中学2年国語

「モアイは語る」あらすじと要点・ポイントを解説!【テスト対策】中学2年国語

語っているモアイ像と、話を聞く安田喜憲さんと男の子のイラスト

中学2年国語で学ぶ「モアイは語る」について、あらすじとテストで必要になるポイントを解説するよ。

中学2年国語
「モアイは語る」

目次【本記事の内容】

テスト対策練習問題のページもあるので、力試しにチャレンジしてみてね。

男の子と熊が勉強しているイラスト
中学2年国語テスト対策問題「モアイは語る」テストで出る問題を確認しよう!中学2年国語「モアイは語る」のテストに良く出る問題をまとめています。 クリックすると答えが表示されるので、実力試しや練習にピッタリです...

「モアイは語る」
あらすじ

モアイとはイースター島にある人間の顔をった巨大な石像だ。

いったい誰が作り、どうやって運んだのか。
そして突然作られなくなったのはなぜか。モアイを作った文明はどうなったのか。

化石人骨かせきじんこつ栽培作物さいばいさくもつの分析から、モアイを作ったのは5世紀頃やってきたポリネシア人であることが判明した。

十一世紀頃、モアイの製造が始まる。同じ頃、島の人口が急増したこともわかった。

柔らかい凝灰岩ぎょうかいがん露出ろしゅつしていた石切いしきり場でモアイは作られた。

モアイを海岸へ運ぶには、木のころが不可欠ふかけつだ。
イースター島には木材は存在したのか?

私たちの研究により、イースター島はかつてヤシの森におおわれていたことが分かった。
しかしまた、人口が増加する中で森は破壊されていった事実も浮かび上がった。

やがて森が消滅すると、モアイを運ぶこともできなくなり、表層土壌ひょうそうどじょうは雨で流失りゅうしつした。栽培や漁も困難になり、イースター島は食糧危機しょくりょうききにおちいる。

部族間抗争ぶぞくかんこうそう頻発ひんぱつし、イースター島の文明は十七世紀後半から18世紀前半に崩壊ほうかいしたと推定すいていされる。

私たちにも無縁むえんなことではない。森林は、文明を守る生命線だ。

現代、地球始まって以来の異常な人口爆発じんこうばくはつの中、有限ゆうげんである食料や資源の不足がいずれ恒常化こうじょうかする危険性は大きい。

私たちは、今あるこの有限の資材をできるだけ効率よく、長期にわたって利用する方策を考えなければならない。

テスト対策ポイント①
構成を確認しよう!

序論・本編・結論に分かれている

「モアイは語る」は、「モアイが作られていたイースター島で何があったか」を研究した結果、分かった事実と、それによって考えられる「今現代の僕たちがとるべき行動は何か」という、筆者の考えを説明した「説明文」だね。

説明文は、読む人が内容を理解しやすいように構成を工夫して書かれていることが多いよ。
「モアイは語る」も、内容は

①序論
②本論
③結論

というように、大きく3つに分けることができるよ。

序論

序論が書かれている段落は?:段落1〜2
序論の内容は?:「モアイとはどんなものか」「どんな秘密があるのか」という話題を提示している。

「秘密」の内容は大きく4つ
①誰が作ったのか
②どうやって運んだのか
③なぜ作られなくなったのか
④文明はどうなったのか

本論

本論が書かれている段落は?:段落3〜15
本論の内容は?:「秘密」に対して、研究などで分かったこと。

「分かったこと」の内容は大きく4つ。
段落3〜4①モアイを作ったのは誰か
段落5〜10②どのようにして作られ運ばれたのか
段落11〜12③イースター島はどのような状態になったか
段落13〜15④モアイを作った文明はどうなったのか

結論

結論が書かれている段落は?:段落16〜19
結論の内容は?:イースター島の歴史を踏まえて、現代の自分たちはどう行動するべきか?という筆者の考え

序論での問いかけは、
本論のどこで答えられているか?
答えの内容は?を確認しておこう!

序論で書かれた問いかけそれぞれに対して、本論でその答えが書かれているよ。
答えが書かれている部分と、その内容を確認しておこう。

①誰が作ったのか?という問いかけに対して・・

本論の段落3〜4で
「モアイを作ったのは、西方から島伝いにやって来たポリネシアン人」と書かれているよ。

②モアイをどうやって運んだのか?という問いかけに対して・・

本編の段落5〜10で
「人間が移住する前のイースター島が、ヤシの森に覆われていた」「島の人々はヤシの木をころとして使い、完成したモアイを海岸まで運んだのだろう」と書かれているよ。

③どうして作られなくなったのか?という問いかけに対して・・

本論の段落11〜12で
「ヤシの森が消滅していった」「森が消滅した結果、海岸までモアイを運ぶことができなくなった」と書かれているよ。

④文明はどうなったか?という問いかけに対して・・

本論の段落13〜15で
「森が消滅するとともに、豊かな表層土壌が雨によって侵食され、流失してしまった」「イースター島はしだいに食糧危機に直面していくことになった」「イースター島の部族間の抗争も頻発した」「(文明は、)十七世紀後半から十八世紀前半に崩壊したと推定される」と書かれているよ。

テスト対策ポイント②
本論に書かれている大きな4つの話題の内容をしっかり確認しよう!

