must と have to の意味と違いとは?使い方と例文をわかりやすく
中学2年生の英語で学習する「must」と「have to」について、意味や使い方、構文のつくり方、疑問文・否定文のつくり方などをわかりやすく解説するよ。
mustとhave toの使い分けのポイントもくわしく紹介していくよ。
must と have to についての問題に挑戦できる、自動採点機能付きのドリルもあるよ!
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目次
今回は「must」と「have to」を比較して解説するよ。
両方とも「~しなければならない」という義務を表すんだけど使いわける場合があるんだ。
mustの意味と使い方と例文
mustには義務や必要を表す「~しなければならない」という意味がある。
文の構造は「主語 + must + 動詞の原形」となるよ。
単元は「助動詞」になるから、canやwillと同じように使うんだ
例文
- You must come home early. (あなたは早く家に帰らなければならない)
- He must stay with us. (あなたは私たちと一緒に滞在しないとならない)
助動詞のあとは動詞の原形になるから三単現は関係ないね!
mustの否定文
mustの否定はmust notになり、「~してはいけない」という禁止の意味を表すんだ。
must notは略して「mustn’t」(マスント)という一語にすることもできる。
テストで穴埋めの際には空欄数に注意しよう。
例文
You must not go out alone. (あなたは一人で外出してはいけない)
You must not make a fire.(火を起こしてはいけない)
禁止を表す表現はもう一つあったよね。「Don’t」に置き換えることもできるんだ。
- You mustn’t go out alone. = Don’t go out alone.
- You must not make a fire. = Don’t make a fire.
命令文なので、主語はいらないことに注意しよう。
mustの疑問文
mustを使った疑問文は「~しなければなりませんか」という意味になる。
文の構造は「Must + 主語 + 動詞の原形」という形になるよ。
例文
- Must I stay at home? (私は家にいなければなりませんか)
- Must I walk to school? (私は学校に歩いていかなければなりませんか)
have toの意味と使い方と例文
have toも義務の意味を表して「~しなければならない」という意味になる。
例文
- I have to speak English. (私は英語を話さないといけない)
- You have to go home right now. (あなたはすぐに帰らないといけない)
そして注意点としてはmustと違ってhave toは 三人称単数の影響を受けるんだ。
だから、主語が三人称単数(he, she など)の時には「has to」になることに注意しよう。
例文
- He has to play the piano. (彼はピアノを弾かなければならない)
- She has to walk to school. (彼女は歩いて学校に行かなければならない)
時制
mustは助動詞だから過去形にすることができないんだけど、have toはhaveを過去形にしたhad to、未来を表すwillを足してwill have toのようにすることができるんだ。
- You have to speak English. (英語を話さなければならない) ⇒現在形
- You had to speak English.(英語を話さなければならなかった) ⇒過去形
- You will have to speak English.(英語を話さなければならないでしょう) ⇒未来形
have toの否定文
have toの否定文は「don’t have to」という形になるんだ。
日本語にすると「~しなくてもよい」という意味になるよ。
例文
- I don’t have to speak English. (私は英語を話さなくてもよい)
- You don’t have to go home right now. (あなたは今すぐ帰らなくてもよい)
mustと違ってhave toは三人称単数の影響を受けるんだ。
だから、主語が三人称単数(he, she など)の時には「doesn’t have to」になることに注意しよう。
例文
- He doesn’t have to play the guitar. (彼はギターを弾かなくてもよい)
- She doesn’t have to check my notebook. (彼女は私のノートを確認しなくてもよい)
時制
否定文でも同じように時制があるね。
have toの場合、普通の動詞の否定文のようになるんだ。
現在形=don’t have to
過去形=didn’t have to
未来形=will not have to
- You don’t have to speak English. (英語を話さなくてもよい) ⇒現在形
- You didn’t have to speak English.(英語を話さなくてもよかった) ⇒過去形
- You won’t have to speak English.(英語を話さなくてもよいでしょう) ⇒未来形
have toの疑問文
have toの疑問文は一般動詞の疑問文と同じように、「Do + 主語 + have to」と聞くんだ。
日本語にすると「~しなければなりませんか?」と尋ねるよ。
例文
- Do I have to stay at home alone? (私は一人で家にいなければなりませんか)
- Do I have to get up eearly tomorrow? (私は明日朝早く起きなければなりませんか)
mustとhave toの違いと例文
mustとhave toを比べると
「mustは主観的な義務」で
「have toは客観的な義務」
という違いがある。
I must study English. と言うと「英語の大会があるから自らの意思で勉強しないといけないと思っている」
I have to study English.と言うと「宿題が出されたからやらないといけない状況にある」
と言うように、自分自身の意思による義務=must、状況的な義務=have toと言うようになるんだ。
must | have to |
---|---|
主観的 | 客観的 |
自分の意志による義務 | 意志に関わらない状況的な義務 |
現在形しかできない | 現在形・過去形・未来形にできる |
主語に関わらずいつも同じ形 | 主語によってhas toに変わる |
例文
- You must finish homework today.
⇒あなたに対して私の意志で終わらせるように伝えている(強制) - You have to finish homework today.
⇒提出期限があるから終わらせないといけない
否定文はもっと違っていて、意味が変わってしまうんだ。
同じ義務の否定なんだけど、must notとdon’t have toでは日本語にしたときに意味が変わる。
mustの方がhave toより強制力が強い。それが否定文にも表れている。
must not = ~してはいけない(禁止)
don’t have to = ~しなくてもよい
例文
- You mustn’t finish homework today.
⇒今日宿題を終えてはいけない - You don’t have to finish homework today.
⇒今日宿題を終えなくてもよい
学校ではもしかしたらmust = have toと習うかもしれないけれど、実際はそれぞれ特徴があるんだ。
違いを知って使いわけられるようにしておこう!
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ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。
テスト勉強中で、すごくためになりました。
ありがとうございます