「アルファベット一覧表」書き方と読み方・練習できる無料プリント
中学英語で習うアルファベット表。大文字・小文字の書き方と、音声データで発音(読み方)も確認できます。アルファベット26文字すべてのなぞり書きができる無料練習プリントをダウンロードすることもできます。
「アルファベット」の聞き取りに挑戦できるドリルがあるよ。
発音を聞いて、アルファベットを答えよう!
目次
アルファベットとは?どんな意味なの?
「アルファベット」と言うのは、英語などの言葉を文字にするための仕組みのことだよ。
日本語だと「ひらがな・カタカナ・漢字」が同じようなはたらきをしているね。
また、アルファベットの文字自体には意味がなく、複数のアルファベットの組み合わせが単語になって、意味を持つようになるんだ。
例えば、「xyz」には意味がないけれど、「you」には「あなた」という意味があるよね。アルファベットが単語になった時に意味が現れるんだ。
アルファベットとローマ字の違いは?
アルファベットとローマ字は両方ともabcを使っていて、何が違うかよくわからないよね。
実は、ローマ字とアルファベットは基本的には同じものなんだけど、日本語を書くときにアルファベットを使うと、ローマ字と呼ばれるようになるんだ。
例えば、「Thank you」は英語だけど、「ARIGATOU」(ありがとう)と日本語をアルファベットを使って表すとき、それをローマ字と呼ぶんだよ。
パソコンで日本語の文字を入力するときに「ローマ字入力」っていうのも同じ理由だね。
アルファベットは何文字なの?
アルファベットの文字数はA~Zまでの全部で26文字あるよ。英語はアルファベットの組み合わせでできているから、日本語と違って、覚える文字自体はとても少ないんだ。
ただし、それぞれに大文字と小文字があるから、合計で52文字覚えることになるね。
アルファベットの一覧表
アルファベットの大文字と小文字、発音を一覧表で確認しよう。
アルファベットの読みと発音
ひとつひとつのアルファベットの読み方と発音(音声と発音記号)を確認しよう。
※大文字をクリックすると、発音を音声で確認することができるよ。
大文字 | 小文字 | 読み方 | 発音 | 備考 |
---|---|---|---|---|
A | a | アルファベット読み:エィ 音読み:ェア | [ei] [æ] | 母音 |
B | b | アルファベット読み:ビー 音読み:ブ | [biː] [b] | |
C | c | アルファベット読み:スィー 音読み:ク / ス | [siː] [k] / [ s ] | *2つの音がある文字(子音) |
D | d | アルファベット読み:ディー 音読み:ドゥ | [diː] [d] | |
E | e | アルファベット読み:イー 音読み:エ | [iː] [e] | 母音 |
F | f | アルファベット読み:エフ 音読み:フ | [ef] [f] | |
G | g | アルファベット読み:ジー 音読み:グ / ジ | [dʒiː] [g] / [dʒ] | *2つの音がある文字(子音) |
H | h | アルファベット読み:エィチ 音読み:ハ | [eɪtʃ] [h] | |
I | i | アルファベット読み:アィ 音読み:イ | [aɪ] [i] | 母音 |
J | j | アルファベット読み:ジェィ 音読み:ジ | [dʒeɪ] [dʒ] | |
K | k | アルファベット読み:ケィ 音読み:ク | [keɪ] [k] | |
L | l | アルファベット読み:エル 音読み:ル | [el] [l] | |
M | m | アルファベット読み:エム 音読み:ム | [em] [m] | |
N | n | アルファベット読み:エヌ 音読み:ン | [en] [n] | |
O | o | アルファベット読み:オゥ 音読み:オ / ウー | [oʊ] [ɑ] / [uː] | 母音 |
P | p | アルファベット読み:ピー 音読み:プ | [piː] [p] | |
Q | q | アルファベット読み:キュゥ 音読み:クヮ | [kjuː] [k] | |
R | r | アルファベット読み:アー 音読み:ゥル | [ɑːr] [r] | |
S | s | アルファベット読み:エス 音読み:ス | [es] [s] | |
T | t | アルファベット読み:ティー 音読み:トゥ | [tiː] [t] | |
U | u | アルファベット読み:ユゥ 音読み:ア | [juː] [ʌ] | 母音 |
V | v | アルファベット読み:ヴィー 音読み:ヴ | [viː] [v] | |
W | w | アルファベット読み:ダバユゥ 音読み:ウォ | [dʌb-əl-ju] [w] | |
X | x | アルファベット読み:エクス 音読み:クス | [eks] [ks] | |
Y | y | アルファベット読み:ワィ 音読み:ィヤ | [waɪ] [j] | |
Z | z | アルファベット読み:ズィー 音読み:ズ | [ziː] [z] |
英語は発音をマスターするのがとても大切!
