『幼児の心の発達』解説!自立と自律の違いやテストの重要語句まとめ
幼児期は、体だけでなく、心も大きく発達していく時期だよ。
言葉を使って気持ちを伝えたり、ものごとを考えたり、うれしい・悲しいなどの感情を表したり、友達や家族と関わったりしながら、幼児の心は少しずつ育っていくんだ。
この記事では、幼児の心の発達について、言葉の発達、認知の発達、情緒の発達、社会性の発達、自立心と自律心を中心にわかりやすく解説するよ。
この記事で分かること
- 幼児の心の発達の特徴
- 言葉・認知・情緒・社会性の発達
- 自立心と自律心の違い
- 幼児の心が人との関わりの中で育つこと
- 幼児の心の発達を見守るときに大切なこと
1. 幼児の心の発達とは?

幼児の心の発達とは、幼児期に、ものごとを理解したり考えたりする力、気持ちを表す力、人と関わる力、自分でやってみようとする力などが育っていくことだよ。
幼児期は、体とともに心の発達も目覚ましい時期なんだ。
教科書では、幼児期には、言葉、認知、情緒、社会性などが発達し、人として生きる力を獲得していくと説明されているよ。
また、幼児は、家族や身近な人との関わりを通して、安心したり、挑戦したり、人への信頼感を育てたりしていくんだ。
たろう
くまごろう2. 言葉の発達
言葉は、ものを考えたり、自分の思いを表現したり、コミュニケーションを取ったりするための大切な手段だよ。
幼児は、聞く、話す、読む、書くなどの言葉のやり取りを通して、表現力や思考力、想像力を育てていくんだ。
たとえば、幼児の言葉は、次のように発達していくよ。
| 時期のめやす | 言葉の発達の例 |
|---|---|
| 乳児期 | 声を出して話そうとする。 |
| 1歳ごろ | 意味のある言葉を使い始める。 |
| 1歳半〜2歳ごろ | 二語文を使うようになる。 |
| 3〜4歳ごろ | 簡単な文を使って、自分の思いを伝えようとする。 |
二語文とは、「名詞+動詞」「名詞+名詞」のように、二つの言葉を組み合わせた文のことだよ。
たとえば、「ワンワンいる」「ママ、きて」「これ、やって」など、短い言葉から少しずつ文に近い形になっていくんだ。
幼児は、身近な人に話しかけられたり、絵本を読んでもらったり、会話をしたりする中で、言葉を増やしていくよ。
だから、大人が幼児の言葉に耳を傾け、ゆっくり返事をしたり、気持ちを言葉にしてあげたりすることが大切なんだ。
たろう
くまごろう3. 認知の発達
認知とは、ものごとを理解したり、考えたり、判断したりする力のことだよ。
幼児期には、まわりの物や人に興味をもち、「これは何だろう」「どうしてこうなるのかな」と考えながら、ものごとの理解を深めていくんだ。
幼児は、遊びや生活の中で、色、形、大きさ、数、時間、順番などを少しずつ理解していくよ。
また、自分が好きなことは相手も好きだと思ったり、自分が感じていることを相手も同じように感じていると思ったりすることもあるんだ。
これは、幼児がまだ相手の立場に立って考える力を発達させている途中だからなんだよ。
| 幼児の認知の発達 | 具体例 |
|---|---|
| ものに興味をもつ | 「これは何?」と聞く。 |
| 違いや特徴に気づく | 色や形、大きさの違いに気づく。 |
| 自分中心に考えることがある | 自分が好きなものは、相手も好きだと思うことがある。 |
| 経験を通して理解が広がる | 遊びや生活の中で、順番や約束を少しずつ理解する。 |
認知の発達には、遊びや身近な人との関わりが深く関係しているよ。
たとえば、積み木で遊んだり、砂場で山を作ったり、花や虫を見つけたりする中で、幼児はものの性質やしくみを学んでいくんだ。
4. 情緒の発達
情緒とは、喜び、悲しみ、怒り、恐れ、不安、楽しさなどの心の動きのことだよ。
幼児期には、いろいろな感情が豊かに表れるようになるんだ。
たとえば、うれしいときに笑う、悲しいときに泣く、恥ずかしいときに顔を隠す、怒ったときに不機嫌になるなど、感情を表情や行動で表すよ。
相手の気持ちへの気づきは、3歳ごろから少しずつ芽生え、4〜5歳ごろにかけて育っていくと考えられているよ。
ただし、幼児はまだ自分の感情をうまく言葉にしたり、コントロールしたりする力が発達の途中だよ。そのため、泣いたり怒ったりすることで気持ちを表すこともあるんだ。
そんなときは、「悲しかったんだね」「くやしかったんだね」と気持ちを受け止め、言葉にしてあげることが大切だよ。
たろう
くまごろう5. 社会性の発達
社会性とは、人に対して示すさまざまな反応や態度のことだよ。
幼児は、家族や周りの人との温かい触れ合いを通して、安心したり、人を信頼したりする気持ちを育てていくんだ。
そのうえで、友達との遊びの中で、自分の思いを伝えたり、相手の思いを聞いたり、順番を待ったり、ものを分け合ったりすることを少しずつ学んでいくよ。
たとえば、友達と一緒に遊ぶときには、「かして」「いいよ」「あとでね」「一緒にやろう」などのやり取りが必要になるよね。
そうした関わりの中で、幼児は人との関わり方や、社会の中で生活するための力を身につけていくんだ。
| 社会性の発達の例 | 身につく力 |
|---|---|
| 家族と触れ合う | 安心感や信頼感が育つ。 |
| 友達と遊ぶ | 順番を待つ、ゆずる、話し合う力が育つ。 |
| 物の取り合いを経験する | 相手の気持ちや約束を考えるきっかけになる。 |
| 思いやりを示す | 相手を気づかう気持ちが育つ。 |
社会性は、一人で自然に身につくものではなく、人との関わりの中で少しずつ育っていくよ。
幼児がけんかをしたり、うまく気持ちを伝えられなかったりすることもあるけれど、それも人との関わり方を学んでいる途中の姿なんだ。
6. 自立心と自律心の発達
幼児期には、自立心や自律心も育っていくよ。
言葉が似ているけれど、意味は少し違うんだ。
自立心の「立」は、自分の足で立つイメージだよ。つまり、自分の力で生活したり、自分で判断して行動したりしようとする心のことなんだ。
自律心の「律」は、ルールやきまりに合わせて自分をコントロールするイメージだよ。つまり、その場面に応じて、自分の感情や行動を調整しようとする心のことなんだ。

| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 自立心 | 自分の力で生活したり、自分で判断して行動したりしようとする力。 | 「自分で着替える」「自分で靴を履く」「自分で遊びを選ぶ」 |
| 自律心 | その場面に応じて、自分の感情や行動をコントロールする力。 | 「順番を待つ」「約束を守る」「怒っても手を出さない」 |
自立心は、「自分でやってみたい」「自分でできるようになりたい」という気持ちと深く関係しているよ。
たとえば、幼児が「自分で着る」「自分で食べる」「自分で片付ける」と言うことがあるよね。これは、自立心が育っている姿なんだ。
一方、自律心は、自分の気持ちや行動をその場に合わせて調整する力のことだよ。
たとえば、「本当は今すぐ使いたいけれど、友達が使っているから順番を待つ」「怒ったけれど、手を出さずに言葉で伝える」などが自律心に関わる行動なんだ。
たろう
くまごろう7. 幼児の心を見守るときに大切なこと
幼児の心は、人との関わりの中で少しずつ育っていくよ。
だから、幼児と関わるときには、安心できる関係をつくることが大切なんだ。
幼児が話したことに耳を傾けたり、気持ちを受け止めたり、挑戦しようとする姿を見守ったりすることで、幼児は「自分は大切にされている」と感じることができるよ。
また、幼児の行動には理由があることが多いよ。泣く、怒る、わがままを言う、友達と取り合いをするなどの行動も、感情や社会性が発達している途中の姿として見ることが大切なんだ。
幼児の心を見守るポイント
- 幼児の気持ちを受け止める。
- 言葉で気持ちを表せるように関わる。
- 失敗やけんかも、学びの途中として見守る。
- 自分でやろうとする気持ちを大切にする。
- 人との関わりの中で社会性が育つことを理解する。
大人や周りの人が、幼児の気持ちを受け止め、安心して過ごせる関係をつくることは、幼児の心の発達にとってとても大切なんだ。
8. まとめ

ここまで、「幼児の心の発達」について見てきたよ。
最後に、重要語句とポイントを整理しよう。
重要語句まとめ
| 重要語句 | 意味 |
|---|---|
| 言葉 | ものを考え、自分の思いを表現し、コミュニケーションを取るための手段。 |
| 二語文 | 二つの言葉を組み合わせた文のこと。 |
| 認知 | ものごとを理解したり、考えたり、判断したりする力のこと。 |
| 情緒 | 喜び、悲しみ、怒り、恐れ、不安、楽しさなどの心の動き。 |
| 社会性 | 人に対して示すさまざまな反応や態度のこと。 |
| 自立心 | 自分の力で生活したり、自分で判断して行動したりしようとする力。 |
| 自律心 | その場面に応じて、自分の感情や行動をコントロールする力。 |
テストに出やすいポイント
- 幼児期は、体とともに心の発達も目覚ましい時期である。
- 幼児期には、言葉、認知、情緒、社会性などが発達する。
- 言葉は、考えたり、思いを表現したり、コミュニケーションを取ったりする手段である。
- 二語文は、1歳半〜2歳ごろから使うようになる。
- 認知とは、ものごとを理解したり、考えたり、判断したりする力のことである。
- 情緒とは、喜び、悲しみ、怒り、恐れ、不安、楽しさなどの心の動きである。
- 相手の気持ちへの気づきは、3歳ごろから少しずつ芽生え、4〜5歳ごろにかけて育っていく。
- 社会性とは、人に対して示すさまざまな反応や態度のことである。
- 幼児の心は、家族や友達、身近な人との関わりの中で育つ。
- 自立心とは、自分の力で生活したり、自分で判断して行動したりしようとする力である。
- 自律心とは、場面に応じて自分の感情や行動をコントロールする力である。
- 「自立」は自分で立つ、「自律」は自分を律する、と漢字の意味で区別すると覚えやすい。
- 幼児の気持ちを受け止め、安心できる関係をつくることが大切である。
幼児の心は、言葉や考える力だけでなく、気持ちを表す力、人と関わる力、自分でやってみようとする力など、さまざまな面で発達していくよ。
そして、その発達は、家族や友達、保育者など身近な人との温かい関わりの中で育っていくんだ。
幼児と関わるときは、できないことだけを見るのではなく、心が育っている途中であることを理解して、気持ちを受け止めながら見守ることが大切だよ。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

