6【中学国語】谷川俊太郎「春に」語句・表現技法ドリル

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続いて「語句・表現技法ドリル」です。詩に出てくる重要な言葉の意味や、作者が工夫して使っている「表現技法」について、しっかりと確認していきましょう。

「うつくしいということばを、ためらわず口にすることを」の「ためらわず」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「迷うことなく」です。

「ためらう」は「迷う」「躊躇(ちゅうちょ)する」という意味です。「ためらわず」なので、「迷ったりためらったりすることなく」という意味になります。

「よどみ渦まきせめぎあい」の「せめぎあい」とはどのような意味ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「心の中で別々の感情がぶつかり合って、押し合っていること。」です。

「せめぎあい」とは、互いに争うこと、対立することです。よろこびとかなしみ、いらだちとやすらぎといった相反する感情が、心の中でぶつかり合っている状態を表しています。

「ぼくはもどかしい」の「もどかしい」とはどのような気持ちですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「思い通りにならなくて、いらいら(じれったく)すること。」です。

「もどかしい」とは、自分の気持ちがうまくコントロールできない歯がゆさや、思い通りにいかずにいらいらする気持ちのことです。

詩の中で「この気もちはなんだろう」という言葉が4回繰り返されています。この表現技法を何といいますか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「反復法」です。

同じ言葉やフレーズを何度も繰り返すことで、リズムを生み出し、その言葉の印象を強く読み手に与える表現技法を「反復法」といいます。

「この気もちはなんだろう」という言葉を4回繰り返すこと(反復法)で、どのような効果(表現したいこと)がありますか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「自分でも上手く説明できない感情への戸惑いや、あふれ出しそうなエネルギーの強さを強調するため。」です。

「この気もちはなんだろう」と繰り返すことで、自分の心に湧き上がる正体不明のエネルギーへの戸惑い(もどかしさ)が、より強く読み手に伝わってきます。

「枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく」には、「〜のようだ」を使わずに別のものに例える表現技法が使われています。この表現技法を何といいますか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「暗喩(隠喩)」です。

「〜のようだ」を使わずに別のものに例える表現技法を「暗喩(または隠喩)」といいます。植物の新芽が、春の訪れとともに自分の心を刺激してくる様子を例えた表現です。

「心のダムにせきとめられ」の「心のダム」とは、どのようなものを例えた表現(暗喩)ですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「感情のままに行動することを抑えようとする理性」です。

心の中に本物のダムがあるわけではありません。湧き上がってくる激しい感情やエネルギーを、そのまま外に出さないように我慢してせき止める「理性(りせい)」をダムに例えています。

「よろこびだ しかしかなしみでもある」「いらだちだ しかもやすらぎがある」「あこがれだ そしていかりがかくれている」のように、似たような形や構成の言葉を並べる表現技法を何といいますか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「対句法」です。

「〇〇だ 〜〇〇ある(いる)」という同じ形の文を並べることで、リズムを作ったり印象を強くしたりする表現技法を「対句法」といいます。

「よろこびだ しかしかなしみでもある」などの対句法(対比)を使うことで、作者はどのようなことを表現しようとしていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「心の中に良い状態と悪い状態がごちゃ混ぜになっている複雑な様子を表現するため。」です。

「よろこび⇔かなしみ」「いらだち⇔やすらぎ」というように、反対の感情を対句法(対比)で並べることで、思春期特有の複雑な心の揺れ動きを見事に表現しています。

この詩の「最初」と「最後」を結びつけている(反復している)言葉はどれですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「この気もちはなんだろう」です。

この詩は「この気もちはなんだろう」で始まり、同じ言葉で終わっています。結局答えは出ないのですが、その「答えが出ないもどかしさ(余韻)」こそが、この詩のテーマそのものです。

詩の後半で、「地平線のかなたへと歩きつづけたい」という活動的な気持ちと「対比(反対の意味)」になっている表現はどれですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「この草の上でじっとしていたい」です。

「地平線のかなたへと歩きつづけたい(遠くへ行きたい)」という活動的な気持ちと、「この草の上でじっとしていたい(動きたくない)」という静かな気持ちが、対比の形で並べられています。

詩の後半で、「大声でだれかを呼びたい」という積極的な欲求と「対比(反対の意味)」になっている表現はどれですか。最も適切なものを1つ選びましょう。

正解は「ひとりで黙っていたい」です。

「だれかと繋がりたい(呼びたい)」気持ちと、「ひとりになりたい(黙っていたい)」という、思春期特有の複雑な感情の対立(対比)が表現されています。

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