『レタリング』テスト対策解説!明朝体・ゴシック体の違いと描き方
レタリングとは、文字を読みやすく、美しく、目的に合うように整えてかくことだよ。
ポスターのタイトル、新聞や本の見出し、案内表示、ロゴマークなどでは、文字の形や太さによって、見る人に与える印象が大きく変わるんだ。
この記事では、中学美術でよく学習するレタリングについて、明朝体・ゴシック体・ローマン体・サンセリフ体の特徴や、レタリングのかき方をわかりやすく解説していくよ。
この記事で分かること
- レタリングとは何か
- 明朝体とゴシック体の違い
- ローマン体とサンセリフ体の違い
- 書体ごとの特徴と使われ方
- レタリングのかき方の順序
- レタリングで注意する文字のバランス
目次
1. レタリングとは

レタリングとは、文字を目的に合わせて、読みやすく、美しく整えてかくことだよ。
ふつうにノートに文字を書くときは、速く書くことや内容を記録することが大切だよね。でも、レタリングでは、文字の形、太さ、間隔、全体のバランスを意識して、ていねいに文字をデザインしていくんだ。
たとえば、ポスターの大きな題名には、遠くからでも読みやすく、目立つ文字が向いているよ。一方で、本や新聞の本文には、長く読んでも疲れにくい文字が向いているんだ。
つまり、レタリングでは見やすさ、統一感、用途に合った印象を考えることが大切なんだ。
たろう
くまごろうレタリングのポイント
レタリングは、文字を読みやすく、美しく、目的に合うように整えてかくこと。
2. 書体とは
書体とは、文字の形やデザインの種類のことだよ。
同じ「美」という文字でも、明朝体でかくか、ゴシック体でかくかによって、印象が変わるよね。これが書体の違いなんだ。
中学美術でよく出てくる代表的な書体には、漢字や日本語の文字で使われる明朝体・ゴシック体、英字で使われるローマン体・サンセリフ体があるよ。
| 書体 | 主に使われる文字 | 大まかな特徴 |
|---|---|---|
| 明朝体 | 漢字・かな | 横画が細く、たて画が太い。うろこがある。 |
| ゴシック体 | 漢字・かな | たて画と横画の太さがほぼ同じ。力強い。 |
| ローマン体 | 英字 | セリフがあり、長い文章にも使われる。 |
| サンセリフ体 | 英字 | セリフがなく、線の太さが比較的そろっている。 |
テストでは、それぞれの書体の名前と特徴を結びつけて覚えることが大切だよ。
3. 明朝体とは
明朝体は、横画が細く、たて画が太い書体だよ。
明朝体には、線の端に三角形のようなうろこがつくことがあるんだ。うろこは、横画の右端に見られることが多いけれど、文字によっては線の先端や終わりの部分などにも特徴として表れるよ。
また、「はね」「点」「はらい」などの部分には、毛筆で書いた形をもとにした特徴が見られるよ。
明朝体は、新聞や本、雑誌などの本文に使われることが多い書体だよ。細い線と太い線の変化があり、落ち着いた印象や上品な印象を与えやすいんだ。
教科書や問題集では、「横画が細く、たて画が太い」「うろこがある」「本文に使われる」という特徴が問われやすいよ。
明朝体の特徴
- 横画が細く、たて画が太い。
- 線の端に、うろこが見られる。
- 「はね」「点」「はらい」に毛筆の特徴が見られる。
- 新聞や雑誌、本の本文などに使われる。
たろう
くまごろう4. ゴシック体とは
ゴシック体は、たて画と横画の太さがほぼ同じ書体だよ。
明朝体のようなうろこは目立たず、全体的に太さがそろっていて、力強く、はっきりした印象を与えやすいんだ。
ゴシック体は、新聞や本のタイトル、見出し、ポスター、強調したい部分などに使われることが多いよ。遠くからでも目立ちやすく、読み取りやすいのが特徴なんだ。
教科書や問題集では、「たて画と横画の太さがほぼ同じ」「存在感がある」「見出しや強調したい部分に使われる」という特徴が問われやすいよ。
ゴシック体の特徴
- たて画と横画の太さがほぼ同じ。
- 力強く、はっきりした印象がある。
- タイトルや見出しに使われる。
- 強調したい部分に使われることが多い。
5. 明朝体とゴシック体の違い

