図を使って考えよう「わからない数」のあるたし算とひき算のやり方
小学校2年生の算数で学習する「図を使ったたし算とひき算」について、わからない数のあるたし算とひき算を、図を使って考えるやり方をわかりやすく解説するよ。
文を図であらわしてたし算とひき算の式を考えるやり方を練習問題で確認しよう。
目次
図をつかった たし算
「図をつかった たし算」とは、どういうことかというと、
- 文を 図であらわして、
- 「わからない数」を ▢にして たし算の しきを 作る
ということだよ。
たとえば、つぎの 文を 見てみよう。
みかんが 18こ あります。
何こか 買ってきたので、
ぜんぶで 32こに なりました。
まず、この文を 図で あらわしてみるよ。
ただ、この文には 「わからない数」 があるよね。
「買ってきた みかんの数」がわからないよね。
この、「わからない数」である 「買ってきた みかんの数」を 「▢こ」にしたよ。
いちばん 下の 図に ちゅうもくしよう。
「はじめにあった 18こ」と「買ってきた ▢こ」をたしたものが「ぜんぶの 32こ」だね。
▢を つかった しきを 作ると つぎのようになるよ。
18+▢=32
文を 図にして、
▢を つかって しきを つくると、文の通りに しきを 作ることが できるんだ。
せっかく しきを 作ることが できたから、▢に 入る 数を もとめてみよう。
18+▢=32ということは、
「18に ▢を たすと 32 になる」よね。
▢に 入る 数を もとめるには、
32から 18を ひけばいいから、
32-18=14
▢は14だとわかるね。
答え:14こ
下の図で「買ってきた 数」が14こ とわかったよ。
18と 14を たして 32に なっていることを かくにんしておこう。
図をつかった ひき算
こんどは、ひき算の しきを つくってみよう。
みかんが 何こか ありました。
8こ 食べたので
のこりは 14こに なりました。
まず、この文を 図で あらわしてみるよ。
ただ、この文にも 「わからない数」 があるよね。
「はじめにあった みかんの数」がわからないよね。
この、「わからない数」である 「はじめにあった みかんの数」を 「▢こ」にしたよ。
いちばん下の図に ちゅうもくしよう。
「はじめにあった ▢こ」から「食べた 8こ」を ひいたものが「のこりの 14こ」だね。
▢を つかった しきを 作ると つぎのようになるよ。
▢-8=14
わからない数を ▢を つかって しきを つくると、文の通りに しきを 作ることが できるね。
しきを 作ることが できたから、▢に 入る 数を もとめてみよう。
▢-8=14ということは、
「14に 8を たすと ▢ になる」よね。
だから、
14+8=22
▢は22だとわかるね。
答え:22こ
下の図で「はじめにあった 数」が22こ とわかったよ。
8と 14を たして 22に なっていることを かくにんしておこう。
図をつかった たし算とひき算の れんしゅう
公園で 12人が あそんでいました。
あとから 何人か きたら、ぜんいんで 21人に なりました。
あとから きたのは 何人でしょうか。
図をつかって、▢のしきを つくる
まず、この文を 図で あらわしてみるよ。
この文の 「わからない数」 はなにかというと、
「あとから きた人数」がわからないよね。
この、「わからない数」である 「あとから きた人数」を 「▢人」にしたよ。
いちばん下の図に ちゅうもくしよう。
「はじめにいた 12人」と「あとから きた ▢人」をたした数が「ぜんいんの 21人」だね。
▢を つかった しきを 作ると つぎのようになるよ。
12+▢=21
▢の数をもとめる
12+▢=21ということは、
「12に ▢を たすと 21 になる」よね。
▢に 入る 数を もとめるには、
21から 12を ひけばいいから、
21-12=9
▢は9だとわかるね。
答え:9人
14mの リボンが ありました。
何mか つかったら、
のこりは 4m になりました。
何mの リボンを つかったでしょうか。
図をつかって、▢のしきを つくる
まず、この文を 図で あらわしてみるよ。
この文の 「わからない数」 は、
「つかった リボンの 長さ」がわからないよね。
この、「わからない数」である 「つかった リボンの 長さ」を 「▢m」にしたよ。
いちばん下の図に ちゅうもくしよう。
「はじめにあった 14m」から「つかった ▢m」をひいた数ら「のこり 4m」になるね。
▢を つかった しきを 作ると つぎのようになるよ。
14-4=▢
▢の数をもとめる
14-4=▢ということは、
「14から 4を ひいたら ▢になる」から
14-4=10
▢は10だとわかるね。
答え:10m
図をつかったたし算とひき算のまとめ
図をつかったたし算とひき算
- わからない数を ▢として、図であらわす。
- 図で あらわしたら、▢を つかった しきで あらわす。
- ▢を もとめるために、たし算を するか、ひき算を するかは、図や しきを みて考える。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。