『色の三原色』とは?光の三原色・色料の三原色・加法混色と減法混色を解説
色の三原色とは、いろいろな色をつくるもとになる、基本的な3つの色のことだよ。
中学美術では、光の三原色と色料の三原色を区別して学習することが多いんだ。
この記事では、光の三原色、色料の三原色、加法混色、減法混色、それぞれを混ぜたときの色の変化について、中学生にもわかりやすく解説していくよ。
この記事で分かること
- 色の三原色とは何か
- 光の三原色とは何か
- 色料の三原色とは何か
- 加法混色と減法混色の違い
- 光を混ぜる場合と、絵の具やインクを混ぜる場合の違い
- テストでよく出るポイント
目次
1. 色の三原色とは

色の三原色とは、いろいろな色をつくるもとになる、基本的な3つの色のことだよ。
ただし、「三原色」といっても、何を混ぜるかによって、考え方が変わるんだ。
たとえば、テレビやスマートフォンの画面のように光を混ぜる場合と、絵の具や印刷インクのように色料を混ぜる場合では、混ぜたときの色の変化がちがうよ。
中学美術で大切なのは、次の2つを区別することなんだ。
| 種類 | 三原色 | 混ぜ方 | 混ぜるほどどうなるか |
|---|---|---|---|
| 光の三原色 | 赤・緑・青 | 光を重ねる | 明るくなり、白に近づく |
| 色料の三原色 | シアン・マゼンタ・イエロー | インクや絵の具などを混ぜる | 暗くなり、黒に近づく |
たろう
くまごろうまず覚えること
- 光の三原色は、赤・緑・青。
- 色料の三原色は、シアン・マゼンタ・イエロー。
- 光は混ぜるほど明るくなり、色料は混ぜるほど暗くなる。
- 絵の具では、学校の教科書やプリントの色名を確認する。
2. 光の三原色とは
光の三原色とは、光で色を表すときの基本になる3つの色のことだよ。
光の三原色は、赤、緑、青の3つだよ。
英語では、赤をRed、緑をGreen、青をBlueというので、頭文字をとってRGBと呼ばれることもあるんだ。
| 光の三原色 | 英語 | 略称 |
|---|---|---|
| 赤 | Red | R |
| 緑 | Green | G |
| 青 | Blue | B |
ここでいう青(Blue)は、色料の三原色のシアンとは別の色だよ。シアンは青緑に近い色なので、光の三原色の青と混同しないようにしよう。
テレビ、スマートフォン、パソコンの画面などは、光の三原色を使ってたくさんの色を表しているよ。
画面をとても細かく見ると、赤・緑・青の小さな光が組み合わさって、いろいろな色に見えるしくみになっているんだ。
光の三原色
赤・緑・青の3つ。テレビやスマートフォン、パソコンの画面などで使われる。
※光の三原色の「青」と、色料の三原色の「シアン」は別の色として整理しよう。
3. 光の三原色を混ぜるとどうなる?

光の三原色は、混ぜるほど明るくなるよ。
赤・緑・青の光をすべて重ねると、理想的には白に近づくんだ。
光を重ねたときの組み合わせは、次のように整理できるよ。
| 混ぜる光 | できる色 |
|---|---|
| 赤 + 緑 | 黄 |
| 緑 + 青 | シアン |
| 青 + 赤 | マゼンタ |
| 赤 + 緑 + 青 | 白 |
たとえば、赤と緑の光を重ねると、黄のように見えるよ。絵の具で赤と緑を混ぜると暗くなりやすいけれど、光では明るく見えるんだ。
ここが、光の混色と絵の具やインクの混色で大きくちがうところなんだね。
たろう
くまごろう4. 加法混色とは
加法混色とは、光を重ねて色をつくる混色のことだよ。
「加法」という名前のとおり、光を足していく混ぜ方なんだ。
光は重ねるほど明るくなり、光の三原色である赤・緑・青をすべて重ねると、理想的には白に近づくよ。
加法混色のポイント
- 光を重ねる混色。
- 混ぜるほど明るくなる。
- 赤・緑・青をすべて重ねると、白に近づく。
- テレビやスマートフォン、パソコンの画面などで使われる。
加法混色は、「光を足すから明るくなる」と覚えよう。
テストでは、光の三原色=加法混色=混ぜるほど明るい=白に近づくとセットで覚えると分かりやすいよ。
5. 色料の三原色とは
色料の三原色とは、インクや絵の具など、色の材料で色を表すときの基本になる3つの色のことだよ。
色料の三原色は、シアン、マゼンタ、イエローの3つだよ。
英語では、シアンをCyan、マゼンタをMagenta、イエローをYellowというので、頭文字をとってCMYと呼ばれることもあるよ。
| 色料の三原色 | 英語 | 略称 | 色のイメージ |
|---|---|---|---|
| シアン | Cyan | C | 青緑に近い色 |
| マゼンタ | Magenta | M | 赤紫に近い色 |
| イエロー | Yellow | Y | 黄 |
印刷では、このシアン・マゼンタ・イエローに、黒を加えたCMYKという考え方が使われることが多いよ。
CMYKのKは、黒を表すために使われる記号だよ。Kは、印刷で重要な版を表すKey plateに由来すると説明されることが多く、またblacKのKと説明されることもあるよ。
「黒ならBではないの?」と思うかもしれないけれど、BはBlue(青)と混同しやすいので、印刷ではKが使われると覚えておくと分かりやすいよ。
印刷では、CMYの3色を混ぜるだけでは、インクの性質や紙の上での見え方によって、深くはっきりした黒になりにくいことがあるんだ。そのため、黒インクを加えて、文字や輪郭をくっきり見せたり、暗い部分を安定して表したりするよ。
色料の三原色
シアン・マゼンタ・イエローの3つ。印刷インクや絵の具など、色の材料を混ぜるときに関係する。
※シアンは、光の三原色の「青」ではなく、青緑に近い色として区別しよう。
6. 色料の三原色を混ぜるとどうなる?

