図工「ふり返り」の書き方!がんばったところ・工夫したところの例文
図工で作品を作ったあと、「ふり返り」を書くことがあるよね。
でも、「何を書けばいいの?」「がんばったところって、どう書けばいいの?」「『たのしかったです』だけで終わってしまう」と困ることはないかな。
図工のふり返りは、上手にできたかどうかだけを書くものではないよ。自分が何を考えて、どこを工夫したのかを言葉にすることが大切なんだ。
この記事では、図工のふり返りの書き方を、小学生にもわかりやすく解説するよ。絵、工作、粘土、版画などで使える例文も紹介するね。
この記事で分かること
- 図工のふり返りに書くこと
- 「がんばったところ」の見つけ方
- 「工夫したところ」の書き方
- 絵・工作・粘土などで使える例文
- ふり返りを長く書くコツ
図工の「ふり返り」って何を書くの?
図工のふり返りは、作品を作ったあとに、自分の活動を思い出して書くものだよ。
たとえば、こんなことを書くことができるんだ。
- 何を表したかったか
- どこをがんばったか
- どこを工夫したか
- 使った色や形のこと
- 材料や道具の使い方
- むずかしかったこと
- 次にやってみたいこと
ふり返りは、「うまくできました」と書くだけでなく、自分の考えや工夫を伝えることが大切なんだ。
たろう
くまごろうふり返りは「3つのこと」を書くと書きやすい
ふり返りに何を書けばよいか迷ったら、次の3つから考えてみよう。

1. 何を作ったか
まず、自分がどんな作品を作ったのかを書こう。
- わたしは、海で遊んだときの絵を描きました。
- ぼくは、空を飛ぶロケットを工作で作りました。
- わたしは、粘土で大きなケーキを作りました。
2. どこをがんばったか
次に、自分ががんばったところを書こう。
- 色をていねいにぬった
- 形を大きく描いた
- 細かいところまで作った
- 最後まであきらめずに作った
- 友達と協力した
3. どこを工夫したか
最後に、自分で考えて工夫したところを書こう。
- 主役が目立つように大きく描いた
- 楽しい感じになるように明るい色を使った
- 動いているように見えるよう、手足の向きを変えた
- 材料の形をいかして作った
- 見る人に伝わるように、色や形を選んだ
ふり返りの基本の形
ふり返りは、次の形にすると書きやすいよ。
「わたしは、〇〇を作りました。□□をがんばりました。△△を工夫しました。」
この形にあてはめると、短いふり返りも書きやすくなるよ。
| 書くこと | 例 |
|---|---|
| 何を作ったか | わたしは、花火の絵を描きました。 |
| がんばったところ | 夜空の色をていねいにぬりました。 |
| 工夫したところ | 花火が大きく見えるように、画用紙いっぱいに描きました。 |
この3つをつなげると、こんなふり返りになるよ。
わたしは、花火の絵を描きました。夜空の色をていねいにぬることをがんばりました。花火が大きく見えるように、画用紙いっぱいに描いたところを工夫しました。
「がんばったところ」の見つけ方
「がんばったところ」が分からないときは、作品を作っているときの自分を思い出してみよう。
時間をかけたところ
時間をかけて作ったところは、がんばったところになりやすいよ。
- 色を何度も重ねてぬった
- 細かい模様を描いた
- 形を何回も直した
- 最後までていねいに仕上げた
むずかしかったけれど、あきらめなかったところ
むずかしいと感じたところも、立派ながんばりだよ。
- 人の動きを描くのがむずかしかったけれど、手足の向きを考えた
- 紙を切るのがむずかしかったけれど、ゆっくり切った
- 思った色にならなかったけれど、色を混ぜて工夫した
最後までやりきったところ
途中で困っても、最後まで作ったことも、がんばったところになるよ。
- 途中で形がくずれたけれど、直して完成させた
- 色ぬりに時間がかかったけれど、最後までぬった
- 細かいところまであきらめずに作った
「工夫したところ」の見つけ方
「工夫」とは、自分で考えて、もっとよくなるようにしたことだよ。
