11【中学国語】工藤直子「野原はうたう」主題・表現効果ドリル
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ここからは「主題・表現効果ドリル(発展編)」です。作者がなぜその表現を選んだのか、キャラクターたちの言葉の裏に込められた深い思いや「決意(主題)」について読み解いていきましょう。
この作品全体を通して、作者が「擬人法(たんぽぽ はるか などのキャラクター化)」を使っている最も大きな理由(表現効果)は何ですか。適切なものを1つ選びましょう。
正解は「野原の生き物たちに名前や性格を与え、彼らが自分自身の言葉で語っているように見せることで、自然の生命力を身近に生き生きと伝えるため。」です。
たんぽぽやかまきりをキャラクター化して「〜ます」「〜だぜ」と語らせる「擬人法」によって、自然の生き物たちの個性やエネルギーが、私たちにとって親しみやすく、いきいきとしたものとして伝わってきます。
『あしたこそ』の「ひかりを おでこに くっつけて」という表現(比喩)には、どのような情景を読者に想像させる効果がありますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「綿毛の一つ一つが太陽の光に照らされて、春のあたたかさの中でキラキラと輝いている様子。」です。
光がおでこに張り付くわけではなく、春の明るさやあたたかさを読者に強く感じさせるための比喩(見立て)の表現です。
『あしたこそ』で「とんでいこう どこまでも」という倒置法が使われていますが、この表現にはどのような効果がありますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「「とんでいこう!」という言葉を先に持ってくることで、わたげの「旅立つぞ!」という強い決意と勢いを強調する効果。」です。
普通の順番(どこまでも とんでいこう)をあえて逆(倒置法)にすることで、「とんでいこう」という動詞が強調され、新しい出会いへと向かうわたげの強い決意が読者の心に残ります。
『あしたこそ(春)』の詩のテーマ(主題)として最も適切なものを、次の中から選びなさい。
正解は「新たな旅立ちへの決意と希望」です。
たんぽぽの「わたげ」が、新しい場所でたくさんの人(こんにちは)に出会うために旅立っていくという、希望に満ちた決意がこの詩のテーマです。
『おれはかまきり』では、「おう なつだぜ / おれは げんきだぜ」「おう あついぜ / おれは がんばるぜ」という反復法(対応)が使われています。この表現にはどのような効果がありますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「同じ形の言い回しを繰り返すことでリズムを生み出し、かまきりの自信や生命力の力強さを強調する効果。」です。
「おう 〇〇だぜ」「おれは 〇〇だぜ」と同じ形の文を繰り返す反復法(対応)によって、リズムが生まれ、かまきり りゅうじの荒々しく力強い性格が表現されています。
『おれはかまきり(夏)』の詩のテーマ(主題)として最も適切なものを、次の中から選びなさい。
正解は「小さな生き物のあふれる生命力と自信」です。
「もえる ひをあびて」「がんばるぜ」といった力強い言葉から、夏の厳しい暑さの中でも負けずに生きる、エネルギーに満ちあふれた自信が伝わってきます。
『あきのひ』で、のぎくが「わたしは はなびらを ゆすりました」と、自分から(能動的に)花びらを揺らしたのには、どのような深い意味が込められていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「通り過ぎる風や、沈んでいく夕日に対して、「さよなら、また明日ね」と自分から挨拶を返す、穏やかなつながりの表れ。」です。
「ゆすりました(自分から揺らした)」や「くるくる(手を振る動き)」という言葉から、のぎくがただ風に吹かれているだけでなく、自然と穏やかに挨拶を交わし合っている深い情景が読み取れます。
『いのち』で、けやきの木が小鳥たちのことを「わしの しんぞう」に例えた(隠喩・見立て)のはなぜですか。その表現効果として最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「骨だけになったように見える冬の木にとって、温かい小鳥たちの存在が「自分を生かしてくれる命のもと」のように大切であることを伝えるため。」です。
「しんぞう」に例える(隠喩・見立て)ことで、ただ枝にとまっているだけでなく、小鳥たちとけやきが「命を与え合う、なくてはならない関係」であることが読者の心に深く残ります。
『いのち』の後半で「だから わしは いつまでも いきていくのである」と反復法を使って繰り返す表現には、けやきのどのような強い思い(決意)が込められていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「小鳥たちのおかげで生きていけることへの感謝と、大切な小鳥たちを守り、共に生き抜いていくこと(共生)への強い決意や誇り。」です。
「だから わしは いつまでも いきていくのである」と反復法を使って力強く言い切ることで、小鳥たちと互いに支え合いながら、厳しい冬を生き抜く誇り高い気持ちが強調されています。
『あきのひ』において、キャラクターの「言葉づかい(語尾)」は、詩の情景を伝える上でどのような表現効果を持っていますか。最も適切なものを1つ選びましょう。
正解は「「〜ます」「〜でした」という丁寧な言葉づかい(敬体)によって、秋の静けさや落ち着いた雰囲気を表現している。」です。
夏の「かまきり りゅうじ」の男らしくて荒々しい口調(常体)とは対照的に、のぎく みちこの「〜ました」「〜でした」という丁寧な口調(敬体)が、秋の静かで落ち着いた情景を見事に作り出しています。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。