「モアイは語る」では、本論で書かれている

①誰がモアイを作ったのか
②どうやって運んだのか
③どうして作らなくなったのか(イースター島に何が起きたか)
④文明はどうなったのか

この4つのことに対して、「どんな研究をした」のか「どうしてそういう結論だと言えるのか」が細かく書かれているよ。
この内容を、しっかりと確認しよう。

①誰がモアイを作ったのか?について

誰が作ったのか:「ポリネシア人」

どうして分かったのか?:墓の中の化石人骨の分析、ヒョウタンなどの栽培作物の分析
初期の遺跡から出土した炭化物の測定の結果から、ポリネシア人が来たのは五世紀頃ということも分かった。

②どうやってモアイを運んだのか?について

どうやって運んだのか:「ヤシの木を木のころとして使い、海岸まで運んだ」

どうして分かったのか?:イースター島の火口湖にボーリングをして堆積物を採取し、堆積物の中に含まれている花粉の化石を分析した。
その結果、五世紀頃の土の中から、ヤシの花粉が大量に発見された。

 ③どうしてモアイは突然作られなくなったのか?について
(イースター島に何が起きたのか)

どうして作らなくなったのか?、イースター島になにが起きたのか?:「森が消滅した結果、海岸までモアイを運ぶことができなくなった」

どうして分かったのか?:イースター島の火口湖にボーリングをして堆積物を採取し、堆積物の中に含まれている花粉の化石を分析した結果、ヤシの花粉の量が、七世鬼頃から徐々に減少していき、代わってイネ科やタデ科などの草の花粉と炭片が増えていた。

④イースター島の文明はどうなったのか?

文明はどうなったのか?:十七世紀後半から十八世紀前半に崩壊した

どうしてそう考えられるのか?:森が消滅するとともに、豊かな表層土壌が雨によって侵食されて、流失してしまった。
主食のバナナやタロイモを栽培することが困難となった。
木がなくなったため船を造ることもままならなくなり、たんぱく源の魚を捕ることもできなくなった。
しだいに食料危機に直面して、部族間の抗争も頻発した。

テスト対策ポイント③
島での出来事・筆者の主張を確認しよう!

イースター島で起きた事を整理しよう!

イースター島で起きた出来事

①イースター島はヤシの森に覆われていた

②五世紀頃に西方から島伝いにポリネシア人がやって来た

③人口が増加し、家屋の材料や日々の薪、農耕地を作るためにヤシの森が伐採されて徐々に減少する

④11世紀頃、モアイの製造が始まる。同じ時期、人口が急激に増加する

⑤モアイの運搬用のころや支柱としてヤシの木が使われるようになり、森がいっそう破壊される

⑥森が消滅する

⑦豊かな表層土壌が雨によって侵食され流失する

⑧栽培や漁が困難になり、食糧危機に直面する

⑨部族間の抗争が頻発する

⑩文明が崩壊する

今の地球との共通点は何か理解しよう!

現代の地球では異常な人口爆発が起きている

→④の人口が急激に増加したことに共通している。
イースター島の急激な人口増加は百年に二倍の割合だったのに対して、地球の人口は半世紀も立たないうちに、二倍になっているので、さらに異常な人口爆発である。

資源が有限である

絶海の孤島のイースター島では、他から食料や資源を運んでくることはできない。
地球も、広大な宇宙という漆黒の海にぽっかりと浮かぶ青い生命の島であり、他(地球以外の星)から食料や資源を運んでくることはできない。
なので、森を破壊し尽くしたとき、イースター島と同じように飢餓地獄におちいる。

「モアイは語る」
筆者の主張とは?

「イースター島で起きた出来事をもとに、地球との共通点を考えた結果、人類がこれからするべき行動は何であるか」ということが筆者の主張だよ。

「モアイは語る」筆者の主張

人類が生き延びるためには、今あるこの有限の資源をできるだけ効率よく、長期にわたって利用する方策を考えなければならない

「モアイは語る」
まとめ

まとめ
  • 内容は大きく「序論」「本論」「結論」の3つに分けられる
  • モアイについての問いかけの内容は4つ
    ①誰が作ったのか
    ②どうやって運んだのか
    ③なぜ作られなくなったのか
    ④文明はどうなったのか
  • 筆者の主張は、「人類が生き延びるためには、今あるこの有限の資源をできるだけ効率よく、長期にわたって利用する方策を考えなければならない」ということ
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ここまで学習できたら、テスト練習問題にチャレンジしてみよう!!
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yumineko
2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。 志望校にトップ10位内で合格を果たす。 勉強をみるにあたって感じたのは、教科書の説明には子供には分かりづらい部分が多く、子供にイメージしやすく噛み砕いて説明するのがとても有効だということ。 同じように教科書の内容が分かりづらいと感じている子供たちの ヒントになれば、との思いで「教科書を分かりやすく通訳するサイト」創設。

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