・たて画が太い
・うろこがある
・本文に使われやすい
・うろこが目立たない
・力強く、はっきりした印象
・見出しや強調部分に使われやすい
明朝体とゴシック体は、どちらも日本語の文字でよく使われる代表的な書体だよ。
いちばんの違いは、線の太さと、うろこの有無なんだ。
| 書体 | 線の太さ | うろこ | 主な使われ方 | 印象 |
|---|---|---|---|---|
| 明朝体 | 横画が細く、たて画が太い | ある | 本文 | 落ち着いた、上品、読みやすい |
| ゴシック体 | たて画と横画がほぼ同じ太さ | 目立たない | タイトル、見出し、強調部分 | 力強い、はっきり、目立つ |
レタリングの問題では、明朝体とゴシック体の特徴を入れ替えてしまうミスが多いよ。
明朝体=横細・たて太・うろこ・本文、ゴシック体=たて横ほぼ同じ太さ・見出し・強調と整理して覚えよう。
6. ローマン体とは
ローマン体は、英字の代表的な基本書体のひとつだよ。
ローマン体には、文字の線の端にセリフと呼ばれる小さな飾りがあるんだ。たとえば、英字の「A」や「T」の端に、小さなはねや横線のような飾りがついているものをイメージすると分かりやすいよ。
ローマン体は、落ち着いた印象や伝統的な印象を与えやすく、英語の教科書や本の長い文章などに使われることがあるよ。
ローマン体の特徴
- 英字の代表的な基本書体。
- 線の端にセリフがある。
- 長い文章に使われることがある。
- 落ち着いた、伝統的な印象を与えやすい。
7. サンセリフ体とは
サンセリフ体は、英字の代表的な基本書体のひとつだよ。
「サンセリフ」の「サン」は「〜がない」という意味で、サンセリフ体は、線の端にセリフがない書体なんだ。
文字の線の太さが比較的そろっていて、すっきりとした印象や、現代的で見やすい印象を与えやすいよ。
新聞や本のタイトル、見出し、案内表示、ポスターなど、目を引きたい部分に使われることがあるよ。
サンセリフ体の特徴
- 英字の代表的な基本書体。
- セリフがない。
- 線の太さが比較的そろっている。
- タイトルや見出し、案内表示などに使われることがある。
8. ローマン体とサンセリフ体の違い

・線の端に小さな飾りがある
・落ち着いた印象
・長い文章に使われることがある
・線の太さが比較的そろっている
・すっきりした印象
・見出しや案内表示に使われることがある
ローマン体とサンセリフ体は、どちらも英字の基本的な書体だよ。
見分けるときに大切なのは、セリフがあるかどうかなんだ。
| 書体 | セリフ | 線の印象 | 主な使われ方 |
|---|---|---|---|
| ローマン体 | ある | 落ち着いた、伝統的 | 英語の長い文章、本文など |
| サンセリフ体 | ない | すっきり、はっきり、現代的 | タイトル、見出し、案内表示など |
ローマン体の「セリフ」は、明朝体の「うろこ」と似たように、文字の端につく飾りとして考えると覚えやすいよ。
ただし、明朝体は日本語の書体、ローマン体は英字の書体として整理しておこう。
たろう
くまごろう9. 日本語書体と英字書体の対応
| 日本語の書体 | 英字の書体 | 共通する見た目 |
|---|---|---|
| 永 明朝体 | A ローマン体 | 文字の端に、うろこやセリフのような飾りがある。 |
| 永 ゴシック体 | A サンセリフ体 | 線の太さが比較的そろい、飾りが少ない。 |
※明朝体とローマン体、ゴシック体とサンセリフ体は、完全に同じ書体ではありません。見た目の特徴を対応させると覚えやすい、という整理です。
日本語の書体と英字の書体は、完全に同じものではないけれど、見た目の特徴で対応させると覚えやすくなるよ。
| 日本語の書体 | 英字の書体 | 共通する見た目の特徴 |
|---|---|---|
| 明朝体 | ローマン体 | 文字の端に、うろこやセリフのような飾りがある。 |
| ゴシック体 | サンセリフ体 | 線の太さが比較的そろい、飾りが少ない。 |
テストでは、明朝体=うろこ、ローマン体=セリフ、ゴシック体・サンセリフ体=線が比較的そろっていると整理しておくと見分けやすいよ。
10. レタリングのかき方

