【高校現代文】中島敦「山月記」主題・表現効果ドリル

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中島敦「山月記」の主題や表現効果を確認するドリルです。

「虎」の象徴、「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」、最後の咆哮など、テストで問われやすい読みを整理しよう!

【主題・表現効果】本文の読みとして正しいものを選びましょう。

李徴にとって「虎」とは何を象徴していると考えられますか。

正解は「李徴の中にあった高慢さや孤独、怒りなどの猛獣のような性情」です。

李徴が虎になることは、ただの怪奇現象ではなく、李徴の内面にあった高慢さ・孤独・弱さが外側の姿になったものとして読めます。

「臆病な自尊心」の説明として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「自分は優れていると思いたいが、実力不足が明らかになることを恐れる心」です。

李徴は、自分は優れていると思いたい一方で、努力して実力不足が明らかになることを恐れました。

「尊大な羞恥心」の説明として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「本当は傷つくのが怖いのに、偉そうにして人を遠ざける心」です。

李徴は、本当は傷つくのが怖いのに、その弱さを隠すために偉そうにふるまい、人を遠ざけました。

李徴が師についたり、詩友と切磋琢磨したりしなかった理由として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「自分の才能のなさが明らかになることを恐れたから」です。

李徴は詩人として名を残したかったのに、実力不足が明らかになることを恐れて、師や詩友に学ぶことを避けました。

李徴が虎になったことの読みとして、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「李徴の心の弱さや猛獣のような性情が形になったもの」です。

虎になったことは、李徴の内面にあった高慢さ、弱さ、孤独、怒りなどが外側の姿として現れたものと読めます。

李徴が自分のことを「人間でなくなる」と感じている理由として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「人間の心がしだいに薄れ、虎としての本能が強くなっているから」です。

李徴は、虎になってもまだ人間の心を残しています。しかし、その心がだんだん薄れ、虎の本能が強くなっていくことを恐れています。

李徴が妻子よりも先に詩のことを頼んでしまったことから分かるものとして、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「李徴の詩への執着と自己中心性」です。

李徴は、妻子への思いがないわけではありません。しかし先に頼んだのは自分の詩でした。そこに詩への執着と自己中心性が表れています。

李徴が最後に袁傪へ自分の虎の姿を見せた理由として正しいものを選びましょう。

正解は「袁傪が再びここを通って自分に会おうと思わないようにするため」です。

李徴は、完全に虎へ戻ってしまえば、旧友の袁傪を襲ってしまうかもしれないと恐れています。だから自分の姿を見せ、再会しようとしないように伝えたのです。

最後に虎が月に向かって咆哮する場面の意味として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「李徴の悲しみ、孤独、もう人間には戻れない苦しみを表している」です。

最後の咆哮は、李徴の悲しみや孤独、人間には戻れない苦しみを表していると考えられます。言葉ではなく獣の声としてしか表せないところが悲しい場面です。

「山月記」の主題として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「自尊心や羞恥心にとらわれ、自分の才能を本当に磨けなかった人間の悲劇」です。

「山月記」は、李徴という人物を通して、自尊心や羞恥心にとらわれ、自分の弱さと向き合えなかった人間の悲劇を描いています。

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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