「名前を見てちょうだい」内容とあらすじ・テスト対策ポイント解説

小学校2年生の国語で学習する「名前を見てちょうだい」のおはなしについて、あらすじや内容、使われていることばの意味、新しく習う漢字など、テスト対策に役立つポイントを解説するよ。

場面分けのポイント、登場人物やおはなしの解釈など、ぜひ参考にしてね。

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「名前を見てちょうだい」 内容とあらすじ・テスト対策ポイント解説

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目次

「名前を見てちょうだい」あらすじ

「名前を 見て ちょうだい」のあらすじ・作者さく しゃ登場人物とうじょうじんぶつをかくにんしよう。

作者について

「名前を 見て ちょうだい」は、あまんきみこさんが 書いたお話だよ。
あまん きみこ さんは、ほかにも 「車のいろは 空のいろ」「おにたのぼうし」「白いぼうし」などの 絵本を かいているよ。

登場人物(とうじょうじんぶつ)

  • 【えっちゃん】
    このお話の しゅ人公の 女の子。名前は うめだ えつこちゃん。おかあさんから、赤い すてきなぼうしを もらったよ。ぼうしのうらには、「う、め、だ、え、つ、こ」と ししゅうがしてあったよ。
  • 【えっちゃんの おかあさん】
    えっちゃんに 赤いすてきなぼうしを くれたよ。
  • 【きつね】
    のはらで、赤いぼうしを かぶっていたきつね。名前は のはら こんきち。
    えっちゃんが「あたしのぼうしよ。」と言うと、ぼうしの うらの 名前は「の、は、ら、こ、ん、き、ち」だと 言ったよ。
  • 【牛】
    こがね色の はたけで 赤いぼうしを かぶっていた 牛。名前は はなたか もうこ。えっちゃんと きつねが「あたしのよ。」「ぼくのだよ。」と言うと、ぼうしの うらの 名前は 「は、た、な、か、も、う、こ」だと 言ったよ。
  • 【大男】
    七色の 林で ぼうしを ながめていた 木よりも高い 大男。ぼうしを たべてしまったよ。

あらすじ

名前を 見て ちょうだい
作:あまん きみこ 絵:うめだ しゅんさく

えっちゃんは おかあさんから 赤いすてきなぼうしを もらいました。
うらには 青い糸で 「う、め、だ、え、つ、こ」と えっちゃんの名前が ししゅうしてある ぼうしです。
えっちゃんが ぼうしをかぶって さっそくあそびに出かけると、つよい風がふいて ぼうしは のはらへ とんでいきました。

のはらには きつねがいて 赤いぼうしを かぶっていました。
えっちゃんが 自分のぼうしだと言うと、きつねは 自分のぼうしだと しゅちょうしました。
二人で 名前を見てみると「の、は、ら、こ、ん、き、ち」と あるのでした。

ぼうしは つぎに こがね色のはたけへ とんでいきました。
はたけには 牛がいて 赤いぼうしを かぶっていました。
えっちゃんと きつねが 自分のぼうしだと言うと、牛は 自分のぼうしだと しゅちょうしました。
三人で 名前を見てみると「は、た、な、か、も、う、こ」と あるのでした。

ぼうしは つぎに 七色の林へ とんでいきました。
林には 大男がいて ぼうしを たべてしまいました。
そして えっちゃんと きつねと 牛を じろりと 見下ろしながら 「まだ何かたべたいなあ。」と 言いました。

きつねと牛は にげますが、えっちゃんは 「あたしは かえらないわ。だって、あたしのぼうしだもん。」と 言いました。
すると、ふしぎなことが おこりました。
えっちゃんの体から 湯気が出て、大男と同じくらい 大きくなったのです。

えっちゃんが「あたしのぼうしを かえしなさい。」と 手のひらをまっすぐのばすと、大男は 空気のもれる 風せんのように しぼんで 見えなくなりました。

そのあとに のこされた 赤いぼうしには たしかに えっちゃんの名前が ありました。
えっちゃんは ぼうしをかぶると あっこちゃんのうちに あそびに 行きました。

「名前を見てちょうだい」内容とポイント

「名前を 見て ちょうだい」の 場面分ばめんわけごとに、内容ないようとポイントを かくにんしよう。

場面は、「場しょ」や「登場人物」、「時間」などが かわったところをヒントにして かんがえるといいよ。
登場人物の セリフや こうどうから、「登場人物が どんな気もちだったか」を かんがえてみよう。

