大和物語「姨捨」テスト対策練習問題➀|古語・文法編
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大和物語「姨捨」について、古語の意味・重要語句の読み・助動詞・敬語・係り結び・和歌の表現を問題形式で確認するよ。
「姨捨」は、話の内容だけでなく、古文単語や文法も定期テストでよく問われる単元なんだ。特に、「さしてむ」「すなる」「見せ奉らむ」「捨て給びてよ」「係り結びの流れ」などは、文法問題として出しやすいところだよ。
内容理解や和歌の意味を確認したい人は、内容理解・和歌編も参考にしてね。
このテスト対策で確認すること
- 大和物語のジャンル・成立時代
- 重要語句の読み方
- 「心憂し」「さがなし」「おろかなり」「わぶ」などの古語
- 「をばなむ親のごとくに」の係り結びの流れ
- 「さしてむ」「すなる」「見せ奉らむ」の文法
- 「捨て給びてよ」「寝も寝られず」「下り来べくもあらぬ」の文法
- 和歌の句切れ・倒置法
1. 作品情報・読みの問題
まずは、大和物語「姨捨」の基本情報と、重要語句の読みを確認しよう。
問1
ア:説話集
イ:随筆
ウ:歌物語
エ:日記文学
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【解説】「大和物語」は歌物語だよ。歌物語とは、和歌を中心にして、その歌が詠まれた事情や人物の心情を語る作品のことなんだ。
問2
ア:徒然草
イ:伊勢物語
ウ:方丈記
エ:平中物語
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【解説】「伊勢物語」と「平中物語」は、大和物語と同じく歌物語に分類されるよ。「徒然草」や「方丈記」は随筆だね。
問3
ア:奈良時代
イ:平安時代
ウ:鎌倉時代
エ:室町時代
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【解説】「大和物語」は平安時代中期ごろに成立したとされる歌物語だよ。
問4
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【解説】「更級」は「さらしな」と読むよ。現在の長野県に関係する地名として押さえておこう。
問5
ア:おうな
イ:おきな
ウ:め
エ:しゅうとめ
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【解説】「嫗」は「おうな」と読むよ。年老いた女性を表す言葉なんだ。
問6
ア:よるひとよ
イ:よひとよ
ウ:やいちや
エ:よるいちや
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【解説】「夜一夜」は「よひとよ」と読むよ。意味は「一晩中」だね。
2. 古語の意味の問題
ここでは、本文に出てくる重要古語の意味を確認しよう。現代語と意味がずれる語に注意してね。
問7
ア:うれしい
イ:つらい、いやな感じがする
ウ:美しい
エ:幼い
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【解説】「憂し」は「つらい」「いやだ」「情けない」などの意味を表す古語だよ。ここでは、妻の性格や言動が、伯母に対してつらく、いやなものだったことを表しているんだ。
問8
ア:仕方がない
イ:定まらない
ウ:意地が悪い
エ:かわいらしい
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【解説】「さがなし」は、ここでは「意地が悪い」という意味で使われているよ。ただし、これは妻が男に言い聞かせた伯母への悪口として読もう。
問9
ア:おろそかである
イ:とても賢い
ウ:とても美しい
エ:恐ろしい
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【解説】古語の「おろかなり」は、「いいかげんだ」「おろそかだ」という意味で使われることがあるよ。ここでは、男の伯母への接し方がおろそかになっていったことを表しているんだ。
問10
ア:広いと思って
イ:大切に思って
ウ:明るく思って
エ:邪魔に思って
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【解説】「所狭がる」は、場所をふさいで邪魔だと思う、疎ましく思う、という意味だよ。妻が伯母を邪魔に思っていることが分かる表現なんだ。
問11
ア:謝る
イ:喜ぶ
ウ:困る、つらく思う
エ:眠る
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【解説】「わぶ」は「困る」「つらく思う」「どうしようもなくなる」などの意味を表す古語だよ。男は妻に責められ続けて困り果てたんだ。
問12
ア:少しだけ
イ:この上なく、たいそう
ウ:かならず
エ:すぐに
