「現在進行形」とは?疑問文・否定文の作り方などを例文で解説
中学校1年生の英語で習う「現在進行形」とは何か?
「現在進行形の意味」や「現在形と現在進行形」の違いや使いわけ方について例文を使ってわかりやすく解説するよ。
目次
現在進行形の意味
動作を行う文の中で、「今~している」というように今行っている最中であることを表すときには、【現在進行形】という文法を使うんだ。
「私は今、公園で走っています」
というと、「今まさに走っている」ということがわかるね。
これを英語であらわすと、
“I am running in the park now.”と書くことが出来るんだ。
現在進行形の肯定文の構造
現在進行形の肯定文は
構文:主語+be動詞+動詞のing形
be動詞はもちろん主語によってam is areが決まる。
そして動詞のing形(進行形)とは、「play」⇒「playing」「run」⇒「running」のように動詞の語尾にingがついている形のことだよ。
例文:
・I am shopping now.
→私は買い物をしています
・He is reading a book now.
→彼は本を読んでいます
・Josh and Mary are having lunch.
→ジョシュとメアリーはランチを食べている
また、現在進行形の文章ではよく”now”という単語が一緒に使われるんだ。
nowがあることで、現在進行形の文章だと判断することができるよ。
ただし、絶対に必要なわけではないから気を付けよう。
現在形と現在進行形の違い
たとえば、
①「I run in the park (私は公園で走る)」という文章と
②「I am running in the park (私は公園で走っている)」という文章では、何が違うかな?
①の文章は、今走っているかどうかがわからないけど、公園で走ることが習慣になっているかんじがするね。
②の文章は逆に、今まさに公園で走っているということがわかるんだ。
このように、現在形と現在進行形では伝えたいことが変わることがわかるね。
現在形と現在進行形の違い
- 現在形:日常的に行う習慣の行動
- 現在進行形:今現在行っている最中の行動
進行形(ing形)に変換するルール
進行形(ing形)に変換するルール3パターン
- そのまま語尾にingをつけるパターン
- 語尾のeをなくしてingをつけるパターン
- 最後の文字を重ねて、ingをつけるパターン
1:そのままingをつけるパターン
ほとんどの動詞は、原形の末尾に「-ing」を追加してing形を作るんだ。
このパターンは最も一般的なんだ。例えば、
- play → playing
- study → studying
- read → reading
2:語尾のeをなくしてingをつけるパターン
原形が「e」で終わる動詞の場合、通常はその語尾の「e」を削除してから「-ing」を追加するんだ。例えば、
- make → making
- write → writing
- dance → dancing
3:最後の文字を重ねてingをつけるパターン
最後の子音を2回繰り返し、それに「-ing」を追加するんだ。例えば、
- run → running
- swim → swimming
- sit → sitting
現在進行形の一覧
ingをつけるパターン
動詞 | ing形 | 意味 |
---|---|---|
do | doing | 〜をする |
eat | eating | 食べる |
study | studying | 〜を勉強する |
read | reading | 〜を読む |
bring | bringing | 持って行く |
catch | catching | キャッチする |
listen | listening | (じっと)聞く |
hear | hearing | 聞く |
go | going | 行く |
talk | talking | (人と)話す |
speak | speaking | (言語などを)話す |
draw | drawing | (絵を)描く |
play | playing | プレイする、演奏する |
walk | walking | 歩く |
wash | washing | 〜を洗う |
visit | visiting | 訪れる |
stand | standing | 立つ |
look | looking | (注意深く)見る |
watch | watching | (テレビ番組などを)見る |
help | helping | 助ける |
open | opening | 開く |
enjoy | enjoying | 楽しむ |
call | calling | 呼ぶ |
cook | cooking | 料理する |
drink | drinking | 飲む |
join | joining | 参加する |
see | seeing | 見る |
ask | asking | 聞く |
語尾のeをなくしてingをつけるパターン
動詞 | ing形 | 意味 |
---|---|---|
have | having | 持つ |
write | writing | 〜を書く |
take | taking | つれていく |
come | coming | 来る |
practice | practicing | 練習する |
use | using | 〜を使う |
make | making | 〜を作る |
最後の文字を重ねてingをつけるパターン
動詞 | ing形 | 意味 |
---|---|---|
swim | swimming | 泳ぐ |
run | running | 走る |
sit | sitting | 座る |
get | getting | 手に入れる |
cut | cutting | 切る |
現在進行形の疑問文の作り方
現在進行形の疑問文は、
構文:be動詞 + 主語 + 動詞のing形 + ?
