小学校5年生理科「物のとけ方」のテストによく出る問題をまとめたよ!
分からない問題があったら、その学習ページも確認しよう!
「物が水にとけるとき」
についての問題

まずは基本問題に挑戦
Q1
塩は、どうなったのか選びなさい。
①水にとけて、無くなってしまった。
②水にとけた後、気体になって外に出て行った。
③水にとけて、見えなくなるくらい小さくなった。
水にとけた塩は、とても小さくなって見えなくなっただけで、「消えてしまった」ワケではなかったね。
Q2
塩は、水にとけても「無くなったり消えてしまった」ワケではないから、入れる前と入れた後の重さは変わらないのが正しいよ。
Q3
「水に〇〇〇」
(「溶ける」という漢字を使うよ)
Q4
「〇〇〇液」
物がとけた液体のことを、「溶液(ようえき)」と言うよ。
「溶」は、「とける」という意味だね。
溶液の中でも、「水」に溶けているから、「水溶液」と呼ぶんだ。
Q5
出来た食塩水の重さは何gになるか答えましょう。
塩を水にとかしても、塩が無くなるワケではないので、塩を水にとかして出来る食塩水の重さは、そのまま塩の重さ+水の重さだね。
点数に差がつくかも?よくばり問題
Q6
ァ 出来た液体は白くにごっている
イ 出来た液体は白く透明
ウ 出来た液体は無色で透明
エ 出来た液体は無色でにごっている
オ 出来た液体は透明な塩のツブが見える。
塩が水にとけると、見えないくらい小さくなるので、オは間違い。
塩がとけた水は、無色透明で、普通の水と同じように見えるよ。
Q7
とかした液体の重さを量ったら、109gだった。
とかした塩の重さを答えましょう。
食塩水の重さは、塩の重さ+水の重さなので、
109-100=9g
9gが正解。
Q8
また、その理由を答えましょう。
理由:①の食塩水のほうが濃いということは、②よりもたくさんの塩がとけているということ。食塩水の重さは、食塩+水の重さなので、②よりもたくさんの塩がとけている①の食塩水ほうが重くなる。
※食塩水の重さが「食塩+水」であることと、「濃い」ということは、よりたくさんの塩がとけているということが書けていればOK!
「物が水にとける量」
についての問題
まずは基本問題に挑戦
Q1
ア:きまりはない
イ:きまりはある
決まった量の水に物をずっととかしていくと、「これ以上とけない」ようになるね。
Q2
ア:塩の方が多くとける。
イ:ミョウバンの方が多くとける。
ウ:どちらもかわらない。
同じ水の量にとかしたとき、塩とミョウバンだと塩の方が多くとけることができるよ。これは、水の分子が塩の分子を取り囲むのはカンタンだけど、ミョウバンの分子を取り囲むのはタイヘンだからだったね。
Q3
ア:水の量をふやしても、とけることができる量は変わらない。
イ:水の量をふやすと、とけることができる量は少なくなる。
ウ:水の量をふやすと、とけることができる量は多くなる。
エ:水の量をふやしたとき、とけることができる量がかわるかどうかは、塩とミョウバンで違う。
水の量をふやすと、それだけ物の分子を取り囲むための水の分子がふえるから、もっと取り囲めるようになって「とけることができる量」もふえるよ。
これは、塩とミョウバンでも違いはないよ。
Q4
ア:水の温度を高くしても、とけることができる量は変わらない。
イ:水の温度を高くすると、とけることができる量は少なくなる。
ウ:水の温度を高くすると、とけることができる量は多くなる。
エ:水の温度を高くしたとき、とけることができる量がかわるかどうかは、塩とミョウバンで違う。
水の温度を高くすると、それだけ物の分子を取り囲むための水の分子が元気になるから、もっと取り囲めるようになって「とけることができる量」がふえたりするよ。でも、ミョウバンは水の温度が高くなると「取り囲むのが大変だった」ミョウバンの分子でも、頑張って取り囲むようになるから「とけることができる量」は増えるけど、塩の場合は、もともと取り囲むのが大変じゃないのと、水の分子が元気になったために「取り囲んでいたけど、逃げられる」ことも増えてしまうから、結局「とけることができる量」はあまり変わらないままだよ。
点数に差がつくかも?よくばり問題
Q5
水の量 | 50ml | 100ml | 150ml |
