【中学公民】情報化とは?ICT・AI・ビッグデータ・情報リテラシーをわかりやすく解説
中学3年生の公民では、「情報化」について学習するよ。
今の社会では、スマートフォンやコンピューター、インターネットを使って、たくさんの情報をすぐに調べたり、遠くの人と連絡を取ったりできるよね。
このように、情報通信技術が発達し、情報が社会の中で大きな役割をもつようになることを情報化というんだ。
この記事では、情報化とは何か、ICTやビッグデータ、AIとは何か、そして情報化が進む社会で必要になる情報リテラシーや情報モラルについて、わかりやすく解説していくよ。
この記事で分かること
- 情報化とは何か
- ICT・ビッグデータ・AIの意味
- 情報化によって生活や社会がどう変わったのか
- 情報化による便利な面と課題
- 情報リテラシーと情報モラルの大切さ
1. 情報化とは
情報化とは、コンピューターやインターネットなどの情報通信技術が発達し、情報が社会の中で大きな役割をもつようになることだよ。
昔は、遠くの人と連絡を取るには電話や手紙を使ったり、情報を調べるには本や新聞を読んだりすることが多かったね。
でも今は、スマートフォンやパソコンを使えば、ニュース、動画、地図、学習情報、買い物、予約、連絡など、いろいろなことがすぐにできるようになっているよ。
たろう
くまごろう情報化は、私たちの日常生活だけでなく、教育、医療、産業、政治、行政、災害対策など、社会のさまざまな場面に広がっているんだ。

2. ICTとは
情報化を考えるときに大切な言葉が、ICTだよ。
ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、日本語では情報通信技術というよ。
コンピューターやインターネット、スマートフォン、通信ネットワークなどを使って、情報を集めたり、送ったり、記録したり、共有したりするための技術なんだ。
ICTは、私たちの生活のいろいろな場面で使われているよ。
| 場面 | ICTの活用例 |
|---|---|
| 教育 | タブレット端末を使った学習、オンライン授業、デジタル教材。 |
| 医療 | オンライン診療、電子カルテ、遠隔地の医療相談。 |
| 買い物 | インターネットショッピング、電子決済、商品の在庫管理。 |
| 交通 | 交通情報の確認、地図アプリ、乗り換え案内。 |
| 行政 | オンラインでの手続き、防災情報の発信。 |
たとえば、学校でタブレットを使って調べ学習をしたり、病院で遠くの医師とつないで診察を受けたりすることも、ICTの活用だよ。
ICTによって、情報を集める、伝える、共有する、記録することが、より速く、より便利になっているんだ。
3. ビッグデータとAI
情報化が進むと、社会の中でたくさんのデータが集められるようになるよ。
ビッグデータとは、インターネットの利用記録、買い物の記録、交通情報、気象情報、医療情報など、さまざまな場面で集められる大量のデータのことなんだ。
ビッグデータを分析すると、人々の行動の傾向を知ったり、交通渋滞を予測したり、災害への備えに役立てたりすることができるよ。
また、近年よく聞くAIも、情報化と深く関係しているよ。
AIとは、Artificial Intelligenceの略で、日本語では人工知能というよ。コンピューターが大量のデータをもとに学習し、人間の知的な働きに近い処理を行う技術なんだ。
たとえば、AIは、音声を聞き取る、画像を見分ける、文章を作る、最適な商品をすすめる、病気の発見を助ける、ロボットの動きを調整するなど、さまざまな場面で活用されているよ。
たろう
くまごろうただし、AIやビッグデータは便利な一方で、個人情報の扱い、判断の正しさ、使う人の責任も大切になるよ。
つまり、技術が進んだからといって、すべてを機械に任せればよいわけではないんだ。人間がしくみを理解し、正しく使うことが求められているんだよ。
4. 情報化による社会の変化
情報化によって、私たちの生活や社会は大きく変化しているよ。
情報化の良い面として、必要な情報をすばやく手に入れられること、遠くの人と簡単に連絡できること、さまざまなサービスを便利に利用できることなどがあるよ。
たとえば、インターネットを使えば、店に行かなくても買い物ができるよね。地図アプリを使えば、初めて行く場所でも道順を調べることができる。
また、災害が起きたときには、避難情報や気象情報をすばやく確認することもできるよ。
このように、情報化は生活を便利にするだけでなく、社会の安全や効率にも関わっているんだ。
| 情報化による変化 | 具体例 |
|---|---|
| 生活が便利になる | ネットショッピング、電子決済、地図アプリ。 |
| 情報をすばやく共有できる | SNS、メール、オンライン会議。 |
| 学習や仕事の方法が変わる | オンライン授業、リモートワーク、デジタル教材。 |
| 医療や福祉に役立つ | オンライン診療、見守りサービス、医療データの活用。 |
| 防災に役立つ | 災害情報、避難情報、安否確認。 |
一方で、情報化によって、情報の使い方をまちがえるとトラブルが起こりやすくなるという面もあるんだ。
5. 情報化の課題
情報化が進むと、便利になる一方で、新しい課題も生まれるよ。
特に大切なのが、個人情報の扱い、情報の正しさ、インターネット上のトラブル、情報を使える人と使えない人の差などだよ。
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 個人情報の流出 | 名前、住所、写真、位置情報などが無断で広がる危険がある。 |
| 誤った情報の拡散 | まちがった情報や根拠の不確かな情報が広がることがある。 |
| ネット上のトラブル | 悪口、なりすまし、詐欺、迷惑行為などが起こることがある。 |
| 情報格差 | 情報通信技術を使える人と使えない人の間に差が生まれることがある。 |
| 依存や使いすぎ | スマートフォンやSNSを使いすぎて、生活や健康に影響が出ることがある。 |
情報格差は、デジタル・デバイドとも呼ばれるよ。たとえば、インターネットを使える人と使えない人、機器を使いこなせる人と使いこなせない人の間で、得られる情報や利用できるサービスに差が生まれることがあるんだ。
たとえば、SNSに一度投稿した写真や文章は、自分が消したつもりでも、他の人に保存されたり広められたりすることがあるよ。
また、インターネット上の情報は、すべてが正しいとは限らないんだ。だれが、何の目的で発信している情報なのかを確認することが大切だよ。
たろう
くまごろう6. 情報リテラシーと情報モラル
情報化社会で大切になるのが、情報リテラシーと情報モラルだよ。
情報リテラシーとは、情報を正しく集め、判断し、活用する力のことなんだ。
たとえば、インターネットで調べた情報について、次のようなことを考える力が情報リテラシーに関わるよ。
- 情報の発信元は信頼できるか
- 古い情報ではないか
- 一つの情報だけで判断していないか
- 事実と意見を区別できているか
- 他の資料や情報と比べて確かめているか
一方、情報モラルとは、情報社会で他人を傷つけず、責任をもって情報を利用するための態度や考え方のことだよ。
たとえば、他人の写真を勝手に投稿しない、悪口を書き込まない、うその情報を広めない、個人情報をむやみに公開しない、といったことが大切になるんだ。
情報リテラシーは「情報を正しく読み取り、使う力」、情報モラルは「情報を使うときの責任ある態度」と整理すると分かりやすいよ。
つまり、情報リテラシーは「その情報は正しいかな」と判断する力、情報モラルは「その使い方で人を傷つけないかな」と考える態度だとイメージするとよいね。
情報化が進む社会では、便利な技術を使いこなすだけでなく、情報を受け取る側としても、発信する側としても、責任ある行動が求められているんだ。