だい一の 場めん えっちゃんが お母さんから ぼうしをもらう

【場しょ】(えっちゃんのいえ)
【登場人物】えっちゃんえっちゃんのおかあさん
【ないよう】えっちゃんが おかあさんから ぼうしをもらったよ。

えっちゃんは おかあさんから ぼうしを もらったね。
どんな ぼうしかというと、「赤いすてきなぼうし」で 「ぼうしのうらに、青い糸で 名前が ししゅうしてある」ぼうしだね。

「ししゅう」は ぬのに 糸で もようを ぬうことだよ。
えっちゃんの名前を ていねいに ししゅうしてくれたなんて、えっちゃんに よろこんでもらいたいなという おかあさんの 気もちが こめられている かんじがするね。

えっちゃんは「う、め、だ、え、つ、こ。うふっ。ありがとう。」と 言ったね。
名前を 一文字ずつ ていねいに 読んでいるところから えっちゃんが とてもよろこんでいることが わかるね。

「うふっ」という わらいかたも、うれしくてうれしくて 思わず ニコニコしてしまった かんじがするよね。
きっと「わーい。あたしの ぼうしだ!うれしいな、きにいったな。」という 気もち だったんじゃないかな。

えっちゃんは、ぼうしを ぎゅうっとかぶって、さっそく あそびに出かけたよ。
「ぎゅうっとかぶって」ということは、だいじなぼうしだから とんでいかないように しっかりかぶったんじゃないかな。
「さっそく出かけた」ということは きっと「すてきなぼうしを かぶって 早く外に行きたいな。だれかに 見せたいな。」と ウキウキだったんだね。

だい二の 場めん 風が えっちゃんのぼうしを さらう

【場しょ】門を出たとき
【登場人物】えっちゃん
【ないよう】つよい風が ふいて、えっちゃんのぼうしを さらったよ。

つよい風が ふいて、いきなり ぼうしを さらったね。
ぼうしが どこへ行ったかというと、 のはらの方だね。

えっちゃんは 「こら、ぼうし、まてえ。」と言って、はしりだしたね。
きっと「せっかく もらったぼうしなのに とんでいかないでー!」「ぼうしを つかまえなきゃ!」という 気もちだったんじゃないかな。

お話と いっしょに かかれている 絵を見ると、えっちゃんが いっしょうけんめい ぼうしを おいかけているね。

だい三の 場めん きつねが 赤いぼうしを かぶる

【場しょ】のはら
【登場人物】えっちゃん・きつね
【ないよう】きつねが 赤いぼうしを かぶっていて、自分のぼうしだと 言ったよ。

のはらには、赤いぼうしを ちょこんと かぶった きつねが いたね。

だい一の 場めんで えっちゃんは ぼうしを「ぎゅうっと」かぶったけれど、きつねは「ちょこんと」 かぶっていたんだね。
頭にのせたくらいの かるい気もちだったのかもしれないし、サイズもあっていないのかもしれないね。

えっちゃんが「それ、あたしのぼうしよ。」と言うと、きつねは すまして「ぼくのだよ。」とこたえたね。
「すまして」だなんて、きつねは「え、何のこと? えっちゃんのぼうし なんて しりませんけど?」と とぼけている かんじがするね。

えっちゃんが「名前を見てちょうだい。」と言うと、きつねは、しぶしぶ ぼうしをぬいで「ほうら、ぼくの名前だよ。の、は、ら、こ、ん、き、ち。」と言ったね。

えっちゃんは、「へんねえ。」と言って、もう一度いち ど たしかめようとしたね。
なぜかというと「あたしのぼうしの はずなのに おかしいな。」と ふしぎに思ったり、「なっとくできないな。」と思ったり したんじゃないかな。

くまごろうくまごろう

ぼうしの名前が ほんとうに かわっていたのか、どうして かわっていたのか、くわしいことは わからないね。

ぼうしは、こがね色の はたけの方へ とんでいったから えっちゃんと きつねは おいかけたよ。

だい四の 場めん 牛が 赤いぼうしを かぶる

【場しょ】こがね色の はたけ
【登場人物】えっちゃん・きつね・
【ないよう】牛が 赤いぼうしを かぶっていて、自分のぼうしだと 言ったよ。

こがね色の はたけには、赤いぼうしを ちょこんと かぶった 牛がいたね。
牛も きつねと同じように 「ちょこんと」かぶっていたんだね。
お話といっしょに かかれている絵を見ると 牛には ぼうしが小さすぎるよね。

えっちゃんが「それ、あたしのよ。」、きつねが「ぼくのだよ。」と言うと、牛は すまして「わたしのですよ。」と こたえたね。
牛も きつねと同じように 「なんのこと?」と とぼけたんだね。

