「代名詞」とは?英語の代名詞の一覧と例文をわかりやすく解説
中学一年生の英語で学習する代名詞という単元はどういう意味のことだろうか?
代名詞の種類と使い方について例文を使って分かりやすく説明するよ。
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目次
代名詞とは
代名詞とは「名詞」の「代わり」ということから、人や物、場所のことを直接表現せずに使うんだ。
日本語でも「あれ」や「それ」なんていうよね。
あとは人のことを「彼」や「彼女」なんていうよね。これも代名詞なんだ。
基本的な使い方としては、
同じものや人が文章で二度以上登場する場合は、二回目からは代名詞を使うことが多いんだ。
例えば、「私の兄はサッカーが好きです。彼はいつも夜遅くまで練習をします」のようになっている場合、「彼=私の兄」ということがわかるよね。
このように同じ人が複数回登場するときは、代名詞を使って文章が作られるよ。
代名詞の種類
・人称代名詞
・指示代名詞
・不定代名詞
など、代名詞には複数の種類がある。
今回は代名詞の中でも重要な人称代名詞と指示代名詞と不定代名詞についてわかりやすく説明するよ。
人称代名詞とは
人のことを表すときに使う代名詞のこと。
英語で1人称や2人称、3人称といった言葉を聞いたことあるよね。
- 1人称=自分を含むとき (わたしorわたしたち)
- 2人称=目の前の人を含むとき (あなたorあなたたち)
- 3人称=それ以外の人 (彼・彼女・彼ら 等)
とそれぞれ使い分けることができる。そしてそれをまとめて人称代名詞というんだ。
人称代名詞はこのようにまとめられるよ
人称代名詞の一覧(単数)
人称 | 意味 | 主格 | 所有格 | 目的格 |
---|---|---|---|---|
1人称 | 私 | I | my | me |
2人称 | あなた | you | your | you |
3人称 | 彼 | he | his | him |
3人称 | 彼女 | she | her | her |
3人称 | それ | it | its | it |
人称代名詞の一覧(複数)
人称 | 意味 | 主格 | 所有格 | 目的格 |
---|---|---|---|---|
1人称 | 私たち | we | our | ours |
2人称 | あなたたち | you | your | you |
3人称 | 彼ら 彼女ら それら | they | their | them |
この図のように、各代名詞には主格・所有格・目的格というグループがあるんだ。
主格は文の中で「~は」という主語になるときに使うよ。「主」という共通の漢字からもわかるね。
例えば、she(彼女は) / he(彼は)のように使うね。
所有格は「~の(もの)」のように、そのものが誰が持っている(所有)かを表すよ。
例えば、your bag(あなたのカバン) / his pen(彼のペン)のようになるよ。
目的格は動詞の目的語になるときに使うよ。
目的語は、「~を…する」の中の「~を」のことだったよね。
例えば、Please help me. (私を助けてください) / I’ll pick him up. (彼を迎えに行く)
代名詞 itの使い方
itも人称代名詞と同じように、前に出た単語の代わりに使うんだ。
ただし、大きな違いは一つ、人称代名詞は「人」の代わりに使っていたけれど、itは「物」の代わりに使うんだ。
例えば、
I bought a pen yesterday, but I can’t find it.
(昨日ペンを買ったが、それが見つからない)
のとき、「it (それ)=ペン」であることがわかるね。
itの特別用法
It is raining. (雨が降っている)といった時、itって何?って思ったことがあるかもしれない。
このようにitには特定の条件の時、主語にすることが多いんだ。
・天気
・時間
・距離 などを言いたいとき、itを主語にすることがある。
天気:It is fine today. (今日は晴れている)
時間:It is 9 P.M. (午後の9時です)
距離:How far does it take from here? (ここからどれくらい距離がありますか)
指示代名詞とは
指示代名詞とは、物や場所にたいして「これ」や「あれ」のように指示をするときに使うんだ。
日本語で「これ」と「あれ」って言われたとき、違いを感じるよね。
これ=近くの一つ あれ=遠くの一つ
これら=近くの複数 あれら=遠くの複数 という認識があると思う。
英語でも同じように使い分けるよ。
近くの一つのもの = This (これ)
遠くの一つのもの = That (あれ)
近くの複数のもの = These (これら)
遠くの複数のもの = Those (あれら)
不定代名詞とは
不定代名詞というのは一番聞いたことがない単語だと思う。
itやthis、thatは直前に出てきたものを指して「特定」していたんだけれど、
不特定のものを指すときにはこの「不定代名詞」という物を使うんだ。
不定代名詞には、
・one
・other
・another
・some
など、具体的に何かを示すことがない単語があるよ。
itとoneの違い
I lost a pen, so I want to buy one.
(私はペンをなくした。だからそれを買いたい)
このoneというのは「ペンのこと」だよね。
だけど、今まで同じものをいう時はitを使うと習っていた。
なぜ今回はoneを使っているのだろうか?
答えは、itは「なくしてしまったペンそのもの」を表しているが、
oneは「ペンという種類」を表しているんだ。
もっとわかりやすく言うと、
I lost a pen, so I want to buy it.の場合だと、
「無くしたペンそのものを買いたい」という意味になってしまう。
無くしたペン自体はもう無くなっているから買うことができないということがわかるかな。
新しく買う場合は、無くなったペンを買うのではなくて、「同じ種類の別のペン」を買うということになる。
つまり、oneを使う場合は、「同じ種類の別のもの」を表すときに使うんだ。
逆にいうと、無くしたものそのものを表す場合はitじゃないといけない。
I lost a pen, so I want to find it.
(私はペンをなくした。だからそれを見つけたい)
という場合、見つけたいものは「無くしたペン」のことだよね。
この場合はoneにしてしまうと、なくしたペンじゃなくて別のペンを探すことになってしまうんだ。
今回は単数形だったのでoneを使ったけれど、複数形ならsomeを使うと同じような使い方になるよ。
I lost pens, so I want to buy some.
(複数のペンをなくした。だから私はいくつかを買いたい)
この場合のsomeは、いくつかのペンという意味になるけれど、なくしたペンじゃなくて新しいペンのことだよね。
I lost pens, so I want to find them.
(複数のペンをなくした。だから私はそれらを見つけたい)
見つけたいのが複数の場合は、pensが複数形だからitじゃなくてthemを使うんだ。
関係性はone → someとit → themという感じになるね。
代名詞を使った例題
人称代名詞
(1) I have a brother. (He / She) is high school students.
(2) He uses two rackets. (They / Their) are all black.
(3) I bought a new car. (It’s / Its) a big.
(4) (It / This) is raining now.
答え
(1) He ⇒ brotherは男性なのでHeを使う
(2) They ⇒ 主語なので、主格のTheyを使う
(3) It’s ⇒ It is の略であるIt’sを使う。itsは同じ発音だが、「その」という所有格になる。
(4) It ⇒ 天気を表すときの主語はItを使う
指示代名詞
(5) (This / These) car is mine.
答え
(5) this ⇒ 単数なのでthis
不定代名詞
(6) I broke my umbrella. So I need to buy (one / it).
答え
(6) one ⇒ 壊れた傘そのものではなく、別の傘なのでone
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ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。