「間接疑問文」とは?語順と作り方を例文を使ってわかりやすく解説
中学3年生の英語で学習する「間接疑問文」とは何か、間接疑問文を作るときの語順などを、例文をつかってひとつずつわかりやすく解説しているよ。
what・where・when・who・how・whichiそれぞれの疑問詞ごとの使い方を紹介するよ。
目次
間接疑問文とは
間接疑問文とは、疑問文を文の中に埋め込んでいる文章のことだよ。
普通の疑問詞の疑問文だと、「Where」「When」から始まっているよね。
Whereで聞かれたら場所を答え、Whenで聞かれたら時間を答えるというのが疑問文だったんだ。
例えば、
- Where does he live? (彼はどこに住んでいますか)
- When do you want to go? (いつあなたは行きたいですか)
のように、普通の疑問文を「直接疑問文」と言うんだ。
一方、
- Please tell me where the concert will be held. (コンサートはどこで開かれるか教えてください)
- I don’t know when you came. (いつあなたが来たか知らない)
「どこで」や「いつ」かを直接尋ねているのではなく、
どこで開かれるかを「教えてください」や
いつ来たかを「知らない」のように、
直接的に尋ねていない文章のことを「間接疑問文」と言うんだよ。
間接疑問文の構文
構文:主語+動詞+疑問詞+主語+動詞
”I know where he lives. (彼がどこに住んでいるか私は知っている)”
このように、間接疑問文の場合は疑問詞の後が肯定文のように「主語+動詞」の語順になっているんだ。
I knowの目的語として、[where he lives]があるよね。
目的語とは、「~を」にあたるところだよ。
この場合、「どこに彼が住んでいるかを」という内容を「私は知っている」
という意味になるんだ。
いくつか例を見てみよう。
- I know when he can come. (彼がいつ来るかを知っている)
- Tell me how much it costs. (それがどのくらい値段がかかるかを教えて下さい)
- She doesn’t know where we are playing. (私たちがどこで遊んでいるかを彼女は知らない)
どのパターンでも、疑問詞の後は肯定文の形になっていることがわかるね。
間接疑問文の作り方
間接疑問文は文中に疑問詞が埋め込まれているということなので、二つの文を合体させるという問題もよく出題されるんだ。
(a) Do you know?
(b) Where does he live?
この二つの文を合体させるとどうなるだろうか?
まず、(a)の文を確認すると「あなたは知っていますか」という文なので、その後に「何を知っているか」が続くよね。
その内容が、(b)の「彼がどこに住んでいますか?」になる。
まず日本語で考えると、「彼がどこに住んでいるかあなたは知っていますか」という文にしたい。
これを英語にするときは
「Do you know 彼がどこに住んでいるか」
というような形にしたいと考えよう。
合体させる手順は、
①(a)の文の目的語にするため、(b)の語順を「疑問詞+肯定文」にする
⇒where he lives
②(a)の文と(b)を組み合わせる。
⇒Do you know where he lives?
Do you know自体が疑問文になっているから語尾にハテナがついているけれど、whereを使う部分は間接疑問だから疑問文の語順(where does he live)にならないんだ。
間接疑問文の種類
間接疑問文として使う疑問詞の種類とその例文を見ていこう。
間接疑問文 whatの例
whatは「何を」のように、物を尋ねたいときに使うよ。
例文
I don’t know what he wants
(彼が何を欲しいか私は知らない)
what he wants ⇒ 彼が何を欲しいか
間接疑問文 whereの例
whereは「どこへ」のように、場所を訪ねたいときに使うよ。
例文
Please tell me where we can stay during summer bacation.
(どこに私たちが夏休みに滞在できるかを教えてください)
where we can stay ⇒ どこに私たちが滞在できるか
間接疑問文 whenの例
whenは「いつ」のように、時を訪ねたいときに使うよ。
例文
Do you know when the meeting will start?
(その会議がいつ始まるのか知っていますか)
when the meeting will start ⇒ いつその会議が始まるか
間接疑問文 whoの例
whoは「誰が」のように、人を尋ねるときに使うよ。
whoを使った間接疑問文を使うときは注意が必要で、「主語」として使うことしかできないんだ。
だから、語順が「主語+動詞+who+動詞」という語順になる。
他の疑問詞は、「where 主語 動詞」のように疑問詞の後に主語が入っていたけれど、whoの場合は必ず「who 動詞」の語順になることに注意しよう。
例文
I know who will come to this party.
(誰がこのパーティにくるか知っています)
who will come ⇒ 誰が来るか
間接疑問文 whichの例
whichは「どちら」のように、複数の選択肢から選ぶときに使うよ。
whichは主語と目的語のどちらにでもなるため、文の構造を確認する必要があるんだ。
whichが主語の場合は、「どちらが」になる
whichが目的語の場合は「どちらを」になるよ。
目的語の例文
Tell me which you want to buy.
(どちらをあなたは買いたいか教えて)
which you want to buy ⇒ どちらを買いたいか
主語の例文
Tell me which is your bag.
(どちらがあなたのバッグか教えて)
which is your bag ⇒ どちらがあなたのバッグか
間接疑問文 howの例
howは「どのように」のように、方法を尋ねる時に使うよ。
例文
I want to know how you come to school.
(あなたがどのように学校にくるかを知りたい)
how you come to school ⇒ あなたがどのように学校に来るかを
また、how は他の単語とくっついて「どのくらい~」という疑問もできるんだ。
- how long = どのくらいながく~
- how much = どのくらい多く~
- how many = どのくらいたくさんの~
例文
Could you tell me how many books you have?
(どのくらいの数の本を持っているか教えてください)
how many books you have ⇒ どのくらいの本を持っているか
まとめ
間接疑問文は、普通の疑問文との違って疑問詞を使った部分の語順が違うことに注意しよう。
疑問詞から始まっている場合は疑問文の語順になるけれど、疑問詞が文中にある場合は肯定文の語順になることを覚えておこう。
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ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。