7. 重要語句のまとめ
この単元で特に大切な語句を整理しておこう。
| 重要語句 | 意味 |
|---|---|
| 情報化 | 情報通信技術が発達し、情報が社会の中で大きな役割をもつようになること。 |
| ICT | 情報通信技術のこと。コンピューターやインターネットなどを使って情報をやり取りする技術。 |
| ビッグデータ | さまざまな場面で集められる大量のデータ。 |
| AI | 人工知能のこと。大量のデータをもとに学習し、人間の知的な働きに近い処理を行う技術。 |
| 個人情報 | 名前、住所、写真、位置情報など、個人を特定できる情報。 |
| 情報格差 | 情報通信技術を使える人と使えない人の間に生まれる差。デジタル・デバイドともいう。 |
| 情報リテラシー | 情報を正しく集め、判断し、活用する力。 |
| 情報モラル | 情報社会で他人を傷つけず、責任をもって情報を利用するための態度や考え方。 |
情報化は、私たちの生活を便利にし、社会のしくみを大きく変えているよ。
でも、情報が増えるほど、個人情報の流出、誤った情報の拡散、ネット上のトラブルなどにも注意しなければならないんだ。
だから、公民では情報化を「便利になったこと」として覚えるだけでなく、情報を正しく活用する力と、責任ある使い方まで考えることが大切なんだよ。

この単元のポイント
- 情報化とは、情報通信技術が発達し、情報が社会で大きな役割をもつようになること。
- ICTとは、コンピューターやインターネットなどを使って情報をやり取りする技術のこと。
- ビッグデータやAIは、生活や産業、医療、防災などさまざまな分野で活用されている。
- 情報化によって生活は便利になる一方で、個人情報の流出やネット上のトラブルなどの課題もある。
- 情報格差とは、情報通信技術を使える人と使えない人の間に生まれる差のこと。
- 情報リテラシーとは、情報を正しく集め、判断し、活用する力のこと。
- 情報モラルとは、責任をもって情報を利用するための態度や考え方のこと。
ここまで学習できたら、ぜひ「情報化」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

