「わすれられないおくりもの」あらすじと本文ポイント・名言とは?

小学校3年生の国語で学習するスーザーン=バーレイさんの絵本「わすれられないおくりもの」について、お話のあらすじと、本文内容のポイント、名言やみんなの感想、言葉の意味や新出漢字など、授業やテスト勉強に役立つポイントをわかりやすく解説するよ。

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目次

「わすれられないおくりもの」あらすじ

「わすれられないおくりもの」のあらすじ・作者・登場人物を確認かくにんしよう。

作者について

「わすれられないおくりもの」は、スーザン=バーレイさんが 書いた絵本だよ。
お話といっしょに かかれている絵も、スーザン=バーレイさんが 書いた絵だよ。

スーザン=バーレイさんは、イギリスの絵本作家で 「はじめましてスミレひめよ」や「てろんてろんちゃん」などの 絵本の絵も かいているよ。
「わすれられないおくりもの」に登場する あなぐまが出てくるお話には「アナグマさんは ごきげんななめ」「アナグマのもちよりパーティ」という絵本もあるから、ぜひ読んでみてね。

登場人物

  • 【あなぐま】
    このお話の主人公。もの知りで かしこくて、いつもみんなにたよりにされているよ。年を取っていたので、ある日 死んでしまったよ。
  • 【もぐら】
    あなぐまの 友だちの一人。あなぐまの死を 一番悲しんだよ。あなぐまに 切りぬきを 教えてもらったよ。
  • 【かえる】
    あなぐまの 友だちの一人。あなぐまに スケートを 習ったよ。
  • 【きつね】
    あなぐまの 友だちの一人。あなぐまに ネクタイのむすび方を 教えてもらったよ。
  • 【うさぎの おくさん】
    あなぐまの 友だちの一人。あなぐまに 料理を 教えてもらったよ。


あらすじ

わすれられないおくりもの
文・絵 スーザン=バーレイ  やく 小川 仁央ひとみ

おとしよりの あなぐまは もの知りで かしこくて 森のみんなから たよりにされていました。
あなぐまは 自分の死が近いことを わかっていましたが、体がなくなっても 心はのこる と知っていたので、死を おそれてはいませんでした。
ただ、自分が死んだら 友だちが悲しむことだけを 心配していました。

あるばん、あなぐまは 「長いトンネルの向こうに行くよ さようなら」と手紙を書きました。
そして ゆめの中で 長いトンネルを 力強く走りながら、あなぐまは おだやかに 天国へ 旅立ちました。

次の日の朝、あなぐまの死を知った みんなは、とても悲しみました。
中でも もぐらは やりきれないほど 悲しみました。
その夜から 雪がふりはじめ、冬の間 みんなは あなぐまがいないことを悲しみ、とほうにくれていました。

春になり 外に出られるようになると みんなは あなぐまの思い出を 語り合いました。
そして みんなは あなぐまは 一人一人に、わかれたあとでも たからものとなる、ちえやくふうを のこしてくれたこと、そして ちえやくふうがあれば、たがいに助け合えることに 気づきました。
それは、あなぐまがのこしてくれたゆたかさ でもありました。

こうして 春のおとずれとともに、みんなは 悲しみをのりこえました。
あたたかい春のある日、もぐらは あなぐまが死ぬ前日に いっしょにすごしたおかに 登り、あなぐまに おくりもののお礼 を言いました。
あなぐまとの思い出は もぐらにとって「わすれられないおくりもの」になったのです。
もぐらは そばで あなぐまが聞いているような 気がしました。

「わすれられないおくりもの」内容とポイント

「わすれられないおくりもの」の場面分けごとに、内容ないようとポイントを 確認かくにんしよう。

「わすれられないおくりもの」の場面分けは、「時間」によって、八つの場面に分けることができるよ。

登場人物の セリフやこうどうから、そのときどんな気持ちだったかも かんがえてみよう。

だい一の 場面 あなぐまのしょうかい

だい一の 場面は「あなぐまは」から「言っていました。」まで。

【ないよう】あなぐまは かしこくて みんなにたよりにされていたよ。年を取っていたけれど、死ぬことをおそれていなかったよ。

あなぐまの せいかく

あなぐまは「かしこくて、いつもみんなにたよりにされている」「こまっている友だちは、だれでも、きっと助けてあげる」「大変たいへん年を取っていて、知らないことはないというぐらい、もの知り」なんだね。

