71【中学国語】茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」語句・表現技法ドリル

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続いて「語句・表現技法ドリル」です。詩に出てくる重要な言葉の意味や、作者が工夫して使っている「表現技法」について、しっかりと確認していきましょう。

『わたしが一番きれいだったとき』の詩の形式は「口語自由詩」ですが、「口語」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「「〜だ」「〜である」など、現代の私たちが普通に使っている話し言葉のこと。」です。

「口語自由詩」の「口語」とは、今の日本で私たちが普通に使っている「話し言葉」のことです。音数や行数などの決まった型にしばられずに作られたため「自由詩」に分類されます。

「男たちは挙手の礼しか知らなくて」の「挙手の礼」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「右手を額(ひたい)の横にあげる軍隊式の敬礼のこと。」です。

軍隊式の敬礼のことです。戦場へ向かう男たちが、女の子にやさしい言葉や贈り物を残す余裕もなく、ただ軍人としての挨拶だけをして出発していった様子を表しています。

「わたしの心はかたくなで」の「かたくな」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「自分の考えや態度を変えようとしない、頑固な様子。」です。

戦争中の教育や極限状態の生活によって、心にゆとりがなくなり、柔軟にものを考えることができなくなってしまった内面の状態を表しています。

「卑屈な町をのし歩いた」の「卑屈」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「自分を必要以上に低く評価して、いじけてしまうこと。」です。

日本が戦争に負けてしまい、町全体が自信を失っていじけて沈み込んでいるような当時の雰囲気を表しています。

「卑屈な町をのし歩いた」の「のし歩く」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「肩をそびやかして堂々と歩くこと。」です。

町中のみんなが戦争に負けて下を向いていじけている中で、作者はそれに飲み込まれず「負けないぞ!」と反抗するように力強く歩いたことを表しています。

「わたしは異国の甘い音楽をむさぼった」の「むさぼる」とはどのような意味ですか。この詩の内容に合うものを1つ選びましょう。

正解は「満足することなく、強い勢いで求める(夢中になって受け入れる)こと。」です。

戦争中は禁止されていた外国の自由な音楽(ジャズ)に触れ、飢えていた心を満たすように夢中になって受け入れた様子を表しています。

「わたしはとてもとんちんかん」の「とんちんかん」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「物事のつじつまが合わず、ちぐはぐなこと。」です。

青春時代を戦争に奪われ、世の中の価値観が急にひっくり返ってしまったことで、自分の気持ちや考えがうまくまとまらず、混乱している状態を表しています。

「わたしはめっぽうさびしかった」の「めっぽう」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「程度がはなはだしい様子。とても、ひどく。」です。

一番きれいで楽しいはずの時期に、たくさんの人が死に、やりたいこともできなかった深い孤独と悲しみが「とてもさびしかった」という言葉に表れています。

この詩では、「わたしが一番きれいだったとき」という言葉が第1連から第7連にかけて何度もくり返し現れます。このような表現技法を何といいますか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「反復法(リフレイン)」です。

同じ言葉やフレーズを何度も繰り返すことで、リズムを作り出したり、青春を奪われたことへの「悔しさ」や「無念さ」という作者の強い思いを読者に印象づけたりしています。

「わたしの頭はからっぽで / わたしの心はかたくなで」という部分には、どのような表現上の工夫が使われていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「似た形の表現を並べて、内面の状態を強調している。(対句的な表現)」です。

「わたしの〇〇は〜で」という同じ構成の言葉を並べることでリズムを作り、戦争中の教育によって自由に物を考えることができなくなってしまった状態を強調しています。

「禁煙を破ったときのように くらくらしながら」という部分で使われている表現技法は何ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「直喩法(直喩)」です。

「〜のように」という言葉を直接使って、敵国の音楽として禁止されていたジャズに触れたときの「刺激の強さ」や「戸惑い」を、我慢していたタバコを吸った感覚に例えています。

「卑屈な町をのし歩いた」の「卑屈な町」という部分には、ある表現技法が使われていると読むことができます。それは何ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「擬人法」です。

町全体が、まるで人間のように自信を失っていじけている(卑屈になっている)かのように見立てて、敗戦直後の沈んだ空気を表現しています。

最後の第8連「だから決めた できれば長生きすることに」という部分には、語順を工夫して決意を強く印象づける表現上の工夫が使われています。これを一般的に何といいますか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「倒置法」です。

普通の語順(できれば長生きすることに決めた)を逆にして、「決めた」を先に持ってくることで、「絶対に生きてやる!」という作者の前向きで強い決意が、読者の心にズドンと響くようになっています。

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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