レタリングは、いきなり太くぬるのではなく、順序にしたがって少しずつ文字を整えていくよ。
基本的な流れは、下がき(線がき)、肉付け、肉付け清書、墨入れの順番だよ。
テストでは、「肉付けが終わった後の工程は何か」「墨入れの前に行う作業は何か」のように、順番を問う問題が出ることがあるよ。
ただし、学校や教科書によっては、工程の呼び方が少し違う場合があるよ。学校で習った呼び方を優先して覚えよう。
| 順序 | 作業 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 下がき(線がき) | 文字の中心線や大まかな形を細い線でかく。 |
| 2 | 肉付け | 文字の太さを考えながら、外側の形をつける。 |
| 3 | 肉付け清書 | 形を整え、線をきれいに清書する。 |
| 4 | 墨入れ | 文字の中を黒くぬり、完成させる。 |
明朝体では、横画の細さ、たて画の太さ、うろこ、はね、はらいなどに注意するよ。ゴシック体では、たて画と横画の太さをほぼ同じにし、全体を力強く整えることが大切なんだ。
レタリングでは、直線部分は定規を使ってかくと、きれいに仕上がりやすいよ。また、文字の中はむらが出ないように、ていねいに黒くぬりつぶそう。
レタリングの順序
下がき(線がき) → 肉付け → 肉付け清書 → 墨入れ
11. レタリングで注意するポイント

レタリングでは、文字をただ太くするだけではなく、書体ごとの特徴を正しく表すことが大切だよ。
明朝体なら、横画を細く、たて画を太くし、うろこやはらいの形を意識しよう。ゴシック体なら、たて画と横画の太さをそろえて、力強く見えるように整えよう。
また、文字の左右や上下のバランスも大切だよ。文字が枠の中で大きすぎたり、小さすぎたり、どちらかに寄ったりすると、全体が不安定に見えてしまうんだ。
文字の重心をそろえると、全体が安定して美しく見えやすいよ。重心とは、文字の見た目の中心や、重さの中心のようなものだと考えると分かりやすいんだ。
また、文字の中の空間であるふところや、文字と文字の間である字間も意識すると、読みやすく整ったレタリングになりやすいよ。
見本をよく観察して、線の太さ、角の形、うろこの向き、文字全体のバランスを確認しながらかこう。
たろう
くまごろうレタリングで注意すること
- 書体ごとの特徴を正しく表す。
- 直線部分は定規を使ってかく。
- 文字の中はむらなく黒くぬる。
- 枠の中で文字の大きさや位置のバランスを整える。
- 中心線や重心を意識して、文字を安定させる。
- ふところや字間を意識して、読みやすくする。
- 見本をよく観察してからかく。

12. 重要語句まとめ
最後に、この単元で出てきた重要語句を確認しておこう。
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| レタリング | 文字を読みやすく、美しく、目的に合うように整えてかくこと。 |
| 書体 | 文字の形やデザインの種類。 |
| 明朝体 | 横画が細く、たて画が太い書体。うろこがあり、本文などに使われる。 |
| ゴシック体 | たて画と横画の太さがほぼ同じ書体。見出しや強調部分などに使われる。 |
| うろこ | 明朝体の線の端などにつく、三角形のような部分。 |
| ローマン体 | セリフがある英字の基本書体。長い文章などに使われることがある。 |
| サンセリフ体 | セリフがない英字の基本書体。見出しや案内表示などに使われることがある。 |
| セリフ | 英字の線の端につく小さな飾り。 |
| 下がき(線がき) | 文字の中心線や大まかな形を細い線でかくこと。 |
| 肉付け | 文字の太さを考えて、外側の形をつけること。 |
| 肉付け清書 | 肉付けした文字の形を整え、線をきれいに清書すること。 |
| 墨入れ | 文字の中を黒くぬり、仕上げること。 |
| 重心 | 文字の見た目の中心や、重さの中心のようなもの。 |
| ふところ | 文字の中にできる空間。 |
| 字間 | 文字と文字の間隔。 |
この単元で特に大切なこと
- レタリングは、文字を読みやすく、美しく、目的に合うように整えてかくこと。
- 明朝体は、横画が細く、たて画が太い。
- 明朝体には、うろこがある。
- ゴシック体は、たて画と横画の太さがほぼ同じ。
- 明朝体は本文、ゴシック体は見出しや強調部分に使われやすい。
- ローマン体はセリフがあり、サンセリフ体はセリフがない。
- 明朝体とローマン体、ゴシック体とサンセリフ体は、見た目の特徴で対応させると覚えやすい。
- レタリングは、下がき(線がき)→肉付け→肉付け清書→墨入れの順で進める。
- 中心線・重心・ふところ・字間を意識すると、文字のバランスが整いやすい。
ここまで学習できたら、ぜひ「レタリング」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