何でも知っていて、どんな相手でも助けるなんて、とてもやさしいよね。
「あなぐまさんがいると 安心するな。」「あなぐまさんに そうだんしよう!」と 友だちが あなぐまを しんらいしている様子が そうぞうできるね。

きっと みんなにとって「先生」や「お父さんやお母さん」みたいな 大きなそんざいだったんじゃないかな。

あなぐまの 死に対する考え

あなぐまは、「自分の年だと 死ぬのがそう遠くなない」と知っていたね。
あなぐまは おじいさん もしくは おばあさん なんだね。

でも、あなぐまは 死ぬことを おそれてはいなかったね。
なぜかというと、死んで体がなくなっても、心はのこることを 知っていたからだね。

たろうたろう

ぼくは 死ぬって なんとなくこわいな。死んだらどうなるのか よくわからないから。心はのこるって どういう意味なんだろう?

くまごろうくまごろう

お話を読むと「体はなくなっても心はのこる」とは どういうことなのかの ヒントがきっとわかるよ。いっしょに読んでいこう。

あなぐまは 死をおそれていないから 前のように 体がいうことをきかなくなっても、くよくよしたりしなかったね。
「体がいうことをきかない」とは、体の力が弱ったり、足やこしがいたかったりして、わかいころのように 元気よく 自由に動くことができない ということだね。

あなぐまは 年を取ってきたことにがっかりせず、もうすぐ死ぬということを おだやかな気持ちで 受け入れていたんだね。
死ぬことへの心のじゅんびが できていたんだね。

ただ、ひとつだけ、気がかりなことがあったね。
それは「あとにのこしていく 友だちのこと」だね。

あなぐまは 自分が死んだら 悲しむだろう友だちのことが 心配だったんだね。
きっと「自分がいなくなっても、みんなには 元気で幸せに くらしてほしい。」と いう気持ちだったんじゃないかな。

死んだ後の 友だちのことを心配しているなんて やっぱり友だち思いで やさしいね。

だから、あなぐまは「自分が いつか 長いトンネルの向こうに 行ってしまっても、あまり 悲しまないように。」と言っていたね。
「長いトンネルの 向こうに行く」とは、死ぬ ということだね。

あなぐまは 今生きている世界と 天国は 遠いけれど トンネルで つながっている、死ぬ時がきたら まっすぐトンネルへ進めば 天国が待っていると 考えていたのかもしれないね。
それに「死ぬ」という言葉ではなく、「長いトンネル」という言葉を 使うことで 友だちを こわがらせないように していたのかもしれないね。

だい二の 場面 あなぐまは おかへ登る

だい二の場面は、「ある日のこと」から「自分も幸せな気持ちになりました。」まで。

【時間】ある日のこと
【場所】おか
【ないよう】あなぐまは、もぐらとかえると おかに登ったよ。とくに年を取ったような 気がしたけれど、幸せだったよ。

あなぐまは もぐらとかえるのかけっこを見るために おかに登ったよ。
あなぐまは 年を取っていて 体がいうことをきかないから おかに登るなんて つかれるし 大変だったよね。

お話といっしょにかかれている絵を見ると、つえをついて、走っているもぐらとかえるを 後ろから見守るように ゆっくり 登っているね。
「とくに年を取ったような気がした」とあるから、いつもより 体がおとろえてきたことを 感じたのかもしれないね。

