小学生向け「色の混ぜ方」絵の具で作れる色をわかりやすく解説
図工で絵の具を使うとき、「この色を作りたいけれど、どう混ぜればいいの?」「色を混ぜたら、なんだかきたない色になってしまった」と困ることはないかな。
絵の具は、色を混ぜることで、いろいろな色を作ることができるよ。赤、青、黄色などの色をそのまま使うだけでなく、少しずつ混ぜると、自分だけの色に近づけることができるんだ。
この記事では、小学生向けに「色の混ぜ方」の基本をわかりやすく解説するよ。色がにごらないコツや、絵に合う色の選び方も確認していこう。
この記事で分かること
- 絵の具で色を混ぜるときの基本
- 赤・青・黄色から作れる色
- 明るい色、暗い色、やさしい色の作り方
- 色がにごる原因と防ぐコツ
- 自分の表したい感じに合う色の選び方
色を混ぜると、自分だけの色が作れる
絵の具の色は、チューブやパレットにある色をそのまま使ってもよいけれど、色を混ぜると、もっとたくさんの色を作ることができるよ。
たとえば、同じ「緑」でも、いろいろな緑があるよね。
- 明るくて元気な緑
- 深い森のような緑
- 黄色に近い若葉のような緑
- 青に近い静かな緑
- 少しくすんだ落ち着いた緑
このように、色を少し変えるだけで、絵の感じは大きく変わるんだ。
たろう
くまごろう色を混ぜる前に知っておきたいこと
色を混ぜるときは、いきなり画用紙にぬる前に、パレットや別の紙で試してみるのがおすすめだよ。
絵の具は、水の量や混ぜる色の量によって、見え方が変わるんだ。
少しずつ混ぜる
色を作るときは、いっぺんにたくさん混ぜないようにしよう。
たとえば、黄色に赤を混ぜてオレンジを作るとき、赤をたくさん入れすぎると、思ったより赤っぽくなってしまうことがあるよ。
まずは、うすい色や多く使いたい色を先に出して、そこに少しずつ別の色を足していくと、調整しやすいんだ。
試しぬりをする
パレットの上で見た色と、紙にぬった色は、少しちがって見えることがあるよ。
だから、作った色は、いきなり作品にぬるのではなく、紙のはしや別の紙に少しぬって確認してみよう。
筆をきれいにしてから混ぜる
前に使った色が筆に残っていると、作りたい色とちがう色になってしまうことがあるよ。
新しい色を作る前には、筆を水で洗って、ぞうきんや紙で軽く水を取ってから使うとよいよ。
基本の色の混ぜ方

まずは、よく使う色の混ぜ方を見てみよう。
| 混ぜる色 | できる色 | 使える場面の例 |
|---|---|---|
| 赤 + 黄色 | オレンジ | 夕焼け、みかん、あたたかい光 |
| 黄色 + 青 | 緑 | 草、木の葉、森、野菜 |
| 青 + 赤 | 紫 | 夜空、花、ふしぎな感じ |
| 赤 + 白 | ピンク | 花、ほっぺ、やさしい感じ |
| 青 + 白 | 水色 | 空、水、さわやかな感じ |
| 黒 + 白 | 灰色 | 雲、石、影、落ち着いた感じ |
ただし、絵の具の色は、メーカーや種類によって少しずつちがうことがあるよ。表の通りにならなくても、失敗ではないんだ。
「少し赤が多いかな」「もう少し黄色を足してみよう」というように、試しながら作っていくことが大切だよ。
赤・青・黄色は、色づくりのもとになる色
絵の具では、赤、青、黄色を混ぜることで、いろいろな色を作ることができるよ。
この3つの色は、色づくりのもとになる大切な色として考えられることが多いんだ。
たとえば、赤と黄色を混ぜるとオレンジに近い色、黄色と青を混ぜると緑に近い色、青と赤を混ぜると紫に近い色が作れるよ。
でも、赤・青・黄色を全部たくさん混ぜると、明るい色ではなく、暗くにごった色になりやすいんだ。
たろう
くまごろう明るい色・暗い色・やさしい色の作り方
色は、何を混ぜるかによって、明るくしたり、暗くしたり、やさしい感じにしたりできるよ。
明るい色を作りたいとき
明るい色を作りたいときは、白を少し混ぜたり、水の量を少し多くしたりしてみよう。
- 赤 + 白 → ピンク