えっちゃんと きつねが「名前を見てちょうだい。」と言うと、牛は、しぶしぶ ぼうしを ぬいで「ほうら、わたしの名前だよ。は、た、な、か、も、う、こ。」と 言ったね。

えっちゃんと きつねは「へんねえ。」と言って、かおを見合わせたね。
えっちゃんも きつねも「あたしの(ぼくの)ぼうしのはずなのに おかしいな。」とふしぎに思ったんだね。

こんどは ぼうしは、七色の林の方へ とんでいったから、えっちゃんと きつねと 牛は おいかけたよ。

だい五の 場めん 大男が 赤いぼうしを 食べる

【場しょ】七色の林
【登場人物】えっちゃん・きつね・牛・大男
【ないよう】大男が 赤いぼうしを たべたよ。えっちゃんは おこって「あたしのぼうしを かえしなさい。」と 言ったよ。

くまごろうくまごろう

えっちゃんが 行った場しょと 人ぶつの じゅんばんは だいじだよ。場しょは「のはら」→「こがね色の はたけ」→「七色の 林」と かわっていったね。えっちゃんが 会った 人ぶつは「きつね」→「牛」→「大男」のじゅんばんだね。

大男が ぼうしを たべる

七色の林には 大男がいて、ぼうしを りょう手でもって ふしぎそうに ながめていたよ。

どんな大男かというと、「木よりもたかい」「どかんとすわっている」大男だね。
お話といっしょに 書かれている絵を 見ると、えっちゃんたちと 大男の 大きさの ちがいが よくわかるね。

「ふしぎそうに」とあるから、大男は 小さなぼうしが 何をするものか わからなかったのかも しれないね。

えっちゃんと きつねと 牛が「名前を 見て ちょうだい。」と言うと、大男は えっちゃんたちを じろりと 見下ろしたね。
そして、ぼうしを口の中に入れ、「たべちゃったよ。だから、名前も たべちゃった。」と すまして こたえたね。

大男は 「名前を 見て ちょうだい。」と 言われたのに 名前を見ずに、いきなり ぼうしをたべたり、「名前も たべちゃった。」といじわるなことを 言ったり なんだか らんぼうだね。
それに えっちゃんたちを じろりと 見下ろしていて 小さな人や どうぶつを バカにしているかんじがするね。

それから、大男は 「もっと 何か たべたいなあ。」と言ったね。
きっと「三人とも おいしそうだな。たべてやろう。」という 気もちだったんじゃないかな。
「したなめずりをして」「じろりじろり 見下ろしながら」という こうどうも えっちゃんたちを おいしそうなえもの と思っていそうだよね。

すると 牛も きつねも 「早く かえらなくっちゃ。いそがしくて、いそがしくて。」と言って、はしっていったね。
なぜかというと「大男に たべられちゃう。とにかく にげなきゃ。」と思ったんだね。

「あとずさりをしながら」「くるりと むきを かえると」「風のように はしって」という こうどうから、こわくて ひっしで にげた 牛やきつねの 気もちを そうぞうできるね。

おこった えっちゃんの体が 大きくなる

けれども えっちゃんは にげなかったよ。
なぜかというと、ぼうしを たべられて おこったからだね。

えっちゃんは 「あたしは かえらないわ。だって あたしのぼうしだもん。」と言ったね。
「むねをはって」「大男を きりりと見上げて」という こうどうから えっちゃんが どうどうと 大男に 立ちむかっていったことが わかるね。
とてもつよくて かっこいいね。

すると えっちゃんの 体から 湯気ゆげが もうもうと出て、ぐわあんと 大きくなったね。
そして、えっちゃんは「たべるなら、たべなさい。あたし、おこっているから あついわよ。」と 言ったね。

みんなも おこっているときは、いきが あらあらしくなったり、おこっている気もちが メラメラと もえるように からだが あつくなったり するよね。
えっちゃんも 本気でおこっているから、体が あつくなったんだね。

「もうもうと」ということは、つぎからつぎへと 湯気が出ている ということだね。
「ひどいよ!」「ゆるせない!」「ぜったいにまけないぞ!」など、えっちゃんの おこっている気もちが どんどん あふれてきているかんじがするね。

それから えっちゃんは 大男と 同じ大きさに なったね。
えっちゃんは たたみのような 手のひらを まっすぐ のばして「あたしのぼうしを かえしなさい。」と言ったね。

「たたみのような 手のひら」ということばから えっちゃんが とても大きくなったことが わかるね。
「手のひらを まっすぐのばして」という うごきからも 「ぜったいに かえしなさい」という つよい 気もち、本気の気もちが つたわってくるね。

