「比較級」とは?おもな比較級一覧と例文を使って作り方を解説

中学校2年生の英語で習う「比較級」とは何か?
「erの比較級」と「moreの比較級」の違いと使いわけ方について例文を使ってわかりやすく解説するよ。

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「比較級」とは?おもな比較級一覧と 例文を使って作り方を解説

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目次

  • 比較級とは
  • 比較級の作り方のルール
  • 比較級の一覧
  • erのパターンとmoreのパターンの見分け方
  • 原級比較[as~as…] …と同じくらい~
  • まとめ

比較級とは

背比べをしている男の子と女の子のイラスト

比較級は、物事や状態を比べるために使う文法のこと。

例えば二人の人がいるときに、

その人たちのどっちの方が背が高いかだったり、どっちの方が速く走れるかのように、二人を比較する表現を作ることができるんだ。

比較級の作り方のルール

比較級の構文は、

比較対象A + 比較級 + than + 比較対象B で作られる。

比較級の例

例:I am taller than you. (私はあなたより背が高い)

比較級を作るパターンとしては3つのパターンがある。

それぞれを見てみよう。

①語尾に”er”をつけるパターン

「高い」や「寒い」など状態を表す形容詞を比較級で表すと、「もっときれい」や「もっと高い」のようになるんだ。

英語では「tall(高い)」という単語の比較級は「taller(もっと高い)」という単語になる。

ほかにも、「cold(寒い)の比較級は「colder」になる。

このように、単語の最後に”er”をつけるだけで比較級になるんだ。

例文:She is taller than her brother.(彼女は彼女の兄よりも背が高いです。)

②単語の前に”more”をつけるパターン

“interesting”や”important”などの比較的文字が多い単語の場合、”more”という比較級を使うんだ。

more interesting → より興味がある
more important → より重要な
more expensive → より高価な

これらの場合は、単語の前に”more”を付けるだけで比較級になるよ。

例文:Your guitar is more expensive than mine.
(あなたのギターは私のより値段が高いです。)

③不規則変化をするパターン

今まではerやmoreを付けるだけで比較級になったけれど、いくつかの単語には形が変わってしまうものがあるんだ。

  • good → better(より良い)
  • well → better(より良い)
  • bad → worse(より悪い)
  • many → more(より数が多い)
  • much → more(より量が多い)
  • little → less(より量が少ない)

これが全てではないけれど、よく使われるのはこのくらいだよ。

まずはこの6個だけは覚えておこう。

例文:This book is better than that book.
(この本はあの本よりも良いです。)

比較級の一覧

erの比較級・最上級

原級意味比較級最上級
cleanきれいなcleanercleanest
cold冷たいcoldercoldest
coolかっこいいcoolercoolest
fast速いfasterfastest
few少しのfewerfewest
greatすばらしいgreatergreatest
hard熱心にharderhardest
high高いhigherhighest
light軽いlighterlightest
long長いlongerlongest
low低いlowerlowest
near近いnearernearest
new新しいnewernewest
old古いolderoldest
short短いshortershortest
small小さいsmallersmallest
soonすぐにsoonersoonest
strong強いstrongerstrongest
tall背が高いtallertallest
warm暖かいwarmerwarmest
young若いyoungeryoungest
big大きいbiggerbiggest
hot熱いhotterhottest
large大きいlargerlargest
late遅れたlaterlatest
safe安全なsafersafest
busy忙しいbusierbusiest
early早くearlierearliest
easy簡単なeasiereasiest
funnyおかしなfunnierfunniest
happy幸せなhappierhappiest
heavy重いheavierheaviest

moreの比較級・最上級

原級意味比較級最上級
beautiful美しいmore beautifulmost beautiful
careful注意深いmore carefulmost careful
difficult難しいmore difficultmost difficult
exciting興奮させるmore excitingmost exciting
famous有名なmore famousmost famous
important重要なmore importantmost important
interested興味があるmore interestedmost interested
interesting面白いmore interestingmost interesting
necessary必要なmore necessarymost necessary
popular人気のあるmore popularmost popular
quickly速くmore quicklymost quickly
serious重大なmore seriousmost serious
slowlyゆっくりとmore slowlymost slowly
tired疲れたmore tiredmost tired
useful役に立つmore usefulmost useful
wonderfulすばらしいmore wonderfulmost wonderful

不規則変化する比較級・最上級

原級意味比較級最上級
goodよいbetterbest
wellよくbetterbest
bad悪いworseworst
many多数のmoremost
much多量のmoremost
little少しlessleast

erのパターンとmoreのパターンの見分け方

(1)erを使う単語

erを使った比較の形になる単語は、「一音節」で発音できる単語が多い。

1音節と言うのは、一言で発音できるような短い単語のことだよ。

  • 高い (tall) → より高い (taller)
  • 速い (fast) → より速い (faster)
  • 早く (early) → より早く (earlier)

(2)moreを使う単語

2音節以上の形容詞や副詞、または「-ly」で終わらない形容詞や副詞に対しては、「more」を使うことが多いよ。

  • 魅力的 (attractive) → より魅力的 (more attractive)
  • 積極的 (positive) → より積極的 (more positive)
  • 安全に (safely) → より安全に (more safely)

ただし必ずそうなるわけではないため、それぞれの単語を覚えておく必要があるけれど、大まかなルールとして知っておこう!

原級比較[as~as…] …と同じくらい~

二つのものを比べて同じくらいだという時には比較級ではなくこの”as~as…”という文法を使うよ。

よく「asas(アズアズ)構文」と呼ばれるんだ。

as as 比較の説明

構文:比較対象A + as 形容詞/副詞 as + 比較対象B

例文:She is as intelligent as her sister.
(彼女は彼女の姉と同じくらい知識がある。)

このように、「as…as」の表現では、2つの対象が同じレベルや程度であることを強調するために使うんだ。

比較級 まとめ

  • 比較級は”形容詞/副詞のer than”または”more 形容詞/副詞 than”を使って「~より…」と二つを比べる表現を作る
  • 原級比較は”as ~ as…”を使って「…と同じくらい~」と二つが同程度であることを表す表現を作る

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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