- 青 + 白 → 水色
- 緑 + 白 → 明るい緑
- 紫 + 白 → うすい紫
白を混ぜると、色はやわらかく、やさしい感じになりやすいよ。
水彩絵の具の場合は、水を多くすると色がうすくなるよ。ただし、水が多すぎると、紙がふやけたり、色が流れたりすることがあるから気をつけよう。
暗い色を作りたいとき
暗い色を作りたいときは、黒を少しだけ混ぜる方法があるよ。
ただし、黒はとても強い色なので、入れすぎるとすぐに暗くなりすぎるんだ。
暗い色を作るときは、黒をほんの少しずつ足してみよう。
- 青 + 少しの黒 → 深い青
- 緑 + 少しの黒 → 森のような緑
- 赤 + 少しの黒 → 落ち着いた赤
- 茶色 + 少しの黒 → こげ茶色
やさしい色を作りたいとき
やさしい色にしたいときは、白を混ぜたり、水でうすめたりするとよいよ。
たとえば、春の花や、やわらかい空、あたたかい気持ちを表したいときには、強すぎる色よりも、少しうすい色が合うことがあるんだ。
落ち着いた色を作りたいとき
落ち着いた色にしたいときは、反対に近い色を少しだけ混ぜる方法があるよ。
たとえば、明るすぎる緑に赤をほんの少し混ぜると、少しくすんだ自然な緑に近づくことがあるんだ。
ただし、入れすぎるとにごりやすいので、少しずつ試すことが大切だよ。
茶色や肌の色はどう作る?
絵を描いていると、茶色や肌の色を作りたいこともあるよね。
茶色の作り方
茶色は、いくつかの作り方があるよ。
- 赤 + 黄色 + 少しの青
- オレンジ + 少しの青
- 赤 + 緑
赤や黄色が多いと、あたたかい茶色になりやすいよ。青や黒が多いと、暗い茶色になりやすいんだ。
木の幹、土、パン、動物の毛など、何を描きたいかによって、茶色も少しずつ変えてみよう。
肌の色の作り方
肌の色を作るときは、白に、赤や黄色、茶色を少しずつ混ぜると作りやすいよ。
- 白 + 少しの赤 + 少しの黄色
- 白 + オレンジを少し
- 白 + 茶色をほんの少し
肌の色は、人によっていろいろだよ。「肌色はこれ」と一つに決めるのではなく、描きたい人や場面に合わせて、少しずつ変えてみよう。
明るい場所にいる人なら少し明るく、夕方の場面なら少しオレンジっぽくするなど、場面に合わせて考えることもできるよ。
色がにごるのはどうして?
色を混ぜたときに、思ったより暗くなったり、灰色っぽくなったりすることを「にごる」と言うことがあるよ。
色がにごる原因には、いくつかあるんだ。
いろいろな色を混ぜすぎている
たくさんの色を一度に混ぜると、色が暗くなったり、くすんだりしやすいよ。
きれいな色を作りたいときは、まず2色から混ぜてみよう。必要なら、あとから少しだけ別の色を足すとよいよ。
筆に前の色が残っている
筆に前の色が残ったまま次の色を使うと、思わぬ色が混ざってしまうことがあるよ。
特に、黒、茶色、青、紫などの強い色を使ったあとは、筆をよく洗おう。
パレットの上がよごれている
パレットの上に前の色が残っていると、新しく作った色に混ざってしまうことがあるよ。
色を作る場所を分けたり、よごれたところをふき取ったりすると、色が作りやすくなるんだ。
色をきれいに混ぜるコツ
色をきれいに混ぜるには、次のポイントを意識してみよう。
- 作りたい色を先に考える
- まず2色から混ぜる
- 強い色は少しずつ足す
- 筆を洗ってから新しい色を作る
- 試しぬりをしてから作品にぬる
- 水の量を調整する
色作りは、いきなりぴったりの色にならなくても大丈夫。少しずつ近づけていくことが大切だよ。
絵に合わせて色を選ぼう
色は、ただ「本物と同じ色にする」ためだけに使うものではないよ。
図工では、自分が表したい感じに合わせて、色を選ぶことも大切なんだ。
| 表したい感じ | 合いやすい色の例 | 使える場面 |
|---|---|---|
| 楽しい感じ | 黄色、オレンジ、明るい水色、ピンク | 遊び、運動会、遠足、友達との思い出 |
| 元気な感じ | 赤、青、緑、はっきりした色 | 走る場面、スポーツ、発表、にぎやかな場面 |
