掛け算(くく)の表と「かけ算のきまり」の問題をわかりやすく解説
小学校2年生の算数で学習する「かけ算のきまり」について、かける数とかけられる数の順番を入れかえても答えが同じになること、かける数が1大きくなると、答えはかけられる数だけ大きくなることを、わかりやすく解説するよ。
かけ算のきまりをつかった問題のときかたもくわしく紹介するよ。
目次
これまでで 九九を 1のだんから 9のだんまで べんきょうしてきたよね。
九九を おぼえると、かけ算の 答えが パッと出てくるんだ。
たとえば、おかしが 3つ 入った はこが 4つあるとき、全部で 何こ あるか、すぐに「3×4=12(三四12)」と 計算できるね。
あとは、九九は 買い物や 料理づくりでも 役立つんだ。
そんな 九九の たいせつな きまりを 2つ しょうかいするね。
6のだんや 9のだんのときも せつめいしたけど、 もう一度 しょうかいするね。
九九の きまり
- かける じゅんばんを かえても 答えは同じになる
- かける数が 1大きくなると 答えは かけられる数だけ 大きくなる
かける じゅんばんを かえても 答えは同じになる
かけ算では、「かけられる数」と 「かける数」の じゅんばんを いれかえても 答えは 同じに なるんだ。
下の ひょうで、同じ色に ちゅうもく してみよう。
ひょうを 見て わかること
- 2×3と3×2は どちらも 答えが「6」
- 2×6と6×2は どちらも 答えが「12」
- 5×6と6×5は どちらも 答えが「30」
ひょうを 見て わかること
- 2×8と8×2は どちらも 答えが「16」
- 6×7と7×6は どちらも 答えが「42」
- 5×9と9×5は どちらも 答えが「45」
「かけられる数」と 「かける数」を いれかえても 答えは 同じに なっているね。
このきまりを つかうと、計算を かんたんに することが できるよ。
たとえば、7×8を 計算しなければ いけないとき、8×7 の方が おぼえやすければ、そちらを つかって 計算することが できるよね。
かける数が 1大きくなると 答えは かけられる数だけ 大きくなる
「どういうこと?」と 思った人も いるかもしれないね。
4のだんに ちゅうもくしてみよう。
4のだんは、4×1=4、4×2=8、4×3=12・・・のようになっていくよね。
かける数が 1、2、3、4・・・と 1大きくなるにつれて
答えは 4 ずつ大きくなっていくよね。
かける数が 1大きくなると 答えは かけられる数「4」だけ 大きくなっているね。
6のだんに ちゅうもくしてみよう。
6のだんは、6×1=6、6×2=12、6×3=18のようになっていくよね。
かける数が 1、2、3、4・・・と 1大きくなるにつれて
答えは 6 ずつ大きくなっていくよね。
かける数が 6大きくなると 答えは かけられる数「4」だけ 大きくなっているね。
このきまりを 知っていれば、次のような 問題も 答えを もとめられるよ。
下の かけ算の ひょうで、①と ②に はいる数を こたえましょう。
①の 数を もとめる
①の数って、5×11の 答えだよね。
だけど、9より 大きい 九九は べんきょうしていないね。
だけど、もとめることが できるよ。
①って、5のだんだよね。
5のだんって、かける数が 1大きくなると 答えは 5ずつ 大きくなるよね。
①に入る数は、45に 5を たして、さらに 5をたした数
45+5+5=55
答え 55
②の 数を もとめる
②の数って、7×13の 答えだよね。
だけど、9より 大きい 九九は べんきょうしていないね。
だけど、もとめることが できるよ。
②って、7のだんだよね。
7のだんって、かける数が 1大きくなると 答えは 7ずつ 大きくなるよね。
②に入る数は、63に 7をたして、さらに 7をたして、さらに 7をたして、さいごに 7をたした数
63+7+7+7+7=91
答え 91
このきまりを つかえば、「かけられる数」と 「かける数」が 9より 大きい数も 答えを もとめることができるね。
掛け算(くく)の表と「かけ算のきまり」の練習問題
▢に 入る数を もとめよう。
(1)3×5=▢×3
(2)5×7=5×6+▢
(1)3×5=▢×3
「かけられる数」と 「かける数」を いれかえても 答えは 同じだから、
3×5=5×3
▢に 入る数は 「5」だよ。
(2)5×7=5×6+▢
かける数が 1大きくなると 答えは かけられる数だけ 大きくなるんだったよね。
「5×7」と 「5×6」に ちゅうもくしよう。
「5×7」は 「5×6」の かける数が 1大きくなっているね。
ということは、
答えは かけられる数だけ 大きくなるから、
5×7=5×6+5
▢に 入る数は 「5」だよ。
掛け算(くく)の表と「きまり」のまとめ
- かける じゅんばんを かえても 答えは同じ
- かける数が 1大きくなると 答えは かけられる数だけ 大きくなる。このきまりを つかうと、11×9のような 9より 大きい数の かけ算が できる。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。