119【中学国語】「君待つと(万葉集)」内容理解ドリル
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続いて、「万葉集」の各和歌の情景や、作者の心情などを正しく読み取れているかを確認する問題です。正しいものを1つ選んでタップしましょう!
「万葉集」とはどのような書物ですか。最も適切な説明を1つ選びましょう。
正解は「奈良時代にまとめられた、現存する日本最古の和歌集。」です。
万葉集は、奈良時代の終わりごろにまとめられたとされ、現在残っている日本の和歌集の中では一番古い(最古の)ものです。
「春過ぎて夏来るらし白たへの…」の歌で、持統天皇はどのようなことを詠んでいますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「白い衣が干されているのを見て、夏が来たことを実感している。」です。
「来るらし(来たらしい)」という推定の表現が使われており、作者は春が過ぎ去ったことを悲しむのではなく、干された白い衣を見て夏が来た清々しさを実感しています。
「春過ぎて夏来るらし…」の歌の前半(春過ぎて夏来るらし)では、何について歌われていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「作者が心の中で感じ取ったこと(推測)」です。
前半(上の句)は、「春が過ぎて、夏が来たらしい」と作者が肌で感じ取ったこと(推測)を詠んでいます。
「東の野に炎の立つ見えて…」の歌について、作者のいる場所や体の向きとして正しいものを1つ選びましょう。
正解は「月を背にして、東の空に向いている。」です。
作者(柿本人麻呂)は、東の方角に「炎(かぎろひ=明け方の光)」を見ているので、東を向いています。そして、ふり返る(西を向く)と、そこには月が沈もうとしているのが見えたのです。
「東の野に炎の立つ見えて…」の歌は、どのような情景を歌っていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「月が傾き、太陽が昇ろうとする夜明け前(朝)の情景。」です。
「かぎろひ(夜明け前の東の空の光)」が見えていることから、夕暮れ時ではなく、夜が明けて太陽が昇ろうとする「朝」の情景だとわかります。
「君待つと我が恋ひ居れば…」の歌では、恋人を待つ切ない思いを、秋のどのような様子と重ね合わせて表現していますか。
正解は「秋の風の物悲しさ」です。
恋人を待つ切ない思いと、すだれを動かした秋の風の「物悲しさ」が重ねて表現されています。
「君待つと我が恋ひ居れば…」の歌の中での、作者(額田王)の心情の変化として正しい順番を1つ選びましょう。
正解は「期待 → 喜び(高まり) → 寂しさ」です。
恋人が来るのを「期待」し、すだれが動いて彼が来たかもしれないと「喜び(高まり)」ますが、それがただの風だったとわかり「寂しさ」を感じるという流れです。
「田子の浦ゆうち出でて見れば…」の反歌では、おもに何について歌われていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「富士山のすばらしさ」です。
この反歌は、直前にある山部赤人の長歌の要約・補足として、「雪が積もる真っ白な富士山の美しい景色(富士の山のすばらしさ)」を歌っています。
「憶良らは今は罷らむ…」の歌にある「それその母も」の「そ」が指しているものは何ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「子」です。
「それその母も」の「そ」は、直前の言葉である「子」を指しています。子どもをあやしているその子の母親(=妻)のことです。
「憶良らは今は罷らむ…」の歌にある「我を待つらむそ」の「我」が指しているものは誰ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「憶良(憶良ら)」です。
「私を待っているだろうから」の「私」は、この歌の作者であり、宴の席を立とうとしている山上憶良自身(憶良ら)のことです。
「憶良らは今は罷らむ…」の歌が詠まれた背景(状況)として、最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「宴の席を立ち、家に帰ろうとする憶良」です。
憶良が「宴の席を立ち、家に帰ろうとするとき」に詠まれた歌です。家で待つ子どもや妻に思いを馳せています。
「多摩川にさらす手作り…」は「東歌(あずまうた)」ですが、東歌とはどのような歌のことですか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「東国地方の人々が地方の暮らしや素朴な感情を詠んだ歌」です。
東歌(あずまうた)は、東国地方(現在の関東を中心とした地域)の暮らしや素朴な感情を歌ったものです。
「父母が頭かき撫で…」の防人歌に込められた作者の心情として、最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「遠い地へ向かう不安の中で、両親の言葉を思い出し、深い愛情を感じている。」です。
九州の沿岸を守るために集められた兵士(防人)の歌です。遠い地へ向かう不安の中で、送り出してくれた両親の言葉を思い出し、深い愛情を感じています。
「新しき年の初めの…」の歌は、『万葉集』の中でどのような位置づけの歌として有名ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「万葉集のいちばん最後を飾る歌」です。
この歌は、全20巻・約4500首が収められた『万葉集』の、いちばん最後を飾る歌として知られています。
「新しき年の初めの…」の歌には、作者のどのような願いが込められていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「降る雪がどんどん積もっていくように、良いこともいよいよ重なってほしい。」です。
昔は、新年に降る雪は「めでたいしるし(吉兆)」と考えられていました。降る雪がどんどん積もっていくように、良いこともいよいよ重なってほしいという願いが込められています。
「万葉集」の歌の風調(雰囲気)は、素朴で力強いのが特徴ですが、これを何と呼びますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「ますらをぶり」です。
この素朴で力強い歌の雰囲気(風調)は、「ますらをぶり(益荒男ぶり)」と呼ばれています。
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