国語の文章問題の解き方は?読解問題を解くコツを知って苦手を克服
「国語」という教科はすべての勉強の基本となる教科です。
「文章が読めない」ということは他の教科でも問題の意味を正しくとらえることができないということにつながります。
ただ、「どうすれば国語ができるようになるのか」「文章問題を読めるようになるのか」ということはむずかしいことでもあります。
そこでここでは国語の文章問題を読むコツ、読解問題を解くコツについて紹介していきたいと思います。
学年ごとに段階をつけてレベルアップを
最終的なゴールをどこにするかは人によって違っています。
大人になっても本を読み続けている人は多くいますし、大学入試を目標としている人もいます。
ただ、最終的にそれくらいの読解力が必要になるからといって小学生のうちからハイレベルな読解法を教える必要はありません。
そんなことをしても理解ができないだけでなく、国語や文章というもの自体が嫌いになってしまう可能性があります。
重要なのはその時々によって必要な方法で国語を学んでいくということです。
例えば小学生であれば、
- 句読点の使い方をまちがえる
- ひらがなや漢字を書きまちがえる
- 単語や文章を読みまちがえる
といったミスがとにかく多いという特徴があります。
ということは、そういったミスを防ぐだけでも国語の点数を上げることができますし、「正しく文章を読む」ということを覚えていくことができるのです。
小学生が覚えておきたい国語の勉強方法
「国語で思うように点数が取れない」「国語に苦手意識がある」「中学受験、高校受験につながるような勉強方法を知りたい」という小学生に知ってほしい、覚えてほしい国語の勉強方法について紹介していきます。
漢字は確実に読んで書けるようにする
小学生、中学生、高校生などで「国語ができる」という生徒に共通していることがあります。
それは「漢字を読める、書ける」ということです。
国語の教科書の文章を音読してみるとすぐにわかります。
漢字でつまることなくスラスラと読んでいく生徒と、読めない漢字のたびにつまってしまう生徒がいます。
やはりこうした文章でつまることなくスラスラと読む生徒は基本的に国語ができる生徒だと言えるでしょう。
今までに学習した漢字の中に「読めない、書けない漢字」はありませんか?
文章問題を読んでいくときにも漢字は必要となります。
また、文章問題の中にも漢字を書いて答える問題は多くあります。
漢字を書きまちがえたりしないようにするのは基本だと言えます。
もし漢字に自信がない場合は前の学年の漢字であってもしっかりとやり直すところからはじめましょう。
答え方を正しく知る、答え方のルールを学ぶ
国語が苦手な生徒は「正しい答え方を知らない」ということがあります。
・「どうしてですか」「理由を答えなさい」
こういった理由を聞かれている問題では答える際には「~から」「~のため」といった答え方をしなければいけません。
もし答えの内容が合っているのに×がされていたり、点数が引かれている場合はこれが原因だと言えます。
・「抜き出しなさい」
本文中から抜き出しなさいという問題の場合は「まったく変えることなくそのまま抜き出す」必要があります。
抜き出す途中で言葉が変わってしまっている、書き忘れている、書き間違えているといった場合には×とされます。
こういった答え方のルールを知るということは中学生以降になっても必要となることですので、確実に身につけておきたいところです。
とにかく落ち着いて文章を読む
当たり前のことですが、実はできていない生徒が多いことです。
国語、とくに小学生の国語では「問題の答えが本文の中にある」ということが多くなっています。
これが「国語はわかってしまえばかんたんな教科」と言われる理由です。
例えば社会であれば「できごとの名前、関係している人物、起きた年」などを知っていなければ答えることができません。
「関ヶ原の戦い、徳川家康、1600年」ということを知っていなければ答えを書くことができないのです。
しかし国語は正しい解き方を知っていれば問題の文章を読むだけで答えを書くことができます。
そのため一度国語ができるようになった生徒はずっと国語が得意なままなのです。
そうして文章の中の答えやヒントに気づくためには「ていねいに文章を読む」「落ち着いて文章を読む」ことが重要なのです。
「字がきれい」と「字がていねい」は違うということを知る
これは以外と知られていないのですが、国語のテストの採点を行う際や国語のノートや漢字テキストを点検するときに「字がきれい」と「字がていねい」とは分けて先生は見ているということがあります。
保護者としては「字がきれい」じゃないとダメだと思っているかもしれませんが、これは生徒の個性や性格もありますので気にしすぎることはありません。
むしろあまりにしつこく「字をきれいに書きなさい」を言いすぎると子どもは字を書くのが嫌になってしまうことがあります。
それよりも「字をていねいに書く」ほうが大事です。
たとえきれいな字でなくても、ていねいに書いた字であればちゃんと評価はされます。
「きれいに書きなさい」ではなく「ていねいに書きなさい」ということが重要なのです。
場面を思い浮かべながら読む、考えながら読む
文章を読む際にただ字を読んでいるだけであると何も頭には入ってきません。
大事なのは文章を読みながら物語を思い浮かべるということです。
頭の中に物語が思い浮かんでいれば登場人物の気持ちもわかりやすいものとなります。
これが「文章の理解力が上がった、読解力が上がった」ということにつながるのです。
文章を読むときには、ぼーっと読むのではなく、考えながら読むようにしましょう。
毎日のドリル 小学3年 文章読解
最後に小学生におすすめの文章問題用の参考書を紹介しておきます。
タイトル:毎日のドリル 小学3年 文章読解
著者:編・ 学研プラス
価格:(税込)715円
ページ数:本体 96ページ
発行年月:2020年2月17日
ISBN:978-4053050656
公式サイト:https://ieben.gakken.jp/s_book/isbn9784053050656/
こちらは人気シリーズのドリルです。
1日に1枚ずつやるものなので無理をせずに勉強を進めることができます。
学年ごとにシリーズ本があるので段階的にやっていくことができます。
楽しみながら文章問題をやっていくことができるおすすめのドリルとなっています。
まとめ
国語の文章問題というと苦手というイメージがあるかもしれませんが、小学生のうちから正しい勉強法で学んでいくことで得意分野にしていくことができます。
そして国語は一度解き方を身につけるとずっと得意なままでいれるため、早いうちからやっていくことをおすすめします。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。