規則動詞の過去形の作り方は?「ed」の付け方と発音のルールを解説
中学1年生の英語で学習する一般動詞の過去形について、規則動詞の過去形の作り方とルール、覚え方をわかりやすく解説しています。
間違えやすい発音問題についても解説と例題を出題していますので、理解度を確認してみましょう。
目次
- 規則動詞の過去形とは
- 規則動詞の過去形の用法
- 規則動詞の過去形の作り方(edのルール)
- 規則動詞の過去形の疑問文の作り方
- 規則動詞の過去形の否定文の作り方
- 規則動詞の過去形の発音
- edの発音の練習問題
- まとめ
規則動詞の過去形とは
過去形とは、過去に起きた出来事や行動について表すときに使う文法なんだ。
日本語では、「~した」のようになっていると過去の出来事だってわかるよね。
それと同じように、英語では動詞の語尾に「ed」をつけると過去のことだとわかるようになるんだ。
現在形:I play tennis every day. (私は毎日テニスをします)
過去形:I played tennis yesterday. (私は昨日テニスをしました)
今回の例では、yesterdayとついているため昨日のことだとわかるけれど、もしそれが無くても、edがついていれば過去の出来事だとわかる。
英語で時制を表すための重要なマークなんだ。
規則動詞の過去形の用法
過去形は、過去の行動・出来事・状態などを表すよ。
①I traveled from Osaka to Tokyo. ⇒ 過去の行動
(私は大阪から東京へ旅行した)
②He lived in Nagoya last year. ⇒ 過去の状態
(彼は去年名古屋に住んでいた)
③She broke her arms yesterday. ⇒過去の出来事
(彼女は昨日腕を骨折した)
④We often visited our grand father’s house during summer vacation. ⇒ 過去の習慣的行動
(私たちは夏休みに祖父の家をよく訪れた)
また、複数の過去形を並べて使うときは起こった出来事の潤に並べるんだ。
I talked to him and decided to go to travel.
⇒私は彼に話しかけて、旅行に行くことを決めた。
話しかけてから決めたので、この順番となる。
規則動詞の過去形の作り方(edのルール)
過去形の作り方は、語尾に「ed」をつけるということを説明したよ。
ただし、ただedをつければ良いというわけではないんだ。
いくつかの例外があるから、一つずつ確認しよう。
1.-e で終わる単語
2.子音字+y で終わる語
3.母音字(a, e, i, o, u) +子音字1つで終わっている語
例外パターン
1.-e で終わる単語
dをそのままつけるだけだよ。
例:move → moved / smile → smiled / hope → hoped
2.子音字+y で終わる語
yをiに変えてedをつけるよ。
例:study → studied / fly → flied / cry → cried
※母音+yの場合はそのままedをつけるんだ
例:play → played / stay → stayed
3.母音字(a, e, i, o, u) +子音字1つで終わっている語
最後の子音を二回重ねてedをつけるんだ。
例:step → stepped / drop → dropped
規則動詞の過去形の疑問文の作り方
過去形の疑問文とは、「~でしたか」と過去の出来事を尋ねる場合に使う文章のことだよ。
現在形の疑問文は、”Do + 主語 + 動詞の原形 ~ ?”で作られているね。
過去形の疑問文は、”Did + 主語 + 動詞の原形 ~ ?”で作られるんだ。
例文
・Did you study English last night? – Yes, I did. / No, I didn’t.
(昨夜あなたは英語を勉強しましたか?)
・Did the bird fly to the roof? – Yes, it did. / No, it didn’t.
(その鳥は屋根まで飛びましたか?)
・Did he move to new house? – Yes, he did. / No, he didn’t.
(彼は新しい家に引っ越しましたか?)
規則動詞の過去形の否定文の作り方
過去形の否定文とは、「~ではなかった。」とその内容が違うことを表す文章のことだよ。
現在形の否定文は、“主語 + don’t (do not) + 動詞の原形”で作られるね。
過去形の否定文は、”主語 + didn’t (did not) + 動詞の原形“で作られるんだ。
例文
・I didn’t practice soccer last week.
(私は先週サッカーを練習しなかった)
・She didn’t cry outside.
(彼女は外で泣かなかった)
・They didn’t fly to the New York.
(彼らはニューヨークまで飛ばなかった)
規則動詞の過去形の発音ルール
過去形の形はedやdをつけることで表せるんだけど、発音は実は三種類あるんだ。
発音の選択問題もあるから、パターンを知っておこう。
[d](ド)の発音
有声音で終わる単語を過去形にする場合に[d]の発音になるよ。
有声音とは:次の子音で終わる単語または母音で終わる単語
b / g / j / m / n / l / r / th / w / v / z
例
・called → lで終わる (コールド)
・bowed → wで終わる (バウド)
[t](ト)の発音
無声音で終わる単語を過去形にする場合には[t]の発音になるよ
無声音とは:次の子音で終わる単語
p / k / f / s / ch / sh / x / th
例
・washed → shで終わる(ウォッシュト)
・booked → kで終わる(ブックト)
[id](ィド)の発音
単語の最後が”t”または”d”で終わる動詞の場合は[id]の発音になるよ
例
・needed → dで終わる(ニーディド)
・wanted → tで終わる(ウォンティド)
edの発音の練習問題
下記の問題について、問題文の単語と同じ発音の単語を選びなさい
1)watched ①wanted ②washed ③dropped
2)played ①stopped ②moved ③needed
3)wanted ①stayed ②mixed ③decided
答え
1)語末のchは無声音のため、[t]の発音になるので、答えは②。
(①は[id]、③は[t]の発音)
2)語末が母音のため、[d]の発音になるので、答えは②。
(①は[t]、③は[id]の発音)
3)語末がtで終わるため、[id]の発音になるので、答えは③。
(①は[d]、②は[t]の発音)
まとめ
- 動詞の語尾に「ed」をつけることで過去をあらわすことができる
- 規則動詞の過去形の作り方(edのルール)
1.-e で終わる単語→dをそのままつける。
例:move → moved
2.子音字+y で終わる語→yをiに変えてedをつける
例:study → studied
※母音+yの場合はそのままedをつける
例:play → played
3.母音字(a, e, i, o, u) +子音字1つで終わっている語→
最後の子音を二回重ねてedをつける
例:step → stepped - 現在形の否定文は、“主語 + don’t (do not) + 動詞の原形”で作られる
- 過去形の否定文は、”主語 + didn’t (did not) + 動詞の原形“で作られる
- 過去形「ed」「d」の発音ルール
➀有声音で終わる単語を過去形にする場合に[d]の発音になる
➁無声音で終わる単語を過去形にする場合には[t]の発音になる
③単語の最後が”t”または”d”で終わる動詞の場合は[id]の発音になる
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。