あなぐまは 「あと一度だけでも みんなといっしょに走れたら」と思ったけれど、それは無理むりだったね。
それでも あなぐまは 幸せな気持ちになったね。

なぜかというと、友だちが 楽しそうな様子だったからだね。
あなぐまにとって 友だちの幸せは 自分の幸せなんだね。

だい三の 場面 あなぐまは ゆめを見る(あなぐまの死)

だい三の場面は、「夜になって」から「すっかり自由になったと感じました。」まで。

【時間】夜になって
【場所】あなぐまの家
【ないよう】あなぐまは 「ふしぎな、でも すばらしいゆめ」を見たよ。

家に帰った あなぐまは 手紙を書いたね。
そして、ゆりいすを ゆらしているうちに、ぐっすりね入ってしまったね。
ゆらゆらと 心地よくゆれているうちに、いつのまにか 深いねむりについたんだね。

あなぐまは ふしぎな、でも、すばらしいゆめを見たよ。
どんなゆめかというと、どこまでもつづく 長いトンネルを 走っているゆめだね。

あなぐまは だいニの場面で「あと一度だけでも みんなといっしょに走れたら」とねがっていたけれど ゆめの中では「足はしっかりして力強く、もう、つえもいらず」「体はすばやく動くし、トンネルを行けば行くほど、どんどん速く走れ」たんだね。

走れていることを ふしぎに思いながらも、体が自由に動くよろこびも感じていたから、「ふしぎで、でも、すばらしいゆめ」だったんじゃないかな。
「長いトンネル」は、あなぐまが言っていた「死」を意味するようだけれど、あなぐまは 死をおそれていないから、長いトンネルを とまどうことなく どんどん進んで行ったんだね。

あなぐまは とうとう、地面からうき上がったような気がしたね。
まるで 体がなくなってしまったようだったね。

きっと あなぐまは 天国へ 向かったんじゃないかな。
「体がなくなってしまったよう」とあるから、体から たましいがぬけたのかもしれないね。
あなぐまが言っていた、「長いトンネルの向こう」に着いた とも考えられるね。

あなぐまは すっかり自由になったと感じたね。
あなぐまは 心地いいねむりにつき、ふしぎさやすばらしさ、そして自由を感じながら、おだやかに 天国へ旅立っていたんだね。

だい四の 場面 森のみんなは あなぐまの死を悲しむ

だい四の場面は、「次の日の朝」から「もうふをぐっしょりぬらします。」まで。

【時間】次の日の朝
【ないよう】森のみんなは あなぐまの死を 悲しんだよ。もぐらは やりきれないほど 悲しくなったよ。

森のみんなは あなぐまの死を 悲しむ

次の日の朝、友だちは みんな心配して 集まったね。
なぜかというと、あなぐまが いつものように おはようを 言いに来てくれないからだね。

きっと「あなぐまさんに 何かあったのかな?」という 気持ちだったんじゃないかな。

あなぐまは 毎朝 あいさつをしながら、みんなの様子を 見回っていたんだね。
そして、友だちも あなぐまが 来てくれるのを 毎朝 楽しみにしていたんだね。

きつねが、悲しい知らせをつたえ、手紙を読んだね。
「悲しい知らせ」とは「あなぐまは死んでしまったこと」だね。

長いトンネルの向こうに行くよ さようなら あなぐまより

あなぐまが だい三の場面、つまり死ぬ直前に 書いていたのが この手紙だね。
あなぐまは もうすぐ死ぬことを感じて、友だちに おわかれのあいさつを のこしたんだね。
死ぬ直前まで 友だちを思う あなぐまのやさしい気持ちが 感じられるね。

森のみんなは 悲しまない者は いなかったね。
お話といっしょにかかれている絵を見ると たくさんの動物たちが よりそうように集まったり ハンカチでなみだをふいたりしているね。

