3アイスプラネット

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「ぐうちゃん」が、「僕」の家に住み着いていることを、本文中ではどんな言葉で表しているか。適切な言葉を本文中から5字で書き抜きなさい。

正解は「いそうろう」です。

(第2段落・5行目)「それを見て僕の母はまた怒る。」とあるが、その理由として最も適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:自分の弟が、「ぐうちゃん」なんてあだ名をつけられてしまって情けないから。
イ:ぐうちゃんが、長いこと僕の家に住み着いて「ぐうたら」しているから。
ウ:「ぐうちゃん」なんてあだ名をつけられても、うれしそうにしている弟が情けないから。
エ:ぐうちゃんが、「ぐうちゃん」と呼ばれて喜ぶような変わった人だから。

正解は「ウ」です。

「ぐうちゃん」というあだ名は、「ぐうたら」しているからつけられてしまったあだ名で、本当なら恥ずかしがったり嫌がったりするべきなのに、逆に嬉しそうにしている弟のことを情けない、と思って怒っている。

(第3段落・11行目)「父はぐうちゃんのいそうろうを歓迎しているみたいだ」とあるが、その理由としてもっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:ぐうちゃんの自由な生き方に父は憧れているから
イ:「ぼく」がぐうちゃんのほら話を楽しみにしているから
ウ:父の不在時に、ぐうちゃんが家にいてくれると安心だから
エ:母が弟であるぐうちゃんを心配しているから

正解は「ウ」です。

理由は、「ぐうちゃんがいると何か力仕事が必要になったときに安心だから」。 父自身が単身赴任で週末しか家に帰れないので、大人の男性であるぐうちゃんがいると安心するのが理由。

母はぐうちゃんに「いそうろう」から卒業しなさいと怒っているが、「いそうろうから卒業」とはどのようなことを表しているか。もっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:「ぼく」の家から出ていくこと
イ:海外へ旅にでること
ウ:「ぼく」の家の手伝いをすること
エ:就職して独立すること

正解は「エ」です。

「僕」は、学校に行く途中で友人に会った時、「初めはどうしようかと思ったけど」ぐうちゃんに聞いた話を友人にしているが、なぜ「初めはどうしようかと思った」のか。その理由として最も適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:馬を飲み込むアナコンダや、三メートルのナマズ、氷の惑星の話なんて中学生には幼稚な話だったので、友人に馬鹿にされるかもしれないと思ったから。
イ:ぐうちゃんの話は文句なしに面白いので、友人に教えてしまうのは勿体なかったから。
ウ:まだあまり仲の良くない友人なので、馬を飲み込むアナコンダや、三メートルのナマズ、氷の惑星の話のようなとんでもない話をしたら変に思われるのではないかと思ったから。
エ:馬を飲み込むアナコンダや、三メートルのナマズ、氷の惑星の話なんて信じてもらえないのではと思ったから。

正解は「エ」です。

「僕」は、馬を飲み込むアナコンダや、三メートルのナマズ、氷の惑星の話を「ぐうちゃん」から聞いているときから、「ありえねぇ」「ほら話」と信じていなかった。そのため、友人にも同じく信じてもらえないのでは、という思いがあったことが分かる。

「僕」は、「ぐうちゃん」に証拠を見せるよう言ったが、言い逃れされてしまったのを境にぐうちゃんの部屋にはあまり行かなくなっていたが、その時「僕」が「ぐうちゃん」に抱いていた気持ちとして最も適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:言い逃れするしかなかったぐうちゃんへの哀れみ
イ:証拠を見せるよう迫ってしまった恥ずかしさ
ウ:ほら話しかできないぐうちゃんに対する軽蔑
エ:証拠を見せられなかったぐうちゃんへの諦め
オ:「僕」の人生を全面的にからかったぐうちゃんへの怒り

正解は「オ」です。

本文には、ぐうちゃんが言い逃れをしたことに対して「むっとした」と書かれているので、「怒り」が正しい。また、その理由として本文には「ぐうちゃんに僕の人生が全面的にからかわれた感じだ。」と書かれているため、オが最も適切である。

夏休みの終わり近くに、「僕」の父と母がぐうちゃんについて話しているシーンでの以下の父のセリフの内容について、意味合いの近いことわざを選びなさい。

「僕たちは、都市のビルの中にいるからなかなか気が付かないけど、」

ア:知らぬが仏
イ:魚心あれば水心
ウ:可愛い子には旅をさせよ
エ:井の中の蛙
オ:郷に入っては郷に従え
カ:朱に交われば赤くなる
キ:類は友を呼ぶ

正解は「エ」です。

父の話している内容は、「由起夫君(ぐうちゃん)は若い頃に世界のあちこちへ行ったので、日本の中にいたら気が付かないようなことも見えているが、自分たちは都市のビルの中にいるからなかなか気が付かない」という意味なので、「井戸の中にいるだけの蛙は、井戸の外の世界や大海のことを知らない」という意味のエが正しい。