アルファベットには、みんなもよく知っている「アルファベット読み」とは別に「音読み」というのがあるね。
「A」を「ア」と読んだり、「Z」を「ズ」と読んだり、最初はなんとなく慣れないかもしれないけれど、この音読みは、実際に英単語を読むときに使うものなんだ。
たとえば、「apple(りんご)」を読むとき、アルファベット読みだと「エーピーピーエルイー」となってしまうよね。
音読みだとそれぞれ「ア・プ・プ・ル・エ」となって、「アップル」に近くなるのがわかるかな?
さらに細かく発音のルールがあって、最終的に「アップル(アプル)」と読むことになるんだ。
英語を綴り(スペル)から正しく発音できるようになると、逆に「聞き取った音」から正しいスペルがわかるようになったり、長文の英語も聞き取りが楽にできるようになったりするんだ。
よく、日本語は「音よりも文字を重視する言語」で、英語は「文字よりも音を重視する言語」と言われているんだ。
英語を学習する上で、発音をマスターすることはとても大切なんだね。
英語の文字と発音の関係性を効率的に学習できるのが「音声学習(フォニックス)」。
英語圏では、小さいころからフォニックスで英語を学ぶんだよ。
これからは「読む力」「聞く力」も重視される!
今では小学校3年生から英語が必修になっているよね(令和5年現在)。
最近の中学受験・高校受験・大学受験では、より「実践力のある英語力」が重視されているんだ。
文法も大切だけれど、それ以上に「コミュニケーションできるかどうか」が試験で試されるようになっているよ。
英語の長文をどれほど読み解けるか、英語で相手に伝えることができるか、相手の言っていることを理解できるか。
つまり、「読む力」「聞く力」も重視されるようになっているんだ。
この「読む力」「聞く力」は、身に付けるためには経験の積み重ねが大切で、より早くから対策することがポイントなんだ。
参考書などで学習するというよりは、実際に英語をどんどん使う環境を作って、「コミュニケーション力」を鍛えることが有効だよ。
効率よくコミュニケーション力を育てるには、英会話レッスンを受けるのもオススメ。
やっぱり、ネイティブの先生とたくさん会話することができるのが最大の魅力だね。
大学受験では、英語の検定を取得していると、英語の試験が免除になったり、有利になったりするんだ。
コツコツ英語力を身につけておけば、受験の時には英語以外の教科に全力投球できるようになるので、精神的にも体力的にもかなり楽になるよ。
アルファベットの似ている文字
アルファベットを書くときには、形や音が似ている文字に気をつけて書いたり、発音する必要があるよ。
形が似ている文字
(1) bとd
b (ビー)とd(ディー)は形がそっくりで、逆を向いているだけで間違えやすい文字だよね。
次の覚え方でしっかり覚えよう!
覚え方①:両手の親指を立ててグッドのサインをしてみよう。その時、左手がbの形で右手がdの形になるよね。アルファベットを順番に言うと、abcdとなるから、左側にあるのがbで右側にあるのがdと覚えておこう!
覚え方②:ベッドという単語はbedと書くんだけど、bedという単語自体がベッドの形だと考えてみよう。そうすると、ちょうど縦の棒の間に寝られる隙間があるね。もしこれが反対のdebだったら、狭すぎて寝られなくなってしまう。だからbedになると覚えておこう!
(2) qとp
q(キュー)とp(ピー)も形がそっくりで、逆を向いているだけで間違えやすい文字だよね。次の覚え方でしっかり覚えよう!
覚え方:qは数字の9と似ているよね。だから「q=キュー」になると覚えておこう!