もぐらは 一番悲しむ

なかでも、もぐらは、やりきれないほど悲しくなったね。

くまごろうくまごろう

一番悲しんだのが、もぐらなんだね。
もぐらは あなぐまに だれよりもお世話になっていて だれよりも あなぐまのことを 大好きだったのかもしれないね。

もぐらは ベットの中で あなぐまのことばかり考えていたね。
なみだは、あとからあとから ほおをつたい、もうふを ぐっしょり ぬらしたね。

もぐらは 起き上がることもできず 他のことも考えられないほど、ずっとなきつづけたんだね。
とても 悲しい気持ちでいることが わかるね。

だい五の 場面 森のみんなは とほうにくれる

だい五の場面は、「その夜」から「とてもむずかしいことでした。」まで。

【時間】その夜
【ないよう】森のみんなは 悲しみ、とほうにくれたよ。

その夜から 冬がやってきて 雪が 地上を すっかり おおいつくしたね。
けれど、心の中の悲しみを、おおいかくしてはくれなかったね。

つまり 森のみんなの心の中は 深い悲しみでいっぱいだったんだね。

動物たちにとって 冬は、外に出かけられる時間がへって、食べ物もあまりなく、家にとじこもる つらいきせつだよね。
みんな 自分の家にこもりながら、悲しい気持ちで うずくまっていたのかもしれないね。

くまごろうくまごろう

冷たく、寒い雪や冬は まるで 悲しい気持ちでいっぱいの みんなの心を 表しているようだね。

みんなは「あなぐまは、いつでも、そばにいてくれたのに―」と とほうにくれたね。
いつもたよりにしていた人が とつぜん いなくなってしまったら、悲しいし、ふあんだし、やる気もわいてこないよね。

きっと「あなぐまさん、帰ってきてよ。」「悲しいときは あなぐまさんが はげましてくれたのに、どうやって 元気になればいいの…?」という気持ち だったんじゃないかな。

だい六の 場面 森のみんなは あなぐまの思い出を語り合う

だい六の場面は、「春が来て」から「たがいに助け合うこともできました。」まで。

【時間】春が来て
【ないよう】森のみんなは あなぐまの思い出を語り合ったよ。あなぐまが ちえやくふうを のこしてくれたことに気づき、森のみんなは 助け合うことができたよ。

春が来て、外に出られるようになると みんなは あなぐまの思い出を語り合ったよ。
ここでは、もぐら、かえる、きつね、うさぎのおくさんの 思い出が しょうかいされているよ。

あなぐまから教わったこと教わった時期教わったけっか
もぐら切りぬき
はさみを使うのが上手

かえるスケートスケートがとく
きつねネクタイのむすび方子どものころ
どんなむすび方も、自分で考え出したむすび方も できる
いつも、とてもすてきに ネクタイをむすんでいる
うさぎのおくさん料理(しょうがパン)ずっと前料理上手は、村中に 知れわたっている

もぐらの思い出

もぐらは あなぐまから 切りぬきを教わったね。

「切りぬき」は、遊びの一つだから もぐらは 子どもなのかもしれないね。
だいニの場面でも、かけっこをしていたもんね。

はじめのうちは、紙のもぐらは ばらばらになってしまったけれど、手をつないだ もぐらのくさりが、切りぬけた時のうれしさは、今でも わすれられない思い出に なっているんだね。

そのけっか、もぐらは はさみを使うのが上手になったね。

あなぐまは きっと「はさみが使えると 役に立つし もっと楽しい世界が広がるよ。」「あきらめずに ちょうせんするって すばらしいことだよ。」「何かができるようになるって とてもうれしいんだよ。」という 思いで 教えてくれたんじゃないかな。

かえるの思い出

かえるは あなぐまから スケートを習ったね。
あなぐまは かえるが 一人でりっぱにすべれるようになるまで、ずっとやさしく、そばについていてくれたね。

そのけっか、かえるは スケートが得意になったね。
あなぐまは スケートのコツだけでなく「スケートができると 寒くてつらい冬も 楽しいよ。」「相手によりそうと、相手も うれしい気持ちになるよ。」ということも 教えてくれたんじゃないかな。

きつねの思い出

きつねは あなぐまから、ネクタイのむすび方を教わったね。
「子どものころ」とあるから、きつねは 大人なんだね。
ネクタイをむすぶから 男のきつねで はたらいているのかも しれないね。

