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「夏の葬列(山川方夫)」あらすじと作者の伝えたいこと解説まとめ

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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  1. 奇妙に間延びした声というのは死ぬ前の体験でコマ送りのように聞こえたという読解をなさっていましたが、私は大人の声が間延びしていたのは艦載機が来ることに慣れていたからだと読解しました。読みとしてはボクがした芋畑の中に伏せるという行為は命を守るためでヒロ子さんが防空壕から出てボクを助けに来たのも命を守るためだと思います。恐らく艦載機が来たときにすべての人が命を守るために知恵を絞ると思うのですが、艦載機が来たシーンにおいて一番艦載機に慣れていてより多くの死地をくぐり抜けて来た大人の知恵が白い服に対して言及したのでボクも流されてしまったのだと読みました。いかがでしょうか。(もちろんどちらが正しいかではなくどのように感じますかという質問です。)

    • あ さん

      コメントありがとうございます。とても丁寧に読み込んでいて、感心いたしました。
      特に、『奇妙に間延びした声』について、『死ぬ前の体験』という解釈だけでなく『艦載機に慣れていたから』という解釈も、当時の状況を考えると非常に説得力がありますね。
      また、主人公とヒロ子さんの行動を『命を守るため』という視点で捉えている点も、素晴らしいと思います。

      あさんのお考えに加えるとして、あの場面における『間延びした声』という表現は、単なる情景描写ではなく、戦争という極限状態における人々の心理的な動揺や、日常と非日常が混在する不安定な状況を象徴的に表しているとも考えられます。
      戦争という極限状態では、人の心理状態は非常に不安定になります。間延びした声は、緊迫した状況と、その場にいる人々の感覚が現実と乖離していることを表している可能性があります。
      つまり、恐怖や混乱の中で、時間の流れや音の感じ方が歪んでしまっている状態を表現していると言えるでしょう。
      日常的な会話が、突然の空襲によって非日常的なものへと変貌する様子を、「間延びした声」は象徴的に示しています。大人が日常的な口調で「カンサイキだあ」と叫ぶことで、その言葉の持つ危機感が薄れ、より不気味な印象を与えていると言えるでしょう。
      主人公の主観的な知覚が歪んでいることや、記憶の曖昧さを表現している可能性も指摘できるでしょう。
      主人公は、幼いながらも戦争の恐怖を深く感じています。その恐怖心が、音の感じ方を歪ませている可能性があります。つまり、主人公の主観的な知覚を通して、間延びした声が聞こえているという解釈もできます。これは、読者に主人公の恐怖をよりリアルに感じさせる効果があります。
      この小説は、過去の出来事を回想する形式で語られています。記憶は時間が経つにつれて曖昧になり、細部が誇張されたり、歪んでしまうことがあります。間延びした声は、主人公の記憶の曖昧さを表している可能性もあります。

      さらに、大人の知恵が主人公の行動に影響を与えたという解釈は、戦争という極限状態における人間の心理を深く捉えています。
      文学作品には、たくさんの解釈があり、どれも間違いではありません。
      大切なのは、自分なりの解釈を持つこと、そして、他の人の解釈にも耳を傾けることです。
      あさんの「自分ならどう思うか。他人はどう思うか」と文学作品を深く読み込もうとされる姿勢は本当に素晴らしいと思います。
      これからも、この作品に限らず、色々な作品を深く読み解いてみてください。

  2. イラストがあったり文もとても見やすいです。期末テストに出るしレポートも書かなければいけないので使わせてもらいます。
    とくになぜ彼はヒロ子さんを突き飛ばしたのかそして作者の伝えたかったことが笑っちゃうくらい的確過ぎて助かります。
    ゆみねこさんありがとうございます!

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