色料の三原色は、混ぜるほど暗くなるよ。
シアン・マゼンタ・イエローをすべて混ぜると、理想的には黒に近づくんだ。
色料を混ぜたときの組み合わせは、次のように整理できるよ。
| 混ぜる色料 | できる色 |
|---|---|
| シアン + マゼンタ | 青 |
| マゼンタ + イエロー | 赤 |
| イエロー + シアン | 緑 |
| シアン + マゼンタ + イエロー | 黒に近づく |
ただし、実際の絵の具やインクでは、材料の性質によって、理想どおりのきれいな黒にならないこともあるよ。
絵の具をたくさん混ぜると、にごった暗い色になりやすいよね。これは、色料を混ぜるほど光が吸収され、反射する光が少なくなるからなんだ。
7. 減法混色とは
減法混色とは、絵の具やインクなどの色料によって、光の一部が吸収され、反射する光が少なくなることで色がつくられる混色のことだよ。
中学美術では、絵の具やインクなどの色料を混ぜる混色として学ぶことが多いよ。
色料は、光の一部を吸収し、残った光を反射して色として見えているんだ。
色料を混ぜると、吸収される光が増えて、目に届く光が少なくなる。そのため、混ぜるほど暗くなり、黒に近づくんだ。
減法混色のポイント
- 絵の具やインクなどの色料に関係する混色。
- 混ぜるほど暗くなる。
- シアン・マゼンタ・イエローをすべて混ぜると、黒に近づく。
- 印刷や絵の具の混色で関係する。
減法混色は、「目に届く光が減るから暗くなる」と覚えよう。
テストでは、色料の三原色=減法混色=混ぜるほど暗い=黒に近づくとセットで覚えよう。
8. 光の三原色と色料の三原色の違い
光の三原色と色料の三原色は、どちらも「いろいろな色をつくるもとになる3つの色」だけれど、混ぜたときの結果が大きくちがうよ。
| 比べるポイント | 光の三原色 | 色料の三原色 |
|---|---|---|
| 三原色 | 赤・緑・青 | シアン・マゼンタ・イエロー |
| 略称 | RGB | CMY |
| 混色名 | 加法混色 | 減法混色 |
| 混ぜるもの | 光 | 絵の具・インクなどの色料 |
| 混ぜるほど | 明るくなる | 暗くなる |
| 3色を混ぜると | 白に近づく | 黒に近づく |
| 使われる例 | テレビ、スマートフォン、パソコン画面 | 印刷、絵の具、インク |
この表は、テスト前に必ず確認しておきたいポイントだよ。
特に、光の三原色の青と色料の三原色のシアンを同じ色だと思ってしまうミスに注意しよう。シアンは青緑に近い色で、RGBの青とは区別して覚えるんだ。
また、赤・緑・青とシアン・マゼンタ・イエローを入れ替えてしまうミスも多いので注意しよう。
覚え方
- 加法混色:光を足す → 明るくなる → 白に近づく。
- 減法混色:目に届く光が減る → 暗くなる → 黒に近づく。
- 画面はRGB、印刷はCMY・CMYK。
9. 絵の具の三原色と教科書表記に注意
ここで少し注意しておきたいのが、絵の具の三原色の表し方だよ。
色彩の基礎理論や印刷の学習では、色料の三原色はシアン・マゼンタ・イエローで説明されることが多いよ。
でも、美術の授業や教材によっては、実際に学校で使う絵の具の基本色として、赤・青・黄に近い表現で説明されることもあるんだ。
つまり、色彩の基礎理論ではCMY、授業で使う絵の具の色名では赤・青・黄に近い表記が使われる場合がある、と整理すると分かりやすいよ。
これは、実際に学校で使う絵の具の色名や、授業で扱う表現に合わせて説明している場合があるからだよ。
教科書表記に注意
テストでは、学校の教科書やプリントで使われている表記を優先しよう。
- 色彩の基礎理論:色料の三原色をシアン・マゼンタ・イエローで説明することが多い。
- 授業で使う絵の具の色:赤・青・黄のように説明される場合もある。
- 教科書に出ている色名・図の表記を確認することが大切。
たろう
くまごろう10. 身近なところで使われる三原色

