「100より大きい数」の表し方と数の大小をわかりやすく解説

100より大きい数は、どうやって表したらいいかのかな？

100より大きい数の表し方と、千（せん）という数はどういう数か、数の大小を表すきごうの　つかいかたを　わかりやすく　かいせつするよ。

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100より大きい数とは

「１０より大きい数」を数かぞえるときは、１０のかたまりを　作つくって　数えていたよね。

「１０のかたまり」は　１０あれば、　１００　になるんだったよね。

では、１００より大きい数は　どうやって　数えればよいのかな？

そう、１００　よりも　大きい数を　考かんがえるときも、「１００のかたまり」を　作って　数えるようにすれば　いいんだよ。

数の表し方としくみ

なん百の数

百ひゃくを　２こ　あつめた数は　二百にひゃく、　百を　３こ　あつめた数は　三百さんびゃくと　言うよ。

まずは、なん百の読み方を　かくにん　しよう！　

どんな数かず	数字すうじ	漢字かんじ	読よみ方かた
百を１つ	１００	百	ひゃく
百を２つ	２００	二百	にひゃく
百を３つ	３００	三百	さんびゃく
百を４つ	４００	四百	よんひゃく
百を５つ	５００	五百	ごひゃく
百を６つ	６００	六百	ろっぴゃく
百を７つ	７００	七百	ななひゃく
百を８つ	８００	八百	はっぴゃく
百を９つ	９００	九百	きゅうひゃく

