「帰れソレントへ」の日本語歌詞は?テスト対策ポイント【中学音楽】

中学音楽で学ぶイタリアのカンツォーネ「帰れソレントへ」について、イタリア語の歌詞や和訳、日本語歌詞、曲の内容など、定期テストで得点するために必要になるポイントをくわしく解説。

目次【本記事の内容】

「帰れソレントへ」とは

帰れソレントへ

イタリア名「Torna a Surriento」
曲の種類:カンツォーネ
作詞者:ジャンバッティスタ・デ・クルティス
作曲者:エルネスト・デ・クルティス
※作詞者と作曲者は兄弟
拍子:4分の3拍子
調:ハ短調・ハ長調(主音はハ)
速度:Moderato(中ぐらいの速さで)
作曲された年1902年

カンツォーネとは

「帰れソレントへ」はイタリアの歌曲。

こういう「イタリアの歌曲」のことを「カンツォーネ」というよ。

「カンツォーネ」という言葉は、必ずテストで出るといってもいいくらいなので、必ず覚えよう!

「カンツォーネ」で有名な曲は他に、「フニクリ・フニクラ」「オー・ソレ・ミオ」「サンタ・ルチア」などがあるよ。

「フニクリ・フニクラ」は「鬼〜のパンツはいいパンツ〜」で有名だね。

調について

たろう
ハ短調とハ長調…?
どうして調が2つもあるの?
くまごろう
「帰れソレントへ」は、途中で曲の調がハ短調とハ長調の間で変わるからだよ。

ハ長調とハ短調は、どちらも主音が「ハ」なんだ。

「ハ」は、階名でいうと「ド」の音だね。

くまごろう
「主音」とは、音階のはじめの音のことだよ。

ハ長調とハ短調の音階のイラスト

ハ短調の音階では、(ミ)(シ)(ラ)の3つの音にフラットがつくよ。

たろう
ハ長調が明るい印象なのに対して、ハ短調は暗い印象をうけるね。

同主調とは

同主調どうしゅちょうとは、「同じ音を主音とする長調と短調」のこと。

ハ長調とハ短調は、どちらも主音が「ハ」だよね。つまり同じ音を主音にしているんだ。

転調とは

転調てんちょうは「調が転じる」、つまり「曲の調が変わる」こと。

「帰れソレントへ」の曲は、途中で曲の調が「ハ短調→ハ長調→ハ短調→ハ長調→ハ短調」というように変わっていくよ。

4分の3拍子とは

4分の3拍子とは、「1小節に♩(四分音符)3拍ぶん入る」ということ。

ソレントとは

ソレントは、南イタリアのソレント半島にある、海山沿いの町の名前だよ。

ナポリ湾に面しているので、目の前に広がる海の景色がすばらしいところなんだ。

歌い方について①

「帰れソレントへ」は、イタリアの代表的な「ベルカント」という発声法を使って歌われるよ。

「ベルカント」とは、「美しい歌唱」という意味のイタリア語なんだ。

この「ベルカント」という言葉はほぼテストに出ると言ってもいいので、かならず覚えよう!

歌い方について②

「帰れソレントへ」は、恋人にソレントへ戻ってきてほしい男性の恋心を表現している曲なんだ。

そんな男性の気持ちを表現するように、歌うときの強さがp(ピアノ・弱く)→mf(メゾフォルテ・やや強く)→f(フォルテ・強く)というように変化していくよ。

「帰れソレントへ」歌詞

イタリア語の歌詞

Vide ‘o mare quant’è bello
Spira tantu sentimento
Comme tu a chi tiene a mente
Ca scetato ‘o faie sunnà

Guarda qua, chistu ciardino
Siente, sì sti sciure arance
Nu profumo accussì fino
Dinto ‘o core se ne va

E tu dici “io parto, addio!”
T’alluntane da stu core
Da sta terra de l’ammore
Tiene ‘o core ‘e nun turnà

Ma nun me lassà
Nun darme stu turmiento
Torna a Surriento
Famme campà

Vide ‘o mare de Surriento
Che tesoro tene nfunno
Chi ha girato tutto ‘o munno
Nun l’ha visto comm’a ccà

Guarda attuorno sti serene
Ca te guardano ‘ncantate
E te vonno tantu bene
Te vulessero vasà

E tu dici “io parto, addio!”
T’alluntane da stu core
Da sta terra de l’ammore
Tiene ‘o core ‘e nun turnà?

