国旗には、南の空で目印になる南十字星を表す星が使われているものもあるよ。
つまり国旗は、その国が「わたしたちは、こういう歴史や文化をもつ国です」と表している名札のようなものなんだね。
| 国旗に表されるもの | 例 |
|---|---|
| 自然 | 太陽、星、山、海、川など |
| 歴史 | 昔の国旗、独立の歴史、国どうしのつながりなど |
| 宗教や文化 | 十字、三日月と星など |
| 人々の願い | 平和、自由、団結、希望など |

国旗を見るときは、「どんな色やしるしがあるかな」「それは何を表しているのかな」と考えてみよう。国旗は、世界の国々を知る入り口になるんだ。
ユニオンジャックとは
国旗の中でも、テストによく出てくるものの一つが、イギリスの国旗であるユニオンジャックだよ。
「ユニオン」は、英語で「結びつき」や「連合」という意味をもつ言葉。イギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからなる国なんだ。
ユニオンジャックには、そのうちイングランド、スコットランド、アイルランドに関係する十字のしるしが組み合わさっている。つまり、ユニオンジャックは、いくつかの地域が結びついてできた国という歴史を表している国旗なんだ。
たろうでは、「ジャック」は何かというと、もともとは船に掲げる小さな旗を表す言葉と関係があるとされているよ。イギリスは海を通じて世界と深く関わってきた国なので、船や海とのつながりも国旗の呼び方に関係しているんだね。
ユニオンジャックを知っていると、ほかの国の国旗を見るときにも役立つよ。たとえば、オーストラリアやニュージーランドなど、かつてイギリスと深い関係があった国の国旗には、ユニオンジャックが入っているものがある。
つまり、国旗の中にユニオンジャックがあると、「この国は、イギリスと歴史的なつながりがあったのかな」と考える手がかりになるんだ。
ユニオンジャックのポイント
- イギリスの国旗の呼び名。
- 「ユニオン」は、結びつき・連合という意味。
- イギリスをつくる地域の歴史が、十字の組み合わせに表れている。
- オーストラリアやニュージーランドなどの国旗にも見られ、イギリスとの歴史的なつながりを考える手がかりになる。
国境とは
国と国との境界を国境という。
地図を見ると、国と国の間に線が引かれているよね。あの線は、「ここからここまではこの国の範囲」ということを表している。
でも、地球の上に本当にくっきり線が引いてあるわけではないよ。国境は、人間が国の範囲を決めるために作った境目なんだ。
学校の教室で考えると、となりのクラスとの境目は壁でわかるよね。でも、もし広い運動場をいくつかのチームで使うなら、「ここからここまではAチーム」「ここから先はBチーム」と線を引く必要がある。国境も、それに少し似ているんだ。
国境の決まり方
国境には、大きく分けて、自然の地形を利用したものと、地図上で直線的に決められたものがあるよ。
| 国境の決まり方 | 内容 |
|---|---|
| 山脈や川、湖などを利用する国境 | 自然の地形を境にして国境を決める。 |
| 緯線や経線などを利用する国境 | 地図上で直線的に国境を決める。 |

山脈や川は、昔から人が行き来しにくい場所だった。だから、そうした自然の地形が国と国との境目になっていることがあるよ。
一方、アフリカや北アメリカなどには、地図で見るとまっすぐな線のように見える国境もある。これは、緯線や経線などをもとにして、地図上で直線的に決められた場合があるんだ。
国境を見ると、「この国とこの国は、どんな歴史の中で境目を決めたのかな」と考える手がかりになる。国境は、ただの線ではなく、国の成り立ちを読むヒントでもあるんだね。
島国・海洋国と内陸国
国は、海との関係によっても分けて考えることができる。
日本のように、まわりを海に囲まれた国を島国という。また、海に面していて、海とのつながりが大きい国を海洋国ということがあるよ。
海に面している国は、船を使ってものを運んだり、魚をとったり、海外と交流したりしやすい。日本が昔から海と深く関わってきたのも、まわりを海に囲まれていることと関係しているんだ。
一方、まわりをほかの国に囲まれていて、海に面していない国を内陸国という。内陸国には、モンゴル、スイス、パラグアイなどがある。
内陸国は海に直接出られないので、貿易や交通では、まわりの国との関係がとても大切になるよ。
| 国の種類 | 特徴 | 例 |
|---|---|---|
| 島国 | まわりを海に囲まれた国 | 日本、イギリスなど |
| 海洋国 | 海に面し、海とのつながりが大きい国 | 日本、イギリスなど |
| 内陸国 | 海に面していない国 | モンゴル、スイス、パラグアイなど |

