7わたしが一番きれいだったとき
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「私が一番きれいだったとき」の作者を漢字(もとからひらがなの部分はひらがなで)で答えなさい。
正解は「茨木のり子」です。
「私が一番きれいだったとき」の詩の形式を漢字で答えなさい。
正解は「口語自由詩」です。
「私が一番きれいだったとき」は全部で何連あるか、漢数字のみで答えなさい。
正解は「八」です。
「私が一番きれいだったとき」の詩はいつのことが書かれているのか、次の中から選び、カタカナで答えなさい。
ア:日本が戦争を始める前
イ:日本が戦争をしていた時
ウ:現代
正解は「イ」です。
第1連「街々はがらがら崩れて行って」とあるが、その理由として正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。
ア:戦時中の復興により古い建物が解体されたため
イ:戦時中の「わたし」の心の中の絶望を表すため
ウ:戦時中により放置された建物が老朽化したため
エ:戦時中の空爆などによって建物が壊されたため
正解は「エ」です。
第2連の「わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった」理由として正しくないものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。
ア:おしゃれを楽しむ状況ではなかったから
イ:わたしがおしゃれに興味がなかったから
ウ:男たちは皆発ってしまったから
エ:おしゃれすることが許されていなかったから
正解は「イ」です。
「正しくない」ものを選ぶ問題のため、注意する。戦争中は、物も不足し、身を守ることに精一杯のため、おしゃれを楽しむ状況ではない。また、おしゃれの動機づけとなる異性も出征してしまい、戦争中におしゃれをすることはぜいたくで不謹慎であるという風潮もあった。
第3連では、男たちが「皆発っていった」とあるが、男たちはどこに発っていったのか。詩の中から抜き出して2文字で答えなさい。
正解は「戦争」です。
第4連「わたしの頭はからっぽで」「わたしの心はかたくなで」で使われている表現技法を答えなさい。
正解は「対句法」です。
「かたくな」の意味として正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。
ア:臆病
イ:幼い
ウ:虚無
エ:頑固
正解は「エ」です。
第4連「手足ばかりが栗色に光った」とは、どういうことを意味するのか。次の中から選びなさい。
ア:「わたし」が手足を怪我したこと
イ:「わたし」が大人になったこと
ウ:労働により手足が日焼けしていたこと
エ:手足ばかりが女性らしくあったこと
正解は「ウ」です。
「栗色」とは、茶色のこと。戦争中は女性も労働力として扱われたため、手足が日焼けしていたことを意味している。
第5連の「ブラウスの腕をまくり」「卑屈な町をのし歩いた」ときの「わたし」の気持ちとして正しくないものを次の中から選びなさい。
ア:戦争に負けてしまったと信じたくない
イ:戦争が終わってすがすがしい
ウ:戦争の犠牲になったことに納得がいかない
エ:信じていたものに裏切られた
正解は「イ」です。
戦争中は、国民は「日本は戦争に必ず勝つ」と信じさせられ犠牲を強いられた。しかし結果は敗戦となり、これまで犠牲になった人々や自分が報われないこと、勝つと信じてきたのに裏切られた悔しさ、負けたことを認めたくない気持ちが表現されているため、「正しくない」のはイとなる。
第5連の「卑屈な町をのし歩いた」で使われている表現技法を答えなさい。
正解は「擬人法」です。
第6連の「禁煙を破ったときのようにくらくらしながら」で使われている表現技法を次の中から選びなさい。
ア:比喩法(直喩)
イ:体言止め
ウ:比喩法(隠喩)
エ:倒置法
正解は「ア」です。
「わたしが一番きれいだったとき」を戦争中と戦争後で分ける場合、戦争中は第何連までか。漢数字のみで答えなさい。
正解は「四」です。
第1連から第7連まで、「わたしが一番きれいだったとき」という一文がくりかえし出てくるが、このような表現技法を何というか漢字3文字で答えなさい。
正解は「反復法」です。
第8連「だから決めた できれば長生きすることに」で使われている表現技法を漢字3文字で答えなさい。
正解は「倒置法」です。
第8連には、作者のどのような思いが込められているか。正しくないものを次の中から選びなさい。
ア:後世には、自分のような体験をしてほしくない
イ:失われた青春を取り戻したい
ウ:長生きして敵国を見返したい
エ:読み手に自分の決意を印象づけたい
正解は「ウ」です。
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ゆみねこ
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。