中学音楽「越天楽」解説!雅楽・平調・楽器の特徴をわかりやすく
中学校音楽で学習する「越天楽」について、雅楽、管絃、平調、使われる楽器、曲の特徴をわかりやすく解説するよ。
「越天楽」は、日本の伝統音楽である雅楽の代表的な曲としてよく学習されるよ。西洋音楽とはちがう音の重なりや、ゆったりとした流れ、笙・篳篥・龍笛などの楽器の音色に注目して聴くことが大切なんだ。
この記事で分かること
- 「越天楽」がどんな曲なのか
- 雅楽とは何か
- 管絃とは何か
- 平調とは何か
- 笙・篳篥・龍笛など、雅楽で使われる楽器の特徴
- 「越天楽」と「越天楽今様」の違い
- 定期テストで出やすいポイント
中学音楽「越天楽」テスト対策ポイント
- 「越天楽」は雅楽の代表的な曲
- 雅楽は、日本に古くから伝わる宮廷音楽
- 「越天楽」は、雅楽の中でも管絃として演奏されることが多い
- 管絃は、舞をともなわず、楽器の合奏を中心に楽しむ雅楽
- 「越天楽」は平調の曲として学習されることが多い
- 雅楽の三管は、笙・篳篥・龍笛
- 篳篥は主旋律を担当することが多い
- 笙は和音のような響きで音を支える
- 龍笛は広がりのある旋律で音楽に動きを加える
- 「越天楽今様」は、「越天楽」の旋律にもとづく歌として整理するとよい
目次
「越天楽」とはどんな曲?
「越天楽」は、雅楽の代表的な曲の一つだよ。中学音楽では、日本の伝統音楽を学ぶ教材として取り上げられることが多いんだ。
まずは「越天楽」全体の響きを聴いてみよう。ゆったりした流れ、篳篥の主旋律、笙の和音のような響き、龍笛の広がりに注目しよう。
「越天楽」は、ゆったりとしたテンポで演奏され、笙・篳篥・龍笛などの雅楽の楽器が、独特の響きを作り出すよ。
| 曲名 | 越天楽 |
| 読み方 | えてんらく |
| 音楽の種類 | 雅楽 |
| 演奏の形 | 管絃として演奏されることが多い |
| 調子 | 平調 |
| 特徴 | ゆったりした流れ、雅楽独特の音色、笙・篳篥・龍笛などの響き |

たろう
くまごろう「越天楽」は、現在でも結婚式や儀式、演奏会などで耳にすることがあるよ。日本の伝統的な音楽の響きを知るうえで、とても大切な曲なんだ。
雅楽とは何か
雅楽とは、日本に古くから伝わる宮廷音楽のことだよ。
もともと日本にあった音楽や舞に、中国大陸や朝鮮半島などから伝わった音楽や舞が合わさり、長い時間をかけて日本の宮廷音楽として整えられていったんだ。
雅楽とは
日本に古くから伝わる宮廷音楽。笙・篳篥・龍笛などの楽器を使い、ゆったりとした流れや独特の響きが特徴だよ。
雅楽には、楽器だけで演奏されるもの、舞をともなうもの、歌をともなうものなど、いくつかの種類があるよ。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 管絃 | 舞をともなわず、楽器の合奏を中心に楽しむ雅楽 |
| 舞楽 | 音楽に合わせて舞を行う雅楽 |
| 歌もの・声楽系 | 歌をともなう雅楽。催馬楽や朗詠などがある |
雅楽の分類は、教科書によって「管絃・舞楽」を中心に整理したり、「歌もの」や「声楽系」も加えて整理したりすることがあるよ。テストでは、授業で使った教科書やプリントの表記を優先しよう。
「越天楽」は、雅楽の中でも管絃として演奏されることが多い曲として覚えるとよいよ。
管絃とは何か
管絃とは、雅楽の演奏形態の一つで、舞をともなわず、楽器の合奏を中心にしたものだよ。
「管」は笙・篳篥・龍笛などの管楽器、「絃」は琵琶や箏などの弦楽器を表しているよ。そこに鞨鼓・太鼓・鉦鼓などの打楽器も加わって、雅楽独特の響きが作られるんだ。
