魯迅(ろじん)「故郷」➁

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中学3年生の国語で学習する魯迅(ろじん)「故郷」についてのテスト対策問題に挑戦しよう。

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(第27段落目・13行目)「返事のしようがないので」とあるが、「私」がそのように感じたのはなぜか。最も正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:ヤンおばさんの言うことが正しく、隙がなかったから
イ:故郷では、ヤンおばさんの言うことが絶対だから
ウ:ヤンおばさんはこちらの言うことをまともに聞かないから
エ:ヤンおばさんの言うことは嘘ばかりだから

現在のヤンおばさんの様子として最も正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:何にでも意欲的に取り組もうとする行動力のある女性
イ:いろいろな物事についての知識が豊富な女性
ウ:生活の苦しさから心がすさんでしまった女性
エ:身分の高い人間に対して激しい怒りをもっている女性

(第30段落・7行目)「太い、節くれだった、しかもひび割れた、松の幹のような手である」とあるが、ここで使われている表現技法を次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:倒置法
イ:直喩法
ウ:隠喩法
エ:擬人法

(第31段落・9行目)「しかしどう口をきいたものやら思案がつかぬままに」とあるが、この時の「私」の心情としてもっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:子供のころと似もつかなく変わり果ててしまったルントウを心配している
イ:ルントウと久しぶりに再開した喜びでいっぱいになり、興奮している
ウ:決して生活が楽ではなさそうなルントウの様子を前に、遠慮している
エ:心の準備ができる前に、突然現れたルントウに何を話せば良いか混乱している

(第33段落・15行目)「喜びと寂しさの色が顔に現れた」とあるが、ルントウは何に対して「喜び」を感じているのか。適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:「私」から家にある品物をもらえるかもしれないこと
イ:「私」に久しぶりに会うことができたこと
ウ:「私」に息子を紹介できること
エ:「私」の一家が、この土地から引っ越してしまうこと
オ:「私」と、子供の頃のようには仲良くすることはできないこと
カ:「私」が突っ立ったまま、何も話してくれないこと

(第33段落・15行目)「喜びと寂しさの色が顔に現れた」とあるが、ルントウは何に対して「寂しさ」を感じているのか。適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:「私」から家にある品物をもらえるかもしれないこと
イ:「私」に久しぶりに会うことができたこと
ウ:「私」に息子を紹介できること
エ:「私」の一家が、この土地から引っ越してしまうこと
オ:「私」と、子供の頃のようには仲良くすることはできないこと
カ:「私」が突っ立ったまま、何も話してくれないこと

(第34段落・18行目)「私は身震いしたらしかった」とあるが、この時の「私」の心情を表す言葉として最も適切なものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:焦り
イ:誇り
ウ:衝撃
オ:感動

(第34段落・18行目)「私は身震いしたらしかった」とあるが、「…らしかった」という表現から「私」の心情のどのような様子を感じ取ることができるか。次の中から最も適切なものを選び、カタカナで答えなさい。

ア:「私」の受けた衝撃の深さ
イ:「私」のルントウに対する興味のなさ
ウ:「私」が受けた感動の大きさ
エ:「私」が自分の気持ちを認めまいとする様子

(第34段落・18行目)「悲しむべき厚い壁」とは何のことを表しているか。「・・・の壁」と続くように、本文から言葉を抜き出して答えなさい。

「私」と「ルントウ」の関係について、「昔」と「今」ではどのように変わってしまったか。「昔」の二人の関係を表現する言葉を、4字で本文から抜き出して答えなさい。

「私」と「ルントウ」の関係について、「昔」と「今」ではどのように変わってしまったか。「今」の二人の関係を表現する言葉を、4字で本文から抜き出して答えなさい。

(第36段落・18行目)「あの頃は子供で、何のわきまえもなく…」とあるが、子供の頃のルントウのどのようなところが「わきまえもない」と考えているのか。次の文の(  )に入る言葉を、本文から抜き出して答えなさい。

使用人の子供という身分であるのに、雇い主の子供である「私」と(  )のように接していたところ

(第38段落・11行目)「作柄もよくございません」とあるが、同じ意味をもつ言葉を、本文から抜き出して答えなさい。

(第43段落・6行目)「夜はまた世間話をした。とりとめのない話ばかりだった」とあるが、ここから読み取れる「私」の心情としてもっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:久しぶりにルントウの世間話を聞くことができて、満足している
イ:もう子供の頃のようにルントウの話に夢中にはなれない自分に苛立っている
ウ:昔とは違ってつまらない話しかできなくなってしまったルントウを残念に思っている
エ:まとまった話ができないほど忙しいルントウの生活を心配している