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【解説】「限りなく」は「この上なく」「たいそう」という意味だよ。伯母は、寺の尊い仏事を見せてもらえると思って、とても喜んだんだ。
問13
ア:返事もせずに
イ:何度も答えて
ウ:笑いながら
エ:泣きながら
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【解説】「答へ」は「いらへ」と読み、「返事」という意味だよ。「答へもせで」は「返事もせずに」という意味になるんだ。
問14
ア:毎晩
イ:一晩中
ウ:夜明け前だけ
エ:一日中
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【解説】「夜一夜」は「一晩中」という意味だよ。男は、伯母を捨てたあと、一晩中眠れなかったんだ。
3. 助動詞・敬語の問題
ここからは、テストで出やすい助動詞や敬語表現を確認しよう。
問15
ア:打消の助動詞「ず」の連体形
イ:過去の助動詞「けり」の連体形
ウ:存続の助動詞「たり」の連体形
エ:推量の助動詞「む」の連体形
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【解説】「ゐたる」の「たる」は、存続の助動詞「たり」の連体形だよ。年老いた伯母が、腰を曲げて座っている状態が続いていることを表しているんだ。
問16
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「さしてむ」は「そうしてしまおう」という意味。
「さ(副詞・そう)+し(サ変「す」連用形)+て(強意の助動詞「つ」未然形)+む(意志の助動詞)」と見る流儀がある。
【解説】細かい分け方は教材によって少し違うことがあるけれど、まずは「そうしてしまおう」と、男が伯母を山に捨てることを決心してしまった表現だと押さえよう。
問17
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「すなる」は「す(サ変「す」の終止形)+なる(伝聞の助動詞「なり」の連体形)」と見る流儀があり、全体で「するそうだ」という意味。
【解説】ここでは、男が伯母を山に連れ出すために、「寺で尊い仏事をするそうだ」と言っているんだ。実際には、伯母を山に置いてくるための口実になっているよ。
問18
ア:打消の助動詞
イ:過去の助動詞
ウ:丁寧の助動詞
エ:謙譲の補助動詞「奉る」の未然形
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【解説】「見せ奉らむ」は、「見せ」+「奉ら」+「む」と分けて考えるよ。「奉ら」は謙譲の補助動詞「奉る」の未然形で、「お見せ申し上げよう」という意味になるんだ。
問19
ア:尊敬の補助動詞「給ふ」の連用形
イ:謙譲の補助動詞「奉る」の連用形
ウ:打消の助動詞「ず」の連用形
エ:過去の助動詞「けり」の連用形
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【解説】「給び」は、尊敬の補助動詞「給ふ」の連用形だよ。ここでは、妻が男に対して「お捨てください」と言っている形なんだ。
問20
ア:打消の助動詞である
イ:接続助詞「て」+命令・依頼を表す終助詞「よ」である
ウ:過去の助動詞である
エ:推量の助動詞である
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【解説】「捨て給びてよ」の「てよ」は、「て(接続助詞)+よ(命令・依頼の終助詞)」と見る流儀があるよ。全体では「お捨てください」という意味になるんだ。
問21
ア:受身
イ:尊敬
ウ:自発
エ:可能
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【解説】「寝も寝られず」は「寝ることもできず」という意味だよ。ここでの「られ」は可能の助動詞「らる」の未然形なんだ。
4. 係り結び・重要文法の問題
係り結びや、少し難しい文法表現を確認しよう。ここはテストで差がつきやすいところだよ。
問22
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強意の係助詞「なむ」により、本来なら結びは連体形になる。しかし、結びとなる「ある」の後に接続助詞「に」が続いているため、文がそのまま続いている。これを「係り結びの流れ(結びの流れ)」という。
【解説】「なむ」があるので「ある」は連体形になっているよ。ただし、そこで文が終わらず「に」が続くため、係り結びの流れ(結びの流れ)として説明するのが自然なんだ。
問23
ア:親のように
イ:親ではなく
ウ:親よりも悪く
エ:親だからこそ
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【解説】「ごとくに」は「〜のように」という意味だよ。「をばなむ親のごとくに」は、「伯母が親のように」という意味になるんだ。