三原色の考え方は、身近なところでもたくさん使われているよ。
たとえば、スマートフォンやテレビの画面は、光の三原色である赤・緑・青の光を組み合わせて、いろいろな色を表しているんだ。
一方で、ポスター、チラシ、雑誌、教科書などの印刷物は、色料の三原色であるシアン・マゼンタ・イエローをもとにして色を表しているよ。実際の印刷では、黒を加えたCMYKが使われることが多いんだ。
| 身近な例 | 関係する三原色 | 混色 |
|---|---|---|
| テレビ | 光の三原色 | 加法混色 |
| スマートフォン | 光の三原色 | 加法混色 |
| パソコン画面 | 光の三原色 | 加法混色 |
| ポスター | 色料の三原色 | 減法混色 |
| チラシ | 色料の三原色 | 減法混色 |
| 印刷物 | 色料の三原色 | 減法混色 |
「画面は光」「紙に印刷するものは色料」と考えると、区別しやすいよ。
11. テストでまちがえやすいポイント
色の三原色の単元では、似た言葉が多いので、組み合わせをまちがえやすいよ。
特に、次のポイントに注意しよう。
まちがえやすいポイント
- 光の三原色は、赤・緑・青。
- 色料の三原色は、シアン・マゼンタ・イエロー。
- 光の三原色の「青」と、色料の三原色の「シアン」を混同しない。
- 光の混色は、加法混色。
- 色料の混色は、減法混色。
- 光は混ぜるほど明るくなり、白に近づく。
- 色料は混ぜるほど暗くなり、黒に近づく。
- テレビやスマートフォンは光の三原色。
- 印刷物やインクは色料の三原色。
「加法=光を足すから明るくなる」「減法=目に届く光が減るから暗くなる」と考えると、覚えやすいよ。

12. 重要語句まとめ
最後に、この単元で出てきた重要語句を確認しておこう。
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| 三原色 | いろいろな色をつくるもとになる、基本的な3つの色。 |
| 光の三原色 | 光で色を表すときの基本になる赤・緑・青の3色。 |
| RGB | 光の三原色であるRed・Green・Blueの頭文字。 |
| 加法混色 | 光を重ねて色をつくる混色。混ぜるほど明るくなり、白に近づく。 |
| 色料の三原色 | 色料で色を表すときの基本になるシアン・マゼンタ・イエローの3色。 |
| CMY | 色料の三原色であるCyan・Magenta・Yellowの頭文字。 |
| CMYK | シアン・マゼンタ・イエローに黒を加えた、印刷でよく使われる色の考え方。 |
| K | CMYKで黒を表す記号。Key plateやblacKに由来すると説明されることがある。 |
| 減法混色 | 色料によって光の一部が吸収され、目に届く光が減る混色。混ぜるほど暗くなり、黒に近づく。 |
| シアン | 青緑に近い色。色料の三原色のひとつ。光の三原色の青とは区別する。 |
| マゼンタ | 赤紫に近い色。色料の三原色のひとつ。 |
| イエロー | 黄。色料の三原色のひとつ。 |
この単元で特に大切なこと
- 光の三原色は、赤・緑・青。
- 色料の三原色は、シアン・マゼンタ・イエロー。
- 光の三原色の「青」と、色料の三原色の「シアン」は同じ色ではない。
- 光を混ぜる加法混色では、混ぜるほど明るくなり、白に近づく。
- 色料を混ぜる減法混色では、混ぜるほど暗くなり、黒に近づく。
- テレビやスマートフォンは光の三原色、印刷物は色料の三原色と関係が深い。
- CMYKでは、黒を加えることで、文字や輪郭、暗い部分をくっきり表しやすくなる。
- 教科書によって絵の具の三原色の表し方が異なる場合があるので、学校の表記を確認する。
ここまで学習できたら、ぜひ「色の三原色」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

