『色彩』解説!色相環・補色の覚え方や色の感じ方まとめ

中学美術で学習する色彩では、色の名前を覚えるだけでなく、色どうしの関係や、色が人に与える感じを理解することが大切だよ。

たとえば、赤を見ると「暖かそう」「元気そう」と感じたり、青を見ると「涼しそう」「落ち着いている」と感じたりすることがあるよね。これは、色にはそれぞれ性質や働きがあるからなんだ。

この記事では、色相環補色寒色・暖色・中性色、そして色の感じについて、中学生にもわかりやすく解説していくよ。

この記事で分かること

  • 色彩とは何か
  • 色相環とは何か
  • 原色・間色とは何か
  • 補色の関係とは何か
  • 寒色・暖色・中性色の違い
  • 色が人に与える感じ

1. 色彩とは

色彩とは、色の性質や働きのことだよ。美術では、色そのものだけでなく、色の選び方、色どうしの関係、色から受ける印象などもふくめて考えるんだ。

絵を描いたりデザインを考えたりするとき、色の選び方はとても大切だよ。同じ形でも、使う色が変わるだけで、見る人に与える印象は大きく変わるんだ。

たとえば、同じポスターでも、赤や黄色を多く使うと元気で目立つ印象になりやすい。青や緑を多く使うと、落ち着いた印象やさわやかな印象になりやすいよ。

たろう
たしかに、同じ絵でも色が変わると、ぜんぜん雰囲気が変わるね。
くまごろう
そうなんだ。美術では「なんとなく好きな色を使う」だけでなく、色の性質や関係を知って使うことが大切なんだよ。

2. 色相環とは

色相環とは、色みのある色を、似ている順番に丸く並べたものだよ。

「赤」「黄」「緑」「青」「紫」のような色を、自然につながるように並べていくと、ぐるっと一周する輪の形になる。この輪を色相環というんだ。

色相環を見ると、色どうしの関係がわかりやすくなるよ。たとえば、赤に近い色には赤みのだいだいや赤紫があり、青に近い色には青紫や青緑がある、というように確認できるんだ。

つまり、色相環は色の地図のようなものだと考えるとわかりやすいよ。

色相環とは

色みのある色を、似ている順番に並べて、輪の形にしたもの。

色相環の配置は、教科書や資料によって少し違う場合があるよ。テストでは、学校で使っている教科書やプリントの色相環をもとに確認しよう。

3. 原色と間色を覚えよう

色相環を覚えるときは、まず原色間色を押さえると考えやすいよ。

原色とは、ほかの色をつくるもとになる基本的な色のことだよ。中学美術の色相環では、赤・黄・青を基本の色として扱うことが多いんだ。

間色とは、原色と原色の間にできる色のことだよ。たとえば、赤と黄の間にはだいだい、黄と青の間には緑、青と赤の間には紫があるね。

分類色の例ポイント
原色赤・黄・青色を考えるときの基本になる色
間色だいだい・緑・紫原色と原色の間にある色

ただし、「三原色」という言葉は、絵の具などの色料で考える場合と、テレビやライトなどの色光で考える場合で内容が変わるよ。この単元では、まず学校の教科書で扱う色相環の基本をしっかり確認しよう。

4. 色相環の色の名前を覚えよう

色相環では、基本になる色の名前を覚えておくことが大切だよ。

中学美術では、次のような色の並びを押さえておこう。

色の名前どんな色か
赤みの中心になる色
黄色の中心になる色
青みの中心になる色
だいだい赤と黄の間にある色
黄と青の間にある色
赤と青の間にある色

さらに、色と色の間には、次のような中間の色もあるよ。

色の名前位置の考え方
黄みのだいだいだいだいの中でも、黄に近い色
赤みのだいだいだいだいの中でも、赤に近い色
赤紫赤と紫の間にある色
青紫青と紫の間にある色
青緑青と緑の間にある色
黄緑黄と緑の間にある色

テストでは、色相環の図を見て、空欄にあてはまる色の名前を答える問題がよく出るよ。

覚えるときは、まず赤・黄・青が色相環の中でほぼ等間隔に並ぶことを押さえよう。そのうえで、赤と黄の間にはだいだい、黄と青の間には緑、青と赤の間には紫がある、と考えると整理しやすいよ。

色相環の覚え方

  • 赤・黄・青は、色相環の中で基本になる色として押さえる。
  • 赤と黄の間には、だいだいがある。
  • 黄と青の間には、緑がある。
  • 青と赤の間には、紫がある。

色相環の細かい配置や色名は、教材によって少し違うことがあるよ。テスト前には、学校で配られたプリントや教科書の色相環を見て確認しよう。

5. 補色とは

補色とは、色相環で向かい合う位置にある色どうしの関係のことだよ。

たとえば、赤と青緑、黄と紫または青紫、青と黄みのだいだいまたは黄緑のように、色相環の反対側にある色どうしは、補色の関係になるんだ。

補色の組み合わせは、使っている色相環によって少し表し方が変わることがあるよ。テストでは、学校の教科書やプリントの色相環で、反対側にある色を確認することが大切なんだ。