たろう

三百さんびゃく、六百ろっぴゃく、八百はっぴゃくは、読み方に注意だね！

数の表し方

大きな数を　考えるときは　「１００のかたまり」、「１０のかたまり」、「１のばら」が　それぞれ　いくつ　あるのかを　考えれば　いいんだよ。

たとえば、二百にひゃく三十さんじゅう五ごは、　次のように　考えるよ。

２３５の　百の位くらいは２、　十の位くらいは３、　一の位くらいは５　だね。

二百にひゃく三十さんじゅう五ごは　２３５と　書きます。

じゃあ、たとえば　三百さんびゃく八はちなんていう数を数字すうじで書くときは　どうすればいいのかな？

百が３こ、一いちが８こ　ということだよね。
でも「１０のかたまり」はないよね。

たろう

「十の位くらい」が　ないときは、　どうすれば　いいんだろう？

「１０のかたまり」は　ないから、　十の位は「０」に　すれば　いいんだね。

ないからと言って「０」を書かないと、「３８」になってしまって　ちがう数字すうじに　なってしまうよ。

三百さんびゃく八はちは　３０８と　書きます。

数かずの線せん

数かずの線せんを　読よむときは、　１つの「めもり」が　いくつになるかを　考えないと　いけないんだ。

（あ）（い）（う）の　やじるしの　数字を　数えるよ。

１つのめもりが「１」ずつだとおもって数えると、０から１０こ　すすんだ　だけなのに　１００に　なってしまうよね。
なんだか　へんだよね。

１つのめもりが　いくつになるかを　考えるには、まずは　ある数字から　ある数字まで、いくつ　めもりが　あるかを　かくにんしよう。

たとえば、０から１００まで、いくつの　めもりが　あるかな？

０と１００の間あいだは、　１０に　分けられているね。

ということは、１つの　めもりが　いくつかを　けいさんするには、１００を　１０こに　分ければ　いいんだ。

つまり、　１つの　めもりは　１０ずつ　だよ。

たろう

ほんとうだ、めもりを　数かぞえるとき、１０、２０、３０、４０って　１０ずつ数えると、ピッタリに　なるよ！

ということは、（あ）０から７つぶん　すすんだところだから、１０が７つで、７０だね。

（い）を　数えるときは、　２００から　数えよう。　２１０、２２０、２３０、２４０。

だから、（い）は２４０だね。

（う）を数えるときは、　３００から数えても　いいけど、　めもりが　多くて　たいへんだね。　

まずは、　いくつの　めもりが　あるか　数えよう。　３００のところから、９この　めもりだ。

でも、３０９じゃないよ。「１めもりは　１０」だったよね。

９めもりだと　９０だ。　だから（う）は、３９０だね。

くまごろう

３００から　数えるのが　たいへんだったら、４００より　１つの　めもりぶん　すくないから、「４００より１０小さい数」　って考えることも　できるよ。

数かずの線せんの　数かぞえ方かた

まずは、　１めもりが　いくつかを　考えるよ。

（1めもりが　１０のとき）
「１０、２０、３０、・・・、１１０、１２０、１３０、・・・」のように、数えることが　できるね。

でも、めもりが　多くなると　たいへんだから、　１００や２００のような　「キリのいい数字」から　めもりを　数えると　分かりやすいね。

れんしゅうもんだい

（１）それぞれ　いくつを　表あらわしていますか。　数字すうじで　書きましょう。

答え
①７４６
②３９０

なにもない位くらいには　０を　書かないと　いけないよ。

（２）１０を　１３こ　あつめた　数は　いくつですか。　

「１０のかたまり」が　１０こ　あれば　１００に　なるんだったよね。

すると、１００と　３０に　できたよ。

答え　１３０

（３）２６０は、　１０を　何なんこ　あつめた　数ですか。

２６０　ということは、　「１００が　２つ」と　「１０が　６つ」だね。

こんどは、　１００のかたまりを　１０に　くずしてみよう。

これで、　１０のかたまりは　２６こ　になったね。

答え　２６こ

千（せん）

ここまでで、「なん百」という数字は、　数えられるよう　になったよね。

じゃあ、百、二百、三百、・・・八百、九百、この次つぎは　どうなるんだろう？

たろう

百が　１０こ　だから、　十じゅう百ひゃく　って言うのかな？

百が　１０こ　あつまると、　新あたらしい数を　つかって　数字すうじを　表あらわすよ。

百を　１０こ　あつめた数を　千せんといい、　１０００と　書きます。

数の線を　見ながら、　考えてみよう。

（１）８００は　あといくつで、　１０００に　なりますか。
（２）１０００より　４００　小さい数　は　いくつですか。
（３）１０００より　５０　小さい数　は　いくつですか。
（４）１０００より　１　小さい数　は　いくつですか。　

まずは、小さい　１めもりが　いくつか　考えよう。　

たろう

大きいめもりは　５００、６００、７００・・・って１００ずつ　増ふえているね。　だから、　小さい　１めもりは　１０、２０、３０・・・って増ふえるよ。

「小さい　１めもりは　１０」だね。

（１）は、大きい　めもりで　数えよう。　大きい　めもりは　１００ずつ　増ふえているね。　だから、８００は　あと２００で、　１０００に　なるね。

（２）は、１０００の　ところから　大きい　めもり　４つ分ぶんを　数えよう。９００、８００、７００、６００！
１０００より　４００　小さい数　は　６００だ。

（３）は、　５０小さい数を　考えるよ。　５０ということは、　小さい　めもりが　５つ分だ。
９９０、９８０、９７０、９６０、９５０！

うしろから　数かぞえるのは　むずかしいから、　数かずの線せんに　しるしを　つけてから　数かぞえてもいいよ。

（４）１０００より　１　小さい数　ということは、　あと　１増えると　１０００になる数　ということだね。　それは　９９９だ！

答え
（１）２００
（２）６００
（３）９５０
（４）９９９　

数の大小（数の大きさ比べ）

１００より大きい数（３けたの数）をくらべて、どちらが多いか、どちらが少ないかを　かんがえよう。

３つの　小学校の　子どもの　人数にんずうを　くらべてみよう。

東ひがし小学校　４９５人
西にし小学校　５２７人
南みなみ小学校　５４１人

東小学校と　西小学校の　人数を　くらべて　みるよ。

東小学校は、４９５人で　５００人よりも　少ないね。　でも、　西小学校は、　５２７人で　５００人よりも　多いよ。

だから、　西小学校の方が　人数が　多いね。

数字を　比べるのは、　「百の位が４」と「百の位が５」と　いうところだけ　見れば、　分かったよね。

じゃあ、西小学校と　南小学校の　人数を　くらべて　みよう。

百の位は　どちらも　５だから、　ここだけ　見ても　どちらが　多いか　わからないね。

だから、つぎは　十のくらいを　くらべるよ。

西小学校は　「十の位が２」で、　南小学校は　「十の位が４」だ。

南小学校の方が　大きいね。

数の　大小は、　しるし　＞、　＜　をつかって表すことは　覚えているかな。

＞　も　＜　も、おおきく　ひらいている　ほうにある　数字が　もうかたほうより　大きいことをあらわす　しるし（きごう）だよ。

＞　と　＜　の　つかいかた

４９５　＜　５２７
４９５は　５２７より　小さい

５４１　＞　５２７
５４１は　５２７より　大きい

と、表すことが　できます。