38漢詩「絶句」(漢詩の風景より)
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漢詩「絶句」の作者の名前を漢字で答えなさい。
正解は「杜甫」です。
杜甫(とほ)
漢詩「絶句」の詩の形式を漢字で答えなさい。
正解は「五言絶句」です。
4句で作られている漢詩のことを、絶句という。さらに、ひとつの句が5文字で作られているものを五言絶句という。
四角【ア】に入る色の名前を漢字で答えなさい。
正解は「白」です。
四角【イ】に入る色の名前を漢字で答えなさい。
正解は「青」です。
線①の読みをひらがなで答えなさい。
正解は「みどり」です。
線➁の読みの部分をひらがなで答えなさい。
正解は「いよい」です。
線③の読みの部分をひらがなで答えなさい。
正解は「も」です。
線④の読みの部分をひらがなで答えなさい。
正解は「みすみ」です。
線⑤の読みの部分をひらがなで答えなさい。
正解は「またす」です。
線⑥の読みの部分を現代仮名遣いに直してひらがなで答えなさい。
正解は「いず」です。
第二句の「花は然えんと欲す」とはどういう意味か。最も適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。
ア:花がたくさん咲き誇って燃えるように真っ赤だ
イ:花がたくさん咲き誇っていたのに、燃えてなくなってしまった
ウ:花は自然の中で咲きたいと欲しているはずだ
エ:自然の花がたくさん咲いていて欲しいと人々は願っている
正解は「ア」です。
第三句の「今春看す又過ぐ」とはどういう意味か。最も適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。
ア:今年の春も、見ているうちにあっという間に過ぎていく
イ:今年の春も、病人の看病に大変なうちに過ぎ去った
ウ:今年の春もまた、私を見守りながら過ぎていく
エ:うっかりして今年の春を見過ごしてしまった
正解は「ア」です。
第四句の「帰年ならん」とあるが、どこへ帰ることをさしているのか。次の中から選び、カタカナで答えなさい。
ア:平和だった過去の日々
イ:友人のいる成都
ウ:作者の故郷
エ:明るい異郷の春景色の中
正解は「ウ」です。
第一句と第二句には、何という表現技法が使われているか、漢字3文字で答えなさい。
正解は「対句法」です。
対句法とは、似た表現や、関係する表現を並べることでリズムを作ったり、印象を強くする効果がある表現技法のこと。 「碧」に対して「青」、「鳥」に対して「花」のように、似た表現になっている。
この作品には押韻が使われている。該当する二つの文字を、漢詩に登場する順で答えなさい。
正解は「然年」です。
押韻とは、似た音で終わることで、韻を踏んでリズムを作ったり、印象を強くする効果がある表現技法のこと。「然」も「年」も「ネン」で似た音で終わっている。
この漢詩に込められた作者の気持ちを表したもので、もっとも適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。
ア:色鮮やかな素晴らしい異郷の景色に感動し、春が過ぎるのが残念で仕方がない気持ち
イ:自然はこんなにも色鮮やかに素晴らしく存在しているのに、ただ春が過ぎるのを見ることしかできない自分がもどかしい気持ち
ウ:色鮮やかで素晴らしい景色の故郷に、いつになったら帰れるのだろうと悲しく思う気持ち
エ:色鮮やかな素晴らしい異郷の景色を前に、自分の故郷へ戻れないまま時が過ぎるのを悲しく思う気持ち
正解は「エ」です。
この作品では、似た音で終わらせることで印象を強くする効果がある表現技法が使われている。その表現技法の名前を漢字で答えなさい。
正解は「押韻」です。
「碧」に対して対になっている語を、漢詩よりそのまま抜き出して答えなさい。
正解は「青」です。
「鳥」に対して対になっている語を、漢詩よりそのまま抜き出して答えなさい。
正解は「花」です。
花の色を表す言葉として使われている語を、漢詩よりそのまま抜き出して答えなさい。
正解は「然」です。
「然」という字は「燃える」と同じで、「炎=赤」を表している。
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運営者情報
ゆみねこ
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。