補色どうしを近くに置くと、おたがいの色が強く目立って見えることがあるよ。ポスターや看板などで、目立たせたい部分に補色の組み合わせが使われることもあるんだ。

たろう
反対側の色って、仲が悪い色なの?
くまごろう
仲が悪いというより、おたがいを目立たせ合う関係だね。組み合わせ方によって、強い印象を出すことができるんだ。

また、絵の具などで補色どうしを混ぜると、色みが弱くなり、灰色や黒に近い色になることがあるよ。

補色のポイント

  • 色相環で反対側にある色どうしの関係。
  • となりに置くと、おたがいが目立って見えやすい。
  • 絵の具などで混ぜると、色みが弱くなることがある。
  • 補色の具体的な組み合わせは、学校の色相環で確認する。
補色の例考え方
赤と青緑色相環で向かい合う関係になりやすい組み合わせ
黄と紫、または青紫使う色相環によって表し方が少し変わることがある
青と黄みのだいだい、または黄緑学校の色相環で反対側にある色を確認する
色相環と補色の関係を、中学生向けにわかりやすく示した図解。赤・黄・青などの色の並びと、向かい合う色どうしが補色になることを説明している。

6. 寒色・暖色・中性色とは

色は、見る人に「涼しそう」「暖かそう」といった感じを与えることがあるよ。

青や青に近い色は、涼しい感じを与えやすい。このような色を寒色というよ。

赤や黄みをおびた色は、暖かい感じを与えやすい。このような色を暖色というんだ。

そして、寒色にも暖色にもはっきり分けにくい色を中性色というよ。

寒色・暖色・中性色の違いを、色の例と感じ方で比較した中学生向け美術図解。
分類意味
寒色涼しい感じを与えやすい色青、青緑、青紫など
暖色暖かい感じを与えやすい色赤、だいだい、黄など
中性色寒色にも暖色にもはっきり分けにくい色緑、紫など

たとえば、夏のポスターで青を多く使うと涼しそうに見えやすいよね。反対に、冬のセール広告で赤やだいだいを使うと、暖かさや元気さを感じやすくなるんだ。

色は、実際の温度を変えるわけではないけれど、見る人の感じ方に影響を与えるんだよ。

7. 色が人に与える感じ

色は、暖かさや涼しさだけでなく、軽さ・重さ、強さ・弱さ、明るさ・暗さなどの印象も与えるよ。

明るい色は軽く、暗い色は重く見えやすい

一般的に、明るい色は軽い感じを与えやすく、暗い色は重い感じを与えやすいよ。

たとえば、白や明るい黄色は、軽やかでやさしい印象になりやすい。反対に、黒や暗い紫は、重厚で落ち着いた印象になりやすいんだ。

鮮やかな色は強く、にぶい色は落ち着いて見えやすい

鮮やかな赤や黄色は、強く目立つ印象を与えやすいよ。ポスターや注意をうながす表示などに使われることも多いね。

一方で、灰色がかった色やにぶい色は、落ち着いた印象ややわらかい印象になりやすいんだ。

色の感じ方は人によって違うこともある

色から受ける感じは、すべての人が必ず同じになるわけではないよ。

その人の経験や、見ている場面、国や文化によって、色の感じ方が少し変わることもあるんだ。たとえば、同じ色でも「楽しい」と感じる人もいれば、「落ち着かない」と感じる人もいるかもしれないね。

ただし、「赤や黄は暖かく感じやすい」「青は涼しく感じやすい」「明るい色は軽く感じやすい」など、多くの人に共通しやすい感じ方もあるよ。美術では、こうした色の性質を知ったうえで、作品やデザインに生かしていくんだ。

8. テストでよく出るポイント

中学美術の色彩単元で重要な、色相環、補色、寒色・暖色・中性色、色の感じ方をまとめたテスト対策図解。

色彩の単元では、言葉の意味だけでなく、図を見て答える問題がよく出るよ。

特に、色相環の空欄に入る色の名前や、補色の組み合わせ、寒色・暖色・中性色の分類は、しっかり確認しておこう。

テスト対策ポイント

  • 色相環は、色みのある色を似ている順に並べた輪のこと。
  • 原色は、色を考えるときの基本になる色。
  • 間色は、原色と原色の間にある色。
  • 補色は、色相環で反対側にある色どうしの関係。
  • 寒色は、青や青に近く、涼しい感じを与えやすい色。
  • 暖色は、赤や黄みをおびた、暖かい感じを与えやすい色。
  • 中性色は、寒色にも暖色にもはっきり分けにくい色。
  • 明るい色は軽く、暗い色は重く見えやすい。
  • 鮮やかな色は強く目立ち、にぶい色は落ち着いて見えやすい。
  • 色の感じ方には、経験や文化による違いもある。

重要語句まとめ

語句意味
色彩色の性質や働きのこと。美術では、色の選び方や色どうしの関係、色から受ける印象などもふくめて考える。
色相赤・青・黄などの、色みの種類や性質のこと。
色相環色みのある色を、似ている順に並べて輪の形にしたもの。
原色色を考えるときの基本になる色。
間色原色と原色の間にある色。
補色色相環で反対側にある色どうしの関係。
寒色青や青に近い、涼しい感じを与えやすい色。
暖色赤や黄みをおびた、暖かい感じを与えやすい色。
中性色寒色にも暖色にもはっきり分けにくい色。

ここまで学習できたら、ぜひ「色彩」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!

『色彩』テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学美術】「色彩」重要語句ドリル
【中学美術】「色相環と補色」内容理解ドリル
【中学美術】「寒色・暖色・色の感じ」内容理解ドリル

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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