宮沢賢治「やまなし」テスト対策練習問題・過去問まとめ②【小学6年国語】

勉強をしている男の子と熊のイラスト

小学6年国語で学ぶ宮沢賢治の作品「やまなし」について、テストで良く出る問題と過去問をまとめています。
クリックすると答えが表示されるので、実力だめしや練習にピッタリです!

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「やまなし」
テスト対策練習問題②

yumineko

問題をクリック(タップ)すると、答えが表示されるよ!

次の文を読んで問いに答えましょう。

二 十二月

かにの子どもらはもうよほど大きくなり、底の景色も夏から秋の間にすっかり変わりました。
白いやわらかな丸石も転がってき、小さなきりの形の水晶のつぶや金雲母のかけらも、流れてきて止まりました。
その冷たい水の底まで、ラムネのびんの月光がいっぱいにすき通り、天井では、波が青白い火を燃やしたり消したりしているよう。辺りはしんとして、ただ、いかにも遠くからというように、①その波の音がひびいてくるだけです。
かにの子どもらは、②あんまり月が明るく水がきれいなので、ねむらないで外に出て、しばらくだまってあわをはいて天井の方を見ていました。
「やっぱり、ぼくのあわは大きいね。」
「兄さん、わざと大きくはいてるんだい。ぼくだって、わざとならもっと大きくはけるよ。」
「はいてごらん。おや、③たったそれきりだろう。いいかい、兄さんがはくから見ておいで。そら、ね、大きいだろう。」
「大きかないや、おんなじだい。」
「近くだから、自分のが大きく見えるんだよ。そんならいっしょにはいてみよう。いいかい、そら。」
「やっぱりぼくのほう、大きいよ。」
「本当かい。じゃ、も一つはくよ。」
「だめだい、そんなにのび上がっては。」
また、お父さんのかにが出てきました。
「もうねろねろ。おそいぞ。あしたイサドへ連れていかんぞ。」
「お父さん、ぼくたちのあわ、どっち大きいの。」
「それは兄さんのほうだろう。」
「そうじゃないよ。ぼくのほう、大きいんだよ。」
弟のかには泣きそうになりました。

問1

この場面はどのようなときを描いていますか。次の中から正しいものを選びましょう。

ア:夜
イ:明け方
ウ:昼
エ:夕方

答え:ア

問2

この場面が問1のときであることがわかる言葉を、本文からぬき出して2字で答えましょう。
答え:月光

問3

「ラムネのびん」から感じられる月光のイメージとして正しくないものを次の中から選びましょう。

ア:さわやかなイメージ
イ:にごったイメージ
ウ:すきとおったイメージ
エ:すずやかなイメージ

答え:イ

問4

線①「その波」とはどんな波のことですか。「〜ような波」と続くように、本文の言葉をぬき出して答えましょう。
答え:青白い火を燃やしたり消したりしている(ような波)

問5

かにの子どもらが外にいた理由はなんですか。「〜だったから」と続くように本文の言葉をぬき出して14字で答えましょう。
答え:あんまり月が明るく水がきれい(だったから)

問6

線②「あんまり月が明るく水がきれい」とありますが、そのことを詳しく表現した部分を、本文からぬき出して初めの5字と終わりの5字を答えましょう。
答え:
初めの5字:その冷たい
終わりの5字:にすき通り
【解説】
ぬき出す部分は「その冷たい水の底まで、ラムネのびんの月光がいっぱいにすき通り」

問7

せん③「たったそれきりだろう」とありますが、これはどういう意味ですか。次の中からもっとも正しいものを選びましょう。

ア:弟のかにが、もうあわをはけなくなったということ
イ:大きくあわをはくくらい、かんたんだということ
ウ:弟のはくあわは、自分のものよりも小さいということ
エ:弟のはくあわの数が少なかったこと