図工では、色、形、大きさ、材料、置き方など、いろいろなところに工夫を見つけることができるんだ。
| 工夫の種類 | 書き方の例 |
|---|---|
| 色の工夫 | 楽しい感じにするために、明るい色を多く使いました。 |
| 形の工夫 | 動いているように見えるように、手足の向きを変えました。 |
| 大きさの工夫 | 主役が目立つように、画面の中央に大きく描きました。 |
| 材料の工夫 | 紙の形をいかして、魚のひれにしました。 |
| 組み合わせの工夫 | いろいろな材料を組み合わせて、にぎやかな町にしました。 |
たろう
くまごろう絵のふり返り例文
絵を描いたときのふり返りでは、色、形、主役、背景、気持ちなどに注目して書くとよいよ。
低学年でも書きやすい例文
- わたしは、花の絵を描きました。花が明るく見えるように、ピンクと黄色を使いました。
- ぼくは、運動会の絵を描きました。走っているところが分かるように、手と足を大きく動かして描きました。
- わたしは、海の絵を描きました。水がきらきらしているように、水色と白を使いました。
中学年・高学年におすすめの例文
- わたしは、夕焼けの空を描きました。空の色が少しずつ変わって見えるように、オレンジ、ピンク、紫を重ねてぬりました。
- ぼくは、サッカーをしている場面を描きました。ボールをける動きが伝わるように、体をななめにして、足を大きく描きました。
- わたしは、読書感想画で、主人公が勇気を出す場面を描きました。主人公を中央に大きく描き、明るい色を使って、前向きな気持ちを表しました。
工作のふり返り例文
工作のふり返りでは、材料、組み合わせ方、動くしくみ、形の工夫などを書くとよいよ。
- ぼくは、紙コップで動くおもちゃを作りました。転がしたときに楽しく動くように、輪ゴムの長さを調整しました。
- わたしは、空を飛ぶ鳥を作りました。羽が大きく見えるように、紙を広げて形を考えました。
- ぼくは、牛乳パックで車を作りました。タイヤが回るように、軸の通し方を工夫しました。
- わたしは、紙を丸めたり折ったりして、町を作りました。建物の高さを変えて、にぎやかに見えるようにしました。
粘土・立体作品のふり返り例文
粘土や立体作品では、形、大きさ、向き、重ね方、見る方向などを書くとよいよ。
- わたしは、粘土で犬を作りました。元気に走っているように見えるように、足の向きを工夫しました。
- ぼくは、粘土で恐竜を作りました。強そうに見えるように、口を大きくして、背中にとげをつけました。
- わたしは、紙粘土でケーキを作りました。おいしそうに見えるように、上に果物の形をたくさんのせました。
- ぼくは、箱を組み合わせてロボットを作りました。腕が動いているように見えるように、左右の形を変えました。
版画のふり返り例文
版画では、線、形、白と黒の見え方、刷り方などを書くとよいよ。
- わたしは、紙版画で魚を作りました。うろこが分かるように、小さな形をたくさん貼りました。
- ぼくは、版画で走っている自分を表しました。動きが出るように、手足の向きを考えました。
- わたしは、白いところと黒いところの形を考えて作りました。主役が目立つように、まわりを少し暗くしました。
「たのしかったです」から長くするコツ
ふり返りが「たのしかったです」だけで終わってしまうときは、次の質問を足して考えてみよう。
| 質問 | 書き足す例 |
|---|---|
| 何がたのしかった? | 色を混ぜて、新しい色を作るのがたのしかったです。 |
| どこをがんばった? | 細かい模様を最後まで描くことをがんばりました。 |
| どこを工夫した? | 主役が目立つように、背景の色をうすくしました。 |
| 次はどうしたい? | 次は、もっと大きな形を使って作ってみたいです。 |
たとえば、「たのしかったです」を長くすると、こんな文になるよ。
色を混ぜて、新しい色を作るのがたのしかったです。特に、青と白を混ぜて、やさしい水色を作れたところがよかったです。
このように、「何が」「どうして」「どこを」を足すと、ふり返りが具体的になるんだ。
ふり返りに使える言葉