問24
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【解説】「高き山の峰の、下り来べくもあらぬに」は、「高い山の峰で、下りてくることができそうもない所に」という意味だよ。「下り来べくもあらぬ」は、「下りてくることができそうもない」とひとまとまりで理解すると分かりやすいんだ。
問25
ア:下りてくることができそうもない所に
イ:下りてくる人が多い所に
ウ:下りてくる必要がない所に
エ:下りてくることを望む所に
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【解説】「べく」は可能の意味を含む助動詞「べし」の連用形として考えられるよ。「下り来べくもあらぬ」は「下りてくることができそうもない」という意味なんだ。
問26
ア:持って捨てて
イ:持って帰って
ウ:お連れになって
エ:置いたままにして
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【解説】「持ていまして」は、「持て」+「いまし」+「て」と見て、「お連れになって」と訳すと自然だよ。「います」は、行く・来る・いるなどの尊敬語として使われる表現なんだ。
5. 和歌の表現の問題
最後に、和歌の文法と表現を確認しよう。この単元では、和歌が男の後悔を表す大切な場面になっているよ。
和歌
わが心慰めかねつ更級や姨捨山に照る月を見て
問27
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【解説】「わが心慰めかねつ」で意味がいったん切れると考えられるよ。そのため、この和歌は二句切れと見るのが一般的とされるんだ。
問28
ア:倒置法
イ:擬人法
ウ:対句法
エ:体言止め
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【解説】この和歌は、「更級や姨捨山に照る月を見て、わが心は慰めることができない」という内容を、語順を入れ替えて表しているよ。そのため、倒置法が使われていると考えられるんだ。
問29
ア:慰めることができない
イ:慰めることができた
ウ:慰める必要がない
エ:慰められてうれしい
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【解説】「かぬ」は「〜できない」という意味を表す語だよ。「慰めかねつ」は「慰めることができない」という意味になるんだ。
6. テスト前の重要ポイント
最後に、古語・文法編で押さえておきたいポイントをまとめるよ。
大和物語「姨捨」古語・文法ポイント
- 「大和物語」は平安時代中期ごろに成立した歌物語。
- 「憂し」は「つらい・いやな感じがする」、「さがなし」は「意地が悪い」。
- 「おろかなり」は、ここでは「おろそかである」という意味。
- 「わぶ」は「困る・つらく思う」という意味。
- 「なむ」がある「をばなむ親のごとくに」は、係り結びの流れに注意する。
- 「さしてむ」は「そうしてしまおう」という意味。
- 「すなる」は「するそうだ」という伝聞。
- 「見せ奉らむ」は「お見せ申し上げよう」という謙譲表現。
- 「捨て給びてよ」の「てよ」は「て(接続助詞)+よ(終助詞)」と見る流儀がある。
- 和歌は二句切れと見るのが一般的とされる。倒置法にも注意する。
大和物語「姨捨」の内容理解や和歌の意味も確認して、テストに備えよう。
大和物語「姨捨」のドリルにも挑戦して、理解を定着させよう。
【高校古文】大和物語「姨捨」古語ドリル
【高校古文】大和物語「姨捨」文法ドリル
【高校古文】大和物語「姨捨」内容理解ドリル
【高校古文】大和物語「姨捨」和歌・主題ドリル
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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よい
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ありがたい
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問15
「さしてむと思ひなりぬ。」とあるが、「さしてむ」の内容を表す部分を、
原文から抜き出して19文字で答えなさい。答え:もていまして、深き山に捨てたうびてよ。(19文字)
原文:持ていまして、深き山に捨て給びてよ。(18文字)
「原文から抜き出して」であれば「給び」もそのまま書くべきでは?なぜ平仮名に直しているのですか?
-
レンチンさん
ご指摘ありがとうございます。確認したところ、レンチンさんのご指摘どおりですね。
原文から抜き出す問題なので、答えを原文のまま(平仮名に直さずに)答えるのが正しいです。本文は修正させていただきました。
ご指摘いただいて大変助かりました。ありがとうございます。
-


よき