答え:ウ
【解説】
かにの子どもらは、「あわの大きさ」について話しているので、エの「あわの数」について言っているのではないことに注意しよう。

問8

次のセリフは誰のものですか。それぞれ(A)弟のかに(B)兄のかに(C)お父さんのかにから選びましょう。

ア:「やっぱり、ぼくのあわは大きいね。」
イ:「近くだから、自分のが大きく見えるんだよ…」
ウ:「だめだい、そんなにのび上がっては。」
エ:「それは兄さんのほうだろう。」
オ:「そうじゃないよ。ぼくのほう、大きいんだよ。」

答え:
ア・A
イ・B
ウ・A
エ・C
オ・A

問9

かにの子どもたちは、どこにいますか。本文の言葉をぬき出して6字で答えましょう。
答え:冷たい水の底

次の文を読んで問いに答えましょう。

そのとき、トブン。
①黒い丸い大きなものが、天井から落ちてずうっとしずんで、また上へ上っていきました。きらきらっと黄金のぶちが光りました。
「かわせみだ。」
子どもらのかには、②首をすくめて言いました。
お父さんのかには、③遠眼鏡のような両方の目をあらんかぎりのばして、よくよく見てから言いました。
「そうじゃない。あれはやまなしだ。流れていくぞ。ついていってみよう。ああ、いいにおいだな。」
なるほど、そこらの月明かりの水の中は、やまなしのいいにおいでいっぱいでした。
三びきは、ぼかぼか流れていくやまなしの④後を追いました
その横歩きと、底の黒い三つのかげ法師が、合わせて六つ、おどるようにして、やまなしの円いかげを追いました。
まもなく、水はサラサラ鳴り、天井の波はいよいよ青いほのおを上げ、やまなしは横になって木の枝にひっかかって止まり、その上には、月光のにじがもかもか集まりました。
「どうだ、やっぱりやまなしだよ。よく熟している。いいにおいだろう。」
「おいしそうだね、お父さん。」
「待て待て。もう二日ばかり待つとね、こいつは下へしずんでくる。それから、ひとりでにおいしいお酒ができるから。さあ、もう帰ってねよう。おいで。」
親子のかには三びき、自分らの穴に帰っていきます。
波は、いよいよ青白いほのおをゆらゆらと上げました。それはまた、金剛石の粉をはいているようでした。

私の幻灯は、これでおしまいであります。

問1

線①「黒い丸い大きなもの」とはなんですか。本文の言葉をぬき出して答えましょう。
答え:やまなし
【解説】
「かわせみ」と間違えないように注意しよう。

問2

線②「首をすくめて」とありますが、このときのかにの子どもらの気持ちとして正しいものを次の中から2つ選びましょう。

ア:驚き
イ:興味
ウ:疑問
エ:恐怖

答え:ア・エ
【解説】
「首をすくめる」とは驚いたり恐れいったりしたときに、思わず首をちぢめてしまうしぐさのこと。五月のときに、お魚がかわせみに連れていかれてしまったときに、かにの子どもらが怖がっていたことから、「驚き」と「恐怖」が正しいことがわかる。

問3

線③「遠眼鏡」とは、誰の何をたとえた言葉ですか。本文の言葉を使って説明しましょう。
答え:(例)お父さんのかにの両方の目

問4

線④「後を追いました。」とありますが、このときのかにたちのわくわくした気持ちがあらわれている様子の言葉を本文からぬき出して5字で答えましょう。
答え:おどるよう
【解説】
「様子の言葉」なので、「いいにおい」と間違えないように注意しよう。かにたちがわくわくして追いかけている様子が「おどるよう」なのである。

問5

(ア)やまなしが川に落ちた音と、(イ)川の水が流れる音を表す言葉、(ウ)やまなしが川を流れていくようすをそれぞれ本文からぬき出して答えましょう。
答え:
ア・トブン
イ・サラサラ
ウ・ぼかぼか

問6

波が月の光を反射してきらきらしている様子が表されている一文を本文からぬき出して答えなさい。
答え:それはまた、金剛石の粉をはいているようでした。

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