同じ「国」でも、海に面しているかどうかで、交通や貿易、人々のくらしに違いが出るんだ。
面積が大きい国と小さい国
世界の国々は、面積の大きさもさまざまだよ。
世界で最も面積が大きい国はロシア連邦だ。ロシア連邦はユーラシア大陸の北部に広がる、とても大きな国なんだ。
一方で、面積がとても小さい国もある。たとえば、イタリアのローマ市内にあるバチカン市国は、世界で最も小さい国として知られているよ。
日本は「小さな国」と思われることもあるけれど、世界全体で見ると、特別に小さい国というわけではない。ヨーロッパ州をはじめ、世界には日本より小さな国がたくさんあるんだ。
| 国の特徴 | 例 |
|---|---|
| 世界で最も面積が大きい国 | ロシア連邦 |
| 世界で最も面積が小さい国 | バチカン市国 |
面積を比べると、世界には大陸のように広い国から、都市の中にあるような小さな国まであることがわかるね。
人口が多い国と少ない国
世界の国々は、人口の多さもさまざまだよ。
世界には、人口が1億人をこえる国もあれば、人口がとても少ない国もある。人口が多い国としては、インドや中国などがよく取り上げられるよ。
ただし、人口は年によって変化する。だから資料集や統計資料を見るときは、いつの統計かを確認することが大切なんだ。
たとえば、「人口が多い国ランキング」を見るときも、古い資料と新しい資料では順位が変わることがある。数字そのものだけでなく、資料の年にも注目しよう。
一方で、人口が少ない国もある。バチカン市国のように、面積も人口もとても小さい国もあるよ。
人口密度とは
人口を考えるときは、「何人いるか」だけでなく、どのくらいの広さに人が住んでいるかにも注目しよう。
このときに使うのが、人口密度だよ。
人口密度とは、1平方キロメートルあたりにどれくらいの人が住んでいるかを表す数値のこと。
たとえば、同じ100人でも、広い体育館に100人いるのと、小さな教室に100人いるのでは、混み具合がぜんぜん違うよね。人口密度は、その「混み具合」を国や地域で考えるための数字なんだ。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 人口 | その地域に住んでいる人の数 |
| 面積 | その地域の広さ |
| 人口密度 | 1平方キロメートルあたりに住む人の数 |

同じ人口でも、面積が小さい国では人口密度が高くなりやすい。一方、面積が大きく人口が少ない国では、人口密度が低くなりやすいよ。
人口密度を見ると、「人がどれくらい集まって住んでいるのか」がわかる。人口の多さだけでは見えない、くらしのようすを考える手がかりになるんだ。
統計資料や地図帳を使って国を調べよう
世界の国々について調べるときは、地図帳や統計資料を使うと便利だよ。
地図帳では、国の位置や形、まわりの国との関係を確認できる。統計資料では、面積、人口、人口密度などの数値を調べることができるんだ。
地図だけを見ると、「どこにある国か」はわかる。でも、どのくらい広いのか、どのくらい人が住んでいるのかは、数字を見ないとわかりにくい。
反対に、統計資料だけを見ると数字はわかるけれど、その国がどこにあるのか、まわりにどんな国や海があるのかは見えにくい。
だから、地図と統計資料はセットで使うといいよ。「場所」と「数字」を組み合わせると、その国の特徴がぐっと見えてくるんだ。
たろうテストでよく出るポイント
「世界のさまざまな国々」では、次の内容がテストでよく問われるよ。
- 世界には190あまりの国がある。
- 国名には、土地の特徴、民族、歴史などに由来するものがある。
- 国旗には、その国の歴史や自然、宗教、人々の願いなどが表されることがある。
- イギリスの国旗はユニオンジャックとよばれる。
- ユニオンジャックは、イギリスをつくる地域の歴史的な結びつきと関係がある。
- オーストラリアやニュージーランドなど、イギリスと歴史的な関係が深い国の国旗には、ユニオンジャックが入っているものがある。
- 国と国との境界を国境という。
- 国境には、山脈や川などの自然を利用したものがある。
- 緯線や経線などを利用して、直線的に決められた国境もある。
- まわりを海に囲まれた国を島国という。
- 海に面していない国を内陸国という。
- 世界で最も面積が大きい国はロシア連邦である。
- 世界で最も面積が小さい国はバチカン市国である。
- インドや中国は、世界の中で特に人口が多い国である。
- 人口密度は、1平方キロメートルあたりに住む人の数を表す。
- 統計資料を見るときは、何年のデータかを確認する。
「世界のさまざまな国々」のまとめ
世界には190あまりの国があり、それぞれの国には、位置、面積、人口、国名、国旗、国境などの特徴がある。
国名や国旗には、その国の自然や歴史、人々の願いが表されていることがある。国旗はただのデザインではなく、その国の成り立ちや文化を知る手がかりになるよ。
国境は、国と国との境目を表す線だ。山脈や川などの自然を利用したものもあれば、緯線や経線などをもとに直線的に決められたものもある。国境を見ると、国の歴史や成り立ちを考えるきっかけになるんだ。
面積や人口、人口密度を比べると、世界には広い国、小さい国、人が多い国、人が集まって住んでいる国など、さまざまな特徴をもつ国があることがわかる。
世界の国々を学ぶときは、国名を覚えるだけでなく、地図帳や統計資料を使って、位置や形、面積、人口、国旗、国境の特徴にも注目しよう。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