あなぐまに 教えてもらったけっか、きつねは今 どんなむすび方もできるし、自分で考え出した むすび方もできるね。
あなぐまから 教えてもらったことを さらにはってんさせて 自分で考えたり、工夫したり、もっとすてきにしていっているんだね。

ここには「むずかしそうなことでも やってみると いつか自分の力になるよ。」「自分で考えたり、工夫すると、自分らしいあなたになれるよ。」と いう あなぐまの思いが こめられていたんじゃないかな。

うさぎのおくさんの思い出

うさぎのおくさんは、あなぐまから 料理を教わったね。
「おくさん」ということは、大人の女のうさぎだね。

うさぎのおくさんは、はじめて料理を 教えてもらった時のことを思い出すと、今でもやきたてのしょうがパンのかおりが、ただよってくるんだね。

このけいけんがきっかけで、うさぎのおくさんは みんなにみとめられるほど 料理が上手になったんだね。

あなぐまは「なにかを手作りするのは 楽しいよ。」「おいしい料理は 人を元気にするよ。」「人によろこんでもらえると 自分の心もゆたかになるよ。」という 思いで 料理を 教えてくれたのかもしれないね。

くまごろうくまごろう

四人とも あなぐまから教えてもらったことが 好きなことや得意なことに つながっているね。

あなぐまは  一人一人に ちえやくふうを のこした

もぐらやかえる、きつね、うさぎのおくさんのように、森のみんなだれにも、なにかしら、あなぐまの思い出があったんだね。
あなぐまは、一人一人に、わかれたあとでもたからものとなる ちえやくふうを のこしてくれたんだね。

「ちえやくふう」とは、切りぬきやスケート、ネクタイのむすび方、料理などの 遊びや仕事、生活を うまくやっていくための のうりょくや方法 のことだね。
このちえやくふうは 一人一人にとって「たからもの」のような大事なものだったんだね。

つまり 自分をささえてくれたり、遊びや仕事、生活を かがやかせてくれるような すてきなちえやくふう ということじゃないかな。
四人の思い出からも、ちえやくふうを ほこりに思う気持ちや ちえやくふうのおかげで 生き生きとしている様子が 感じられるね。

みんなは 思い出を話しているうちに 「あなぐまさんは 昔からずっと 子どもも大人もふくめて 一人一人に ちえやくふうを つたえてくれていたんだね!」「あなぐまさんはいなくなってしまったけれど 教わったちえやくふうは 私たちの生活や心の中に しっかりと のこっているね!」ということを 発見したんじゃないかな。

みんなは、それで、たがいに助け合うことができたね。
「それ」とは、ちえやくふう のことだね。

それぞれのちえやくふうを 教え合えば、みんなで力を合わせて くらしていけることに 気づいたんだね。
今まで あなぐまにたよっていたけれど みんなで 助け合うことの 大切さやすばらしさにも 気づいたのかもしれないね。

だい七の 場面 森のみんなは 悲しみをのりこえる

だい七の場面は、「最後の雪が消えたころ」から「話すことができるようになったのです。」まで。

【時間】最後の雪が消えたころ
【ないよう】森のみんなの 悲しみは消え、あなぐまとの楽しい思い出を 話すことが できるようになったよ。

最後の雪が 消えたころ、あなぐまが のこしてくれたものの ゆたかさで、みんなの悲しみも 消えたね。
だれかがいつも、あなぐまとの楽しい思い出を、話すことができるようになったね。

くまごろうくまごろう

雪といっしょに、悲しい気持ちも とけるように なくなって、あたたかい春のおとずれとともに みんなの気持ちも明るくなったんだね。

「あなぐまが のこしてくれたものの ゆたかさ」とは、「わかれたあとでも たからものとなる、ちえやくふう」のことだね。

さいしょは 「あなぐまさんが いなくて悲しい」という気持ちで、みんなは とほうにくれていたよね。
でも みんなで あなぐまの思い出を話していくうちに、だんだんと心が元気になり、「あなぐまさんと いっしょにすごした時間は、幸せだったね。」と思い出を 前向きに とらえられるようになったんだね。