夏休みの終わり近くに、「僕」の父と母がぐうちゃんについて話しているシーンでの以下の母のセリフの内容について、意味合いの近いことわざを選びなさい。

「悠太に悪い影響が出ないか心配でしかたがないのよ。」

ア:知らぬが仏
イ:魚心あれば水心
ウ:可愛い子には旅をさせよ
エ:井の中の蛙
オ:郷に入っては郷に従え
カ:朱に交われば赤くなる
キ:類は友を呼ぶ

正解は「カ」です。

母の話している内容は、「ぐうちゃんと付き合う(ほら話を聞いたりする)ことで、ぐうちゃんの悪い影響を悠太(僕)が受けてしまい、同じようにちゃんと就職しないような大人になるのではないか」という意味なので、「人は付き合う人によって、良いことや悪いことも感化される」という意味のカが正しい。

(第24段落・2行目)「悠太に悪い影響が出ないか心配でしかたがないのよ。」とあるが、「悪い影響」とは具体的にどのようなことか。最も正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:悠太が勉強の意欲をなくすこと
イ:悠太が外国へ行きたがること
ウ:悠太がほら話をするようになること
エ:悠太が父と母に反抗するようになること

正解は「ア」です。

(第25段落・5行目)「僕のことでぐうちゃんが責められるのは少し違う気がする。」とあるが、それはなぜか。その理由として最も適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:僕はぐうちゃんの部屋にはもうあまり行かなくなっていたので、影響を受けるはずがあなかったから
イ:僕の将来のことは僕の問題で、ぐうちゃんの責任ではないから
ウ:ぐうちゃんの話はほらばかりだと僕はちゃんと気がついていたか
エ:ぐうちゃんは「ぐうたら」していても、なんとか生活できているから

正解は「イ」です。

ぐうちゃんから外国へ旅に出てしまうことを聞いた「僕」は、「ぐうちゃんの声はどんどん遠くなっていく」と感じているが、その理由としてもっとも適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:外国へ行ってしまうぐうちゃんが、遠い存在になってしまうと思ったから
イ:外国へ行ってしまうぐうちゃんの話なんか、もう聞きたくないと思ったから
ウ:ぐうちゃんが外国へ行ってしまうことを聞いて、ショックを受けているから
エ:外国へ行ってしまうぐうちゃんのことを、段々と嫌いになってしまったから

正解は「ウ」です。

外国へ行くと話たぐうちゃんに対して、「僕」は「ぶっきらぼうに」「勝手に行けばいいじゃないか」と言ったとあるが、ここでの「ぶっきらぼうに」と同じ意味である言葉を本文から3字で抜き出しなさい。

正解は「無愛想」です。

「勝手に行けばいいじゃないか」と言った「僕」の気持ちをもっとも適切に説明しているものを次の中から選びなさい。

ア:ほら話ばかりなので、もうぐうちゃんには興味がなくなってしまった
イ:もっとぐうちゃんのほら話を聞きたかったのに、ぐうちゃんが旅に出ると知り悲しくなった
ウ:「僕」の人生を全面的にからかわれたことに怒っていた
エ:母にいつも怒られていたぐうちゃんが、やっと旅に出る決意をしたことを応援している

正解は「イ」です。

久しぶりにぐうちゃんが帰ってきて、「僕」はほら話を聞きたいと思ったと本文に書かれている。しかし、ぐうちゃんが話したのはほら話ではなく、旅に出るという内容だったことに「僕」はショックを受けている。

(第32段落・5行目)「「いそうろう」を卒業してしまった」とあるが、この作品ではどのような内容のことを表現しているのか、最も正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:ぐうちゃんがほら話をしなくなること
イ:ぐうちゃんが就職をして独立すること
ウ:ぐうちゃんが「ぼく」の家を出て外国へいくこと
エ:ぐうちゃんがお金を貯めたこと

正解は「ウ」です。

ぐうちゃんが家を出て行ったあと、「ほらばっかりだったじゃないか。」と「僕」は思ったとあるが、その時の気持ちを最も適切に説明しているものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:ぐうちゃんの話がほらばかりだったと気がついて怒っている
イ:最後までほら話しかしなかったぐうちゃんを情けなく思っている
ウ:ぐうちゃんが出ていってしまったのは寂しいが、ほらばかりだったから寂しがる必要はない、と自分を慰めている
エ:もうぐうちゃんのほら話が聞けなくなってしまい、悲しんでいる

正解は「エ」です。

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。