管絃のポイント
- 舞をともなわない
- 楽器の合奏を中心に楽しむ
- 管楽器・弦楽器・打楽器が使われる
- 「越天楽」は管絃として演奏されることが多い
たろう
くまごろう西洋音楽では、和音の進行や拍子のリズムをはっきり感じることが多いけれど、雅楽では、音がゆっくり重なりながら広がっていくような響きが特徴だよ。
平調とは何か
「越天楽」は、平調(ひょうじょう)の曲として学習されることが多いよ。
平調とは、雅楽で使われる調子の一つだよ。西洋音楽の「長調」「短調」とまったく同じものではないので、無理にハ長調やト長調のように置きかえず、雅楽の調子として覚えるとよいんだ。
平調とは
雅楽で使われる調子の一つ。「越天楽」は平調の代表的な曲として学習されることが多いよ。
テストでは、「越天楽=平調」という組み合わせで出ることがあるよ。
くまごろう「越天楽」で使われる雅楽の楽器
雅楽では、管楽器・弦楽器・打楽器が使われるよ。中学音楽では、特に笙・篳篥・龍笛の三つをしっかり覚えておくとよいんだ。
雅楽の楽器は、大きく分けると次のように整理できるよ。
| 分類 | 楽器 | 特徴 |
|---|---|---|
| 管楽器 | 笙(しょう) | 和音のような響きで音を支える |
| 管楽器 | 篳篥(ひちりき) | 主旋律を担当することが多い |
| 管楽器 | 龍笛(りゅうてき) | 広がりのある旋律で音楽に動きを加える |
| 弦楽器 | 琵琶(びわ) | 弦をはじいて、拍のまとまりを支える |
| 弦楽器 | 箏(そう) | 弦をはじいて、響きを加える |
| 打楽器 | 鞨鼓(かっこ) | 演奏全体のテンポをリードし、流れや区切りを示す |
| 打楽器 | 太鼓(たいこ) | 大きな拍の流れを支える |
| 打楽器 | 鉦鼓(しょうこ) | 金属的な音で拍を示す |
このうち、笙・篳篥・龍笛は、雅楽の三管としてよくまとめられるよ。
雅楽の三管
- 笙
- 篳篥
- 龍笛
笙・篳篥・龍笛の役割
「越天楽」を聴くときは、笙・篳篥・龍笛の音色に注目しよう。それぞれの楽器には、音の役割があるよ。

笙
笙は、たくさんの細い管が集まったような形の管楽器だよ。
笙は、いくつかの音を同時に鳴らし、和音のような響きを作るよ。雅楽では、空から光が差すような、ふわっと広がる響きとして説明されることもあるんだ。
篳篥
篳篥は、小さな管楽器だけれど、とても強くよく通る音を出すよ。
「越天楽」では、篳篥が主旋律を担当することが多いよ。音のゆれや、なめらかな動きが特徴なんだ。
くまごろうこの音源の主旋律を演奏しているのが篳篥だよ。ふわっと広がるような和音の響きが、笙の音色だよ。
龍笛
龍笛は、横にかまえて吹く管楽器だよ。
龍笛は、篳篥の旋律にからむように、広がりのある旋律を演奏するよ。名前のとおり、龍が空を舞うような音色として説明されることもあるんだ。
「越天楽」では、最初に龍笛の演奏から始まることが多いよ。
| 楽器 | 役割・特徴 |
|---|---|
| 笙 | 和音のような響きで音を支える |
| 篳篥 | 主旋律を担当することが多い |
| 龍笛 | 広がりのある旋律で音楽に動きを加える |
「越天楽」の曲の特徴
「越天楽」は、西洋音楽のように、拍子をはっきり数えたり、和音が次々に進んだりする音楽とは少し違うよ。
ゆったりとした流れの中で、それぞれの楽器の音が重なり、雅楽独特の響きを作っているんだ。
「越天楽」の聴き取りポイント
- ゆったりとしたテンポ
- 笙の広がるような響き
- 篳篥の主旋律
- 龍笛の流れるような旋律
- 打楽器によるゆるやかな区切り