そして、一人一人につたえてくれた ちえやくふうは、実は あなぐまが 森のみんなのために のこしてくれた「ゆたかさ」だと 実感したんじゃないかな。
「あなぐまさんは 自分たちが 幸せにくらしていけるように ゆたかな生き方を 教えてくれていたんだ!」と気づいたんだね。

あなぐまが だい一の場面で「長いトンネルの 向こうに行っても 悲しまないように」とねがっていたことが この場面で 森のみんなにも とどいたんだね。

だい八の 場面 もぐらが あなぐまに お礼を言う

【時間】あるあたたかい春の日
【ないよう】もぐらが あなぐまにお礼を言うと、そばで あなぐまが 聞いている気がしたよ。

もぐらが あなぐまに お礼を言う

あるあたたかい春の日、もぐらは、いつか かえると かけっこをした おかに登ったね。
このおかは、あなぐまが 死ぬ前日に いっしょにすごした場所だから もぐらにとって 大事な思い出の場所だよね。

もぐらは、あなぐまに おくりもののお礼を言いたくなったね。

「おくりもの」とは、だれからだれへの どんなおくりものかな?

それは あなぐまが もぐらや森のみんなに つたえてくれた「たからものとなる ちえやくふう」であり「あなぐまが のこしてくれたものの ゆたかさ」のことだね。

くまごろうくまごろう

「おくりもの」って おたん生日やクリスマスにもらう、おもちゃや絵本やおかしなどの 「物」のプレゼント というイメージがあるよね。
でも あなぐまから みんなへのおくりものは、形がある物ではなく、くらしや生き方が ゆたかになるような ちえやくふうだったんだね。

もぐらは「ありがとう、あなぐまさん。」と言ったね。

どうして もぐらは あなぐまに お礼を言ったのかな?

それは きっと 切りぬきを教えてくれた思い出は 「もぐらが これからも ゆたかで しあわせにくらしていけますように」という気持ちをこめて 教えてくれた、あなぐまからの「おくりもの」だったと気づいたからじゃないかな。
そのことに気づいた もぐらにとって あなぐまとの思い出が とても大事な「わすれられない おくりもの」になったんだね。

「ありがとう」という言葉には、きっと「おくりものを のこしてくれたから、悲しい気持ちを のりこえることができたよ。」「あなぐまさんが教えてくれた ちえやくふうを、今度はぼくが、みんなにも つたえて、みんなで 力を合わせて 行くよ。」という気持ちも こめられていたんじゃないかな。

もぐらは、なんだか、そばで あなぐまが 聞いているような気がしたね。

きっと もぐらは 心の中に あなぐまを 感じていたんじゃないかな。
たとえ すがたは見えなくても、会えなくても 心の中であなぐまを思えば、いつでも どこでも あなぐまを感じることができたんだね。

もぐらや森のみんなの心の中や ちえやくふうに、あなぐまとの思い出や あなぐまの思いが たしかに 生きているよね。
あなぐまが「体はなくなっても 心はのこる」と言っていたは、このことだったんじゃないかな。

作者が伝えたかったこと

このお話をとおして 作者は きっと「大切な人の死は 悲しいけれど、人は死んでしまっても その人の思いや教えてくれたことは 生きている人の心に のこりつづけること」「大切な人の思いや 教えてくれたことを 大切にしていくことで 悲しみをのりこえたり、人と助け合ったりでき、幸せにくらしていけること」を つたえたかったんじゃないかな。 