音が似ている文字
(1)BとP
B(ブ)とP(プ)は両方とも唇を震わせて音を出すよ。
Bは音を出す際に声を出して発音するけど、Pは声を出さないで発音するんだ。
例えば、「バナナ」と「パン」で比べてみよう。
バナナの「バ」の音は「B」で、唇を閉じて、息を出すときに声を出してるね。
パンの「パ」の音は「P」で、唇を閉じて、息を出すときには声を出していないね。
(2)DとT
D(ドゥ)とT(トゥ)は両方とも舌を一瞬だけ歯茎に触れさせて音を出すよ。
Dは音を出すときに声を出して発音するけど、Tは声を出さないで発音するんだ。
例えば、「どうぶつ」と「とり」で比べてみよう。
どうぶつの「ど」の音は「D」で、舌を歯茎に触れて、息を出すときに声をだしてるね。
とりの「と」の音は「T」で、舌を歯茎に触れて、息を出すときには声を出していないね。
(3)VとF
V(ヴ)とF(フ)は両方とも唇を使って音を出すよ。
Vは音を出すときに声を出して発音するけど、Fは声を出さないで発音するんだ。
例えば、「ヴァイオリン」と「フルート」で比べてみよう。
ヴァイオリンの「ヴ」の音は「V」で、唇をすぼませて摩擦音を作り、息を出すときに声を出しているね。
フルートの「フ」の音は「F」で、唇をすぼませて摩擦音を作るけど、息を出すときには声を出していないね。
(4)GとK
G(グ)とK(ク)は両方とも舌の奥を口の上に触れさせて音を出すよ。
Gは音を出すときに声を出して発音するけど、Kは声を出さないで発音するんだ。
例えば、「がっこう」と「かっこう」で比べてみよう。
がっこうの「が」の音は「G」で、舌の奥の方を口の奥に当てながら、息を出すときに声を出しているね。
かっこうの「か」の音は「K」で、舌の奥の方を口の奥に当てながら、息を出すときに声を出していないね。
二通り以上の音がある文字
(1) 2つの音がある文字(子音)
cとgにはそれぞれ二通りの発音があるよ。それぞれの発音と、単語の例を紹介するね。どんな時に発音が変わるのか、例を見ながら覚えていこう!
cの発音は二通り
cの後ろにe, i, yがあれば [s] (ス)と発音するよ。
例:city = シティ、cycle = サイクル など
cの後ろにe, i, yがない時は[k] (ク)と発音するよ。
例:cake = ケーキ、car = カー など
gの発音は二通り
gの後ろにe, i, yがあれば [ʤ] (ジ)と発音するよ。
例:giant =ジャイアント、gentleman = ジェントルマン など
gの後ろにe, i, yがない時は[g] (グ)と発音するよ。
例:game = ゲーム、dog = ドッグ など
(2) 複数の音がある文字(母音)
a, i , u , e, oにはそれぞれ複数の発音があるよ。それぞれの発音と、単語の例を紹介するね。どんな時に発音が変わるのか、例を見ながら覚えていこう!
aの発音は二通り
アルファベット読みの[ei] (エィ)と音読みの[æ] (ア)があるよ。
エィの例:name = ネィム、game = ゲィム など
アの例:apple = アップル、animal = アニマル など
iの発音は二通り
アルファベット読みの[ai] (アィ)と音読みの[i] (イ)があるよ。
アィの例:ice = アイス、idea = アイデア など
イの例:in = イン、is = イズ など
uの発音は四通り
アルファベット読みの[ju:] (ユー) / [u:] (ウー)と、音読みの[ʌ] (ア) / [u] (ウ)があるよ。
ユーの例:student = スチューデント、music = ミュージック など
ウーの例:super = スーパー、flute = フルート など
アの例:up = アップ、umbrella = アンブレラ など
ウの例:push = プッシュ、full = フル など
eの発音は二通り
アルファベット読みの[i:] (イー)と音読みの[e] (エ)があるよ。
イーの例:me = ミー、evening = イーブニング など
エの例:egg = エッグ、bed = ベッド など
oの発音は三通り
アルファベット読みの[oʊ] (オゥ)と音読みの[a] (オ) / [u:] (ウー)があるよ。
オゥの例:home = ホゥム、rose = ロゥズ など
ウーの例:move = ムーブ、do = ドゥー など
アの例:top = トップ、hot = ホット など
読み方がたくさんあって難しいけど、発音は英語の基本だからしっかりマスターしようね!
アルファベットの書き方
アルファベットを書くときは、いくつかルールがあるんだ。
基本的には同じ大きさで書くんだけど、一部の文字は二階建てだったり地下があったりするんだ。
b d f k h lは下半分を一階に、半分を二階に書くよ。具体的な図を見てみよう。
g j p q yは上半分は一階に、下半分を地下部分に書くよ。具体的な図を見てみよう。
これを間違えてしまうと、文字を読み間違えたり、テストでは減点されてしまったりするから、しっかりと覚えよう。
アルファベットの無料練習プリント
アルファベットのなぞり書きが練習できる無料のワークシートを用意したよ。無料でダウンロードして、たくさん練習しよう。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。