| 静かな感じ | うすい青、うすい紫、灰色、淡い緑 | 朝、夜、雨の日、読書、落ち着いた場面 |
| あたたかい感じ | 赤、オレンジ、黄色、茶色 | 夕焼け、家族、火、秋の景色 |
| ふしぎな感じ | 紫、深い青、黒に近い色、いつもとちがう色 | 物語の世界、夢、夜空、想像の絵 |
たとえば、楽しい気持ちを表したいときは、明るい色を多めにすると伝わりやすいよ。静かな場面を描きたいときは、落ち着いた色やうすい色が合うこともあるんだ。
たろう
くまごろうよくある困りごとと解決のヒント
作りたい色にならない
作りたい色にならないときは、一度に大きく変えようとせず、少しずつ色を足してみよう。
- 赤っぽくしたい → 赤を少し足す
- 黄色っぽくしたい → 黄色を少し足す
- 明るくしたい → 白を少し足す、または水を少し増やす
- 暗くしたい → 黒をほんの少し足す
- やわらかくしたい → 白や水で調整する
「少しずつ」が大切だよ。強い色を入れすぎると、元に戻すのがむずかしくなることがあるんだ。
色がどんどん暗くなる
色がどんどん暗くなるときは、混ぜている色が多すぎるのかもしれないよ。
いったん新しく作り直して、2色だけで混ぜてみよう。黒や茶色を使うときは、ほんの少しだけにするとよいよ。
水が多すぎて、紙がよれる
水彩絵の具は、水の量で色の濃さを変えられるけれど、水が多すぎると紙がよれたり、色が広がりすぎたりすることがあるよ。
水が多いと感じたら、筆をぞうきんや紙で軽くおさえてからぬってみよう。
同じ色をもう一度作れない
混ぜて作った色は、まったく同じ色をもう一度作るのがむずかしいことがあるよ。
広い場所にぬる色は、少し多めに作っておくと安心だよ。足りなくなりそうなときは、どの色をどのくらい混ぜたかを覚えておくと作り直しやすいんだ。
作品づくりで大切にしたいこと
色を混ぜるときに大切なのは、「正しい色を作ること」だけではないよ。
自分が表したいことに合わせて、色を選んだり、混ぜたりすることが大切なんだ。
- 楽しい気持ちを明るい色で表す
- 静かな気持ちをうすい色で表す
- 力強さをはっきりした色で表す
- ふしぎな感じをいつもとちがう色で表す
- 自然らしさを少しくすんだ色で表す
本物と少しちがう色になっても、自分が表したい感じに合っていれば、それはすてきな工夫になるよ。
保護者の方へ:色作りの声かけのポイント
お子さんが絵の具の色作りで困っているときは、「その色はちがうよ」とすぐに直すよりも、考えを引き出す声かけがおすすめです。
たとえば、次のように聞いてみると、子どもが自分で色を選びやすくなります。
- 「どんな感じの色にしたい?」
- 「もう少し明るくするなら、何を足したらよさそう?」
- 「この色は、どんな気持ちに見える?」
- 「どこをいちばん目立たせたい?」
- 「試しぬりをしてから決めてみる?」
色作りは、試しながら学ぶ活動です。思った色にならないことも、次にどうすればよいかを考える大切な経験になります。
絵の完成度だけでなく、「どうしてその色にしたのか」「どんな感じを出したかったのか」という考えも大切にしてあげてください。
まとめ
絵の具は、色を混ぜることで、たくさんの色を作ることができるよ。
でも、色をたくさん混ぜすぎると、にごったり暗くなったりすることがあるんだ。だから、作りたい色を考えて、少しずつ混ぜることが大切だよ。
- 色は少しずつ混ぜる
- 作った色は試しぬりをして確認する
- 筆やパレットをきれいにして使う
- 明るくしたいときは白や水を使う
- 暗くしたいときは黒をほんの少し使う
- 混ぜすぎると色がにごりやすい
- 自分の表したい感じに合う色を選ぶ
色の混ぜ方に、いつも一つの正解があるわけではないよ。試しながら、自分の絵にぴったりの色を見つけてみよう。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