(第45段落・13行目)「両岸の緑の山々は、たそがれの中で薄墨色に変わり、次々と船尾に消えた」とあるが、この情景描写が表現している「私」の心情としてもっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:美しいと思っていた故郷の今の姿に失望し、その風景も色あせて消えてしまうように感じている
イ:ずっと忘れることのなかった故郷への想いと、離れていく故郷との間で心が引き裂かれそうに感じている
ウ:またいつか訪れる時がくることを願いっている私を、まるで故郷は拒否しているような孤独感を感じている
エ:現在の故郷にがっかりしたものの、必死に故郷の姿を目に焼き付けようと、焦りを感じている

(第48段落・1行目)「私も、私の母も、はっと胸をつかれた」とあるが、どんなことに胸をつかれたのか。適切なものを次の中から2つ選び、カタカナで答えなさい。
※ア~オの順番通りに答えること。
※それぞれの間に「・」を入力すること。

ア:シュイションが、身分の壁に気がつかずに、ホンルと遊ぼうとする幼さ
イ:もう会えないにもかかわらず、ホンルがシュイションと遊ぶことを楽しみにしていること
ウ:シュイションとホンルが、身分の壁を超えて仲良くなれた喜び
エ:またすぐに故郷へ戻れると思っているホンルの気楽さ
オ:ホンルとシュイションがかつての私とルントウのように心を通い合わせていることに気がついたから

(第49段落・12行目)「すいか畑の銀の首輪の小英雄の面影は、元は鮮明このうえなったのが、今では急にぼんやりしてしまった」とあるが、この一文は「私」のどんな心情が表現されているか。もっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:小さいころは銀の首輪をするくらい良い生活をしていたルントウが、今では暮らしに困っていることを残念に思う気持ち
イ:自分にとって憧れの存在だったルントウの姿を、今のルントウには見出せなくなってしまったことを残念に思う気持ち
ウ:今までは小さいころのルントウの姿をはっきり思い出せたのに、今では記憶があいまいになってしまったことを、もどかしく思う気持ち
エ:故郷が遠くなるにつれて、自分の中のルントウについての記憶が薄れていってしまうことを悲しく思う気持ち

(第51段落・16行目)「思えば私とルントウとの距離は全く遠くなった」とあるが、この意味の説明としてもっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:私が故郷を離れることで、2人の住む距離が遠くなってしまった
イ:私とルントウでは、生活の楽さに大きな差ができてしまった
ウ:私とルントウの身分の差がはっきりとしてしまった
エ:私とルントウの間では、心が通わなくなってしまった

(第51段落・1行目)「野放図」の意味として最も正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:だらしのない生活をすること
イ:他人を傷つけかねない行動
ウ:身勝手で自由気ままにすること
エ:全てを投げ出して無気力になること

(第52段落・5行目)「希望という考えが浮かんだので、私はどきっとした」とあるが、なぜ「私」はどきっとしたのか。説明としてもっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:でくのぼうのような人間と思っていたルントウも、私と同じように希望を抱いていたことに気がついたから
イ:自分だけが取り残されたように気がめいっていたが、まだ自分の中に希望という考えが浮かんでくることに驚いたから
ウ:私の望むものは手に入りにくいのに、ルントウの望むものはすぐに手に入った矛盾に気がついたから
エ:ルントウのことを偶像崇拝だと笑っていたが、自分が希望を抱くことも、しょせん同じようなものだと気がついたから

(第52段落・10行目)「手製の偶像」とはどんなものか。もっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:「私」と故郷に住む人々が望んでいる新しい生活
イ:高炉と燭台
ウ:「私」だけが価値があると信じているにすぎない希望
エ:「私」と若い世代が望んでいる新しい生活

(第53段落・17行目)「それは地上の道のようなものである」とあるが、どのような意味か。もっとも正しいものを次の中から選び、カタカナで答えなさい。

ア:希望とは、地上の道と同じようなもので、意識しないとそこにあることに気が付くこともできないようなものだ。
イ:希望とは、地上の道と同じようなもので、必要な人には「ある」が、関係のない人には「ない」のとおなじである。
ウ:希望とは、地上の道と同じようなもので、その希望への道を歩こうとする人が多ければその希望は実現できるものとなっていくのである
エ:希望とは地上の道と同じようなもので、多くの人に選ばれた希望に続く道だけが残っていくものなのである

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運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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