中学音楽「赤とんぼ」について、どんな内容なのか?と、定期テストで出る問題の確認ができるよ!
「赤とんぼ」の基本情報
作詞:三木露風
作曲:山田耕作
拍子:4分の3拍子
調:変ホ長調
速度:♩=58〜63
形式:一部形式
「赤とんぼ」の歌詞
.png)
多くは一部が抜き出されるだけなので、前後の言葉の関係を覚えていれば大丈夫だけれど、「この小節の1番の歌詞をかけ」というように、1番〜4番までの歌詞の区別がついている必要や、ワンフレーズ全て答えなければいけない問題が出ることもあるので注意しよう。
赤とんぼ
1 夕やけ小やけの 赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か
2 山の畑の 桑の実を
小籠に摘んだは まぼろしか
3 十五で姐やは 嫁に行き
お里のたよりも 絶えはてた
4 夕やけ小やけの 赤とんぼ
とまっているよ 竿の先
「赤とんぼ」は、作詞者の三木露風がまだ幼いころに、自分の家に働きに来ていた子守娘におんぶされて赤とんぼを見たときのことを思い出して作ったものだよ。
「赤とんぼ」で重要なポイントはココ!
「赤とんぼ」に登場する言葉の意味
赤とんぼの歌詞には、今ではあまり使わない言葉があるよ。
それぞれがどういう意味か理解しておこう!
「負われて見た」
負われてというのは、「背負われて」ということ。つまり、おんぶされていたということだね。
「姐や」
ねえやといっても、お姉さんのことではないよ。
昔は、あまり裕福ではないおうちの女の子は、よそのおうちに子守のお手伝いとして働きに出ることがあったんだ。
そうやって子守をする女の子のことを、姐やと呼ぶんだ。
「お里のたより」
「お里」というのは、ふるさとのこと。「たより」は手紙のこと。
ここでは、子守をするために働きに出てきた女の子のふるさとのことを言っているんだよ。
作詞をした三木露風の説明によると、
「姐やは大きくなって、里に帰り、しばらく手紙をくれていたが、15歳で嫁に行ってしまったので姐やからの手紙も来なくなった」ということだと考えられるよ(色んな説があるよ)。
「赤とんぼ」で使われている音楽記号について
P
読み方:ピアノ
意味:弱く
mf
読み方:メッツォフォルテ(メゾフォルテ)
意味:少し強く
<
読み方:クレッシェンド
意味:だんだん強く
>
読み方:デクレッシェンド
意味:だんだん弱く
「赤とんぼ」の過去と現在について
「赤とんぼ」は、1番の「夕やけ小やけの赤とんぼ」は今、目の前にいる赤とんぼのことで、その後の「負われて見たのはいつの日か」から3番までは過去の思い出のことが書かれているんだ。
4番になると、また今現在目の前にいる赤とんぼのことが書かれているよ。
.png)
.png)
.png)
「赤とんぼ」の形式について
「赤とんぼ」は、一部形式の曲だね。
一部形式というのは、8小節の大きな曲のまとまりが1つしかないもののこと。
Aメロ・Bメロというとピンとくるかな?
一部形式は、Aメロしかないということだね。
「夕やけ小やけの赤とんぼ」で4小節あって、
「負われて見たのはいつの日か」で4小節。
これで8小節の大きなカタマリになっているよ。
「赤とんぼ」の調について
「赤とんぼ」は、変ホ長調の曲。
変ホ長調というのは、主音(音階の中心となる、第一音のこと)が♭ミということ。
♭ミ ファ ソ ♭ラ ♭シ ド レ ♭ミ という音階になるということだね。
♭は ミとラとシの3つにつくよ。
「赤とんぼ」の拍子について
「赤とんぼ」は4分の3拍子の曲。
これは、1小節の中に「四分音符」が3つ分入る
という意味だね。
「赤とんぼ」の速度記号について
「赤とんぼ」の速度記号は ♩=58〜63。
これは、赤とんぼを演奏(歌う)時は,四分音符が一分間に58個から63個入るようなスピードで演奏(歌う)してね。という意味。
「赤とんぼ」では、定期テストにこんな問題が出る!



問1
問2
問3
問4
問5
問6
問7
問8
問9
問10
中学音楽テスト「赤とんぼ」まとめ
- 作詩は三木露風
- 作曲は山田耕作
- 調は変ホ長調
- 拍子は4分の3拍子
- 演奏速度は♩=58〜63
- 形式は一部形式
- 「負われて」とは、「背負われて」ということ
- 「姐や」とは、「子守娘」のこと
- 「お里の頼り」とは、「故郷からきた手紙」のこと
- 1番の赤とんぼを見た後から、幼い頃の思い出について書かれ、4番ではまた今現在みている赤とんぼについて書かれている
- p(ピアノ)とは、「弱く」という意味
- mf(メゾフォルテ)とは、「少し強く」という意味
- <(クレッシェンド)とは、「だんだん強く」という意味
- >(デクレッシェンド)とは、「だんだん弱く」という意味
音楽の楽典テスト対策もして、高得点を狙おう!
コメント