塩 | 18g | ① | 54g |
ミョウバン | 6g | 12g | ② |
空いているマスの数字を埋めましょう。
水の量が2倍、3倍になれば、「とけることができる量」も2倍、3倍になるよ。
なので、塩のとけることができる量は水が50㎖のときに18gだから、2倍の100㎖にとけることができる量は18gの2倍の36gになるよ。
ミョウバンの場合は、50㎖のときに6gなので、3倍の150㎖にとけることができる量は6gの3倍の18gになるよ。
「水にとけた物をとり出す」
についての問題
まずは基本問題に挑戦
Q1
ア:とけている水の温度を高くする。
イ:とけている水の温度を低くする。
ウ:とけている水を「ろ過」する。
エ:とけている水を熱して「蒸発」させる。
オ:とけている水をかきまぜる。
解説
水の温度を低くすると、とけていた物が「とけきれなく」なってしまって、出てきてしまうんだよね。
また、とかしている「水」を蒸発させて全部なくしてしまうことで、とけている物が残るよね。
アの「水の温度を高くする」のは、とけることができる量をふやす時だね。
ウの「ろ過」をしたときに取り出せるのは「とけていない物」だけで、「とけている物」は取り出すことは出来ないね。
オのように「水をかきまぜ」ても、とけているものは取り出せないね。
Q2
ミョウバンは水の温度によって「とけることができる量」が変わる。水の温度が高いほどたくさんの量がとけるので、、水の温度を低くすると、とけている物がとけきれなくなって出てくることがあるよ。水の温度を高くしてしまうと、逆にもっとたくさんとけるようになるので、とけている物がとけきれなくなって出てくることはないね。
塩は水の温度と「とけることができる量」は関係がないので、水の温度を低くしても、とけている物を取り出すことは出来ないね。もちろん、温度を高くしても、変わりはないよ。
Q3
とかしている水を蒸発させて全部なくしてしまえば、とけていた物だけ残るね。
これは、ミョウバンでも塩でも使える方法だよ。
ろ過をしても、とけている物はとても小さいので、残らないよ。
点数に差がつくかも?よくばり問題
Q4
2つの水溶液を冷やしたところ、ひとつの水溶液には白いツブが出てきた。
この水溶液は塩とミョウバン、どちらをとかしたものか答えましょう。
塩が水にとけることができる量は、水の温度とは関係がないけれど、ミョウバンが水にとけることができる量は、水の温度が高くなるほど多くなるよね。
水を冷やして、「とけきれなくなってしまった」ということは、水の温度と関係があるミョウバンの水溶液だということが分かるね。
実際にテストに出たよ!問題
Q5
水の温度 | 20℃ | 40℃ | 60℃ |
ミョウバンがとける量 | 11.4g | 23.8g | 57.4g |
その水溶液を、20℃まで冷やした。
この時、水溶液の中にミョウバンのツブが出来たので、ろ過してツブを集めて重さを量ると、何gになるか、上の「ミョウバンがとける量と水の温度のグラフ」を見て、答えましょう。
40℃の水にミョウバンを「とけなくなるまでとかした」ということは、表から23.8gのミョウバンがとけているということが分かる。
20℃まで水溶液を冷やしてしまうと、表から20℃でとけるミョウバンの量は11.4gなので、それ以上は「とけなくなって」出てくる。
「とけなくなって」出てくる量は、もともととけていた23.8gから、20℃でとけることができる11.4gを引いたものなので、
23.8-11.4=12.4
12.4gが正解。
Q6
食塩とミョウバンは( ① )、とけていたものをとり出すことができる。
また、食塩は温度によってとける量はほとんど変わらないので、( ② )、とけていたものをとり出すことはできない。
ア ①ろ過すると ②水の温度を下げても
イ ①ろ過すると ②水を蒸発させても
ウ ①水を蒸発させると ②ろ過しても
エ ①水を蒸発させると ②水の温度を下げても
オ ①水の温度を下げると ②ろ過しても
カ ①水の温度を下げると ②水を蒸発させても
解説
①について
とけている食塩とミョウバンは、ろ過をしてもとり出すことはできないね。
ろ過する
