12【中学国語】「未来へ」主題・表現効果ドリル
解答・解説をみる
最後は「主題・表現効果ドリル」です。作者がなぜそのような表現を選んだのか、そしてこの詩を通して私たちに一番伝えたかった思い(主題)について深く読み解いていきましょう!
第一連で、道端の小さなスミレに対して「計りしれぬ過去から来た」と表現したことには、どのような効果(意図)があると考えられますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「目の前にある小さな命も、果てしない過去からの命の積み重ねによって存在しているという奇跡を強調するため。」です。
何気なく咲いているように見える「今日」のスミレも、途方もない過去から命のバトンが受け継がれてきた結果であるという、命のつながりの尊さを表現しています。
第一連から第三連にかけて「〜だろう」という疑問の形が繰り返されています。これにはどのような表現効果がありますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「「どれだけの〜」と問いかけることで、読者にそのスケールの大きさを想像させ、自然や命への神秘性を感じさせる効果。」です。
「どれだけの時が」「どれだけのけものが」と問いかけることで、読者は頭の中で果てしない時間を想像し、現在という時間が持つ重みを感じることができます。
第四連で、「限りないもの」と「限りある日々」が対比されています。この対比にはどのような効果がありますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「「限りないもの」に対して人間の命は短いが、だからこそ今を懸命に生きることの尊さを際立たせるため。」です。
無限の時間(限りないもの)と比べると人間の命(限りある日々)は短いですが、だからこそ、その短い時間を「生きる」ことの力強さが強調されています。
第四連で「人はそれを生きることができる / 限りある日々の彼方を見つめて」と倒置法が使われています。この表現効果として最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「「限りある日々の彼方(=未来)」という言葉を最後に残すことで、未来へ向かって生きる決意や強い意識を読者に印象づける効果。」です。
「彼方(=未来)を見つめて」という言葉で連が終わることで、読者の意識も自然と「未来」へと向かうように工夫されています。
第五連の「未だ来ないものを人は待ちながら創っていく」という表現には、どのような思いが込められていますか。最も適切な読解を1つ選びましょう。
正解は「未来は、ただ待つものではなく、自らの手で主体的に切り拓き、創り出していくものだということ。」です。
「創っていく」という言葉には、自分自身が行動して新しいものを生み出すという、とても力強くて前向きな意味が込められています。
第五連で「誰もきみに未来を贈ることはできない」と書かれています。それはなぜだと考えられますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「未来は自分自身がどう生きるかによって決まるものであり、他者から与えられるものではないから。」です。
「誰も贈ることはできない」というのは冷たい言葉ではなく、「自分の未来は自分で創れるんだよ」という自己決定の尊さを教えてくれる言葉です。
詩の最後の行「何故ならきみが未来だから」という言葉には、どのようなメッセージが込められていますか。最も適切な読解を1つ選びましょう。
正解は「あなたが現在生きていること自体が奇跡であり、あなた自身のこれからの選択や行動が、そのまま明日の世界(未来)を創り出していくということ。」です。
果てしない過去の命の積み重ねの最前線にいるのが「きみ(読者)」であり、そのきみが生きることそのものが、これからの未来を作っていくという力強いエールです。
この詩全体を通して、作者が最も伝えたいこと(主題)は何ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「過去から命を受け継いで今を生きる私たちは、限りある日々の中で自らの手で未来を創り出していく存在であるということ。」です。
第一連〜第三連の「果てしない過去からの連続性」と、第四連〜第五連の「限られた今を生き、未来を創る力」が合わさったものが、この詩の主題(テーマ)です。
この詩のタイトルが「未来へ」となっていることには、どのような意図があると考えられますか。最も適切な読解を1つ選びましょう。
正解は「果てしない過去から続く時間の中で、これからを生きる読者(きみ)へ向けた力強い呼びかけやエールとするため。」です。
ただ単に「これからの時間」という意味ではなく、詩の最後に「きみが未来だから」とあるように、未来を担う読者一人ひとりへのメッセージとしてタイトルがつけられています。
この詩全体の構成(流れ)として、最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「前半で過去から現在へと続く命や時間の広がりを描き、後半でその上に立つ人間の生き方(未来への姿勢)を描いている。」です。
第一連〜第三連(前半)で「果てしない過去の積み重ね」を示し、第四連〜第五連(後半)で「今を生き、未来を創る人間(きみ)」へと視点が大きく移り変わる構成になっています。
他の問題を解く
- 【中学国語】牟礼慶子「見えないだけ」漢字ドリル見えないだけ
- 【中学国語】牟礼慶子「見えないだけ」語句・表現技法ドリル
- 【中学国語】牟礼慶子「見えないだけ」内容理解ドリル
- 【中学国語】牟礼慶子「見えないだけ」主題・表現効果ドリル
- 【中学国語】吉野弘「虹の足」漢字ドリル
- 【中学国語】吉野弘「虹の足」語句・表現技法ドリル
- 【中学国語】吉野弘「虹の足」内容理解ドリル
- 【中学国語】吉野弘「虹の足」主題・表現効果ドリル
- 【中学国語】「未来へ」漢字ドリル
- 【中学国語】「未来へ」語句・表現技法ドリル
- 【中学国語】「未来へ」内容理解ドリル
- 【中学国語】「未来へ」主題・表現効果ドリル
- 【中学国語】椎名誠「アイスプラネット」漢字ドリル
- 【中学国語】椎名誠「アイスプラネット」語句・表現ドリル
- 【中学国語】椎名誠「アイスプラネット」読解ドリル① 基本
- 【中学国語】椎名誠「アイスプラネット」読解ドリル② 発展
- 手紙の効用
- 枕草子(中学校国語)
- 熟語の構成
- クマゼミ増加の原因を探る
- 【中学国語】茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」漢字ドリル
- 【中学国語】茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」語句・表現技法ドリル
- 【中学国語】茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」内容理解ドリル
- 【中学国語】茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」主題・表現効果ドリル
- 言葉の力
- 短歌「くれないの二尺伸びたる~」
- 短歌「死に近き母に添寝の~」
- 字のない葉書
- 短歌「観覧車回れよ回れ~」
- 徒然草「仁和寺にある法師」
- 漢詩「春暁」(漢詩の風景より)
- 漢詩「絶句」(漢詩の風景より)
- 漢詩「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」(漢詩の風景より)
- 漢詩「春望」(漢詩の風景より)
- 盆土産
運営者情報
yumineko
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。
