【高校現代文】芥川龍之介「羅生門」主題・表現効果ドリル

解答・解説をみる

芥川龍之介「羅生門」の主題や表現効果を確認するドリルです。

にきび、夜の底、下人の行方など、テストで問われやすい表現を整理しよう!

【主題・表現効果】本文の読みとして正しいものを選びましょう。

舞台である「羅生門」の意味として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「荒れ果てた社会や、人間の道徳が崩れていく世界を象徴している」です。

羅生門は、荒れ果てた京都や、善悪の境目があいまいになっていく世界を象徴する場所として読めます。

下人の「にきび」の描写について、もっとも適切な説明を選びましょう。

正解は「下人の若さや未熟さ、迷いを感じさせる描写」です。

にきびは、下人の若さや未熟さ、迷いの中にいる状態を感じさせる描写として読めます。

最後に下人が「右手をにきびから離した」ことの意味として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「下人が迷いから離れ、盗人になる決意を行動に移したこと」です。

にきびを気にしていた手を離す動作は、迷いから離れて盗人になる決意を行動に移したことを暗に示していると考えられます。

「あらゆる悪に対する反感」とは、どのような心情ですか。

正解は「死骸の髪を抜く老婆の悪を憎む心」です。

下人は、老婆個人だけでなく、死人の髪を抜くという悪そのものに強い反感を抱いています。

「老婆を捕えた時の勇気」と「ある勇気」の違いとして、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「悪を責める側の勇気から、自分が悪を行う側へ進む勇気に変わっている」です。

老婆を捕えた時の勇気は、悪を責める側の勇気でした。けれど「ある勇気」は、自分が盗人になる勇気です。

下人が「嘲るような声」で念を押した理由として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「老婆の理屈が、そのまま下人の盗みを正当化する口実になること」です。

老婆の「生きるためなら仕方がない」という理屈は、そのまま下人が老婆から着物を奪う理由にもなります。

「では、俺が引剥ぎをしようと恨むまいな」の「では」が受けている内容として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「生きるためなら悪をしても仕方がないという老婆の論理」です。

「では」は、老婆の「生きるためなら悪も仕方がない」という論理を受けています。

「夜の底へかけ下りた」という表現の効果として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「下人が悪の世界へ踏み出し、行方が分からなくなる不気味さ」です。

「夜の底」は、暗く先の見えない世界を感じさせる表現です。下人が悪へ踏み出したことを印象づけています。

「下人の行方は、誰も知らない。」という終わり方の効果として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「下人がその後どうなったのかを明かさず、読者に考えさせるため」です。

物語は、悪へ踏み出した下人のその後を語らずに終わります。だから読者は、下人の未来を考えさせられます。

「羅生門」の主題として、もっとも適切なものを選びましょう。

正解は「極限状態に置かれた人間の善悪の揺らぎや、自分の悪を正当化する心の弱さ」です。

下人は、最初は老婆の悪を憎んでいましたが、最後には老婆の論理を利用して自分も盗みを働きます。そこに、人間の善悪の揺らぎや心の弱さが表れています。

テストを終了する

他の問題を解く

  1. 【高校現代文】中島敦「山月記」漢字ドリル
  2. 【高校現代文】中島敦「山月記」語句ドリル
  3. 【高校現代文】中島敦「山月記」内容理解ドリル
  4. 【高校現代文】中島敦「山月記」主題・表現効果ドリル
  5. 【高校現代文】芥川龍之介「羅生門」漢字ドリル
  6. 【高校現代文】芥川龍之介「羅生門」語句ドリル
  7. 【高校現代文】芥川龍之介「羅生門」内容理解ドリル
  8. 【高校現代文】芥川龍之介「羅生門」主題・表現効果ドリル

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

目次