- 西洋音楽とは違う、独特の音の重なり
雅楽では、一つ一つの音がゆっくり伸びたり、少しずつ変化したりするよ。そのため、速いテンポやはっきりしたリズムだけで聴くのではなく、音色や音の重なりに注目するとよいんだ。
たろう
くまごろう「越天楽」と「越天楽今様」の違い
「越天楽」を学習するときに、よく一緒に出てくるのが「越天楽今様」だよ。
名前が似ているので混同しやすいけれど、「越天楽」と「越天楽今様」は区別して覚えよう。
今様とは、平安時代に流行した歌謡の形式のことだよ。「今の様式」という意味をもつ言葉で、当時の新しい歌として親しまれていたんだ。
| 項目 | 越天楽 | 越天楽今様 |
|---|---|---|
| 種類 | 雅楽の曲 | 「越天楽」の旋律にもとづく歌 |
| 中心 | 楽器の合奏 | 歌詞をともなう歌 |
| 関係する言葉 | 雅楽・管絃・平調 | 今様・歌謡・歌詞 |
| 覚え方 | 雅楽の器楽曲として整理する | 越天楽の旋律に歌詞をつけたものとして整理する |
越天楽今様は、「越天楽」の旋律に歌詞をつけた歌として整理すると分かりやすいよ。
テストでは、「越天楽=雅楽の曲」、「越天楽今様=越天楽の旋律にもとづく歌」、そして「今様=平安時代に流行した歌謡」という違いが問われることがあるよ。
「越天楽」重要語句のまとめ
最後に、「越天楽」で覚えておきたい重要語句をまとめるよ。
| 語句 | 意味・ポイント |
|---|---|
| 越天楽 | 雅楽の代表的な曲。平調の曲として学習されることが多い |
| 雅楽 | 日本に古くから伝わる宮廷音楽 |
| 管絃 | 舞をともなわず、楽器の合奏を中心に楽しむ雅楽 |
| 舞楽 | 音楽に合わせて舞を行う雅楽 |
| 歌もの・声楽系 | 歌をともなう雅楽。催馬楽や朗詠などがある |
| 平調 | 雅楽で使われる調子の一つ。「越天楽」とセットで覚える |
| 笙 | 和音のような響きで音を支える管楽器 |
| 篳篥 | 主旋律を担当することが多い管楽器 |
| 龍笛 | 広がりのある旋律で音楽に動きを加える管楽器 |
| 琵琶 | 雅楽で使われる弦楽器 |
| 箏 | 雅楽で使われる弦楽器 |
| 鞨鼓 | 雅楽で使われる打楽器。演奏全体のテンポをリードし、流れや区切りを示す |
| 太鼓 | 大きな拍の流れを支える打楽器 |
| 鉦鼓 | 金属的な音で拍を示す打楽器 |
| 今様 | 平安時代に流行した歌謡の形式 |
| 越天楽今様 | 「越天楽」の旋律にもとづく歌。歌詞をともなう |
「越天楽」テスト対策ポイント
- 「越天楽」は雅楽の代表的な曲
- 雅楽は、日本に古くから伝わる宮廷音楽
- 「越天楽」は管絃として演奏されることが多い
- 管絃は、舞をともなわない楽器の合奏
- 「越天楽」は平調の曲として学習されることが多い
- 雅楽の三管は、笙・篳篥・龍笛
- 篳篥は主旋律を担当することが多い
- 笙は和音のような響きで音を支える
- 龍笛は広がりのある旋律で音楽に動きを加える
- 鞨鼓は、演奏全体のテンポをリードし、流れや区切りを示す
- 今様は、平安時代に流行した歌謡の形式
- 「越天楽今様」は、「越天楽」の旋律にもとづく歌として整理する
ここまで学習できたら、「越天楽」のテスト対策練習問題とドリルにも挑戦しよう!
中学音楽「越天楽」テスト対策練習問題
【中学音楽】「越天楽」重要語句ドリル
【中学音楽】雅楽と管絃ドリル
【中学音楽】「越天楽」の楽器ドリル
【中学音楽】「越天楽」と「越天楽今様」ドリル
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