Ma nun me lassà
Nun darme stu turmiento
Torna a Surriento
Famme campà

日本語訳(全体の意味を考えて訳したもの)

海をみれば その美しさに
多くの感情が湧き上がってくる
君に見つめられると
みな夢見心地になる

庭を見れば
オレンジの香り
その芳しさは
心に沁みる

君は言った
「私は行くわ さようなら」
僕の恋心を見捨て
この愛の地から離れてゆく
君の気持ちはもう戻らないのか?

行かないでくれ
これ以上僕を苦しめないで
ソレントへ帰って来てくれ
僕を生かしてくれ!

ソレントの海を見れば
それはまさに宝
世界中旅しても
このような海は見られない

辺りにはセイレーンが
じっと君を見つめ
惑わし 君を狙っている

君は言った
「私は行くわ さようなら」
僕の恋心を見捨て
この愛の地から離れてゆく
君の気持ちはもう戻らないのか?

行かないでくれ
これ以上僕を苦しめないで
ソレントへ帰って来てくれ
僕を生かしてくれ!

「帰れソレントへ」歌詞の意味

「帰れソレントへ」は、恋人にソレントへ戻ってきてほしい男性の恋心を表現しているんだ。

ちなみに「帰れソレントへ」は、ソレントの町に来賓(お客様のこと)がやってくる時におもてなしするために、市長がジャンバッティスタ・デ・クルティスとエルネスト・デ・クルティスの兄弟に作詞作曲を依頼したんだ。

日本語の歌詞(芙龍明子さんによる訳詞)

うるわしのソレント海原うなばらはるかに
夕もやたなびき 思い出誘う オレンジの香り
ほのかにただよい 森の緑にも 風はささやく

今はただ一人 過ぎし日しのべば 砕ける波音
寂しく響く 帰れ君故郷ふるさとの町
このソレントへ帰れよ

うるわしのソレント海原はるかに
歌声流れて 夢路に誘う 海のせいシレーネ
妙なるその歌 やさしくいざない 君を招くよ

今日もただ一人 窓にたたずめば 星かげ夜空に
寂しく光る 帰れ君 故郷の町
このソレントへ帰れよ

 

くまごろう
歌詞に出てくる「シレーネ」とは、ギリシャ神話の海の怪物セイレーンのこと(シレンともいう)。
上半身が人間の女性で、下半身が鳥または魚なんだ。
美しい歌声で海を航行している人を惑わして遭難させると言われているよ。

「帰れソレントへ」まとめ

まとめ
  • 曲の種類は「カンツォーネ」
  • 作詞者はジャンバッティスタ・デ・クルティス
  • 作曲者はエルネスト・デ・クルティス
  • 拍子は4分の3拍子
  • 調はハ短調とハ長調(主音はハ)
  • 速度はModerato(中ぐらいの速さで)
  • 作曲された年は1902年
  • 恋人にソレントへ戻ってきてほしい男性の恋心を表現している
  • ベルカントとは、イタリア語で美しい歌唱という意味の発声法
  • 同主調とは、同じ音を主音とする長調と短調のこと。
  • 転調とは、曲の途中で調が変わること。
  • 「ハ短調→ハ長調→ハ短調→ハ長調→ハ短調」と転調する
  • 歌うときの強さがp→mf→fというように変化していく
  • カンツォーネには、他に「フニクリ・フニクラ」「オー・ソレ・ミオ」「サンタ・ルチア」などの曲がある

「帰れソレントへ」のテスト練習問題のページもあるので、ぜひチャレンジしてね!

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