お話と いっしょに かかれている絵を 見ると、えっちゃんは どうどうと立っていて、しんけんで きりりとにらむような こわい顔をしているよね。

くまごろうくまごろう

「あたしのぼうしを かえしなさい。」は 教科書でも ふとい字で かかれていて きょうちょうされているね。えっちゃんの つよい気もちが あらわれているから、おなかから 声を出して、大きな声で 音読しよう。

えっちゃんは どうして 大きくなったのかな。

それは きっと「ぼうしも 名前も あたしのだいじなものだから ぜったいにとりかえすぞ!」という つよい気もちが えっちゃんを 大きくしたんじゃないかな。

おかあさんから もらった、自分の名前が ししゅうされている 赤いぼうしは えっちゃんにとって とくべつで 気に入っていたよね。
そんなぼうしを かってにたべられて おまけに 名前まで たべられたから えっちゃんは おこったよね。

だから 大きくなった えっちゃんの体は 「ぼうしも 名前も あたしのだいじなもの」という ほこりや 「あたしのぼうしを かえして」という つよい気もち そのものなんじゃないかな。

はんたいに 牛ときつねは にげたよね。
ということは 牛ときつねにとって 赤いぼうしは そこまで だいじなぼうしでは なかったんじゃないかな。
「ぼうしが 風で とんできた。ラッキー。かぶっちゃえ。」くらいの 気もち だったのかもしれないね。

大男は 空気のもれる 風せんのように、しぼんで、しぼんで、しぼんで、とうとう 見えなくなったね。
「空気のもれる 風せん」は シュルシュルシュルと あっという間に 小さくなるよね。
大男も 風せんのように 見る見る間に 小さくなったんだね。

きっと 大男は じろりと見下していた女の子が おこって 自分と同じくらい大きくなったから こわくなったんじゃないかな。

「ぶるっと みぶるい」「ぶるぶる ふるえながら」という ようすからも、大男が こわがっているようすが わかるね。
すっかり こわくなって 空気が もれるように 体中の力が ぬけてしまったのかもしれないね。

くまごろうくまごろう

えっちゃんが 全力で ぼうしを とりかえそうとした つよい気もちが 大男を やっつけたんだね。

そのあとには、ぽつんと 一つ、小さな 赤いもの があったよ。
「小さな 赤いもの」は えっちゃんの ぼうしだね。

このときの えっちゃんの体は まだ大きいままだし、大男は 見えなくなってしまったから きっと ぼうしだけが 「ぽつんと」 のこされたように 見えたんだね。

えっちゃんは 「ああ、よかった。」と言ったね。
なぜかというと、「う、め、だ、え、つ、こ」と 名前がかいてあって、自分の だいじなぼうしも 名前も ぶじに もどってきたからだね。

そして、ぼうしを 頭にのせると、えっちゃんは 元の大きさに なったよ。

だい六の 場めん えっちゃんは あっこちゃんのうちに あそびに行く

【登場人物】えっちゃん
【ないよう】えっちゃんは あっこちゃんのうちに あそびに行ったよ。

えっちゃんが あっこちゃんのうちに あそびに行くところで このお話は おわるよ。
「あっこちゃん」がだれかは 書いていないけれど、きっと えっちゃんと なかよしの ともだちだね。

お話と いっしょに かかれている えっちゃんの絵を見ると、ニコニコしているね。
さいごのばめんは とてもみじかいけれど だいじなぼうしも 名前も ぶじに とりもどせて ほっとした えっちゃんの気もちが つたわってくるね。

えっちゃんにとって ぼうしはもちろん、名前は とても だいじなもの だったね。
名前は みんなが うまれてから さいしょに プレゼントしてもらった、かぞくからのあいが こめられたものだよ。