の形で作れるんだ。
これによって「~は…をしていますか?」と今していることを疑問文にすることができるよ。
例文:
・Are you taking a picture? – Yes, I am. [No, I am not.]
→あなたは写真を撮っていますか? はい、そうです。(いいえ、違います。)
・Is your mother making a cake? – Yes, she is. [No, she is not.]
→あなたの母親はケーキを作っていますか? はい、そうです。(いいえ、違います。)
・Is the dog drinking water? – Yes, it is. [No, it is not.]
→その犬は水を飲んでいますか? はい、そうです。(いいえ、違います。)
現在進行形の否定文の作り方
現在進行形の否定文は、
構文:主語 + be動詞 + not + 動詞のing形
の形で作れるんだ。
これによって「~は…をしていません」と現在進行形の否定文にすることができるよ。
例文:
・I am not shopping now.
→私は買い物をしていません
・He is not reading a book now.
→彼は本を読んでいません
・Josh and Mary are not having lunch.
→ジョシュとメアリーはランチを食べていません
進行形にしない動詞
ここまでは現在進行形はどのように作るかを見てきたけれど、どんな動詞でも進行形にできるわけじゃないんだ。
進行形にならないパターンや例を見てみよう。
①状態や構成を表す動詞
「~な状態」を表したり、継続している状態を表す動詞は、進行形にすることはできないよ。
be | ~である |
belong | ~に所属する |
exist | 存在する |
have | ~を持っている(「所有している」の意味) |
contain | 含んでいる |
× I am having a cap.
○ I have a cap. (私は帽子を持っている)
→持つというのは、一時的に持っているわけではなく「所有している」という意味で使っているため
②知覚動詞や状態動詞
知覚というのは、「聞こえる(耳)」「見える(目)」「臭う(鼻)」「味がする(舌)」などだよね。
知覚したことを表す動詞も進行形にすることはできないよ。
hear | 聞こえる |
see | 見える |
smell | においがする |
taste | 味がする |
× I am hearing the boy laughing.
○ I hear the boy laughing. (私はその少年が笑うのを聞こえる)
→聞こえるというのは、意識的に「聞く」のではなく、自然に聞こえてくることを言うよ。だから、聞こえてくることを進行形にはできないんだ。
そして、「好き」などの感情を表す動詞も進行形にすることはできないよ。
like | 好む |
love | 愛している |
want | 欲する |
feel | 感じる |
× I am loving her.
○ I love her. (私は彼女を愛している)
→愛しているのように、状態を表す動詞は瞬間だけ愛することができないように、進行形の形にはならないんだ。
③思考を表す動詞
「思う」「知っている」など、思考を表す動詞も進行形にはできないよ。
believe | 信じる |
think | 思う |
know | 知っている |
「現在進行形」まとめ
「現在進行形」まとめ
- 「今~している」というように今行っている最中であることを表すときには、【現在進行形】という文法を使う
- 動詞のing形(進行形)とは、動詞の語尾にingがついている形のこと
- よく”now”という単語が一緒に使われるが、かならず必要なわけではないので注意する
- 「現在形」は、日常的に行う習慣の行動を表す
- 「現在進行形」は、今現在行っている最中の行動を表す
- 「ing形」にするパターンは3つ
そのまま語尾にingをつけるパターン
語尾のeをなくしてingをつけるパターン
最後の文字を重ねて、ingをつけるパターン - どんな動詞でも進行形にできるわけではなく、状態・知覚・感情・思考を表す動詞などは進行形にすることはできない
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。