「わすれられないおくりもの」名言

「わすれられないおくりもの」には、たくさんの 名言(めいげん)が とうじょうするよ。

名言とは、そのことばから たいせつなことを まなぶことができる すばらしい ことばのことだよ。

「わすれられないおくりもの」の名言から、みんなは どんなことを かんがえたかな。

  • 「アナグマは、死ぬことをおそれてはいません。死んで、からだがなくなっても、心は残ることを、知っていたからです。」
  • 「友だちの楽しそうな様子をながめているうちに、自分も幸せな気持ちになりました」
  • 「あなぐまは、すっかり自由になったと感じました。」
  • 「長いトンネルの向こうに行くよ」
  • 「あなぐまは、一人一人に、わかれたあとでもたからものとなるような、ちえやくふうをのこしてくれたのです。」
  • 「あなぐまがのこしてくれたもののゆたかさで、みんなの悲しみも、消えていました。」
  • 「もぐらは、なんだか、そばであなぐまが、聞いていてくれるような気がしました」

「わすれられないおくりもの」みんなの感想

「わすれられないおくりもの」は、「たいせつな人を なくしてしまう」きもち、「みんなを おいて 長いトンネルのむこうへ いかなくては いけない」きもち、いろんな たちばから いろんなことを かんがえることが できる おはなしだよ。

「わすれられないおくりもの」を よんで、みんなが どう かんじたか かんそうを まとめたよ。

たいせつなひとが しんでしまったら とても かなしいよね。
でも、この おはなしを よんで、「おくりもの」には 「目には みえない おくりもの」が あることを しったよ。
そして、その「おくりもの」は、ずっと こころの中で いきつづけるんだ。

たいせつなひとが くれた 目には みえない たいせつな おくりものを だいじにしようと おもったよ。

アナグマさんは とても すてきな人だね。
アナグマさんを みて、おじいちゃん、おばあちゃんを おもいだしたよ。
おじいちゃん、おばあちゃんも とても ぼくに やさしくしてくれるんだ。
おじいちゃん、おばあちゃんに おしえて もらったこと、ぼくにも tくさんあるよ。
おとなになっても、きっと わすれないんだ。

おとうさん・おかあさんの かんそう

じぶんも、こどもたちや まわりの たいせつな人に、わすれられない おくりものを のこせる人に なりたいです。

おとうさん・おかあさんの かんそう

いのちは いつか なくなってしまうもの。
この おはなしは、こどもたちが「いのちが なくなること」について むきあえる とても すばらしい おはなしです。
ともだちの たいせつさ、ちえや いきていくための くふう、あいすること。
そして、たいせつな人を なくしてしまって、その かなしみを どう のりこえるか。
とても たいせつなことを かんがえる おはなしです。

「わすれられないおくりもの」意味調べ

「わすれられないおくりもの」で使われていることばの意味をまとめているよ。
※「わすれられないおくりもの」の中で使われている意味なので、ちゅういしよう。

言葉意味
あなぐまイタチのなかま。タヌキににているよ。トンネルをほってすむよ。
かしこいいろいろなことを知っていること。あたまがよいこと。
たよりにされるその人のことをしんらいして、その人がいれば「あんしん」と思われること。
もの知りいろいろなことを知っていること。
おそれるこわがること。
くよくよするしかたがないことを、ふあんに思ってなやむこと。
気がかり気になること。
ゆりいすゆらゆらと、ゆれることができるイスのこと。
やりきれないがまんできないこと。
おおいかくす上からかぶせて、見えなくすること。
とほうにくれるどうしていいかわからず、ぼんやりすること。
たがいにおたがい。
知れわたるたくさんの人が知るようになること。
ただようふわふわと、ういてはこばれてくること。
なにかしらなにか。
ゆたかさみちたりていること。じゅうぶんなこと。

「わすれられないおくりもの」新しい漢字

「わすれられないおくりもの」で あたらしく ならう 漢字の なぞりがきプリントをよういしたよ。

たくさんれんしゅうしよう!

わすれられないおくりもので習う漢字のなぞりがきプリントの画像

教科書の全文を確認しよう

「わすれられないおくりもの」の教科書の全文を かくにんできる どうがを しょうかいするよ。

音どくの お手本にして たくさん練習しよう!

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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