えっちゃんの名前も、みんなの名前も、「自分らしさ」をあらわす かけがえのない たからものだよ ということを 作者は 伝えたかったのかも しれないね。

「名前を見てちょうだい」ことばの意味

「名前を見てちょうだい」で とうじょうする ことばの意味を まとめているよ。
※「名前を見てちょうだい」の 中で つかわれている 意味なので ちゅういしよう。

ことばことばの意味
ししゅうぬのなどに 糸で 絵や 文字を ぬって あらわすこと
さらうとつぜん うばい取ること
本文「ぼうしを さらって いきました」
すますまじめそうな 顔つきを する ようす
本文「きつねは、すまして こたえました」
しぶしぶいやいやながら、しかたなく する ようす
本文「きつねは、しぶしぶ ぼうしを ぬいで」
こがね色金色(きんいろ)のこと
本文「こがね色の はたけの 方へ」
まぶしい光が つよくて ちゃんと 見れない ようす
本文「まぶしそうに 見上げて」
見合わせるおたがいに 顔を 見ること
本文「かおを 見合わせた とき」
ながめるじっと 見つめる ようす
本文「ふしぎそうに ながめて いました」
見下ろす上から 下の方を 見ること
本文「じろりと 見下ろしました」
したなめずりおいしそうな ものを 見て したを 出して くちびるを なめまわすこと
本文「大男は、したなめずりを して」
あとずさりこわがって 前をむいたまま 少しずつ 後ろに さがること
本文「牛が、あとずさりを しながら」
つぶやく小さな こえで ひとりごとを いうこと
本文「ぶつぶつ つぶやきました」
むねを はる自しんを もった ようす
本文「むねを はって」
きりりつよく、ひきしまった ようす
本文「きりりと 見上げて」
湯気おゆなどから のぼる 白い けむりのように みえるもの
本文「湯気が もうもうと 出て」
みぶるいさむさや おそろしさで 体が ふるえること
本文「ぶるっと みぶるいを しました」
もれるすきまなどから こぼれおちるたり 出てくること
本文「空気の もれる 風せん」
しぼむいきおいが あったものが よわくなって 小さくなる ようす
本文「風せんの ように しぼんで」
ぽつん一つだけが きりはなされて ある ようす
本文「ぽつんと 一つ」

「名前を見てちょうだい」新しい漢字

「名前を見てちょうだい」で あたらしく ならう かんじの なぞりがきが できる プリントを よういしたよ。

たくさん れんしゅうしよう。

「名前を見てちょうだい」で習う感じの書き取りプリントの画像

「名前を見てちょうだい」全文を確認しよう

段落分けのポイント

段落(だんらく)・ばめん とは

「段落(だんらく)」とは、文しょうを、ないようの まとまりごとに わけた ひとくぎりの もののことだよ。

段落を、さらに いみの つながりで ひとまとめにしたものを「意味段落(いみだんらく)」と よぶよ。
これまで、おはなしを いくつかの「場めん」に わけてきたと おもうけれど、この「場めん」とは「意味段落でわけたもの」だったんだね。

だんらく・場めんの わけかた

「場めん(だんらく)わけ」には、ポイントがあるよ。

  • 時間が かわる
    「つぎの日」とか、「夜になると」のように、時間がたったり したところで ばめんが わけられるよ。
  • 場所が かわる
    「公園につきました」とか、「学校では」など、それまでとは 場しょがかわると 場めんが わけられるよ。
  • 新しい とうじょう人ぶつ
    「おばあさんが やってきました」とか、「おとうさんが かえってきました」など、これまで いなかった 新しい とうじょう人ぶつが 出て きたら 場めんが わけられたりするよ。

「名前を見てちょうだい」の ばめんわけ

「名前を見てちょうだい」は、6つの 場めんに わけられるよ。

場めん場面わけの 場しょ
だい1の
場めん
56ページ1行目~8行目
「えっちゃんは、おかあさんに 赤い すてきな ぼうしを もらいました。」~「そして、さっそく、あそびに 出かける ことに しました。」まで。
だい2の
場めん
57ページ1行目~11行目
「さて、えっちゃんが 門を 出た とき、つよい 風が ふいて きて、いきなり ぼうしを さらって いきました。」~「ぼうしは、リボンを ひらひらさせながら、のはらの 方へ とんで いきます。」まで。
だい3の
場面
58ページ1行目~59ページ9行目
「えっちゃんが その のはらに はしって いくと、赤い ぼうしを ちょこんと かぶった きつねが 一ぴき、白い すすきを もって、プープー ふいて いました。」~「ぼうしは、リボンを ひらひらさせながら、こがね色の はたけの 方へ とんで いきます。」まで。
だい4の
場面
59ページ10行目~61ページ7行目
「えっちゃんたちが その はたけに はしって いくと、赤い ぼうしを ちょこんと かぶった 牛が 一ぴき、青い 空を まぶしそうに 見上げて いました。」~「ぼうしは、リボンを ひらひらさせながら、七色の 林の 方へ とんで いきます。」まで。
だい5の
場面
61ページ8行目~66ページ9行目
「えっちゃんたちが、その 林に 入って いくと、木よりも たかい 大男が、どかんと すわって いました。」~「ぼうしを 頭に のせると、あらら、えっちゃんは、元の 大きさに なって いました。」まで。
だい6の
場面
66ページの10行目~11行目
「それから、えっちゃんは、あっこちゃんの うちに あそびに 行きました。」まで。

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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