ふり返りで使える言葉を知っておくと、書きやすくなるよ。
| 書きたいこと | 使える言葉 |
|---|---|
| がんばったこと | ていねいに、最後まで、あきらめずに、何度も、ゆっくり |
| 工夫したこと | 〜になるように、〜に見えるように、〜を考えて、〜を選んで |
| 色のこと | 明るい、暗い、やさしい、元気な、落ち着いた、あたたかい |
| 形のこと | 大きい、小さい、丸い、細長い、とがった、広がった |
| 気持ちのこと | たのしい、うれしい、わくわくする、しずかな、ふしぎな、どきどきする |
ふり返りを書くときの注意
ふり返りを書くときは、次のことに気をつけると、自分の考えが伝わりやすくなるよ。
- 「たのしかった」だけでなく、何がたのしかったかを書く
- 「がんばった」だけでなく、どこをがんばったかを書く
- 「工夫した」だけでなく、どう工夫したかを書く
- 友達の作品と比べて、自分を悪く言いすぎない
- うまくいかなかったことも、次にいかせる形で書く
たとえば、「うまくできませんでした」だけで終わるより、次のように書くと、前向きなふり返りになるよ。
色を混ぜるのがむずかしかったです。でも、少しずつ色を足して、自分の作りたい色に近づけることができました。次は、試しぬりをしてから作品にぬりたいです。
学年別のふり返り例文
1・2年生におすすめ
- わたしは、花の絵を描きました。色をきれいにぬることをがんばりました。
- ぼくは、車を作りました。タイヤが大きく見えるようにしました。
- わたしは、空の色を明るくしました。たのしい感じにしたかったからです。
3・4年生におすすめ
- わたしは、遠足の絵を描きました。友達と歩いている楽しい様子が伝わるように、表情を明るく描きました。
- ぼくは、紙を組み合わせて建物を作りました。高さを変えることで、町らしく見えるように工夫しました。
- わたしは、色を混ぜて夕焼けの空を表しました。オレンジだけでなく、赤や紫も使ったところを工夫しました。
5・6年生におすすめ
- わたしは、自然の大切さを表す作品を作りました。明るい緑と暗い色を使い分けて、守りたい自然とこわれそうな自然のちがいが伝わるように工夫しました。
- ぼくは、未来の町を想像して描きました。建物の形を曲線にして、今の町とはちがう感じが出るようにしました。
- わたしは、作品の主役が目立つように、まわりの色を少しうすくしました。見る人の目が中央に向くように考えました。
保護者の方へ:ふり返りを手伝うときの声かけ
お子さんが図工のふり返りで困っているときは、大人が文を全部考えるより、子どもの言葉を引き出す声かけがおすすめです。
たとえば、次のように聞いてみると、子どもが自分で考えやすくなります。
- 「この作品でいちばん見てほしいところはどこ?」
- 「どこを作るのに時間がかかった?」
- 「色や形で工夫したところはある?」
- 「むずかしかったけれど、がんばったところはどこ?」
- 「次に作るなら、どんなことをしてみたい?」
「もっと上手に書きなさい」と言うより、「どこを見てほしい?」と聞くと、子どもが自分の工夫を言葉にしやすくなります。
ふり返りは、作品の説明だけでなく、考えたことや試したことを大切にする活動です。子どもらしい言葉を残すことも、大切にしてあげてください。
まとめ
図工のふり返りは、作品を作ったあとに、自分のがんばりや工夫を言葉にするものだよ。
「たのしかったです」だけで終わらせずに、何がたのしかったのか、どこをがんばったのか、どう工夫したのかを書くと、自分の考えが伝わりやすくなるんだ。
- ふり返りには、何を作ったかを書く
- がんばったところを具体的に書く
- 色・形・材料などの工夫を書く
- むずかしかったことも、次にいかせる形で書く
- 自分らしい言葉で書くことが大切
図工の作品に、正解は一つではないよ。ふり返りでも、自分が考えたことや工夫したことを、自分の言葉で書いてみよう。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

